AC/DC - TURIN 1984(2CDR) [Shades 1855]

AC/DC - TURIN 1984(2CDR) [Shades 1855]

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Stadio Comunale, Turin, Italy 7th September 1984 ULTIMATE SOUND

 サイモン・ライトを迎え、改めて世界制覇に乗り出した“FLICK OF THE SWITCH Tour”。その現場を極上体験できる強力ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1984年9月7日トリノ公演」。その全貌を伝える極太オーディエンス録音です。“FLICK OF THE SWITCH Tour”は足かけ3年に及ぶ巨大ツアーでしたが、音源的にはあまり恵まれてきませんでした。まずは、その活動全景から振り返ってみましょう。

●1983年
《4月フィル・ラッド離脱→サイモン・ライト加入》
《8月19日『FLICK OF THE SWITCH』発売》
・10月11日ー12月16日:北米(52公演)
●1984年
・8月11日ー9月12日:欧州(10公演)←★ココ★
●1985年
・1月15日+19日:南米(2公演)

 これが1983年ー1985年のAC/DC。各年で公演地がハッキリと分かれており、1984年はフェスツアーへと進化した“MONSTERS OF ROCK”を率いてヨーロッパを巡りました。ただし、全公演が「MONSTERS OF ROCK」名義だったわけでもありません。本作のトリノ公演は「欧州」レッグ8公演目でありつつ、オープニングにMOTLEY CRUEだけを連れた通常公演でした。
 そんなショウを真空パックした本作はごく最近になって公開された話題のマスター。とにかく芯がオンで猛烈にぶっとい。再生するとリアルな現場感がいかにもオーディエンス録音らしいのですが、それを掻き分けるようにアンガスがギターをかき鳴らすと「あれ?」となる。あまりに極太でド密着。いきなりサウンドボード級のギターがブチかまされるのです。
 それでも、そのギターに歓喜する喝采も吸い込んでいるので客録だろう……と思っているところへバンドも合流。見事なセパレート感に、スネアの鳴りに至るまでスカスカ感皆無のドラム。それに歌詞の一語一語までくっきりハッキリなヴォーカル……。あまりにも鮮やかな上に、アンサンブル全体がものの見事に整ったバランスで描かれる。一部の楽器が妙にオンなオーディエンス録音というのはよくありますが、全楽器の全ノートがオンで整っているとは。始まった頃にはオーディエンスと確信していたのに、1曲目の歌入り以降は「これ、FM放送?」と頭が混乱してくるのです。
 そんな極太サウンドの要は(もちろん)録音家の腕にあるのでしょうが、さらに環境も大きかったようです。本作の現場となった“スタディオ・コムナーレ(現:スタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノ)”は、湯悪2万8000人収容のオープン会場。音を反射する天井も壁もないため、PAの出音をダイレクトに拾っているのでしょう。
 そんな極太サウンドで描かれるのは、貴重な“FLICK OF THE SWITCH Tour”のフルショウ。ここでそのセットも整理しておきましょう。

●80年代(7曲)
・征服者:Guns For Hire(★)/Flick Of The Switch(★)
・その他:Shoot To Thrill/Back In Black/Rock And Roll Ain't Noise Pollution/Hells Bells/For Those About To Rock (We Salute You)
●70年代(7曲)
・ロック魂:Bad Boy Boogie/Whole Lotta Rosie/Let There Be Rock
・その他:Sin City/T.N.T./The Jack/Highway To Hell
※注:「★」印は、このツアーだけの限定曲。

……と、このようになっています。現在までお馴染みな代表曲がズラリと並びつつ、思いっきり耳を惹くのが「Guns For Hire」「Flick Of The Switch」の2曲。どちらもこのツアーでしか演奏していない限定曲です。また、意外と貴重なのが「Bad Boy Boogie」。現在では準定番とも言えるナンバーですが、このツアー後は約15年封印。サイモン・ライトが叩くバージョンはコレクションの盲点になりがちなのです。
 『BACK IN BLACK』『FOR THOSE ABOUT TO ROCK』にも通じる路線の3作目で新鮮味に欠けたのか、チャート的にはやや伸び悩んだ『FLICK OF THE SWITCH』。結果としてタイトル曲や「Guns For Hire」は定番化を逃したわけですが、曲そのものはAC/DCの正道ド真ん中でもありました。本作は、そんな美味しい隠れ名曲も新鮮なフルショウをFM放送級の極上・極太サウンドで楽しめる新名盤。どうぞ、どなた様もお見逃しなく。

★「1984年9月7日トリノ公演」の極太オーディエンス録音。音を反射する天井も壁もないオープン・スタジアムのせいか、反響ゼロの芯は極太で超タイト&ダイレクト。アンサンブル全体のバランスも見事ですし、セパレート感も絶大で、まるでFM放送のような極上サウンドです。貴重な「Guns For Hire」「Flick Of The Switch」も新鮮なフルショウを楽しめる新名盤です。

Disc 1(45:40)
1. Guns For Hire
2. Shoot To Thrill
3. Sin City
4. Back In Black
5. Rock And Roll Ain't Noise Pollution
6. Bad Boy Boogie
7. T.N.T.

Disc 2(41:03)
1. The Jack
2. Flick Of The Switch
3. Hells Bells
4. Highway To Hell
5. Whole Lotta Rosie
6. Let There Be Rock
7. For Those About To Rock (We Salute You)

Angus Young - Lead Guitar
Malcom Young - Rhythm Guitar
Brian Johnson - Vocals
Cliff Williams - Bass
Simon Wright - Drums