CREAM - MADISON SQUARE GARDEN 1968: COMPLETE MATRIX(2CD) [Beano-280]

CREAM - MADISON SQUARE GARDEN 1968: COMPLETE MATRIX(2CD) [Beano-280]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Madison Square Garden, New York, NY, USA 2nd November 1967 TRULY PERFECT SOUND

【ロックを変革した伝説のバンド、クリームのフェアウェルツアー、MSG公演の最良マスター登場!】

 今回、クラプトン音源ではお馴染みの、イギリス在住の重鎮テーパーから届けられたのは、クリーム最後のツアーとなった「フェアウェル全米ツアー」から、68年11月2日、ニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデン公演のオーディエンスソースのマトリクスミックス最長マスターでした!過去に本公演の音源は3種類のオーディエンスソースがリリースされていましたが、今回重鎮テーパーが入手し、本マスターの基本となったのは、過去最高音質かつこれまでのマスターには未収録だったSitting on Top of the Worldが収録されたコンプリートバージョンです。さらに重鎮テーパー自ら過去の3種の音源をすべて検証し、コンプリートマスターで欠損していた箇所を過去最良マスターから補填し、複数のマスターをマトリクスミックスすることで音像をクリアかつ豊かにし、臨場感を増大させるという作業を行ない、過去最長兼最良のオーディエンス録音マスターを制作したものを提供してくれたのです。従って、複数のオーディエンスソースをマトリクスミックスしたこの日の最長版、最良版は本作ということになります。どうぞご期待ください。
 クリームのフェアウェル全米ツアー音源と言えば、サウンドボードソースも複数発掘され、オフィシャルでもリリースされていますが、オーディエンス録音で比較的音質の良好なものと言えば、10月25日のダラス公演くらいしかありませんでした。しかしそれも録音トラブルを含むマスターであったことから、ツアーラストから3公演目という最終行程の彼らの姿を完璧に、また良好な音質で捉えたものとしては、本作は非常に貴重なドキュメンタリーと言えます。 
 
【全米制覇を達成したクリームの、有終の美を飾るドキュメント!】

 ここで、68年のクリーム(エリック・クラプトン)の活動状況を振り返っておきましょう。

・1968年1月5日〜2月10日:オランダでのテレビ出演、スポットの北欧公演を含むイギリス国内ツアー
・1968年2月23日〜6月18日:第2回アメリカン・ツアー 
・1968年8月10日:「ナショナル・ジャズ&ブルース・フェスティバル」に出演したジンジャー・ベイカーのステージに飛入り(クラプトン)
・1968年10月2日〜11月4日:フェアウェル全米ツアー ←★ココ★
・ 1968年11月18日&12月2日〜6日:ロンドンのIBCスタジオにて、ラストアルバム「Goodbye」に収録する3曲のレコーディングを行なう(Badgeにはジョージ・ハリスンが参加)
・1968年11月26日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールにて解散コンサートを行なう
・1968年12月10日、11日:ロンドン、ウェンブレーのインターテル・スタジオにて収録されたローリング・ストーンズの「ロックンロール・サーカス」に出演(クラプトン)

 これをご覧いただくと、まさにツアーに明け暮れた一年だったことがお判りいただけるでしょう。それは結成当初から続いた過酷なスケジュールで、それにより疲弊した三人の中に忍び込んできたドラッグ禍が加わり、メンバー間の関係は最悪な状態に陥っていました(楽屋では一言も口を利かず、ツアー中の公演地では三人が別々のホテルに泊まるというレベルにまで達していました)。そして 第2回アメリカン・ツアーの終了後、三人はクリームの解散を宣言しました。僅か2年の活動期間でした。「ドル箱」だったアーティストを失うことに未練たっぷりだったマネージメントサイドが突きつけた条件は、「さよならツアー」と称してもう一度全米をツアーして稼がせてくれるなら解散を認めようということでした。そのために実施されたのが、この フェアウェル全米ツアーだったのです。「これが終われば解散して自由になれる」。クラプトン以下三人が開き直りつつ、もう一度気合を入れ直して臨んだツアーでした。ゴールが見えていたこの段階においては、クリームとしての到達点を全米のファンに見せつけて終わろうじゃないか、という気概が三人にはありました。従って、本作で聴かれるパフォーマンスは、オフィシャルボックスに収められた公演と同様のハイテンションなものです。テーマリフや曲の構成は同じであっても、ソロやインプロヴィゼーションはすべてアドリブだったクリームですから、本作で聴かれるのは、唯一無二のパフォーマンスです。しかもステージ中盤で、彼らのマネージャーだったロバートスティッグッドによるMCとアトランティック・レコードの社長アーメット・アーティガンによる、「WHEELS OF FIRE」が全米で200万ドルの売上を達成したことでのプラチナディスクの授与セレモニーを含んでいるという、レアな日の公演ですので、コレクトしていただく価値のある作品だと断言できます。

【クリームのベストと言える、ヒット曲満載の魅力的なセットリスト】

 当時、アルバム「DISRAELI GEARS」からはSunshine of Your Loveが全米シングルチャート5位を記録する大ヒットとなり、一気に全米での人気を獲得しました。さらに「WHEELS OF FIRE」からシングルカットされたWhite Roomも全米6位にチャートインし、またアルバムに収録されたライブバージョンのCrossroadsが名演の評価をほしいままにして、アルバムも全米アルバムチャートで1位に輝くなど、クリームの絶頂期に実施されたのがこのツアーでしたが、それは同時に解散記念ツアーでもあったというパラドクスが存在していました。それだけにこのツアー用に組まれたセットリストは、両ヒット曲を含みながら、大人気の「WHEELS OF FIRE」の収録曲を網羅した非常に魅力的なものでした。その中でも一際クリームというバンドの最高到達点を呈示したのは、デビューアルバム収録のI'm So Gladではなかったでしょうか。3分程度のコンパクトなスタジオバージョンに比べると、ジンジャーのドラミングの手数は倍以上に増え、ジャックのベースも歪んだトーンで攻撃的に吼え捲る、そこにクラプトンの流れるようでアグレッシヴな超絶ロングソロが炸裂します。そして長時間のインプロの果てには、恐らくアイコンタクトにてテーマに帰結していくこのパフォーマンス。同じ構成で展開されるSpoonfulやコンパクトながら冴え渡るプレイの集結したCrossroadsとともに、スタジオとは異なるクリームの別の顔を見せつけて彼らは散っていきました。繰り返しますが、このニューヨークMSGでのパフォーマンスは、彼らのアドリブ性から考えても唯一無二のものです。本作でしか聴けないクリームの壮絶なパフォーマンスを是非お楽しみください。お早めのオーダーをお待ちしております。

この新たなマスターでは、過去にこの音源がリリースされた際には未収録だったSitting on Top of the Worldが収録されて、COMPLETEになったことが何よりも貴重。さらに複数のAUDマスターをマトリクスして最長版かつ最高音質を実現しているのもポイント高いところです。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (38:41)
1. Intro
2. White Room
3. Politician
4. Introductions by Robert Stigwood (Cream's manager) and platinum disc presented by Ahmet Ertegun (the president of Atlantic Records)
5. I'm So Glad
6. Sitting on Top of the World★
7. Sunshine of Your Love
8. Crossroads

Disc:2 (42:00)
1. Train Time
2. Toad
3. Spoonful

Eric Clapton - Guitar / Vocals
Jack Bruce - Bass / Vocals
Ginger Baker - Drums