ERIC CLAPTON - BUDOKAN 1999 7TH NIGHT: DAT MASTER(2CD) [Tricone 239/240]

ERIC CLAPTON - BUDOKAN 1999 7TH NIGHT: DAT MASTER(2CD) [Tricone 239/240]

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商品詳細

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Budokan, Tokyo, Japan 29th November 1999 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)*UPGRADE & LONGER

【’99年「ピルグリム・ジャパン・ツアー」の高音質ステレオ・オーディエンス録音DATマスター第四弾!】

 1999年に行なわれた14回目のジャパン・ツアーからの優良マスターリリースは続きます。Hoochie Coochieレーベルの全公演収録ボックスセット「14 GIGS」に収められていた後半武道館公演の7夜目(最終公演の一つ前)、11月29日のステージを高音質で完全収録した、大元のDATマスターからの製作です。
因みに、99年ジャパン・ツアーの全日程は下記でした。

●1999年ジャパンツアー
・11月9日:日本武道館
・11月11日:名古屋体育館
・11月13日:マリンメッセ福岡
・11月15日、16日、17日:大阪城ホール
・11月19日、20日、22日:日本武道館
・11月24日:横浜アリーナ 
・11月26日、27日、29日、30日:日本武道館

 本作のマスターの録音席は武道館アリーナのA9列 50番という、なかなかの好ポジション。今回同時リリースとなる「Budokan 1999 6th Night: DAT Master(2CD)」よりもさらにクリアでダイナミックな音像で収録されています。やはりクラプトンは、武道館となると連日凄いプレイをしていたことがよく分かる音源です。それが迫力満点で迫ってきます。本作も録音は開演前の着席を求めるブザーの音で始まり、最後はPost Showとして武道館を退場する時点まで入っていますので、大元のマスターであることをお判りいただけるでしょう(ボックスセットの収録盤ではカットされていた部分です)。リリース当時、ボックスセットの購入には至らなかった方も、この機会に是非聴いていただきたい優れたマスターです。

【7日目も最高レベルのパフォーマンス!】

 今回同時リリースの「Budokan 1999 6th Night: DAT Master(2CD)」の解説と重複しますが、繰り返させていただきます。このツアーは、前年にリリースされたアルバム「PILGRIM」のプロモーションに当たっていました。前年にはアメリカ、ヨーロッパをカバーするワールドワイドなツアーを大々的に行なったため、日本に来るのが翌年にずれ込んだ形になりました。この1998年〜99年に実施された「ピルグリム・ツアー」とはクラプトンのキャリアにおいて、どのような意味を持っていたのでしょうか?ここで1998年からのクラプトンの活動履歴をおさらいしておきましょう。

●1998年
・1998年3月10日<アルバム「PILGRIM」全世界一斉リリース>
・1998年3月30日〜4月26日:アメリカン・ツアー・ファースト・レッグ
・1998年5月11日〜6月6日:アメリカン・ツアー・セカンド・レッグ
・1998年9月5日〜9月18日:短期アメリカ&カナダ・ツアー 
・1998年10月13日〜12月11日:イギリス、北欧を含むヨーロッパ・ツアー 
●1999年
・1999年2月14日:米カリフォルニア州パサデナのシヴィック・オーディトリアムにて行なわれた「NAACP Image Awards」にて、B.B.キング、ジョージ・ベンソンとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月24日:ロサンゼルス、シュライン・オーディトリアムにて行なわれた「グラミー賞」授賞式にて、B.B.キングとともに「Rock Me Baby」を演奏
・1999年2月25日:米カリフォルニア州カルヴァーシティにて行なわれたブルースの祭典に出演、ジョン・リー・フッカーと共演
・1999年3月15日:米ニューヨークにて行なわれた「ロックの殿堂」セレモニーにて、カーティス・メイフィールドの殿堂入りを祝してディアンジェロと共演演奏
・1999年5月20日:ロンドンにて行なわれた「ザ・フランク・スキナー・ショー」に出演、珍しく「Rock Island Line」でベースをプレイする
・1999年6月12日:米カリフォルニア州ウェスト・ハリウッドで行なわれた「ジョルジオ・アルマーニ・ガラ」にて、ジミーヴォーンバンドに加わり演奏
・1999年6月30日:ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンにて、自身主催の「クロスロード・ベネフィット・コンサート」を開催
・1999年9月14日:ニューヨークのセントラル・パークにて開催された、シェリル・クロウの「セントラル・パーク・コンサート」に出演
・1999年10月23日:ワシントンのホワイトハウスにて開催された「The Concert Of The Century」に出演、レニー・クラヴィッツと共演する
・1999年11月2日:米カリフォルニア州ユニヴァーサル・シティで行なわれた「the Phoenix House and M.A.P Allegro Awards Gala」に出演、ジミー・ヴォーン、ボニー・レイット、ドクター・ジョンらとブルースジャムを演奏する
・1999年11月4日:米ロサンゼルスのスタジオにて、来るジャパン・ツアーのリハーサルを行なう
・1999年11月9日〜30日:ジャパン・ツアー ←★ココ★
・1999年12月31日:英サリー州ウォーキングにて、自身主催の「ニュー・イヤーズ・イヴ・ダンス」を開催

 ご覧のとおり、1998年はアルバムを全世界で同時リリースし、自身の53歳のバースデイからツアーをスタートさせ、年末までの長期に亘り実施しました。翌年には前年に回り切れなかった日本を想定しつつも、スポット的なイベントに数多く出演したという、多忙な二年間でした。2年がかりで実施したことから、「ピルグリム・ツアー」は非常に気合の入ったツアーだったことがお判りいただけるでしょう。なぜここまで気合が入ったのかと申しますと、アルバム「PILGRIM」は、クラプトンが1991年に不慮の事故により4歳で亡くなった息子さんとの思い出に捧げ、自分の人生を見詰め直した過程で作り上げた内省的な作品、言わば人としてミュージシャンとして、絶対やっておかねばならないこと、だったからです。大半が自作曲で埋められたこのアルバムはクラプトンからの内省的メッセージに富んだものであったため、そのツアーでもアルバムの楽曲をフィーチャーすることで、クラプトンは世界中のファンにライブステージでそのメッセージを届けようと考えていました。もちろん日本のファンに向けてもそうでした。この日は、これまでこれら新曲の合間にプレイしてきたHoochieCoochie Manをカットしました。オープニングから新曲を5続けたのです。やはりオーディエンスにニューアルバムからのナンバーを聴かせたい、そこに集中しようという意図だったと思われます。その意図どおり、この序盤の5曲でのクラプトンはエンジン全開、スタジオバージョン以上に情熱的でエモーショナルなプレイを披露しています。このパートでのクラプトンのプレイは、「Budokan 1999 6th Night: DAT Master(2CD)」同様の弾き捲りです!ステージ序盤でこれら新曲の呈示を見事に成功させ、一つの区切りをつけた後は自らをクールダウンするかのように、しっとりとプレイするアコースティックセットに移ります。ここではアルバムとも関連の深い、息子さんに捧げた名曲Tears In Heavenをプレイしています。そしてこの日も前日公演に続き、特別にアコースティックセットでBefore You Accuse Meをプレイしました!これはこのツアーで初めて披露されたバージョンで、クラプトンのキャリア上においてもレアなものです。2日続けてのレアな構成。千秋楽に向けてクラプトンの気合がさらに入ってきたことが判ります。また、前年ツアーではではセットインしていなかったドミノス時代の名曲Bell Bottom Bluesがこの日もプレイされます。この曲が日本でプレイされるのは、なんと75年以来24年ぶりのことで、しかも75年当時とは異なり、アコースティックアレンジでのプレイとなっていました。中間のクラプトンによるアコギソロは、当然連日アドリブでプレイされていたのですが、この日はこれまでで一番「優しい」ソロです。曲調にぴったりの、とても素敵なフレーズが奏でられています。さすが、アコギの名手でもあり、ライブミュージシャンたるクラプトンです。後半に入ると、クラプトンはますます調子を上げてきます。とにかくこの日も絶好調ぶりがはっきり現れている様子でステージが進行していきます。アコースティックセット終了後には、セカンドギターのアンディ・フェアウェザー・ロウをフィーチャーしたGin Houseがプレイされ、中間のクラプトンのソロが聴きものなのですが、この日も前日同様、低域のスライドで始め、その後シングルノートでのソロに移ります。これがもう凄まじいプレイなのです!こういうところが、連日クラプトンを観る意味があるということでしょう。あとは王道のヒット曲、代表曲を畳み掛けてエレクトリックLaylaで大団円へという展開なのですが、CocaineもBadgeもLaylaも、そしてアンコールのSunshine of Your Loveも、すべてのプレイが凄いのです。まるでクラプトンの指が「もっと、もっと弾かせてくれ!」と訴えかけているように、超高速で動き回ります。クラプトン自身も異次元に行ってしまっているような無我の境地で弾いているようなプレイなのです。とにかく凄過ぎるクラプトンがここにいます。本作も是非コレクションに加えていただくべき名演の日としてオススメします。

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★「14 GIGS」(Hoochie Coochieレーベル)BOX SETのマスターDAT★高音質

★録音席 アリーナのA9列 50番

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★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc:1 (70:50)
1. Pre-Show★8分50秒収録
2. Intro.
3. My Father's Eyes
4. Pilgrim
5. River of Tears
6. Goin' Down Slow
7. She's Gone
8. Ramblin' on My Mind
9. Tears in Heaven
10. Before You Accuse Me
11. Bell Bottom Blues
12. Change the World

Disc2 (63:28)
1. Gin House Blues
2. Cocaine
3. Wonderful Tonight
4. Badge
5. Stormy Monday
6. Layla
7. Sunshine of Your Love

Eric Clapton - guitar / vocals
Andy Fairweather Low - guitar / vocals
Nathan East - bass / vocals
Steve Gadd - drums
David Delhomme - keyboards
Katie Kissoon - backing vocals
Tessa Niles - backing vocals