【取り寄せ】BRUCE SPRINGSTEEN & THE E STREET BAND - DEFINITIVE SOUL CRUSADERS(2CD) [IMPORT TITLE]

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Maple Leaf Gardens, Toronto, ON. Canada 13th February 1977 TRULY PERFECT SOUND

 その昔、スプリングスティーン専門のEst.レーベルから「SOUL CRUSADERS」というタイトルが出されていたことを覚えているマニアの方はいらっしゃいますでしょうか。これは1977年2月13日のトロント公演を収録していました。スプリングスティーンの77年ツアーと言えば、今も昔も千秋楽を飾ったボストンでの連続公演が有名でしょう。それらはスティーブン・ホプキンス録音による超絶クオリティのオーディエンス録音が有名で、「LEGENDS FROM THE MUSIC HALL」と「BOSTON 1977: ARE YOU READY FOR THE FINAL MOMENT?」という二つのタイトルでコンプリートされる形でリリースされています。
特にツアー最終日である3月25日のボストン公演は究極の名演として決定づけられていたのですが、アナログLPの時代からリリースされ続けていたのも25日だけでした。それほど3月25日ボストン公演のインパクトは強烈で、CDタイトルとしてはグレート・デーンの「FORCED TO CONFESS」が3月25日の名盤として君臨(ただしスティーブン・ホプキンスとは別の音源)していたものですが、おかげで他の公演がほとんどリリースされないという状況が続いていたものです。そんな一石を投じてくれたのが先の「SOUL CRUSADERS」。ボストン最終日より一か月以上前のライブを収録したタイトルとして、マニアの間では高い評価を受けました。
それは初めて77年ツアー序盤の様子を伝えてくれたというだけにとどまらず、オーディエンス録音ながらも非常にオンな音像が素晴らしく、ボストン最終日とは違う上質音源であったことが大きな要因だったのです。特に周囲の音をほとんど拾わない、安定した録音状況はボストンとはまったく別次元。それもそのはず、今回のトロントから始まって、77年ツアーは中盤辺りまで、スプリングスティーンのスタッフが録音した、いわば“オフィシャル・オーディエンス録音”とでも呼ぶべき音源がいくつも存在(だから77年ツアーがオフィシャルでリリースされないのかもしれませんが…)しています。
 それらをマスターから発掘してくれたのがおなじみJEMSチーム。昨年を通してチームは一連の音源を公開してくれており、「MILWAUKEE 1977」と「DETROIT 1977」が既にリリースされています。どちらも過去にタイトルがリリースされていた音源ではあるものの、それらを軽く一蹴してみせた圧巻のアッパーぶりが世界中のマニアから高い評価を受けました。むしろ、それらやボストン全日といった具合に、77年ツアーに存在する優良音源はすべて刷新タイトルが生み出されてきたものばかり。

 そうした音源の中で最後の砦とも言えたのが今回のトロント、メイプル・リーフ・ガーデンのライブでしょう。1990年代の半ばに「SOUL CRUSADERS」としてリリースされて以降、現在に至るまでアッパー版のリリースされる気配がありませんでした。しかし内容と音質が評価された「SOUL CRUSADERS」には大きな欠点があったのです。それは過剰なイコライズと、それ以上に深刻なピッチの狂い。何しろ速いもので、スピードを落として再生しない限りは聴けたものじゃないというほどのひどさ。それにEst.というレーベル自体、多くのタイトルで音源にイコライズを施していた悪名が轟いていたものです。そうなればトロントのアッパー版の登場は世界中のマニアにとって命題と言っても過言ではなかったのですが、ここからコピーされたマニア制作CD-R「NO TROUBLE IN RECEIVER」(なんとイコライズされた状態をさらにイコライズしたという…笑)だけでした。
 しかし今回はJEMSがマスターからの音源を発掘してくれただけあって、ジェネ落ちカセット音源にイコライズを施していたEst.版とは、あまりに異次元!元々のオンな音像はもちろん、77年他のオーディエンス録音とは違うモノラルの骨太な音質の迫力が忠実に再現されることになったのです。これぞ「飛躍的な音質の向上」という言葉がぴったりと当てはまるアッパー感。もちろん、ピッチは正確な状態へアジャストして収録している点も大きなポイントでしょう。

 そして音質の圧倒的な向上だけでなく、77年ツアーが開始当初から圧倒的なボルテージの高さを持って行われていたことを証明してくれるのもこの音源の魅力。それでいて、今回同時リリースとなるニューヨーク・パラディアムの日程で76年ツアーが終了した後、77年最初(で最後の)ツアーだったにもかかわらず、サウンドが豹変を遂げている点が聞き逃せません。オープニングの「Night」やホーン隊が加わる「Tenth Avenue Freeze-Out」などはパラディアムの時よりもゆったりとしたテンポで演奏されているという、際立った違いがあります。
 それでいてスプリングスティーンが縦横無尽に駆け巡るかのようなパフォーマンスが本当にすさまじい!パラディアムの時と同じように、この時も新曲「Something In The Night」が演奏されているのですが、そのアレンジがまた豹変。一気にダークネス風なアレンジへと生まれ変わっているのです。しかも、それを歌い上げるスプリングスティーンの声が超ワイルド。後のダークネス・ツアーですら、ここまで激しいバージョンは存在しないのではと思えるほどの名演をアッパー版ならではの最高音質でお楽しみください。
 ライブの中盤が「Action In The Streets」から始まる展開(このツアーのみの未発表曲)に次いで始まる「Backstreets」は77年における毎晩のハイライトとして、マニアの間で高い人気を誇ります。既に今回リリースされるパラディアム29日の時点でも、スプリングスティーンはワイルドで自由な歌を聞かせてくれていた(この点はぜひ聞き比べてください)のですが、77年を迎えて演奏は一気にエスカレート。マニアの間ではこの曲の中間でスプリングスティーンのアドリブ語りが「Sad Eyes」として有名ですが、ここトロントでスプリングスティーンが吠える様は壮絶の一言。あのボストン連続公演ともひけを取らないハイテンションさ。
 ここまで書いてきたように、マニアの間では「SOUL CRUSADERS」の日として知られていた音源のアッパー版ということから、今回も同じタイトルに「DEFINITIVE」を冠した文字通りの究極バージョンを限定のプレスCDにてリリースします。そしてもちろん、ジャケット・デザインまで「SOUL CRUSADERS」コンセプトに基づいてリニューアル。77年ツアー序盤の名演かつ名音源の決定版が遂に登場です、お待たせしました!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1(65:56)
1. Night 2. Rendezvous 3. Spirit In The Night 4. It's My Life 5. Thunder Road
6. Mona - She's The One 7. Tenth Avenue Freeze-Out 8. Something In The Night
9. Growin' Up

Disc 2(50:51)
1. Action In The Streets 2. Backstreets 3. Jungleland 4. Rosalita (Come Out Tonight)
5. Raise Your Hand 6. Born To Run