THE WHO - TORONTO 1976 REVISITED(2CD) [Wardour-582]

THE WHO - TORONTO 1976 REVISITED(2CD) [Wardour-582]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Live at Maple Leaf Gardens, Toronto, Ontario, Canada 21st October 1976 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)

 キース・ムーン存命時のライブ・ツアーにおけるフィナーレとなってしまった1976年のトロントはメイプル・リーフ・ガーデン。この日はモノラルで録音された「recorder 1」が昔から出回っており、同音源を元にした懐かしのベスト・タイトルが『LAST STAND WITH KEITH MOON』でした。それは歴史的な一日というだけでなく、演奏内容もツアー最終日に相応しい充実した名演でもある。それだけにマニアの間では「recorder 1」の時点で既に定評高い一日でもありました。
 ところが近年に入ってステレオ録音でクオリティ的に「recorder 1」を軽く凌駕する「recorder 2」がJEMSによって発掘。それをすかさずリリースしたのが名盤『KEITH'S FINAL LIVE』。これでラストライブは決まりか?と思いきや、2018年に同じ音源のアッパー版が突如として登場。それは一聴して解るほどで、これほど見事なアップグレードであれば限定プレスCDで出さない訳にはいかない…ということからすかさずリリースされたのがWARDOURレーベルのベストセラー『DEFINITIVE TORONTO 1976』でした。
 同盤はキースの実質的なラスト・ステージを素晴らしい音質で収めた文字通りの決定版ということからSold Out。当然ながら再リリースの声が寄せられたのはもちろん、これほど歴史的な価値の高い音源となれば安定供給は必然かと。

 既に『DEFINITIVE TORONTO 1976』(以下“既発盤”と称します)の時点で極められた感もあり、そのままストレートな再発も可能だったほどなのですが、今回は『KEITH'S FINAL LIVE』をリリースした「GRAF ZEPPELIN」が「recorder 2」を一から洗い直し。同じトロントでも現在大好評発売中である一年前の『TORONTO 1975』とは違うテーパーによる録音で、そこにあったオンな音像の代わりに豊かな臨場感とクリアーさが大きな魅力。
 この独特な聞き心地は既発盤でも際立っていたのですが、「GRAF ZEPPELIN」のオーバーホールによってさらにナチュラルな聞き心地がマシマシ。また『TOMMY』パート開始前におけるキースのMCで「recorder 2」のテーパーはテープチェンジを行っており、結果として彼のMCが欠損していたのですが、今回はそこを「recorder 1」から補填。これによって最長収録が実現したのはもちろん、改めて「recorder 2」の豊かで広がりのある音質の魅力が再確認できることでしょう。
 そこをヘッドフォンで聞くとそんな音質の聞き心地のアッパー感に圧倒されることは間違いありません。一方スピーカーから大音量で鳴らそうものなら、瞬く間に1976年のメイプル・リーフ・ガーデンへとタイムスリップ。改めて初心者からマニアまで安心して楽しめる優良オーディエンスであると断言いたします。

 そもそも1975年から76年にかけてのツアーは期せずしてキースが足を引っ張ってしまうアクシデントが何度か起きており、一番悪名高いのは懐かしの名盤『BOSTON 1976』で聞かれたわずか二曲でキースが卒倒してしまった3月のボストン。その後も夏の短期ツアー終了時の打ち上げで泥酔した彼が病院に担ぎ込まれて一週間以上入院するといった波乱含みなものだったのです。それでも今回のトロントを始めとしたツアーの最終レグになるとバンドは盤石の域に到達。特にキースのプレイは目覚ましいものがあり、この日を単なる最終日とさせない立役者としてドラミングに集中しきった彼の様子がまた見事な音質で捉えられているのも大きな魅力かと。
 序盤でジョンが歌う「My Wife」からしてキースのドラムが冴えまくっており、そこから「Magic Bus」で最初のピークへ。四人が完全に拮抗した演奏が凄まじいばかり。そして何と言ってもこの日といえば「Summertime Blues」以降のハイテンションな演奏。ピートがどの方向に流れようとも完全にフォローするキースのドラミングが凄い。だからこそピートはエンジン全開となって「Who Are You」の草稿を披露し始めたのでしょう。この場面は何度聞いても鳥肌が立ちます。
 ピートの伝記の中でもこの日に関してはライブ後の打ち上げで「めったにない演奏ができた」とジョンとお互いに称え合ったというエピソードが紹介されたほど自分たちでも満足できたツアー最終日にしてキース最後のツアーショー。期せずして有終の美を飾ってしまった伝説の一日を捉えた極上のオーディエンス・ドキュメントが「GRAF ZEPPELIN」の手によってバージョンアップ!

REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN

(リマスター・メモ)

★Rec1・・Last Stand with Keith Moon(2CD)モノラルAud音源 ★一部で補填に使用
★Rec2・・JEMSのステレオAud音源 ★今回もメイン音源

★JEMSのおなじみRec2ステレオAud音源をあらためて一から最新リマスター。
★帯域調整と位相を修正
音は結果的に前回盤ぽい、迫力もあってメリハリも感じられるサウンドですが位相が修正され、
さらに拍手は削るような処理はなされていませんので、その点は幾分ナチュラル(ありのまま)に感じられるかも。
また前回盤では多少海苔波形ですが、今回は極力波形は潰していません

★欠落(Disc2アタマのMC)を前回盤同様、可能な範囲でモノラルのRec1音源で補填。
★I Can't Explain 2分台のノイズ部も前回盤と同様の似たパートを挿入して対応。
別音源で対応するよりこの方が違和感もないでしょう。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (45:05)
01. Introduction
02. I Can't Explain
03. Substitute
04. My Wife
05. Baba O'Riley
06. Squeeze Box
07. Behind Blue Eyes
08. Dreaming From the Waist
09. Magic Bus

Disc 2 (64:10)
01. Introduction of Tommy ★0:00-0:21Rec1音源で補填
02. Amazing Journey
03. Sparks
04. The Acid Queen
05. Fiddle About
06. Pinball Wizard
07. I'm Free
08. Tommy's Holiday Camp
09. We're Not Gonna Take It
10. Seem Me Feel Me
11. Summertime Blues
12. My Generation
13. Join Together
14. My Generation Blues
15. Who Are You
16. Won't Get Fooled Again

Pete Townshend - Guitar, Vocals
Roger Daltrey - Vocals, Harmonica
John Entwistle - Bass, Vocals
Keith Moon - Drums, Vocals ★最後のショウ