BLACK SABBATH - OFFENBACH 1983(2CDR) [Shades 2005]

BLACK SABBATH - OFFENBACH 1983(2CDR) [Shades 2005]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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Stadthalle, Offenbach, Germany 18th September 1983 TRULY AMAZING SOUND (UPGRADE)

 ロック史に異形の魅力を刻みつつ、泡沫に終わった幻のユニット「イアン・ギラン+BLACK SABBATH」。その現場を伝える新名盤が2タイトル同時リリース決定です!
 本作は2連作の第一弾。「1983年9月18日オッフェンバッハ公演」のクリア・オーディエンス録音です。かつては秘境だった“BORN AGAIN Tour”も現在ではリサーチが進み、当店の3大サウンドボード『READING ROCK '83(Zodiac 605)』『DEFINITIVE PARIS 1983(Zodiac 601)』『CAPTURED LIVE 1983(Zodiac 489)』を筆頭に、かなり解明されてきました。そんな中で本作のポジションはいかなるものなのか。当店コレクションを整理しつつ、当時の活動概要を振り返ってみましょう。

●1983年
《8月7日『BORN AGAIN』発売》
・8月18日ー28日:欧州#1(7公演)←※READING ROCK '83
・9月13日ー10月3日:欧州#2(15公演)←★ココ★
・10月17日ー11月30日:北米#1(32公演)←※CAPTURED LIVE 1983
●1984年
・1月25日ー3月4日:北米#2(25公演)
《4月27日:DEEP PURPLE再結成》

 これがイアン・ギラン時代の全体像。各地から名録音が残されていますが、その中でも今週の2連作は両方とも「欧州#2」の記録です。ここは公演数の割りに名録音を多く輩出してもいる。さらに日程をフォーカスしてみましょう。

●欧州#2の詳細
・9月13日:バルセロナ公演
*9月14日『GILLAN IS A ROCK 'N' ROLL DOCTOR(マドリード)』
・9月15日ー15日(3公演)
*9月18日:オッフェンバッハ公演 ←★本作★
・9月19日ー25日(5公演)
*9月27日『GERMANY 1983(ノインキルヒェン)』
*9月28日『GERMANY 1983(ベーブリンゲン)』
*9月30日『DEFINITIVE PARIS 1983(SBD)』
・10月1日:ブリュッセル公演
*10月2日『ZWOLLE 1983』
・10月3日:ナイメーヘン公演

 本作のオッフェンバッハ公演は6公演目。ドイツと言えば大作『GERMANY 1983: THE LAST 2 DAYS(Shades 1803)』も記憶に新しいところですが、本作はその約10日前でもありました。
 このショウは古くから録音が知られ、いにしえの『FEIGN DEATH SABBATH』が有名でした。本作も同じ伝統録音ではありつつ、近年になって発掘された若ジェネ・マスター。「Holy84」なる人物が所有していた2ndジェネDATからデジタル化されているのです。
 ただし、この「Holy84」氏は表記にクセがあり、デジタル・クローンも世代カウントしてしまう(通常ダビング劣化の発生しないクローンはカウントしません)。そのため、実際には2ndジェネよりも若い「1stジェネ」か「大元マスター」と思われるのです。実際、そのサウンドは非常に瑞々しい。生々しい熱狂も吸い込んだオーディエンスらしいタイプではあるのですが、空気感が透き通っていてディテールまで鮮明。ド密着ではないものの、リフの機微や歌詞の一語までくっきり伝わる。ダビングによる歪みやゴワゴワ感のないレーザー光線のような鮮やかさなのです。
 しかも、本作は完全版でもある。この録音は「Disturbing The Priest/Iron Man」間にテープ・チェンジのカットがあるのですが、本作では別録音で補填。約88分のフルショウをシームレスに完全収録しているのです。それでは、そのフルセットもここで整理しておきましょう。

●悪魔の落とし子(5曲)
・Hot Line/Born Again(★★)/Disturbing The Priest/Zero The Hero(★)/Digital Bitch
●クラシックス(8曲)
・オジー時代:Children Of The Grave/War Pigs/Supernaut/Rock 'n' Roll Doctor/Iron Man/Black Sabbath/Paranoid
・DEEP PURPLE:Smoke On The Water
※注:「★」印はサウンドボード・アルバム『DEFINITIVE PARIS 1983』で聴けなかった曲。特に「★★」印はサウンドボードが存在しない曲。

……と、このようになっています。ポイントなのは、やはり「Born Again」。サウンドボードの存在しないレア曲でもありますが、時期によって変わっていくセットの要でもある。この「欧州#2」は「Born Again」が落ちて「Heaven And Hell」へ入れ替わる転換期として知られており、本作ではまだ「Born Again」を演奏している。この後『GERMANY 1983』では両方演奏し、同時リリースの『ZWOLLE 1983(Shades 2006)』で「Heaven And Hell」だけになる。本作自体が優れたライヴアルバムでもありますが、周辺作とも合わせることでギラン時代の変遷も味わえるのです。また、この日は熱い声援が飛び、手拍子が広がる会場ムードも非常に良い。全編で非常にウケているのですが、ハイライトの「Paranoid」ではギランのスクリームと観客の「Oh Year!」とカブっていてノリノリです。
 伝統の名録音が若ジェネ・マスターで格段にアップグレードした新名盤です。ギラン時代BLACK SABBATHは奇跡のコレボレーションを実現しながら、アルバム1枚と1回のツアーだけで消えてしまった幻。だからこそ、その短い歩みの中の進化が気になるのです。本作は、その要でもある「欧州#2」コレクションを一層充実させてくれる銘品。どうぞ、存分にご体験ください。

★「1983年9月18日オッフェンバッハ公演」の絶品オーディエンス録音。近年発掘された若ジェネ(1stジェネか大元)マスターで、空気感が透き通っていてディテールまで鮮明。ダビングによる歪みやゴワゴワ感のないレーザー光線のような鮮やかさで、リフの機微や歌詞の一語までくっきり伝わる。テープ・チェンジで欠けていた「Disturbing The Priest/Iron Man」の曲間も別録音で補完された完全版で、SBDが存在しないレア曲「Born Again」も美味しいフルショウを楽しめます。

Disc 1 (42:25)
1. Supertzar 
2. Children Of The Grave
3. Hot Line
4. War Pigs
5. Born Again
6. Supernaut
7. Drums Solo
8. Rock 'n' Roll Doctor
9. Disturbing The Priest 

Disc 2 (43:37)
1. Iron Man 
2. The Dark/Zero The Hero
3. Guitar Solo
4. Digital Bitch
5. Black Sabbath 
6. Smoke On The Water
7. Paranoid/Heaven And Hell(reprise) 

Ian Gillan - Vocals
Tony Iommi - Guitar
Geezer Butler - Bass
Bev Bevan - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards