GARY MOORE & THE MIDNIGHT BLUES BAND - STUTTGART 1990(2CDR) [Shades 1882]

GARY MOORE & THE MIDNIGHT BLUES BAND - STUTTGART 1990(2CDR) [Shades 1882]

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商品詳細

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Liederhalle Beethovensaal, Stuttgart, Germany 18th May 1990 PERFECT SOUND

 大代表作『STILL GOT THE BLUES』のヒットで運命が大きく変わった1990年のゲイリー・ムーア。アルバート・コリンズと共に巡ったツアーを現場体験できる姉妹の新録音が2タイトル同時リリース決定です。
 本作は同時リリースされる姉妹録音の姉作。「1990年5月18日シュトゥットガルト公演」の大傑作オーディエンス録音です。“STILL GOT THE BLUES Tour”と言えば、2つの公式映像『AN EVENING OF THE BLUES』『LIVE AT MONTREUX 1990』も残されたわけですが、もちろん本作は別公演。まずは当時の活動概要を俯瞰し、それぞれの位置関係を確認してみましょう。

《3月『STILL GOT THE BLUES』発売》
・4月30日ー5月2日:欧州#1(3公演)
・5月6日ー11日:英国#1(5公演)←※公式AN EVENING OF THE BLUES
・5月14日ー6月7日:欧州#2(18公演)←★ココ★
・6月10日ー20日:英国#2(9公演)
・6月22日ー7月7日:欧州#3(5公演)←※公式MONTREUX 1990
・8月10日:デンマーク公演
・8月13日ー15日:英国#3(3公演)
・8月17日ー9月2日:欧州#3(13公演)

 これが1990年のゲイリー・ムーア。英国と大陸を行き来しつつも、ヨーロッパから出る事はありませんでした。『STILL GOT THE BLUES』がアメリカで初めてゴールド・ディスクを獲得したせいか「ブルース路線=米国向け」というイメージもありますが、これは誤解。それまでシルバー・ディスク止まりだった英国ではプラチナ、スウェーデンではダブル・プラチナに輝くなど、大ヒットしたのはむしろヨーロッパ。実際、20年に及ぶブルース時代トータルでも北米でのライヴはたった2回だけ(TV等メディア出演は除く)。現実には「ブルース路線≡ヨーロッパ向け」だったわけです。
 閑話休題。
 そんな“STILL GOT THE BLUES Tour”の中で、今回の姉妹作が記録されたのはどちらも「欧州#2」。本作のシュトゥットガルト公演はその4公演目で、公式映像『AN EVENING OF THE BLUES』の一週間後でもありました。
 そんなショウを真空パックした本作は、話題の名手による初登場音源。その名手こそ「Stephane」氏。本稿に目を留められた方ならご存知かも知れませんが、「Stephane」氏は80年代末から90年代初頭にかけてHR/HM系の名録音を次から次へと発表している人物。BLACK SABBATHの『DEFINITIVE PARIS 1992(Zodiac 467)』やIRON MAIDENの『DEFINITIVE PARIS 1993(Zodiac 469)』といったプレス名盤を筆頭に、様々なバンドの大傑作を連発。世界中のHR/HM系コレクターを驚喜させている。今回の2作品は、そんな達人テーパーのゲイリー・ムーア篇なのです。
 そして、そのクオリティは達人の名声を更に高める業物。ホール鳴りも吸い込んだオーディエンスらしいサウンドではあるものの、その空気感がクリアに透き通り、ド真ん中を貫く芯がえらくくっきり。ディテールもセパレート感も鮮やかで、8人編成の大所帯が重なり合っても混じり合わない。特に素晴らしいのは、主役ゲイリーのギターと歌声。ヴォーカルは歌詞の一語一語まではっきり分かりますし、ギターも泣きに泣くヴィヴラートの幅まで伝わるのです。
 そんな達人サウンドで描かれるのは、ブルースの世界に踏み出したばかりの瑞々しいフルショウ。セットは姉妹作『PARIS 1990』とも微妙に異なっていますので、比較しながら整理しておきましょう。

●オリジナル(4曲)
・Midnight Blues/Still Got The Blues/Texas Strut/Moving On
●カバー(11曲)
・アルバート・コリンズ参加:Too Tired/Cold Cold Feeling/Farther Up The Road
・その他:Oh, Pretty Woman/Walking By Myself/All Your Love (I Miss Loving)/The Stumble/You Don't Love Me/Stop Messin' Around/Caldonia(★)/The Messiah Will Come Again
※注:「★」印は姉妹作『PARIS 1990』で聴けない曲。

……と、このようになっています。『PARIS 1990』は公式映像『LIVE AT MONTREUX 1990』に準じるセットでしたが、本作はそこでも演奏されなかったルイス・ジョーダンの「Caldonia」も披露されています。そして、中盤ではテキサスの英雄アルバート・コリンズも登場し、3曲で共演。T-ボーン・ウォーカーの「Cold Cold Feeling」ではコリンズがヴォーカルも務めています。
 ゲイリーの人生を大きく変えた“STILL GOT THE BLUES Tour”。その現場を名手サウンドでフル体験できる……コレに尽きます。ハズレ録音がないアベレージの高さに「GManOFやPer Erikよりスゴい!?」とも囁かれ始めた達人テーパー「Stephane」氏コレクション。どうぞ、今週も刮目してご体験ください。

★「1990年5月18日シュトゥットガルト公演」の大傑作オーディエンス録音。話題の「Stephane」氏コレクションの新発掘マスターで、空気感がクリアに透き通り、ド真ん中を貫く芯がえらくくっきり。ディテールもセパレート感も鮮やかで、8人編成の大所帯が重なり合っても混じり合わない。『LIVE AT MONTREUX 1990』で聴けない「Caldonia」もアルバート・コリンズとの共演もクリア・サウンドで現場体験できます。

Disc 1(43:15)
1. Intro
2. Oh, Pretty Woman
3. Walking by Myself
4. All Your Love (I Miss Loving)
5. The Stumble
6. Midnight Blues
7. You Don't Love Me
8. Still Got the Blues
8. Texas Strut
10. Moving On

Disc 2(93:37)
1. Too Tired (with Albert Collins)
2. Cold Cold Feeling (with Albert Collins)
3. Farther Up the Road (with Albert Collins)
4. Stop Messin' Around
5. Caldonia
6. The Messiah Will Come Again

Gary Moore - Guitars, Vocals
Don Airey - Keyboards
Andy Pyle - Bass
Graham Walker - Drums

Frank Mead - Alto Saxophone, Harmonica
Nick Pentelow - Tenor Saxophone
Nick Payn - Baritone Saxophone
Martin Drover - Trumpet