BOB DYLAN - GRENOBLE 1984: SOUNDBOARD(2CD) [ZION-274]
BOB DYLAN - GRENOBLE 1984: SOUNDBOARD(2CD)
[ZION-274]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Grenoble Alpexpo, Grenoble, France 3rd July 1984 SBD(from Original Masters)
ボブ・ディランの1984年ヨーロッパ・ツアーは今回同時リリースとなるローマ公演あたりから彼とバンドがイイ感じになじみ始め、連日素晴らしい演奏が繰り広げられることになるのですが、過去に出回っていたオーディエンス録音では今一つその素晴らしさが伝わって来なかったのが7月3日のグルノーブル。6月28日のバルセロナや7月1日のパリといった84年ツアー名演の直後だけに演奏が悪いはずもなかった。
もちろん古くからオーディエンス録音がトレーダー間に出回っており、そこで垣間見られた日であるのですが、遂に今回はこの日のPAアウト・サウンドボードを発掘。はっきりいって過去のAudとは比較にならない超絶クリアーサウンドにて、この日のハイテンションな演奏を見事にドキュメントしてくれます。
それほど今回も抜群のクオリティを誇るサウンドボードなのですが、この日はエンジニアの気まぐれか随所でディランの歌声にエコーを加えており、結果としてPAサウンドボードになりがちなドライすぎる質感が緩和され、音に広がりが生まれています。本当にこのエコーはエンジニアの気まぐれだったようで、ライブ前半ではエコーが途切れるところもあるほど。
そして何と言っても極めて印象的なのがこの日のディラン。「Jokerman」からあっという間にスイッチが入り、そこから後はエンジン全開。PAサウンドボードのいいところは、こうした演者の変化が手に取るように解るところでしょうが、それにしてもここでのディランは本当にハイテンション。先に触れた同日のAudではこれほどまでのキレキレ具合が伝わってこなかっただけに、改めてPAサウンドボードの威力を思い知らされるばかり。さすがはバルセロナやパリの後だけのことはある。
ちなみに84年ツアーもこの頃になるとエンジニアも要領を心得てきたようで、PAアウトのカセット・チェンジをグレッグ・サットンの「I've Got To Use My Imagination」の合間で行うようになり(笑)ディラン・パートは完全収録されるようになってきました。これは大好評発売中の『MADRID 1984 SOUNDBOARD』でも実証済み。そこで今回も同曲のパートをAudにて補完して完全収録を実現しましたが、このパートを聞くと改めて今回のPAアウトのずば抜けた音質の良さを実感させられるはず。
それにしてもこの日のディランはキレッキレ。これだけ調子のいい波にバンドメンバーが煽られないはずもなく、またバンドメンバーも理不尽ディランのバックに慣れてきたのでしょう(笑)、特にミック・テイラーは気持ちイイくらいに弾きまくっている。ライブ前半の「All Along The Watchtower」や「I And I」からしてテイラー節が炸裂していますし、後半へと差しかかる「Masters Of War」でも彼のフレーズが冴え渡る。
そうした攻撃的なアレンジの曲でのディランやテイラーの切れっぷりだけでなく、「Simple Twist Of Fate」のような曲でも演奏の力強さが際立っており、やはり名演バルセロナやパリの後だけのことはある。さらに特筆すべきはゴスペル時代の忘れ形見「When You Gonna Wake Up」84年バージョンのカッコよさ。ゴスペル期にあった小気味よいまとまりと違い、いかにも84年ツアーらしい粗削りなロック感が魅力的。ここでもまたテイラーが頑張って激しいソロを弾いている場面も聞き逃せません。
そしてこの日のキレッキレなディランの極めつけは「Every Grain Of Sand」。ここで間奏が始まるとテイラーがソロを弾き始める一方、ディランがピアノへと移って文字通りとち狂ったかの如く鍵盤を連打(ちなみにマクレガンはオルガンを担当)。これもまたこの日のディランの絶好調ぶりを如実に表すハプニングであったと同時に、過去のAudでは今一つ伝わりづらかっただけに、このやかましいほどの連打にはびっくり。
こうして今回の音質抜群のPAサウンドボードで改めて明らかになったグルノーブルでのハイテンションなディラン。これを聞いてしまうとオフィシャル『REAL LIVE』の演奏が大人しくて収録時間的にも物足りなくなってしまうほど。そんな煮えたぎった日のアンコールに相応しく、パリに続いて「The Times They Are A-Changin'」ではディランと古い付き合いのフランス人ユーグ・オーフレイが登場してボーカルを分け合います。そんな充実の一日が「Senor」で締めくくられるという変わった終わり方も面白い。84年ツアー7月の中でも文字通り知られざる名演たるグルノーブルが最高のサウンドボードで明らかに!
Disc:1 (65:23)
1. Intro.
2. Highway 61 Revisited
3. Jokerman
4. All Along The Watchtower
5. Just Like A Woman
6. Maggie's Farm
7. I And I
8. License To Kill
9. Greg Sutton: I've Got To Use My Imagination
10. A Hard Rain's A-Gonna Fall
11. Tangled Up In Blue
12. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)
Disc:2 (71:04)
1. Simple Twist Of Fate
2. Masters Of War
3. Ballad Of A Thin Man
4. When You Gonna Wake Up
5. Every Grain Of Sand★ディランの強烈なピアノプレイ
6. Like A Rolling Stone
7. Mr. Tambourine Man
8. Girl From The North Country
9. The Times They Are A-Changin' * **
10. Knockin' On Heaven's Door *
11. Leopard-Skin Pill-Box Hat *
12. Senor (Tales Of Yankee Power) *
Bob Dylan - vocal & guitar
Mick Taylor - guitar
Ian McLagan - keyboards
Greg Sutton - bass
Colin Allen - drums
Carlos Santana - guitar *
Hughes Aufray - vocal & guitar **
SOUNDBOARD RECORDING
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Grenoble Alpexpo, Grenoble, France 3rd July 1984 SBD(from Original Masters)
ボブ・ディランの1984年ヨーロッパ・ツアーは今回同時リリースとなるローマ公演あたりから彼とバンドがイイ感じになじみ始め、連日素晴らしい演奏が繰り広げられることになるのですが、過去に出回っていたオーディエンス録音では今一つその素晴らしさが伝わって来なかったのが7月3日のグルノーブル。6月28日のバルセロナや7月1日のパリといった84年ツアー名演の直後だけに演奏が悪いはずもなかった。
もちろん古くからオーディエンス録音がトレーダー間に出回っており、そこで垣間見られた日であるのですが、遂に今回はこの日のPAアウト・サウンドボードを発掘。はっきりいって過去のAudとは比較にならない超絶クリアーサウンドにて、この日のハイテンションな演奏を見事にドキュメントしてくれます。
それほど今回も抜群のクオリティを誇るサウンドボードなのですが、この日はエンジニアの気まぐれか随所でディランの歌声にエコーを加えており、結果としてPAサウンドボードになりがちなドライすぎる質感が緩和され、音に広がりが生まれています。本当にこのエコーはエンジニアの気まぐれだったようで、ライブ前半ではエコーが途切れるところもあるほど。
そして何と言っても極めて印象的なのがこの日のディラン。「Jokerman」からあっという間にスイッチが入り、そこから後はエンジン全開。PAサウンドボードのいいところは、こうした演者の変化が手に取るように解るところでしょうが、それにしてもここでのディランは本当にハイテンション。先に触れた同日のAudではこれほどまでのキレキレ具合が伝わってこなかっただけに、改めてPAサウンドボードの威力を思い知らされるばかり。さすがはバルセロナやパリの後だけのことはある。
ちなみに84年ツアーもこの頃になるとエンジニアも要領を心得てきたようで、PAアウトのカセット・チェンジをグレッグ・サットンの「I've Got To Use My Imagination」の合間で行うようになり(笑)ディラン・パートは完全収録されるようになってきました。これは大好評発売中の『MADRID 1984 SOUNDBOARD』でも実証済み。そこで今回も同曲のパートをAudにて補完して完全収録を実現しましたが、このパートを聞くと改めて今回のPAアウトのずば抜けた音質の良さを実感させられるはず。
それにしてもこの日のディランはキレッキレ。これだけ調子のいい波にバンドメンバーが煽られないはずもなく、またバンドメンバーも理不尽ディランのバックに慣れてきたのでしょう(笑)、特にミック・テイラーは気持ちイイくらいに弾きまくっている。ライブ前半の「All Along The Watchtower」や「I And I」からしてテイラー節が炸裂していますし、後半へと差しかかる「Masters Of War」でも彼のフレーズが冴え渡る。
そうした攻撃的なアレンジの曲でのディランやテイラーの切れっぷりだけでなく、「Simple Twist Of Fate」のような曲でも演奏の力強さが際立っており、やはり名演バルセロナやパリの後だけのことはある。さらに特筆すべきはゴスペル時代の忘れ形見「When You Gonna Wake Up」84年バージョンのカッコよさ。ゴスペル期にあった小気味よいまとまりと違い、いかにも84年ツアーらしい粗削りなロック感が魅力的。ここでもまたテイラーが頑張って激しいソロを弾いている場面も聞き逃せません。
そしてこの日のキレッキレなディランの極めつけは「Every Grain Of Sand」。ここで間奏が始まるとテイラーがソロを弾き始める一方、ディランがピアノへと移って文字通りとち狂ったかの如く鍵盤を連打(ちなみにマクレガンはオルガンを担当)。これもまたこの日のディランの絶好調ぶりを如実に表すハプニングであったと同時に、過去のAudでは今一つ伝わりづらかっただけに、このやかましいほどの連打にはびっくり。
こうして今回の音質抜群のPAサウンドボードで改めて明らかになったグルノーブルでのハイテンションなディラン。これを聞いてしまうとオフィシャル『REAL LIVE』の演奏が大人しくて収録時間的にも物足りなくなってしまうほど。そんな煮えたぎった日のアンコールに相応しく、パリに続いて「The Times They Are A-Changin'」ではディランと古い付き合いのフランス人ユーグ・オーフレイが登場してボーカルを分け合います。そんな充実の一日が「Senor」で締めくくられるという変わった終わり方も面白い。84年ツアー7月の中でも文字通り知られざる名演たるグルノーブルが最高のサウンドボードで明らかに!
Disc:1 (65:23)
1. Intro.
2. Highway 61 Revisited
3. Jokerman
4. All Along The Watchtower
5. Just Like A Woman
6. Maggie's Farm
7. I And I
8. License To Kill
9. Greg Sutton: I've Got To Use My Imagination
10. A Hard Rain's A-Gonna Fall
11. Tangled Up In Blue
12. It's Alright, Ma (I'm Only Bleeding)
Disc:2 (71:04)
1. Simple Twist Of Fate
2. Masters Of War
3. Ballad Of A Thin Man
4. When You Gonna Wake Up
5. Every Grain Of Sand★ディランの強烈なピアノプレイ
6. Like A Rolling Stone
7. Mr. Tambourine Man
8. Girl From The North Country
9. The Times They Are A-Changin' * **
10. Knockin' On Heaven's Door *
11. Leopard-Skin Pill-Box Hat *
12. Senor (Tales Of Yankee Power) *
Bob Dylan - vocal & guitar
Mick Taylor - guitar
Ian McLagan - keyboards
Greg Sutton - bass
Colin Allen - drums
Carlos Santana - guitar *
Hughes Aufray - vocal & guitar **
SOUNDBOARD RECORDING