ERIC CLAPTON - BIRMINGHAM 1985 MASTER TAPES(4CD) [Beano-273]

ERIC CLAPTON - BIRMINGHAM 1985 MASTER TAPES(4CD) [Beano-273]

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商品詳細

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National Exhibition Centre, Birmingham, UK 1st & 2nd March 1985 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)*UPGRADE

【1985年ツアー最初期の極上ステレオ・オーディエンス音源がマスタークオリティで再登場!】

 今週は、エリック・クラプトン音源では有名なイギリス在住の重鎮テーパーからのマスターを続々リリース致します。本作はかつて記念すべきBeanoレーベルの第一作としてリリースされた名作「TOUCH OF CLASS」(Beano-001)を、重鎮テーパーにお願いして大元マスターのデジタルコピーを入手、一切音質劣化のないクオリティで再リリースするものです。内容は、今週同時リリースの最終リハーサルを受けて臨んだワールドツアーの2番目の公演地、イギリス、バーミンガムでの初日と2日目を極上のステレオ・オーディエンス録音で完全収録したものです。この年じゅうを費やしたワールドツアーの最初期の公演ということで、是非注目いただきたい内容となっています。音質は、何度も「極上」と申し上げているように、非の打ちどころのない素晴らしいオーディエンス録音です。「TOUCH OF CLASS」と聴き比べてみましたが、「TOUCH OF CLASS」も非の打ちどころのない音質だったにもかかわらず、本作は「TOUCH OF CLASS」に存在しなかったはずの「ヴェール」を一枚剥いだかのような超クリアな音質に変貌していました。DATもない当時に、どうしてここまでのレベルでの録音が可能だったのか、信じられないような、クリアでサウンドバランスも申し分のない音質なのです。オフィシャルサウンドボードだと言っても通用するようなレベルです。この極上音質で聴ける2日間のコンサートの完全版。リハーサルでの自信そのままに臨んだ公演でしたが、リハーサルした内容とは若干変更しているところも聴きものとなっています。

【ワールドツアー最初期のベストパフォーマンスを捉えた歴史的名演!】

 それではここでこの年におけるこの公演の意味合いを時系列で明らかにしておきましょう。

・1985年2月:ロンドンのブリクストン・アカデミーにてワールドツアーに向けたリハーサル・・同時リリースの「UK Tour Rehearsals 1985: ENGINEER TAPES」
・1985年2月27日〜3月15日:イギリスを含むヨーロッパ・ツアー ←★ココ★
この間、≪1985年3月1日:アルバム「BEHIND THE SUN」リリース≫
・1985年4月9日〜5月3日:全米ツアー、ファースト・レッグ  
・1985年5月8日:米音楽ライブ番組 Late Night With David Letterman 出演
・1985年6月21日〜7月27日:全米ツアー、セカンド・レッグ 
・1985年10月5日〜10月11日:6度目のジャパン・ツアー
・1985年10月14日〜11月6日:アラスカ、ロンドンを巡った後に短期ヨーロッパ・ツアー
・198512月3日〜23日:一応オフ、しかしこの間、バディ・ガイ&ジュニア・ウェルズ、スティング、ゲイリー・ブルッカー、ダイアー・ストレイツらのコンサートに飛入りし、ステージに立つ

 この日は、最初の公演地であったエジンバラに続く2番目の公演地でした。前年にレコーディングが完了したアルバム「BEHIND THE SUN」がまさにこの日にリリースされたことを受け、このアルバムのプロモーションのために自信満々で臨んだステージだったのです。クラプトンには何の不安もなかったでしょう。アルコール中毒をほぼ克服し、ルックスもとても精悍になっていました。彼はまた新しい自分を見せられることに喜びを感じていたに違いありません。それはセットリストに現われていました。意欲作「BEHIND THE SUN」からはSame Old Blues、Tangled In Love、Just Like a Prisoner、Behind The Sun、Knock On Woodと5曲ものナンバーがセットインしていました。6月以降のアメリカンツアー・セカンド・レッグでは、それが4曲に後退してしまいますので、いかにこのヨーロッパツアー・ファースト・レッグでクラプトンが新作からのナンバーを聴かせたかったかが窺い知れるというものです。両日ともSame Old Bluesをはじめ全編でクラプトンの凄まじいプレイが際立っています。初日のSame Old Bluesの前にはクラプトンが「change the guitar.(ギターを替えるよ)」と言っています。この後の公演地であるロンドンではレスポールを持った写真も残されていることから、この曲ではレスポールにチェンジしたと思われます。新曲かつ自作のコンテンポラリーブルースなので、特別に気合を入れてファットなトーンがほしかったのでしょうか。その期待どおりに弾き捲っています(この後にはまたブラッキー・ストラトに戻しています)。一方、2日目の同曲はブラッキーでプレイしています(何故でしょう?)。両日のギタートーンの違いを楽しむのも一興です。さらに嬉しいことに、2日間ではセットリストに違いがあり、初日では Just Like a Prisonerをプレイしていますが、2日目ではLay Down Sallyに変わっています。この時代のクラプトンは、連続公演でもセットリストに変化をつけてくれるのが魅力でした。また、Steppin' Outは、バックコーラスとしては初起用のショーン・マーフィーを、Something Is Wrong With My Babyは、78年以来7年ぶりの再起用となったマーシー・レヴィをフィーチャーしています。珍しいのは、この頃女性シンガーのフィーチャリングナンバーではステージから一旦下がることが多かったクラプトンですが、ここではステージに残り、しっかりプレイしていることです。特にSteppin' Outで聴かせるシャープなソロは、ソウルフルなマーフィーのボーカルとともに最大の聴きどころとなっています。Behind the SunとWonderful Tonightはメドレー形式でプレイされており、しかもBehind the Sunにはスタジオバージョンにはなかったクラプトンのロングソロが入るという驚きの展開です。この意外なアイデアには思わず「おっ!」となってしまいます。またBadgeとLet It Rainは、ワールドツアー後半のようにメドレーで演奏されるのではなく、それぞれが独立して完奏されているのも嬉しいところです。キーを転調しながら弾き倒していく長尺のブルースでのプレイも言うことなしの素晴らしさです。さすが、クラプトン。ブルースでは一層燃え上がるんですね。Cocaineでは2日間ともワウを踏んでのクラプトンらしいソロを聴かせていますし、LaylaのソロもFurther On Up the Roadのソロも凄すぎます!Laylaでは、2日間でボーカルラインを変えているのも楽しめます。やはりライブ・アーティスト、エリック・クラプトンのステージはどの日をとっても惹きつけてやみません。

【この時期だけの一流バックメン】

 バックメンには、83年ツアーの流れからスタックスの名ベーシスト、ドナルド・ダック・ダンとタルサ・トップスのジェイミー・オールデイカーという、クラプトンの歴代バンドの中でも最強のリズム・セクションと言っていい二人が在籍していた時期でした。どうぞ、この時期のみクラプトンをサポートした故ドナルド・ダック・ダンの弾むベースプレイと、手数が多く、ダイナミックな故ジェイミー・オールデイカーのドラミングと共に、メンバー紹介でクラプトンを紹介するダック・ダンのユニークなコメントもお楽しみください(クラプトンはダック・ダンとは本当にウマが合ったようで、83年に自身のレーベルを立ち上げた際には「ダック・レコード」と名付けたほどでした)。さらには後に「ギルモア・ピンク・フロイド」をサポートするイギリス古参のギタリスト、ティム・レンウィックのプレイが聴ける唯一のツアーでもあります。まったくミストーンのない手堅い彼のプレイも聴きどころとなっています。彼の個性溢れるプレイはI Shot The SheriffでのオブリガートやBlues Powerのブリッジ部、Something Is Wrong With My Babyでのソロ、Badge、Cocaineのセカンドソロで聴くことができます。元々このアルバムのプロモーションツアーは前年のオセアニアから始まり、その時にはアルバムのパーソネルどおりシンセサイザーで元クオーターマスのピーター・ロビンソンが在籍していたのですが、アルバム収録曲のライブでの再現の仕方と、従来のレパートリーでのシンセの活かし方に疑問を抱いたクラプトンが、やはりセカンドギターが欲しいということで、ロビンソンとレンウィックを交代させたのでした。クラプトンは、レンウィックとは前年のロジャー・ウォータースのソロツアーの際に知り合い、彼の手堅い手腕を記憶していたのでした。そして忘れてならないのが、現在もクラプトンをサポートしているクリス・スティントンです。各曲でピアノ、オルガン、シンセサイザーと大活躍です。彼がいたからこそ「BEHIND THE SUN」の楽曲がライブで再現できたと言っても過言ではない貢献度です。39年前にもこの二人の絆は固かった。このツアーが最後の見せ場となった歴史的名機ブラッキー・ストラトの響き渡るトーンとともに、彼らのサポートぶりも聴き込んでいただきたい素晴らしいステージです。今週同時リリースの「UK Tour Rehearsals 1985: ENGINEER TAPES」と併せてご鑑賞いただければ、直前のリハーサルがどのような形でこの本番で仕上がったかがよりよく理解していただけます。時系列で楽しめる「UK Tour Rehearsals 1985: ENGINEER TAPES」も是非お勧めします。
 「ビハインド・ザ・サン・ツアー」を代表する名音源の一つと断言できる本作。バイタリティに満ちたクラプトンを捉えたマスタークオリティの本作を当店独占でリリース致します。どうぞお早めのオーダーをお願い致します。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

National Exhibition Centre, Birmingham, UK 1st March 1985

Disc:1 (71:28)
1. Everybody Ought to Make a Change
2. Motherless Children
3. I Shot the Sheriff
4. Same Old Blues
5. Blues Power
6. Tangled in Love
7. Steppin' Out
8. Just Like a Prisoner
9. Tulsa Time
10. Something Is Wrong With My Baby
11. Badge
12. Behind the Sun
13. Wonderful Tonight

Disc:2 (44:30)
1. Let it Rain
2. Who's Loving You Tonight
3. Have You Ever Loved a Woman
4. Ramblin' On My Mind
5. Cocaine
6. Layla
7. Knock on Wood
8. Band Introductions
9. Further On Up the Road

National Exhibition Centre, Birmingham, UK 2nd March 1985

Disc:3 (74:24)
1. Everybody Ought to Make a Change
2. Motherless Children
3. I Shot the Sheriff
4. Same Old Blues
5. Blues Power
6. Tangled in Love
7. Steppin' Out
8. Tulsa Time
9. Lay Down Sally
10. Something Is Wrong With My Baby
11. Badge
12. Behind the Sun
13. Wonderful Tonight

Disc:4 (44:59)
1. Let it Rain
2. Who's Loving You Tonight
3. Have You Ever Loved a Woman
4. Ramblin' On My Mind
5. Cocaine
6. Layla
7. Knock on Wood
8. Band Introductions
9. Further On Up the Road

Eric Clapton - guitar / vocals
Tim Renwick - guitar
Chris Stainton - keyboards
Donald 'Duck' Dunn - bass
Jamie Oldaker - drums
Marcy Levy - backing vocals
Shaun Murphy - backing vocals