【取り寄せ】NEIL YOUNG with CRAZY HORSE - NEC BIRMINGHAM 1987(2CD) [ZION-094]

【取り寄せ】NEIL YOUNG with CRAZY HORSE - NEC BIRMINGHAM 1987(2CD) [ZION-094]

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商品詳細

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The NEC, Birmingham, UK 2nd June 1987 STEREO SBD(from Original Masters)

 ニール・ヤング&クレイジー・ホース、1987年6月2日のバーミンガム公演。このライブは同年に行われたヨーロッパ・ツアーから出土した、唯一のステレオ・サウンドボード録音として世界中のマニアに親しまれています。ツアー前半にはチケットの売り上げ不振から公演数が減ってしまった状況などを反映し、アナログLPの時代にはアイテムが一切生み出されず、そもそもアイテム自体が希少なツアーなのですが、マニアの間では前年のアメリカ・ツアーから進化した演奏の激しさやセットリストの変化によって高い人気を誇るツアーでした。それだけに本ツアーからのステレオ・サウンドボード録音の登場たるや、それは衝撃的なものだったのです。
 この貴重かつ衝撃的なステレオ・サウンドボード録音ですが、まずは「BIRMINGHAM VACATION」というプレスCDアイテムが登場し、リリース当初に専門誌などでも高い評価を受けていました。それほどまでに87年ヨーロッパ・ツアーからのサウンドボード音源の発掘はインパクトが大きかった。一般的にはこのアイテムでバーミンガムを聴いた人が大多数かと思われますが、それから数年後、今度は「LONG WALK HOME」というアイテムが海外から登場しました。驚くべきはその音質で、多くの人が親しんだであろう「BIRMINGHAM VACATION」を軽く上回る音質の向上ぶりが世界中のマニアを驚かせたものです。もっとも海外製CD-Rというリリース・フォーマットが裏目に出て、見事なアッパーぶりとは裏腹に、マニア間で思いのほか広まらなかった印象があったのですが。
 「LONG WALK HOME」の音質は先祖「BIRMINGHAM VACATION」と比べると二皮くらいむけたようなアッパー版であり、これがもしプレスCDでリリースされていたとしたら、それこそ不朽の名盤と呼ばれていたのではないか…そんな思いがよぎります。そうはいってもこのタイトルすらリリースは十年以上前。こんな極上サウンドボード音源がマニアの間で見過ごされてしまった感は否めません。

 音源の出元はクレイジー・ホースのメンバー、フランク・サンペドロだと言われていますが、これだけのステレオ・サウンドボード録音ともなれば、あながち嘘とは思えません。問題はこれまでリリースされてきたアイテムが、大なり小なりアナログ・ダビングを経由したジェネ落ち状態のコピーを使用していたということ。それでも「BIRMINGHAM VACATION」リリース時には高音質だと褒めたたえられたのですから、いかにこの音源が高音質であるかの証といえましょう。
 そこで今回のリリースとなる訳です。遂にバーミンガム、ステレオ・サウンドボード録音のマスターからのダイレクト・デジタル・コピーを入手。マニアの間でベストだと絶賛されたCD-R「LONG WALK HOME」の音質をも上回る、さらに一皮むけたかのような極上のクリアネス。当然ながら、オフィシャルでもこのままリリース出来てしまうのではという域にまで登りつめました!近年音楽サイトなどにおいてもこの音源が広まっていましたが、はっきり言って比べ物になりません。
 もっともライブ・アルバム用の録音ではありませんので、ライブ序盤での音割れ、さらに録音時に生じたと推測される「Drive Back」のイントロと終盤に入るカットは以前と変わりありません。ところが過去のアイテムではそれ以外にも散見された演奏に入る微弱なカットが一掃された状態であることからも、今回限定のプレスCDにてリリース見せるバージョンの完膚なきまでのマスター・クオリティを実感できるはず。さらに「LONG WALK〜」では「Drive Back」のカット後からピッチの上昇がみられたのですが、今回はそのようなトラブルもありません。これは誓って言いますが、リリース時にアジャストしたのではなく、元から安定した状態だったということなのです。

 87年のヨーロッパ・ツアーは先に挙げた観客動員の問題からスケジュールの変更が起きたことはもとより、暴動、さらには新曲の導入によるニールとクレイジー・ホース間で起きた軋轢など、波乱に満ちたツアーであったこともよく知られています。しかしツアー終盤となったこのバーミンガムにおいては、そうした波乱が収束し、全編を通して盤石に近いレベルの演奏を聴かせてくれる点も大きな特徴でしょう。
 普段でしたら流すように演奏するのが当たり前な大ヒット曲「Heart Of Gold」からしてニールが非常に丁寧に演奏しており、聞いていて心打たれるものがあります。続く「See The Sky About To The Rain」はこのツアーの目玉の一つとなったレアなナンバーですが、ピアノ弾き語りによる、その繊細な演奏を極上の音質で聴けてしまうとは。そしてこのツアーで導入しようとしてクレイジー・ホースと軋轢が生まれる原因となった新曲の一つである「American Dream」ですが、彼らとのアレンジに納得いかなかったであろうニールが、遂にここでは一人で演奏してしまった点も何か象徴的なように思えてなりません。
 クレイジー・ホースとの通常のライブ・レパートリーの数々がどれもどっしり安定感抜群に演奏されているだけに、なおさら新曲のなじめなさが浮き彫りになってしまったのも超リアルなサウンドを誇るステレオ・サウンドボード録音ならでは。1987年というニールとクレイジー・ホースの過度期を捉えたウルトラ・クリアー音源の決定版が遂に登場!これは是非じっくりと聴き込んでいただきたいリアル・ステレオ・サウンドボード録音です。


Disc 1 (71:16)
1. Intro. 2. Mr. Soul 3. Cinnamon Girl 4. When You Dance I Can Really Love 5. Down By The River
6. Heart Of Gold 7. See The Sky About To Rain 8. Too Lonely 9. When Your Lonely Heart Breaks
10. Drive Back 11. Opera Star 12. Cortez The Killer 13. Sugar Mountain

Disc 2 (56:20)
1. American Dream 2. Mideast Vacation 3. Long Walk Home 4. Powderfinger 5. Like A Hurricane
6. Tonight's The Night 7. Hey Hey, My My (Into The Black)

Neil Young - vocals, guitar, piano, harmonica Frank Sampedro - guitar, vocals
Billy Talbot - bass, vocals Ralph Molina - drums, vocals

STEREO SOUNDBOARD RECORDING