GENESIS - HAMMERSMITH ODEON 1976 1ST NIGHT(2CD) plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only [Virtuoso 493/494]
GENESIS - HAMMERSMITH ODEON 1976 1ST NIGHT(2CD) plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only
[Virtuoso 493/494]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Hammersmith Odeon, London, UK 9th June 1976 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
エリック・クラプトンやTHE ALLMAN BROTHERS BAND、CSN&Yなどの衝撃作が話題沸騰中の「Mike B」コレクション。その最新弾となるGENESIS録音が全世界初登場です。
そんな本作に吹き込まれているのは「1976年6月9日ハマースミス・オデオン公演」。“A TRICK OF THE TAIL Tour”の一幕で記録された超極上オーディエンス録音です。“A TRICK OF THE TAIL Tour”は元YES/KING CRIMSONの英雄ビル・ブルーフォードが帯同した事でも伝説的なツアーであり、その英国ツアーと言えば公式映像『GENESIS: IN CONCERT』でも有名です。しかし、本作はそれとはちょっと時期が異なる。その意味をご説明するためにも、まずはツアーの全体像を俯瞰してショウのポジションを確かめてみましょう。
《2月『A TRICK OF THE TAIL』発売》
・3月26日ー5月7日:北米(34公演)
ー約1ヶ月後ー
・6月9日ー14日:英国#1(6公演) ←★ココ★
・6月15日ー7月4日:欧州(19公演)
・7月8日ー7月11日:英国#2(4公演)←※公式映像
《9月-10月『WIND & WUTHERING』製作》
【シンフォニックに輝く全世界初登場マスター】
これが1976年のGENESIS。「前半=北米/後半=欧州」というシンプルな構成でしたが、英国ツアーは間に大陸ヨーロッパ篇「欧州」レッグを挟んで2つに分断されていました。公式映像『GENESIS: IN CONCERT』はツアー最終盤の「英国#2」で撮影されましたが、本作のハマースミス公演は逆の「欧州#1」。それもイの一番となる初日のコンサートでした。
そんなショウは以前から録音も知られていたのですが、本作はそれとはまったく異なる全世界初公開のオリジナル・マスター。これまでも極上級の名作を連発してきた「Mike B」コレクションですが、本作もその金看板を汚さない……と申しますか、さらに一層輝かせる素晴らしさ。空気感がクリアに透き通り、そのド真ん中を力強い芯が真っ直ぐに貫く。驚きなのは、その鮮やかさ。1音1音の輪郭がくっきりと浮き立ち、音数の多い複雑なアンサンブルが折り重なっても混じり合ったりしない。しかも、その密度は手応えまで感じるほどにパンパンに詰まってスカスカ感がまるでなく、それこそレーザー光線のようなキリッとサウンドなのです。
しかも、このサウンドが「ブルーフォード入りGENESIS」にぴったり。オーディエンスらしからぬ透明感を誇りつつ、よく聴くとホール鳴りもしっかりと吸い込んでいるのがポイント。際立つクリアさはブルーフォードの細かい美技をしっかりと伝えてくれ、それと同時にホール鳴りが曇りや濁りではなく、クリアさやシンセのキラキラ感を演出する方向で作用。GENESIS特有のシンフォニックな降り注ぎ感と力強い鮮やかさを両立してくれるのです。
【絶世の美音で味わうブルーフォード入りのフルショウ】
そんな輝きのシンフォニック・サウンドで画かれるのは、GENESISとブルーフォードが交錯した“A TRICK OF THE TAIL Tour”のフルショウ。約45分に抜粋編集されていた公式映像『GENESIS: IN CONCERT』とは比べものにならないほどの曲数ボリュームが楽しめますので、ここで比較しながら整理しておきましょう。
●トリック・オブ・ザ・テイル(5曲)
・Dance On A Volcano(★)/Robbery, Assault and Battery(★)/Entangled/Squonk(★)/Los Endos
●ガブリエル時代(11曲)
・眩惑のブロードウェイ:The Lamb Lies Down On Broadway(★)/Fly On A Windshield/Broadway Melody of 1974/The Carpet Crawlers/It(★)
・月影の騎士:The Cinema Show/Firth Of Fifth(★)/I Know What I Like (In Your Wardrobe)
・その他:White Mountain(★)/Supper's Ready/Watcher Of The Skies(★)
※注:「★」印は公式映像『GENESIS: IN CONCERT』で聴けなかった曲。
数々の名作を連発して世界中のコレクターを震撼させている「Mike B」コレクション。その驚異の美音でGENESIS一流のシンフォニック・ロックを輝かせてくれる新名盤です。本作の立つ地平とは、単なる「音が良いオーディエンス録音」ではありません。「この音だから胸に深く刺さるシンフォニック・ロック」が詰まった音楽アルバムの大傑作なのです。その輝きを永久保存するプレス2CD、ここに堂々の全世界初登場です。
★「1976年6月9日ハマースミス・オデオン公演」の超極上オーディエンス録音。全世界初登場となる「Mike B」コレクションの最新作で、空気感がクリアに透き通り、そのド真ん中を力強い芯が真っ直ぐに貫く。1音1音の輪郭がくっきりと浮き立ち、その密度は手応えまで感じるほどにパンパンに詰まってスカスカ感がまるでない。それこそレーザー光線のような絶世の美録音で、ビル・ブルーフォードも参加したフルショウを極上体験できる新名盤です。
★★本当に素晴らしい世界初登場マスターです。驚くほどに良い音で、圧巻のシンフォニック・パートが堪能できます。感動!!
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc 1 (56:11)
1. Intro
2. Dance on a Volcano
3. MC「去年のウェンブリー以来だね」(75年4月のLamb UK Tourのこと)良 い時代です。
4. The Lamb Lies Down on Broadway
5. Fly on a Windshield / Broadway Melody of 1974
6. The Carpet Crawlers
7. Story Of Romeo and Juliet
8. The Cinema Show
9. "This is Harry's Hat"
10. Robbery, Assault and Battery
11. White Mountain
12. Introduction of Bill Bruford
13. Firth Of Fifth
Disc 2 (59:20)
1. Band Introductions
2. Entangled
3. Squonk
4. MC
5. Supper's Ready
6. I Know What I Like (In Your Wardrobe)
7. Los Endos
8. It / Watcher of the Skies
Phil Collins - Lead Vocal & Drums
Steve Hackett - Lead Guitar
Mike Rutherford - Bass & Guitar
Tony Banks - Keyboards
Bill Bruford - Drums & Percussion
★★特別企画
★「ビル・ブルーフォード入りGENESIS」の現場を極上体験できる新発掘アルバム『HAMMERSMITH ODEON 1976 1ST NIGHT』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、翌日のショウを味わえる公式級サウンドボード・アルバム『LONDON 1976: BRITISH BISCUIT MASTER FM REEL』が特別に付属いたします。
GENESIS - LONDON 1976 BRITISH BISCUIT MASTER FM REEL(Bonus CDR)
Hammersmith Odeon, London, UK 10th June 1976 STEREO SBD(UPGRADE)
本編プレス2CDは、英国プログレ史の奇跡でもあった「ブルーフォード&GENESIS」を本生100%体験できる新名盤です。ただ、コレクター諸兄にとって「1976年のハマースミス」と言ったらFMサウンドボードで記憶されていることでしょう。そこで、伝統FM放送の最高峰マスターを特別ボーナス付属させることに致しました。
そんな本作に収められているのは「1976年6月10日ハマースミス・オデオン公演」。そう、本編プレス2CDの翌日で記録されたステレオ・サウンドボード録音です。実のところ“A TRICK OF THE TAIL Tour”ではハマースミス・オデオンで6日連続という膨大な日程が組まれており、本編プレス2はその初日。FM放送があったのは2日目なのです。
そして、このショウは古くからアメリカのラジオ局“WBCN”によるFM放送が有名で、幾多の既発を生み出してきた定番中の大定番。現在では、完全版サウンドボードも流出しているのですが、本作はそれとは異なる放送版。放送版は完全版よりもかなり短い51分ほどなのですが、重要なのはそこではなくクオリティ。実のところ、このサウンドボードは流出完全版よりも放送版の方が上とされており、完全版サウンドボードにわざわざFM放送分を差し替えている盤もあるほど。しかも、本作はその放送版の最高峰が更新されたと話題になっている新マスター。名門「Krw_co」が発掘した名物番組“BRITISH BISCUIT”の放送前リール・トゥ・リールからダイレクトにデジタル化された至高の銘品なのです。
そのサウンドで描かれるのは、ブルーフォードによって生まれ変わった名曲群。前述のようにフルショウにはほど遠いわけですが、それでも約51分の尺は『IN CONCERT』よりも長く、アナログ時代のライヴ盤を彷彿とさせるボリューム。ここで、その内容を整理してみましょう。
・侵入:White Mountain(★)
・月影の騎士:The Cinema Show/Firth Of Fifth(★)
・眩惑のブロードウェイ:The Lamb Lies Down On Broadway(★)/Fly On A
Windshield/The Carpet Crawlers
・トリック・オブ・ザ・テイル:Robbery, Assault and Battery(★)/Los Endos
※注:「★」印は『IN CONCERT』では聴けない曲。
……と、このようになっています。本作に収められた放送分の全8曲のうち、半分が『IN CONCERT』と被らない。しかも、『IN CONCERT』ではインスト部分のみだった「The Cinema Show」「Fly On A Windshield」もたっぷりと楽しめるのです。さらに言えば、そのセレクトや編集も“WBCN”らしくプロフェッショナルで、しっかりと作品感が宿っている。完全版ではないものの……と言いますか、完全版ではないからこそ、オフィシャル作品のように完成度の高いライヴアルバムになっているのです。
繰り返しになりますが、本作はフルショウを味わう醍醐味も、奇跡の現場に立ち会うリアリティもありません。それは本編プレス2CDの独壇場。本作の敵うところではないのです。しかし、本作には完全オフィシャル級のクオリティがある。完全版マスターが流出してもなお、最高峰を譲らないサウンドで「ブルーフォード&GENESIS」のアンサンブルを脳みそに刻みつけられる。本編プレス2CDとはまた違った醍醐味も同時に体験していただくための特別ボーナス。どうぞ、併せ存分にご堪能ください。
(51:09)
1 British Biscuit Intro
2 The Lamb Lies Down on Broadway
3 Fly on a Windshield
4 The Carpet Crawlers
5 The Cinema Show
6 Robbery Assault and Battery
7 White Mountain
8 Firth Of Fifth
9 Los Endos
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Phil Collins - Vocal, Drums, Percussion
Steve Hackett - Guitar
Mike Rutherford - Bass, Guitar
Tony Banks - Keyboards
Bill Bruford - Drums, Percussion
Special Bonus CDR for limited numbered stickered edition of "HAMMERSMITH ODEON 1976 1ST NIGHT"(Virtuoso 493/494)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Hammersmith Odeon, London, UK 9th June 1976 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
エリック・クラプトンやTHE ALLMAN BROTHERS BAND、CSN&Yなどの衝撃作が話題沸騰中の「Mike B」コレクション。その最新弾となるGENESIS録音が全世界初登場です。
そんな本作に吹き込まれているのは「1976年6月9日ハマースミス・オデオン公演」。“A TRICK OF THE TAIL Tour”の一幕で記録された超極上オーディエンス録音です。“A TRICK OF THE TAIL Tour”は元YES/KING CRIMSONの英雄ビル・ブルーフォードが帯同した事でも伝説的なツアーであり、その英国ツアーと言えば公式映像『GENESIS: IN CONCERT』でも有名です。しかし、本作はそれとはちょっと時期が異なる。その意味をご説明するためにも、まずはツアーの全体像を俯瞰してショウのポジションを確かめてみましょう。
《2月『A TRICK OF THE TAIL』発売》
・3月26日ー5月7日:北米(34公演)
ー約1ヶ月後ー
・6月9日ー14日:英国#1(6公演) ←★ココ★
・6月15日ー7月4日:欧州(19公演)
・7月8日ー7月11日:英国#2(4公演)←※公式映像
《9月-10月『WIND & WUTHERING』製作》
【シンフォニックに輝く全世界初登場マスター】
これが1976年のGENESIS。「前半=北米/後半=欧州」というシンプルな構成でしたが、英国ツアーは間に大陸ヨーロッパ篇「欧州」レッグを挟んで2つに分断されていました。公式映像『GENESIS: IN CONCERT』はツアー最終盤の「英国#2」で撮影されましたが、本作のハマースミス公演は逆の「欧州#1」。それもイの一番となる初日のコンサートでした。
そんなショウは以前から録音も知られていたのですが、本作はそれとはまったく異なる全世界初公開のオリジナル・マスター。これまでも極上級の名作を連発してきた「Mike B」コレクションですが、本作もその金看板を汚さない……と申しますか、さらに一層輝かせる素晴らしさ。空気感がクリアに透き通り、そのド真ん中を力強い芯が真っ直ぐに貫く。驚きなのは、その鮮やかさ。1音1音の輪郭がくっきりと浮き立ち、音数の多い複雑なアンサンブルが折り重なっても混じり合ったりしない。しかも、その密度は手応えまで感じるほどにパンパンに詰まってスカスカ感がまるでなく、それこそレーザー光線のようなキリッとサウンドなのです。
しかも、このサウンドが「ブルーフォード入りGENESIS」にぴったり。オーディエンスらしからぬ透明感を誇りつつ、よく聴くとホール鳴りもしっかりと吸い込んでいるのがポイント。際立つクリアさはブルーフォードの細かい美技をしっかりと伝えてくれ、それと同時にホール鳴りが曇りや濁りではなく、クリアさやシンセのキラキラ感を演出する方向で作用。GENESIS特有のシンフォニックな降り注ぎ感と力強い鮮やかさを両立してくれるのです。
【絶世の美音で味わうブルーフォード入りのフルショウ】
そんな輝きのシンフォニック・サウンドで画かれるのは、GENESISとブルーフォードが交錯した“A TRICK OF THE TAIL Tour”のフルショウ。約45分に抜粋編集されていた公式映像『GENESIS: IN CONCERT』とは比べものにならないほどの曲数ボリュームが楽しめますので、ここで比較しながら整理しておきましょう。
●トリック・オブ・ザ・テイル(5曲)
・Dance On A Volcano(★)/Robbery, Assault and Battery(★)/Entangled/Squonk(★)/Los Endos
●ガブリエル時代(11曲)
・眩惑のブロードウェイ:The Lamb Lies Down On Broadway(★)/Fly On A Windshield/Broadway Melody of 1974/The Carpet Crawlers/It(★)
・月影の騎士:The Cinema Show/Firth Of Fifth(★)/I Know What I Like (In Your Wardrobe)
・その他:White Mountain(★)/Supper's Ready/Watcher Of The Skies(★)
※注:「★」印は公式映像『GENESIS: IN CONCERT』で聴けなかった曲。
数々の名作を連発して世界中のコレクターを震撼させている「Mike B」コレクション。その驚異の美音でGENESIS一流のシンフォニック・ロックを輝かせてくれる新名盤です。本作の立つ地平とは、単なる「音が良いオーディエンス録音」ではありません。「この音だから胸に深く刺さるシンフォニック・ロック」が詰まった音楽アルバムの大傑作なのです。その輝きを永久保存するプレス2CD、ここに堂々の全世界初登場です。
★「1976年6月9日ハマースミス・オデオン公演」の超極上オーディエンス録音。全世界初登場となる「Mike B」コレクションの最新作で、空気感がクリアに透き通り、そのド真ん中を力強い芯が真っ直ぐに貫く。1音1音の輪郭がくっきりと浮き立ち、その密度は手応えまで感じるほどにパンパンに詰まってスカスカ感がまるでない。それこそレーザー光線のような絶世の美録音で、ビル・ブルーフォードも参加したフルショウを極上体験できる新名盤です。
★★本当に素晴らしい世界初登場マスターです。驚くほどに良い音で、圧巻のシンフォニック・パートが堪能できます。感動!!
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc 1 (56:11)
1. Intro
2. Dance on a Volcano
3. MC「去年のウェンブリー以来だね」(75年4月のLamb UK Tourのこと)良 い時代です。
4. The Lamb Lies Down on Broadway
5. Fly on a Windshield / Broadway Melody of 1974
6. The Carpet Crawlers
7. Story Of Romeo and Juliet
8. The Cinema Show
9. "This is Harry's Hat"
10. Robbery, Assault and Battery
11. White Mountain
12. Introduction of Bill Bruford
13. Firth Of Fifth
Disc 2 (59:20)
1. Band Introductions
2. Entangled
3. Squonk
4. MC
5. Supper's Ready
6. I Know What I Like (In Your Wardrobe)
7. Los Endos
8. It / Watcher of the Skies
Phil Collins - Lead Vocal & Drums
Steve Hackett - Lead Guitar
Mike Rutherford - Bass & Guitar
Tony Banks - Keyboards
Bill Bruford - Drums & Percussion
★★特別企画
★「ビル・ブルーフォード入りGENESIS」の現場を極上体験できる新発掘アルバム『HAMMERSMITH ODEON 1976 1ST NIGHT』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、翌日のショウを味わえる公式級サウンドボード・アルバム『LONDON 1976: BRITISH BISCUIT MASTER FM REEL』が特別に付属いたします。
GENESIS - LONDON 1976 BRITISH BISCUIT MASTER FM REEL(Bonus CDR)
Hammersmith Odeon, London, UK 10th June 1976 STEREO SBD(UPGRADE)
本編プレス2CDは、英国プログレ史の奇跡でもあった「ブルーフォード&GENESIS」を本生100%体験できる新名盤です。ただ、コレクター諸兄にとって「1976年のハマースミス」と言ったらFMサウンドボードで記憶されていることでしょう。そこで、伝統FM放送の最高峰マスターを特別ボーナス付属させることに致しました。
そんな本作に収められているのは「1976年6月10日ハマースミス・オデオン公演」。そう、本編プレス2CDの翌日で記録されたステレオ・サウンドボード録音です。実のところ“A TRICK OF THE TAIL Tour”ではハマースミス・オデオンで6日連続という膨大な日程が組まれており、本編プレス2はその初日。FM放送があったのは2日目なのです。
そして、このショウは古くからアメリカのラジオ局“WBCN”によるFM放送が有名で、幾多の既発を生み出してきた定番中の大定番。現在では、完全版サウンドボードも流出しているのですが、本作はそれとは異なる放送版。放送版は完全版よりもかなり短い51分ほどなのですが、重要なのはそこではなくクオリティ。実のところ、このサウンドボードは流出完全版よりも放送版の方が上とされており、完全版サウンドボードにわざわざFM放送分を差し替えている盤もあるほど。しかも、本作はその放送版の最高峰が更新されたと話題になっている新マスター。名門「Krw_co」が発掘した名物番組“BRITISH BISCUIT”の放送前リール・トゥ・リールからダイレクトにデジタル化された至高の銘品なのです。
そのサウンドで描かれるのは、ブルーフォードによって生まれ変わった名曲群。前述のようにフルショウにはほど遠いわけですが、それでも約51分の尺は『IN CONCERT』よりも長く、アナログ時代のライヴ盤を彷彿とさせるボリューム。ここで、その内容を整理してみましょう。
・侵入:White Mountain(★)
・月影の騎士:The Cinema Show/Firth Of Fifth(★)
・眩惑のブロードウェイ:The Lamb Lies Down On Broadway(★)/Fly On A
Windshield/The Carpet Crawlers
・トリック・オブ・ザ・テイル:Robbery, Assault and Battery(★)/Los Endos
※注:「★」印は『IN CONCERT』では聴けない曲。
……と、このようになっています。本作に収められた放送分の全8曲のうち、半分が『IN CONCERT』と被らない。しかも、『IN CONCERT』ではインスト部分のみだった「The Cinema Show」「Fly On A Windshield」もたっぷりと楽しめるのです。さらに言えば、そのセレクトや編集も“WBCN”らしくプロフェッショナルで、しっかりと作品感が宿っている。完全版ではないものの……と言いますか、完全版ではないからこそ、オフィシャル作品のように完成度の高いライヴアルバムになっているのです。
繰り返しになりますが、本作はフルショウを味わう醍醐味も、奇跡の現場に立ち会うリアリティもありません。それは本編プレス2CDの独壇場。本作の敵うところではないのです。しかし、本作には完全オフィシャル級のクオリティがある。完全版マスターが流出してもなお、最高峰を譲らないサウンドで「ブルーフォード&GENESIS」のアンサンブルを脳みそに刻みつけられる。本編プレス2CDとはまた違った醍醐味も同時に体験していただくための特別ボーナス。どうぞ、併せ存分にご堪能ください。
(51:09)
1 British Biscuit Intro
2 The Lamb Lies Down on Broadway
3 Fly on a Windshield
4 The Carpet Crawlers
5 The Cinema Show
6 Robbery Assault and Battery
7 White Mountain
8 Firth Of Fifth
9 Los Endos
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
Phil Collins - Vocal, Drums, Percussion
Steve Hackett - Guitar
Mike Rutherford - Bass, Guitar
Tony Banks - Keyboards
Bill Bruford - Drums, Percussion
Special Bonus CDR for limited numbered stickered edition of "HAMMERSMITH ODEON 1976 1ST NIGHT"(Virtuoso 493/494)