DAVID BOWIE - HAMBURG 1987(2CDR+DVDR) [Uxbridge 1987]

DAVID BOWIE - HAMBURG 1987(2CDR+DVDR) [Uxbridge 1987]

販売価格: 2,800(税込)

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商品詳細

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Festwiese Am Stadtpark, Hamburg, Germany 13th June 1987 PERFECT SOUND

 ピーター・フランプトンを迎えつつ、ボウイのキャリアでも異形の輝きを放っていた“GLASS SPIDER Tour”。その現場を体験できる極上セットが登場です。
 そんな本作に収められているのは1つのショウの2つの極上オーディエンス記録。「1987年6月13日ハンブルク公演」の新発掘録音をDISC 1-2に、間近ショットをDISC 3に配した3枚組です。『NEVER LET ME DOWN』時代の象徴と言えば、公式映像/ライヴアルバム『GLASS SPIDER』ですが、本作は別公演というだけでなく、時期も少々異なっています。まずは当時のスケジュールに照らし合わせ、その辺の状況を確認してみましょう。

●1987年
・3月17日ー30日:プロモショウ(9回)
《4月20日『NEVER LET ME DOWN』発売》
・5月29日ー7月18日:欧州(27公演)←★ココ★
・7月30日ー10月14日:北米(44公演)←※公式CD
・10月29日ー11月28日:オセアニア(15公演)←※公式DVD

 これが1987年のデヴィッド・ボウイ。実は公式作『GLASS SPIDER』もCDとDVDでは別公演で、伝統の映像版は「オセアニア」レッグのシドニー公演、2007年に公式化されたCD版は「北米」レッグのモントリオール公演でした。本作のハンブルク公演はどちらとも異なる「欧州」レッグ。その8公演目にあたるコンサートでした。

●DISC 1-2:新発掘の大元カセットから起こされた「G」録音
 本作は、そんなショウを伝える極上記録セット。まずメインとなるのは2枚組のフル・ライヴアルバム。以前から名録音が知られるショウではありましたが、本作はそれとは異なる新録音。80年代以降のボウイを多数記録してきた話題のテーパー「G」氏による大元マスターからデジタル化されており、そのサウンドは「超」が付くほどクリア&タイト。音色にオーディエンスらしさが宿ってはいるものの、ホール鳴り成分がまるでなく輪郭もくっきりとしていてディテールもセパレート感も絶大なのです。その要因は、会場、実のところ、この日は単なるコンサートではなく、ニナ・ハーゲンやERASURE、ウド・リンデンベルク等が集ったフェス形式。会場もハンブルク市立公園に設営された野外ステージで音を反射する壁も天井もなく、PAの出音をダイレクトに拾っているのです。
 もちろん、野外だからと言って必ず名録音になるほどカンタンではないのですが、そこは録音家の技術が物を言う。本作は、従来盤(通称「Arcorman」録音)よりもグッと芯の密度が高く、大元マスター・ダイレクトだけに機微の機微まで歪みなく鮮明。野外の開放感とも相まって清々しくも瑞々しいクリア・サウンドなのです。

●DISC 3:最前付近から撮影された超リアル映像
 代わってのDISC 3は、ステージ間近席からフル体験できる貴重映像。とにかく近い。80年代のオーディエンス・ショットは大きなカメラを隠そうとするあまり遠景ショットになりがりですが、本作はおおよそ10列目くらいから撮影している。しかも、視界が広い。ときおり前列の影も入るので「遮蔽物ゼロ!」と喧伝するわけにもいかないものの、80年代お馴染みのカバンの穴から覗き込む撮影ではない。ご存知の通り、“GLASS SPIDER Tour”はキャストを交えての演劇要素も重要ですので、この視界の広さは重要です。
 また、この映像は明るい時刻に始まって、徐々に闇が増していくムードも良い。緯度の高いヨーロッパはかなり遅くまで日が高く、この日の日没時間も21時50分。フェス形式のメインアクトだったボウイでも開始当初は明るく、1曲また1曲とショウが進むほどに暮れていく。そして、後半では同じショウとは思えないほどライトショウやスクリーン映像が鮮やかになっていく。画質的に80年代のアナログ感は否めないわけですが、間近席から見上げるアングルやカメラを隠さない大胆さは、まるで誰でもスマホ撮影上等な現代のようでもあります。
 そんな極上録音&間近ショットで画かれるのは、公式『GLASS SPIDER』とも異なるフルショウ。本作はライヴアルバム&映像のセットでもありますので、公式CD/DVDの両方と比較しながらセットを整理してみましょう。

●ネヴァー・レット・ミー・ダウン(8曲)
・Glass Spider/Day-In Day-Out/Bang Bang/Never Let Me Down/’87 And Cry(★)/Time Will Crawl(★)/Beat Of Your Drum(★)/Zeroes(★★)
●その他(15曲+α)
・スケアリー・モンスターズ:Up The Hill Backwards/Fashion/Scary Monsters (And Super Creeps)(★)
・レッツ・ダンス:China Girl/Let's Dance/Modern Love
・トゥナイト:Loving The Alien/Dancing With The Big Boys(★★)/Blue Jean
・その他:All The Madmen(★)/Big Brother(★)/Chant Of The Ever Circling Skeletal Family(★)/Fame/"Heroes"/Sons Of The Silent Age/Absolute Beginners
※注:「★」印は公式映像『GLASS SPIDER(シドニー公演)』で聴けなかった曲。特に「★★」印はCD版『GLASS SPIDER(モントリオール公演)』にもない曲。

……と、このようになっています。『NEVER LET ME DOWN』ナンバーはいずれも1987年の限定曲なわけですが、他にも激レアな復活曲「All The Madmen」「Big Brother」「Sons Of The Silent Age」も“GLASS SPIDER Tour”以降には演奏されていません。特に「Dancing With The Big Boys」「Zeroes」の2曲は1987年の限定にも関わらず、公式『GLASS SPIDER』でも聴けない貴重曲なのです。
 異形だからこそ面白い“GLASS SPIDER Tour”。公式作だけで満足されがちな時期ではありますが、それだけに留まらない多彩さもありました。本作に詰まっているのは、そんな公式作では分からない「欧州」レッグの現場なのです。目も醒めるクリアさが素晴らしい新発掘マスターと、間近席のリアリティが素晴らしい貴重映像の豪華セット。どうぞ、3枚組で存分にお楽しみください。

★「1987年6月13日ハンブルク公演」のフル録音と間近席ショットをセットしたオーディエンス3枚組。特にフル録音(DISC 1-2)は従来とは異なるテーパー「G」氏による新発掘録音で、大元マスターからデジタル化されたサウンドは超クリア&タイト。ホール鳴り成分がまるでなく輪郭もくっきりとしていてディテールもセパレート感も絶大。激レアな「Zeroes」「Dancing With The Big Boys」など、公式『GLASS SPIDER』では聴けないレパートリーも美味しい欧州レッグのフルショウを体験できます。

Disc 1(57:14)
1. Intro: Purple Haze
2. Up the Hill Backwards
3. Glass Spider
4. Up the Hill Backwards (Reprise)
5. Day-In Day-Out
6. Bang Bang
7. Absolute Beginners
8. Loving the Alien
9. China Girl
10. Fashion
11. Scary Monsters (and Super Creeps)
12. All the Madmen
13. Never Let Me Down

Disc 2(59:52)
1. Big Brother
2. Chant of the Ever Circling Skeletal Family
3. '87 and Cry
4."Heroes"
5. Time Will Crawl
6. Band Introductions
7. Beat of Your Drum
8. Sons of the Silent Age
9. Dancing With the Big Boys
10. Zeroes
11. Let's Dance
12. Fame
13. Blue Jean
14. Modern Love

DVD
1. Pre-Show
2. Intro: Purple Haze
3. Up The Hill Backwards
4. Glass Spider
5. Up The Hill Backwards (Reprise)
6. Day-In Day-Out
7. Bang Bang
8. Absolute Beginners
9. Loving The Alien
10. China Girl
11. Fashion
12. Scary Monsters (and Super Creeps)
13. All The Madmen
14. Never Let Me Down
15. Big Brother
16. Chant Of The Ever Circling Skeletal Family
17.'87 And Cry
18. "Heroes"
19. Time Will Crawl
20. Band Introductions
21. Beat Of Your Drum
22. Sons Of The Silent Age
23. Dancing With The Big Boys
24. Zeroes
25. Let's Dance
26. Fame 
27. Blue Jean
28. Modern Love

COLOUR NTSC Approx.120min.

David Bowie - vocals, guitar
Peter Frampton - guitar, vocals
Carlos Alomar - guitar
Carmine Rojas - bass guitar
Alan Childs - drums
Erdal Kizilcay - keyboards, trumpet, congas, violin
Richard Cottle - keyboards, saxophone

Tour dancers:
Melissa Hurley Constance Marie Spazz Attack (Craig Allen Rothwell)
Viktor Manoel
Stephen Nichols Toni Basil (choreography)