RORY GALLAGHER - MANCHESTER 1982(2CDR) [Uxbridge 1962]

RORY GALLAGHER - MANCHESTER 1982(2CDR) [Uxbridge 1962]

販売価格: 2,500(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Apollo Theatre, Manchester, UK 27th May 1982 TRULY PERFECT SOUND

 ハードなChrysalis時代の締めくくり、ブルース回帰の幕開けでもあった『JINX』時代。大きな転換点に立っていたロリー・ギャラガーに出逢える1stジェネ・マスターが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1982年5月27日マンチェスター公演」。その極上オーディエンス録音です。レコード主体の日本では今ひとつ伝わっていませんが、”JINX Tour”はロリーのキャリアで最後の大規模ツアーでもありました。まずは、その全景を振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。

●1982年
・1月16日:オッフェンブルク公演
・2月28日ー4月14日ー29日:欧州#1a(34公演)
《5月2日『JINX』発売》
・5月2日ー6月4日:欧州#1b(16公演)←★ココ★
・6月30日ー7月18日:欧州#2(4公演)
・8月28日:ローレライ公演 ←※ROCKPALAST
・9月2日ー12月15日:北米(68公演)

 これが1982年のロリー・ギャラガー。1年間に120公演を越えるスケールは絶頂の1974/1975年以来のことであり、久々の大活躍を見せた1年でした。そんなツアーのメインは「欧州#1」と「北米」で、本作のマンチェスター公演は前者の終盤。「欧州#1」の45公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウを伝える本作は、「まるでサウンドボード」を地で行く猛烈クリアな名録音。最近公開された1stジェネ・マスターなのですが、オンな芯の力強さ、無音の闇にキリッと浮かぶ輪郭の鋭さ、細やかなディテール……まるでサウンドボード。特に驚きなのは、見事すぎるセパレート感でしょうか。アンサンブルもヴォーカルもきっちりと分離しており、濁りがちなベースでさえアタック音も1粒1粒がくっきり。ロリーのギターがいかに暴れようと混じり合うことなく、3ピースの立体感が微塵も崩れないのです。
 この感覚をご理解頂くためにはそうですね……例えば、1982年の象徴でもある“ROCKPALAST”プロショットが良いでしょうか。本作のサウンドは、あのステレオ・サウンドボード音声と同等以上。1曲ずつ交互に再生したら、どっちがサウンドボードなのか分からなくなるくらい。1音の鮮やかさも楽器同士のセパレート感も空間を介しているとは到底思えず、まるでマルチトラックで録音したかのように分離しているのです。
 そんな「完全サウンドボード級」とでも評するしかないサウンドで画かれるのは、大定番の“ROCKPALAST”プロショットとも似て非なるフルショウ。そもそも“ROCKPALAST”はサックスも交えた特別編成だったので違って当然なのですが、セットも異なっている。ここで比較しながら整理してみましょう。

●ジンクス(6曲)
・Bourbon/Double Vision/Big Guns/The Devil Made Me Do It/Ride On Red, Ride On/Jinxed
●その他(14曲)
・トップ・プライオリティ:Bad Penny/Follow Me/Philby/Wayward Child
・フォト・フィニッシュ:Brute Force & Ignorance/Shadow Play/Shin Kicker
・その他:Tattoo'd Lady(★)/Out On The Western Plain/All Around Man(★)/Moonchild/What In The World/Bullfrog Blues(★)/Knock On Wood(★)
※注;「★」印は大定番の1982年ROCKPALASTプロショットでも聴かなかった曲。

……と、このようになっています。Chrysalis時代のロリーと言えば名作『STAGE STRUCK』が浮かびますが、そこでは聴けない『JINX』ナンバーがたっぷり。特に「The Devil Made Me Do It」「Jinxed」はこのツアー限定のレア曲でもある。そして、そこに『PHOTO-FINISH』『TOP PRIORITY』を交え、ハードロックに接近していったChrysalis時代の旨みを濃縮しています。
 そして、セットだけでなくテッド・マッケンナからブレンダン・オニールに交代したアンサンブルも『STAGE STRUCK』とは異なるポイント。これは好みの問題でもありますが、より多彩になったリズムワークが完全サウンドボード級クオリティで楽しめるのです。
 “JINX Tour”を終えたロリーは、Chrysalisと契約を終了。体調不良も相まって活動を急激に縮小させてしまいました。その後のツアーは120公演どころかその半分にも満たない規模しか行われず、”JINX Tour”が最後の全盛となったのです。本作は、そんな最後の大規模ツアーに臨む熱量をサウンドボード級の鮮やかさで現場体験できる。まさに必聴の文化遺産アルバム。どうぞ、存分にご堪能ください。

★「1982年5月27日マンチェスター公演」の極上オーディエンス録音。「まるでサウンドボード」を地で行く猛烈クリアな名録音で、1982年の象徴でもある“ROCKPALAST”プロショットと並べて再生してもまったく劣らないから凄い。このツアー限定の「The Devil Made Me Do It」「Jinxed」を始めとした貴重な『JINX』ナンバーもたっぷりのフルショウを極上体験できます。

Disc 1(48:28)
1. Intro
2. Bourbon
3. Bad Penny
4. Follow Me
5. Double Vision
6. Big Guns
7. What In The World
8. Tattoo'd Lady
9. Brute Force & Ignorance
10. The Devil Made Me Do It

Disc 2(58:50)
1. MC Intro
2. Out On The Western Plain
3. Ride On Red, Ride On
4. Philby (With Instrumental Reprise)
5. Moonchild
6. Jinxed
7. Shadow Play
8. Bullfrog Blues
9. Knock On Wood
10. All Around Man
11. Shin Kicker
12. Wayward Child

Rory Gallagher - vocals, guitar, harmonica
Gerry McAvoy - bass guitar
Brendan O'Neill - drums, percussion