BLACK SABBATH - DEHUMANIZER REHEARSALS(3CD) [ZODIAC 597]

BLACK SABBATH - DEHUMANIZER REHEARSALS(3CD) [ZODIAC 597]

販売価格: 4,500(税込)

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商品詳細

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Studio Rehearsals & Demos 1991-1992 STEREO SBD(from Original Masters)

 サバス史の……いえ、英国HR/HM史の究極ドリーム・チームだった「ロニー&コージー/アイオミ&ギーザー」。公式作品を残せなかった奇跡カルテットによるスタジオ・アルバムがリニューアル・アートワークで復刻リリース決定です!
 そんな本作の正体は、『DEHUMANIZER』のために行われたスタジオ・リハーサル&デモ音源集。もちろん、公式作『DEHUMANIZER』でドラムを叩いていたのはヴィニー・アピスですが、プロジェクト初期にはコージーでした。そもそものキーパーソンはギーザー。1990年サバスのハマースミス公演でアイオミと再共演(当店の『TYR U.K.(Shades 087)』でお楽しみ頂けます)、DIOのミネアポリス公演でロニーと再共演(同『HOWLING WOLF(Shades 330)』)を果たした彼は、両者に再結成を提案。ロニーは当時DIOにいたサイモン・ライトをドラマーに推薦しますが、結局はサバスに在籍していたコージーに決定します。
 その後、アルバムの正式録音を前にコージーは落馬事故の負傷で離脱してしまうのですが、リハーサル/作曲段階では奇跡のカルテットが実現していた。本作は、そのリハ/デモをコージー・パウエルが秘蔵していたカセット(いわゆる“コージー・テープス”)からデジタル化したもの。「DEHUMANIZERデモ」は幾つかの種類がありますが、その中でも圧倒的な物量と精緻なトリートメントで決定盤として君臨してきた3枚組です(なお、コンプリートされたい方は「BATTLE OF GODS+本作」で完璧です)。それでは、早速それぞれのディスクを個別にご紹介してきましょう。

【DISC 1-2:「Computer God」主軸の作曲リハーサル】

●DISC 1:ロニー抜きのインスト・リハ
 本作の構成は「多分こうなんじゃないか時系列」。ソースとなったコージー・テープは何本かあるのですが、内容的に初期と思われるセッションから順番に収録しています(ただし、セッションの真実を守るため、テープ内の曲順は入れ替えていません)。というわけで、DISC 1はもっとも初期のリハーサル。ここではロニーは参加せず、「アイオミ/ギーザー/コージー」の3人によるジャムが楽しめます(ロニーの加入前というわけではなく、まだスタジオに来ていないタイミングのようです)。
 再生して驚くのは、極上級のサウンド。ラインではなくスタジオ内に設置されたマイク録音ではあるのですが、サウンドボードで十分通る。リアリティとダイレクト感。もちろん、コージー・テープですからダビング劣化もありません。
 そして、流れ出るのは英雄3人による談笑とパーツ段階の名曲群。DISC 1-2は基本的に「Computer God」の作曲セッションなのですが、ところどころで他作品に収録される曲や未発表曲も試しています。現在ではマニア筋の解析も進んでいますので、ここでちょっとまとめてみましょう。
・Computer God(5テイク)
・Letters From Earth(2テイク)
・Rising Hell(Unknown Song: Take 1/2)
・Get A Grip(Unknown Song: Take 5)
・Bad Blood(Unknown Song: Take 4)
・未発表(Unknown Song: Take 3)
・Apache(VENTURESのカバー)

 「Rising Hell」はトニー・マーティンのソロアルバム『SCREAM』に収録された曲。アイオミによると、再結成が確定するまで何度かマーティンもセッションに参加したらしく、その時の未発表曲を仕上げたのかも知れません。「Bad Blood」は本作でしか聞けない未発表曲です。
 こうした資料的な聴き方も興味深いのですが、それ以上に英雄3人による呼吸感が最高にエキサイティングでもあります。いかにもギーザーな歌心ラインとコージー特有のフィルが絡み合い、アイオミ印のヘヴィ・リフを盛り立てていく。インタビューで聴き馴染んだ声が談笑したり、口笛で遊ぶなどムードも和やかですし、スタジオに入って大音量で流し、3人と仮想セッションしてみたくなる録音でもあります。

●DISC 2:ロニーも登場するリハの続篇

 DISC 2はクオリティも内容もDISC 1に通じるリハーサル録音の続篇。ここでは何曲かロニーも参加! 超貴重なドリーム・チームの生演奏も楽しめます。早速、整理してみましょう。
・Computer God(インスト5テイク)
・Computer God(歌入り:Take 3)
・Rising Hell(Unreleased Track: Take 3)
・未発表インスト(Unknown Song: Take 1/2/4)
・未発表歌入り(Unknown Song: Take 5)

 主軸である「Computer God」は同じパートでもテンポを変えてみたり、よりヘヴィに演奏したりと曲の可能性をいろいろと探っている。コージーがすでに完成版と同じフィルを叩いているのも面白いポイント。ヴィニーにしてはパーカッシヴでフックのあるフィルだとは思っていましたが、コージーの作曲(?)だったわけです。
 そして、最大の注目は「Computer God (Take 3)」! ここで遂にロニーが登場!! ドリーム・チームによるスタジオ録音が実現するのです!! メロディも歌詞も完成版とは異なる仮歌ではあるのですが、リキの入った歌いっぷりはさすがさすがのロニー・ジェイムス・ディオ。さらにDISC 2最後の未発表曲「Unknown Song (Take 5)」でもロニーが再登場します(ちなみに『BATTLE OF GODS』では、この曲の別テイクが聴けます)。何より、あの4人が1つの部屋にいて共演している……そんな空間に極上サウンドで同席できるのです。

【DISC 3:音楽的にも楽しめる完成度の高いデモ・アルバム】

●序盤:GEEZER BUTLER BANDデモ(2曲)
 DISC 3は少々雰囲気の違うデモ録音集。まず冒頭2曲に収録されているのは、サバスではなくGEEZER BUTLER BANDのデモ。1986年にギーザーが組んでいたソロバンドで、歌っているのはカール・センタンス(元PERSIAN RISKでドン・エイリーやダリオ・モロ等とも共演してきたシンガーで、現在はNAZARETHのフロントマン)です。GEEZER BUTLER BANDは正式デビューに至りませんでしたが、ギーザーは書きかけのマテリアルをサバスに持ち込んでいたのです。
 「Computer God」は同名なだけで似ても似つかない別曲なのに対し、「Master Of Insanity」は『DEHUMANIZER』とほぼ同じで、アレンジも完成しています。後年、ギーザーの公式サイトからも公開されましたが、初出は本作のソースとなったコージー・テープでした。

●本編:より本格的なロニーの歌入りデモ(4曲・8テイク)
 さて、DISC 3の3曲目以降はロニーの歌も入った奇跡カルテットによるデモ。ここで聴けるのは4曲・8テイク。整理しておきましょう。

・Master Of Insanity
・Letters From Earth
・Bad Blood
・Psychophobia(The Next Time:5テイク)

 DISC 1-2と同じ曲もより完成度が高まっており、単に一緒に音を出しているのではなく、曲としてしっかり楽しめるレベルにまで進化している。まさに本作最大の聴きどころです。ここで初登場なのが「The Next Time」。「Psychophobia」の原曲でもあり、本作でもアレンジやテンポをいろいろと試していますが、この時点では完成には至らなかったようです。
 この後、コージーが離脱してヴィニーが呼び戻されたのは前述の通りですが、どうも落馬事故がなくても崩壊は免れなかったようです。と言うのも、当時のロニーとコージーの仲は険悪そのもの。コージーは「ロニーが俺を嫌ってる」と話していましたが、第三者的に2人を見ていたアイオミはちょっと違う証言をしています。
「ひどいもんだった。何しろシンガーとドラマーの関係が最悪だったんだからな。ロニーの方は、コージーの存在に異論はなかったようだが、コージーは『あのカスが俺に楯突きやがったら、顔面パンチを食らわしてやる』てな調子だったのを憶えている(自伝『アイアン・マン』p.282)」
 閑話休題。仲はどうあれ、彼らがHR/HM史上並ぶ物のない究極ドリーム・チームであることに疑問の余地はありません。そんな英雄達が音を重ねる現場に居合わせるリハーサルに、名作アルバムに昇華したかも知れないデモの数々。本作は、あの4人が音を重ねる秘宝の数々を2時間25分に渡って味わえるスタジオ・アルバムなのです。まさに文化遺産以外の何物でもないプレス3CD。ここに堂々の復刻です。

★究極のドリーム・チーム「ロニー&コージー/アイオミ&ギーザー」によるスタジオ録音集。『DEHUMANIZER』の作曲段階で録音されたスタジオ・リハーサル&デモで、コージー・テープスからデジタル化された銘品。あの4人が音を重ねる秘宝の数々を2時間25分に渡って味わえる文化遺産アルバムです。


Disc 1(46:06)
Studio Rehearsals 1991

1. Computer God (Take 1)
2. Computer God (Take 2)
3. Letters From Earth (Take 1)
4. Letters From Earth (Take 2)
5. Unknown Song (Take 1)
6. Unknown Song (Take 2)
7. Unknown Song (Take 3)
8. Apache (Ventures cover)
9. Unknown Song (Take 4)
10. Unknown Song (Take 5) incl. Get A Grip riff
11. Whistle
12. Computer God (Take 3)
13. Computer God (Take 4)
14. Computer God (Take 5)

Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Cozy Powell - Drums

Disc 2(46:03)
Studio Rehearsals 1991-1992

1. Computer God (Take 1)
2. Computer God (Take 2)
3. Conversation
4. Computer God (Take 3) with Ronnie James Dio
5. Computer God (Take 4)
6. Computer God (Take 5)
7. Computer God (Take 6)
8. Unreleased Track (Take 1)
9. Unreleased Track (Take 2)
10. Unreleased Track (Take 3)
11. Unreleased Track (Take 4)
12. Conversation
13. Unreleased Song (Take 5) with Ronnie James Dio

Ronnie James Dio - Vocal Tony Iommi - Guitar Geezer Butler - Bass Cozy
Powell - Drums

Disc 3(52:57)
Geezer's Demos 1986

1. Computer God
2. Master Of Insanity

Geezer Butler - Bass
Pedro Howse - Guitar
Carl Sentance - Vocals
Jezz Woodroffe - Keyboards
Gary Ferguson - Drums

Studio Demos 1991-1992

3. Master Of Insanity
4. Letters From Earth
5. Bad Blood
6. The Next Time (Take 1)
7. The Next Time (Take 2)
8. The Next Time (Take 3)
9. The Next Time (Take 4)
10. The Next Time (Take 5)

Ronnie James Dio - Vocals
Tony Iommi - Guitar
Geezer Butler - Bass
Cozy Powell - Drums

STEREO SOUNDBOARD RECORDING