BOB DYLAN - DUBLIN FINAL 1995(2CD) [IMPORT TITLE]
BOB DYLAN - DUBLIN FINAL 1995(2CD)
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販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
The Point Theatre, Dublin, Ireland 11th April 1995 TRULY PERFECT SOUND
多くの人にとって、90年代のディラン・ライブは「つい最近の出来事」のように思い返されるはず。ところが早いもので、20年近い歳月が過ぎようとしています。おかげでこの時代のアイテムがすっかり過去の存在となってしまいました。さらに当時リリースされたアイテムがまた、トレーダー間で出回っていた音源よりも劣る機材を使用したオーディエンス録音を元にしている場合が多く、ディラン・コレクターの間では当初から相手にされないようなレベルのアイテムが少なくありませんでした。あるいは仮に現在それらを入手したところで、やはりクオリティに時代を感じさせる場合が多いかと思われます。その証拠に、ディラン・アイテムの権威あるサイトにおいてもこのツアーからのベスト・アイテムが選出されていません。
今となっては当時のアイテムは過去の存在でしかなく、その一方で2016年の基準に達したアイテムが存在しない…多くのマニアにとっては由々しき事態となってしまって久しい。そんな状況に一石を投じるべく、今回リリースするのは1995年春のヨーロッパ・ツアーです。同年最初のライブ活動となったそのツアーですが、ツアー開始当初、ディランがショウの中盤までギターを弾かず、ハンド・マイクのシンガー状態でステージに上がったことが話題となりました。それはツアー開始の前日にディランが以前からあったと言われる背中の痛みが悪化し、そのせいでエレキギターを持たずに上がったのです。そのことはツアー初日のプラハにおいて、珍しく本人がステージ上で釈明してみせたほどでした。
幸いにも彼の背中の症状は改善され、ライブの序盤からエレキを抱えてステージに上がれるまで回復しました。しかしハンド・マイクで歌い上げたことがかえって演出上の新鮮さを生み出すことにもなり、そのままオープニングから数曲はディランがギターを弾かず、シンガー状態というステージングがツアー最終日まで続けられました。結果としてはまったくギターを弾かず、ほとんどの曲でシンガーとして振る舞う現在のディランの先駆けとも言えた出来事でしたが、当時はそれがとても面白く映ったものです。
さらには前年から一新されたセットリスト構成などもまた話題を呼び、95年当時にはいくつものアイテムがリリースされていたことも懐かしいもの。そうした状況において、このツアーの中でも特に素晴らしい一日となったのがツアー最終日となった4月11日のダブリン公演。このツアーでしか味わえなかったレアな選曲に加え、1984年以来とも言えるヨーロッパ・ツアー最終日ならではの豪華なゲスト陣。そうした魅力を兼ね備えていたことから、当時で既に「DYLAN GETS TO THE POINT」がリリースされていました。先のサイトにおいてもこのタイトルは「This is one of the best of the 1995 recordings」と評されていたものの、当時からこれを軽く上回るクオリティを誇るオーディエンス録音が存在していたのです。今回ようやく、その別音源が限定のプレスCDにてリリースされることになりました!
その音源のクオリティたるや「DYLAN GETS TO THE POINT」まるで別次元。音像の近さや音質そのものの上質な状態がそれを軽く上回っています。今聴いても遜色のない高音質ぶりを前にすると、これほどの音源がこれまでリリースされなかったことが不思議に思われると同時に、まさしくプレスCDにて出されるべき音源であることを実感されるでしょう。ただし90年代のDATオーディエンス録音にありがちな低音が響きすぎるきらいをマスタリングにて抑え、さらに聴きやすいクオリティへと昇格。さらにマスターDATの経年によってデジタル・ノイズが乗ってしまったオープニングのディラン・コールの箇所は「DYLAN GETS〜」にて補填。他にも「Boots Of Spanish Leather」の後半部分において、やはり経年劣化によって起きた音飛びも同様の音源にてパッチ(緻密すぎて気付かれないかも…笑)するなど、収録状態にも細心の注意を払いました。
元々この時期だけのセットリストが魅力な95年春のヨーロッパ・ツアーではありますが、いきなり2曲目に「Where Teardrops Fall」が登場。ディランにとって会心の復活作だったアルバム「OH MERCY」収録曲はほとんどがライブで頻繁に演奏されていたのですが、この曲はライブ演奏が希少な存在だけに、それを序盤でかましてくれるところが最終日ならでは。この曲を始めとして、スローなテンポの曲やアコースティック・パートの曲における柔らかで優しい歌い方、これもまた現在のディランの歌い方へとつながる唱法と言えるかもしれません。
そしてライブ後半では文字通りのサプライズ。「Highway 61 Revisited」から何とキャロル・キングが登場し、アンコールまでバンドに混ざってピアノを弾いているのです!しかもこの日の終盤はピアノが映える曲ばかりが取り上げられており、キングのピアノが完全にバンドのアンサンブルとして機能しているのだから、これまた驚き。「かすかに」どころか「はっきりと」彼女のピアノが鳴っており、しかもそれぞれの曲にフィットしたプレイを聴かせる様に脱帽。これもまた今のピアノ指向なディランのステージ・サウンドの芽生えと言えるでしょう。とどめはアンコールの「Like A Rolling Stone」で遂にピアノだけでなくコーラスまで歌うという活躍ぶり。既に彼女は約一週間前のブリクストン・アカデミーのアンコールでクリッシー・ハインドらと飛び入りしてコーラスに加わっていたのですが、この日はよりバンドの中にピアノ・プレイヤーとして加わってみせた貢献度の高さ。
その後もアンコールはツアー最終日らしいゲストが続出し、この時代はダブリンでディランがライブを行う度に飛び入りしていたヴァン・モリソンがここでは「Real Real Gone」で堂々リードボーカルを取ります。ディランもこの曲を気に入っており、半年後には自身でも歌うことになる曲。とどめは先のブリクストンを始めとしたいくつかの公演で前座を務めたエルヴィス・コステロまで登場し「I Shall Be Released」ではディランとボーカルを分け合う形で歌声を披露。演奏もゲストもこんなに凄いライブの極上音源が今まで眠っていたとは…。95年ヨーロッパ・ツアーから本当に久々のアイテム・リリース、それだけでなく、ダブリンで実現した最高のグランド・フィナーレを心ゆくまで楽しんでください!
Disc 1 (54:18)
1. Crash On The Levee (Down In The Flood) 2. Where Teardrops Fall 3. All Along The Watchtower
4. Just Like A Woman 5. Tombstone Blues 6. Ring Them Bells 7. Mr. Tambourine Man
8. Boots Of Spanish Leather 9. Love Minus Zero/No Limit
Disc 2 (61:35)
1 Highway 61 Revisited (with Carole King)
2 In The Garden (with Carole King)
3 Ballad Of A Thin Man (with Carole King)
4 Like A Rolling Stone (with Carole King)
5 The Times They Are A-Changin'
6. Real Real Gone (with Van Morrison & Carole King)
7. I Shall Be Released (with Van Morrison, Carole King & Elvis Costello)
8. Rainy Day Women # 12 & 35 (with Van Morrison, Carole King & Elvis Costello)
Bob Dylan (vocal & guitar) Bucky Baxter (pedal steel guitar & electric slide guitar)
John Jackson (guitar) Tony Garnier (bass) Winston Watson (drums & percussion)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
The Point Theatre, Dublin, Ireland 11th April 1995 TRULY PERFECT SOUND
多くの人にとって、90年代のディラン・ライブは「つい最近の出来事」のように思い返されるはず。ところが早いもので、20年近い歳月が過ぎようとしています。おかげでこの時代のアイテムがすっかり過去の存在となってしまいました。さらに当時リリースされたアイテムがまた、トレーダー間で出回っていた音源よりも劣る機材を使用したオーディエンス録音を元にしている場合が多く、ディラン・コレクターの間では当初から相手にされないようなレベルのアイテムが少なくありませんでした。あるいは仮に現在それらを入手したところで、やはりクオリティに時代を感じさせる場合が多いかと思われます。その証拠に、ディラン・アイテムの権威あるサイトにおいてもこのツアーからのベスト・アイテムが選出されていません。
今となっては当時のアイテムは過去の存在でしかなく、その一方で2016年の基準に達したアイテムが存在しない…多くのマニアにとっては由々しき事態となってしまって久しい。そんな状況に一石を投じるべく、今回リリースするのは1995年春のヨーロッパ・ツアーです。同年最初のライブ活動となったそのツアーですが、ツアー開始当初、ディランがショウの中盤までギターを弾かず、ハンド・マイクのシンガー状態でステージに上がったことが話題となりました。それはツアー開始の前日にディランが以前からあったと言われる背中の痛みが悪化し、そのせいでエレキギターを持たずに上がったのです。そのことはツアー初日のプラハにおいて、珍しく本人がステージ上で釈明してみせたほどでした。
幸いにも彼の背中の症状は改善され、ライブの序盤からエレキを抱えてステージに上がれるまで回復しました。しかしハンド・マイクで歌い上げたことがかえって演出上の新鮮さを生み出すことにもなり、そのままオープニングから数曲はディランがギターを弾かず、シンガー状態というステージングがツアー最終日まで続けられました。結果としてはまったくギターを弾かず、ほとんどの曲でシンガーとして振る舞う現在のディランの先駆けとも言えた出来事でしたが、当時はそれがとても面白く映ったものです。
さらには前年から一新されたセットリスト構成などもまた話題を呼び、95年当時にはいくつものアイテムがリリースされていたことも懐かしいもの。そうした状況において、このツアーの中でも特に素晴らしい一日となったのがツアー最終日となった4月11日のダブリン公演。このツアーでしか味わえなかったレアな選曲に加え、1984年以来とも言えるヨーロッパ・ツアー最終日ならではの豪華なゲスト陣。そうした魅力を兼ね備えていたことから、当時で既に「DYLAN GETS TO THE POINT」がリリースされていました。先のサイトにおいてもこのタイトルは「This is one of the best of the 1995 recordings」と評されていたものの、当時からこれを軽く上回るクオリティを誇るオーディエンス録音が存在していたのです。今回ようやく、その別音源が限定のプレスCDにてリリースされることになりました!
その音源のクオリティたるや「DYLAN GETS TO THE POINT」まるで別次元。音像の近さや音質そのものの上質な状態がそれを軽く上回っています。今聴いても遜色のない高音質ぶりを前にすると、これほどの音源がこれまでリリースされなかったことが不思議に思われると同時に、まさしくプレスCDにて出されるべき音源であることを実感されるでしょう。ただし90年代のDATオーディエンス録音にありがちな低音が響きすぎるきらいをマスタリングにて抑え、さらに聴きやすいクオリティへと昇格。さらにマスターDATの経年によってデジタル・ノイズが乗ってしまったオープニングのディラン・コールの箇所は「DYLAN GETS〜」にて補填。他にも「Boots Of Spanish Leather」の後半部分において、やはり経年劣化によって起きた音飛びも同様の音源にてパッチ(緻密すぎて気付かれないかも…笑)するなど、収録状態にも細心の注意を払いました。
元々この時期だけのセットリストが魅力な95年春のヨーロッパ・ツアーではありますが、いきなり2曲目に「Where Teardrops Fall」が登場。ディランにとって会心の復活作だったアルバム「OH MERCY」収録曲はほとんどがライブで頻繁に演奏されていたのですが、この曲はライブ演奏が希少な存在だけに、それを序盤でかましてくれるところが最終日ならでは。この曲を始めとして、スローなテンポの曲やアコースティック・パートの曲における柔らかで優しい歌い方、これもまた現在のディランの歌い方へとつながる唱法と言えるかもしれません。
そしてライブ後半では文字通りのサプライズ。「Highway 61 Revisited」から何とキャロル・キングが登場し、アンコールまでバンドに混ざってピアノを弾いているのです!しかもこの日の終盤はピアノが映える曲ばかりが取り上げられており、キングのピアノが完全にバンドのアンサンブルとして機能しているのだから、これまた驚き。「かすかに」どころか「はっきりと」彼女のピアノが鳴っており、しかもそれぞれの曲にフィットしたプレイを聴かせる様に脱帽。これもまた今のピアノ指向なディランのステージ・サウンドの芽生えと言えるでしょう。とどめはアンコールの「Like A Rolling Stone」で遂にピアノだけでなくコーラスまで歌うという活躍ぶり。既に彼女は約一週間前のブリクストン・アカデミーのアンコールでクリッシー・ハインドらと飛び入りしてコーラスに加わっていたのですが、この日はよりバンドの中にピアノ・プレイヤーとして加わってみせた貢献度の高さ。
その後もアンコールはツアー最終日らしいゲストが続出し、この時代はダブリンでディランがライブを行う度に飛び入りしていたヴァン・モリソンがここでは「Real Real Gone」で堂々リードボーカルを取ります。ディランもこの曲を気に入っており、半年後には自身でも歌うことになる曲。とどめは先のブリクストンを始めとしたいくつかの公演で前座を務めたエルヴィス・コステロまで登場し「I Shall Be Released」ではディランとボーカルを分け合う形で歌声を披露。演奏もゲストもこんなに凄いライブの極上音源が今まで眠っていたとは…。95年ヨーロッパ・ツアーから本当に久々のアイテム・リリース、それだけでなく、ダブリンで実現した最高のグランド・フィナーレを心ゆくまで楽しんでください!
Disc 1 (54:18)
1. Crash On The Levee (Down In The Flood) 2. Where Teardrops Fall 3. All Along The Watchtower
4. Just Like A Woman 5. Tombstone Blues 6. Ring Them Bells 7. Mr. Tambourine Man
8. Boots Of Spanish Leather 9. Love Minus Zero/No Limit
Disc 2 (61:35)
1 Highway 61 Revisited (with Carole King)
2 In The Garden (with Carole King)
3 Ballad Of A Thin Man (with Carole King)
4 Like A Rolling Stone (with Carole King)
5 The Times They Are A-Changin'
6. Real Real Gone (with Van Morrison & Carole King)
7. I Shall Be Released (with Van Morrison, Carole King & Elvis Costello)
8. Rainy Day Women # 12 & 35 (with Van Morrison, Carole King & Elvis Costello)
Bob Dylan (vocal & guitar) Bucky Baxter (pedal steel guitar & electric slide guitar)
John Jackson (guitar) Tony Garnier (bass) Winston Watson (drums & percussion)