JAMES TAYLOR - OHNE FILTER MUSIK PUR EXTRA 1986(DVDR) [Uxbridge 2062]

JAMES TAYLOR - OHNE FILTER MUSIK PUR EXTRA 1986(DVDR) [Uxbridge 2062]

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商品詳細

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SWF TV Studio, Germany 27th March 1986 PRO-SHOT

 ジェイムス・テイラーは以前YouTube上で1979年ブロッサムの定番ライブ映像を限定公開したことがあり、それをすかさずDVD-Rにてリリースしたのが大好評『BLOSSOM MUSIC FESTIVAL 1979』でしたが、今度は1986年のスタジオライブが限定公開されました。
 前年『THAT'S WHY I'M HERE』をリリースしたテイラーは翌年にヨーロッパを散発的にツアーしています。中でも86年の3月はアルバムのプロモーション的にヨーロッパを短く回り、その際にドイツの音楽番組『OHNE FILTER』に出演。
 当然80年代JTの定番ライブ映像の一つとなっていたのですが、今回はブロッサムの時と同じように最高画質で公開されました。

 ブロッサムの時にも言えたことですが、JTアカウントのライブ映像公開のエライところは今流行りの4Kリマスターなどに走らず、自然なビデオのマスタークオリティで見せてくれることでしょう。
 今回も鮮明画質ながら、今時ありがちな鮮明すぎる仕上がりに陥ることもなく、あくまで80年代のビデオ画像らしい自然なクリアネスが素晴らしい。
 
 それ以上に俄然素晴らしいのが演奏内容。おなじみリー・スクラー、まるで洋品店の店主みたいなルックス(笑)と化したローズマリー・バトラーといった盟友に加え、元リトル・フィートのビル・ペイン、ここから長い付き合いとなるドラマーの故カルロス・ベガといった名手たちに支えられて洗練されつつも余裕と遊び心に溢れたステージを展開。
 シンセサイザーが音楽界を支配したと言っても過言ではない1986年。この情勢にあってJTは先のアルバム『THAT'S WHY I'M HERE』で文字通り「自分は自分を貫くのみ」と宣言するかのようなサウンドを展開。
 確かにステージにもシンセサイザーは用意されており、それをペインに弾かせたりしているのですが、あくまで隠し味ぐらいにしか鳴らさせておらず、この時代にありがちな大風呂敷シンセをかますようなマネはなし。

 そんな時代にあっても、あくまでアコースティックで落ち着きを払ったJTならではのライブサウンドが何とも力強い。「Traffic Jam / Sea Cruse」ではドゥーワップ・コーナーと化し、自身は元よりスクラーまでベースを降ろしてコーラス・グループ状態。
 かと思えばフィナーレ「Steamroller Blues」の終盤ではまさかのZEP「Heartbreaker」が顔を出すハードな展開など、百戦錬磨のパフォーマーならではの飽きさせないステージ展開が秀逸。
 客席はJTと同世代のドイツ人ばかりで埋め尽くされており、こうした演奏を前に大盛り上がり。むしろ86年という時期にあってJTもオーディエンスも当時の流行りなどお構いなしで心からライブを楽しんでいるという印象。そんなゴキゲンな一日は画質も演奏も完璧、あっという間の90分。これほど秀逸JTライブ映像が限定公開だなんてありえない。是非あなたのお手元でいつでも観たい時に。

1. Intro
2. You Can Close Your Eyes
3. Sweet Baby James
4. Wandering
5. Carolina In My Mind
6. That's Why I'm Here
7. Only A Dream In Rio
8. Don't Let Me Be Lonely Tonight
9. Handy Man
10. Country Road
11. Walking Man
12. Your Smiling Face
13. Long Ago And Far Away
14. Traffic Jam / Sea Cruise
15. Everyday
16. Fire And Rain
17. Mexico
18. Brother Trucker
19. How Sweet It Is (To Be Loved By You)
20. You've Got A Friend
21. 1 Steamroller Blues

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.92min.