ELTON JOHN - L.A. FORUM 1980 MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 2112]

ELTON JOHN - L.A. FORUM 1980 MIKE MILLARD MASTER TAPES(2CDR) [Uxbridge 2112]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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The Forum, Inglewood, CA, USA 7th November 1980 TRULY AMAZING SOUND

 絶対名手マイク・ミラード最後のエルトン録音が登場。大名盤『ANAHEIM 1980』の続編とも言うべき大元マスター起こしが緊急リリース決定です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1980年11月7日イングルウッド公演」。その端麗オーディエンス録音です。当時のエルトンと言えば、公式作品『IN CENTRAL PARK 1980』が象徴ですし、すでにミラードの名作『ANAHEIM 1980(Uxbridge 1569)』でもお馴染み。まずは当時のスケジュールを振り返り、それぞれの位置関係を確認してみましょう。

《5月13日『21 at 33』発売》
《6月『THE FOX』完成》
・9月4日ー11月9日:北米(43公演) ←★ココ★
・11月14日ー16日:ホノルル(3公演)
・11月22日ー12月22日:オセアニア(16公演)

 これが1980年のエルトン・ジョン。ざっくり「米国→豪州」という流れでして、上記の象徴作品はいずれも「北米」レッグでのものでした。さらに日程をフォーカスしてみましょう。

●「北米」レッグの詳細
・9月4日ー12日(8公演)
*9月13日:公式『IN CENTRAL PARK 1980』
・9月16日ー10月20日(23公演)
*10月21日『SEATTLE 1980』
・10月24日ー11月1日(5公演)
*11月2日『ANAHEIM 1980』
・11月6日:ロサンゼルス公演
*11月7日:ロサンゼルス公演 ←★本作★
・11月8日:ロサンゼルス公演
・11月9日:ロサンゼルス公演

……と、このようになっています。「北米」レッグのハイライトはロサンゼルス“The Forum”での4日連続公演で、本作はその2日前。名作『ANAHEIM 1980』の2公演後でもありました。
 そんなショウを記録した本作は、絶対名手最後のエルトン録音。ミラードは1アーティストを何度も録音することは希だったのですが、もちろんエルトンは例外。彼の人生で6回録音に臨んでおり、1980年だけでも2回。それが『ANAHEIM 1980』と本作なわけです。
 ただし、本作は「弘法も筆の誤り」とも言われている。「ミラード+“The Forum”」と来れば、ハズれようのない必勝の方程式に思えるのですが、どういうわけかこの日はスウィート・ポジションではなかった。普段よりやや遠くの席から録音することになり、そのせいで集中力が途切れたのかアンコールも録音漏れとなったのです。
 もちろん、それは歴史的名作を連発した「ミラード+”The Forum”」基準での話。実際、今回発掘された大元マスターから流れ出したのは、あの素晴らしき『ANAHEIM 1980』も彷彿とさせる絶品サウンド。「距離感ゼロ」とは言えませんが、それが欠点ではなく効果的でもある。骨太な芯は抜群の突進力で空気感を食い破り、ホール鳴りも端正なためにメロディの降り注ぎ感が増し、肉厚なダイナミズムを宿らせている。さすがは絶対名手と言いますか、本領発揮のポジションではなくても、その旨みをしっかりと活かしているのです。
 そして、サウンドだけでなく録音内容も『ANAHEIM 1980』とはちょっと違う。前述のようにアンコールが未録音なのですが、単純に短いというわけではない。その辺をご説明するためにも、ここで『ANAHEIM 1980』と比較しながら収録内容を整理しておきましょう。

●黄昏のレンガ路(6曲)
・Funeral For A Friend/Love Lies Bleeding/Goodbye Yellow Brick Road/All The Girls Love Alice/Saturday Night's Alright For Fighting/Harmony/Bennie And The Jets
●他アルバム曲(13曲)
・蒼い肖像:Sorry Seems To Be The Hardest Word/Bite Your Lip (Get Up And Dance)(★)
・その他:Tiny Dancer/Rocket Man (I Think It's Going To Be A Long, Long Time)/Philadelphia Freedom/Little Jeannie/Ego/Have Mercy On The Criminal/Someone Saved My Life Tonight/Your Song(★)
・カバー他:Saturday Night/All I Want Is You/Imagine
※注:「★」印はミラードの姉妹作『ANAHEIM 1980』で聴けなかった曲。

 ポイントなのは、本編ラストの「Your Song」と「Bite Your Lip (Get Up And Dance)」。実のところ『ANAHEIM 1980』ではここでテープチェンジ。「Your Song」が丸ごと録音されず、「Bite Your Lip (Get Up And Dance)」も前半が欠けていたのです。ミラードは『ANAHEIM 1980』を補填したかったのか、あるいはリベンジか、今度こそこの2曲をしっかりと記録しているのです。
 「ミラードの最高傑作候補!」とは行きませんでしたが、それでも他の録音家には出来ない端正サウンドで『21 at 33』時代を捉えた銘品です。あくまで代表作は『ANAHEIM 1980』ではあるものの、そこで欠けてしまった「Your Song」「Bite Your Lip (Get Up And Dance)」も楽しめる姉妹作。どうぞ、新発掘の大元マスター・サウンドで存分にご堪能ください。

★「1980年11月7日イングルウッド公演」の端麗オーディエンス録音。絶対名手マイク・ミラードの大元マスターから起こされた銘品です。ミラード作品にしては距離感も否めませんが、骨太な芯は抜群の突進力で空気感を食い破り、ホール鳴りも端正なためにメロディの降り注ぎ感が増し、肉厚なダイナミズムを宿らせている。名作『ANAHEIM 1980』ではテープチェンジで欠けていた「Your Song」「Bite Your Lip (Get Up And Dance)」も楽しめます。


Disc 1(57:18)
1. Funeral For A Friend
2. Love Lies Bleeding
3. Tiny Dancer
4. Goodbye Yellow Brick Road
5. All The Girls Love Alice
6. Rocket Man
7. Philadelphia Freedom
8. Sorry Seems To Be The Hardest Word
9. Band Introduction
10. Saturday Night
11. All I Want Is You

Disc 2(68:28)
1. Saturday Night's Alright For Fighting
2. Harmony
3. Little Jeannie
4. Bennie And The Jets
5. Imagine
6. Ego
7. Have Mercy On The Criminal
8. Someone Saved My Life Tonight
9. Your Song
10. Bite Your Lip (Get Up And Dance!)

Elton John - piano, vocals
James Newton Howard - keyboards
Richie Zito - guitars
Tim Renwick - guitars
Dee Murray - bass
Nigel Olsson - drums, vocals