LED ZEPPELIN - MONTREUX CASINO 1971(2CD) [Graf Zeppelin / LZSC-002A/B]

LED ZEPPELIN - MONTREUX CASINO 1971(2CD) [Graf Zeppelin / LZSC-002A/B]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

★以前のものと規格番号は同一ですが、既発のリマスターではなく最新の技術により全面的にマスタリングを一からやり直し、なおかつ近年新たに流通した「ソース2」と言う触れ込みの「ニュー・トランスファー・マスター」をも駆使した実質的な新作決定盤です。
とくにDisc2に相当する部分はニュー・トランスファーマスターを大々的に使用し、既発よりも音質向上と最長収録を実現。
前半Disc1部分も既発で気になったデジタル的なノイズリダクションのリダクション残痕臭が解消されたことで、かなり聞きやすくなりました。
★同年7月5日イタリア・ミラノ公演から3曲をボーナス収録。
★ジャケはコーティングジャケ仕様。フロントジャケは4面見開き仕様。
CDはピクチャーラベルになります。
★200枚の限定番号付き(No.1-200)

1971年8月7日スイス・モントルー公演の決定盤が2CDプレス盤で登場!
本公演自体は2005年頃に登場した71年としては優秀なモノラル・オーディエンス録音であり、本レーベルでも「極東時代」に第二弾でリリースされたライブであり、現在までも暫定ながらベスト盤となっています。
今回は素材の選定から何から何までまっさらの状態で新規に企画、現状ベストの音源と、さらに昨年末にヒッソリとネット上に現れた、しかしかなり優秀なニュートランスファーバージョンのソース2(=実質ソース1のルート違い)も有効活用、1971年モントルー公演の決定盤が遂にここに登場です。

音源についての説明です。
本公演の音源は過去から現在まで1種類のみの存在ですが、ネット上には音処理・編集違いのバリエーションが実に様々に存在し、またそれらを基にしたCDアイテムも複数タイトル存在しますが、間違いなく言えるのは、全ての音源でImmigrant Songの出だしの1回目の雄叫びにカットがあり、そのカット部がそのままの未編集の状態であるか、またはフェイクで補填編集された状態であることです。よって、それらを利用した既存のCDアイテムも含め、正しい補填処理の施された完成版さえも今まで存在しませんでした。
よって、今回がImmigrant Song、初の編集完成版での収録タイトル登場ということになります。
2005年にこの音源が流通しだした時点では雄叫びがカットされたままの「未編集バージョン」の流通自体が1種類だけだったようで、しかもそのバージョンでは演奏が片側に偏り、非常にヒスノイズも多く、またSince I've Been Loving You頭が欠落したものだったためか、殆どCD化の素材としては日が当たりませんでした。
代わりにCD化に際し頻繁に利用されたのが、流通の過程である程度のヒスノイズ・リダクションを掛けたうえでImmigrant Songの該当箇所がシレっとフェイクで補填されたバージョンであり、このフェイク仕様の様々なバージョンがネットに複数存在することで、近年のギフトをも含むCDアイテムに定番素材として利用され続けており、しかもImmigrant Songのフェイクについては全くと言って良いほどその指摘もなく、現在に至ります。

今回メインに使用したのは恐らく2010年頃(もっと以前に存在したのかも、、)にヒッソリ流通したと思われる2つ目の「Immigrant Songカット部の未編集バージョン」です。これを主にDisc1で大々的に使用。ただし既存の音源同様静かな箇所でヒスノイズ除去の弊害なのか、デジタル的なノイズリダクションのリダクション残痕臭(左chでの、シューともコーとも言いがたい癖のあるヒス音)が気になるもので、既発でも殆どのタイトルで静かな演奏や曲間部分でこの癖のあるノイズが耳につくものでした。
今回は改めて音源を独自にモノラルミックスすることで、これを大幅に解消しました。明らかにデジタル臭とは無縁のナチュラルなサウンドに仕上がっています。これをDisc1に大々的に使用。

さらにメインに使用したもう一つの音源は昨年末頃にネット上に現れたバージョンで、Immigrant Songがカットインしていますが、幸いにも初めて1回目の雄叫び部分がカットなしで聞けるバージョンであり、本公演の「ソース2」と言う触れ込みで登場したもの。Stairway To Heavenは序盤2分程度でカットアウト、ラストWeekendも2分程度でカットアウトするものですが、とにかく謎なのはその触れ込みとは裏腹に既存の音源にソックリ(実質同じ)である点です。マイクノイズが互いに異なる箇所もあるにはありますが、それは音処理によってどうにでもなるようなもので、この「ソース2」の方が過剰なヒスリダクションもなされていないため全般的には音質は良好で初登場部分も含むなかなかの優れもの。しかしプラントがシャウトする箇所でボーカルが飽和気味になるのが特徴で、シャウト部分は既存の音源の方が聞きやすいという非常に悩ましいものでした。しかしながら、Stairway To Heaven以降はそのシャウトで飽和する問題もさほど気にならず、全体の音質もすこぶるナチュラルで良いため、Disc2以降はこの「ソース2」を大々的に使用しました。また、Disc1の曲間などの静かな箇所でもこの「ソース2」を差し替え素材に利用、これにより元々あったヒスリダクションの不自然な痕跡は殆ど気にならなくなりました。例えばにHeartbreaker - Since I've Been Loving Youの曲間を既存バージョンと比べて頂ければその違いは分かりやすいと言えるでしょう。

また、Disc2ではその「ソース2」を大々的に採用することにより、音質が向上しただけでなく、初登場部分も僅かながら存在します。Going To California演奏前の曲間ではギターのチェック音が一音長くなったことに始まり、同曲演奏後のThat's the Wayとの曲間部分は地味ながら初のノーカット収録を実現したほか、Celebration Day序盤での音ヨレ・乱れもなくストレスフリーで聞けるようになり、またWhole Lotta Loveメドレー中のRamble Onも既発では音ヨレと若干のカットがありましたが、ここでは乱れがかなり解消され、既発で聞けなかったボーカルの一節も収録。またWeekend演奏前の曲間部分にも7秒程度の初登場部分を含むなど、既発に比べ確実にひと味もふた味も違う緻密マスタリングによるクオリティアップ盤になっております(詳細ポイントは曲目リストにも記載)。

以上のように、あれやこれやと細かい重箱的な話ばかりに終始しましたが、今回のタイトルでは同一音源ながら、互いにルート違いの2種類の良好音源を組み合わせた、まさに最長かつ最高音質の決定盤!
アンコールで演奏されたレアなWEEKENDを含め71年初来日公演を翌月に控えた、まさに絶頂期のライブ演奏が堪能でき、初心者からハードコレクターまで万人にお勧めできる必携盤となっております。

※【補足】Immigrant Songの一回目の雄叫びのフェイクの見分け方。
殆どのアイテムで直後の2回目の雄叫び(うっすらと女性のしゃべりがセンターで聞こえるのが目印)をカット部に挿入したものになっています。
つまり、雄叫びにあわせて女性のしゃべり声が2回聞こえるものはフェイク(ヘッドフォンで聞くと分かりやすいです)。
また、一部のアイテムでは同曲の後半の二番の歌詞冒頭の方から引用してるものもあり。

エクストラ・トラックとして7月5日のミラノ公演を収録。モノラル・オーディエンス録音であり、演奏はなかなか近く、ロバートのボーカルが凄まじいことでもマニアにはお馴染みのライブなのですが、ジリジリとしたノイズに若干癖のある音源です。今回はネット音源をリマスター使用。CD収録に際し必要最小限の処理に留め、ピッチ調整と若干の編集以外には余計なEQ処理等は施しておりません。僅か3曲の収録で元々カットも多い素材ですが、ピッチも含め、出来る範囲でしっかりとCD収録された既発タイトルも意外と少ないのも事実。Since I've Been Loving Youは4分台にカットあり。また元音源では同曲演奏後の曲間のギターサウンドチェック部に次のBlack Dogの断片がコンマ数秒ダブって収録されていましたが、これは不要なので削除しました。Black Dogはカウントの「Four!」からの収録であり、ボーナス収録の3曲の中では唯一の曲中カットなしの収録。やはりここでのプラントのボーカルは凄まじい。
最後に収録のDazed And Confusedはキュルル・カットインからの11分半程度の収録。CDタイム8分過ぎからカットが頻発しますが、一部既発ではそもそもその箇所は未収録だったり、またはカット部分をつまんでしまったりしていた部分。このカット部ですが、良く聞くとカット部分にもうっすらと演奏が聞こえるようにも思えるため、今回は敢えてその付近は詰めずに、そのまま残しています。

限定ナンバリング・ステッカー(1-200)がケース前面に添付され、ジャケは外面コーティングジャケ仕様、CDラベルはピクチャーディスクの永久仕様の愛蔵盤で登場です!

Disc 1 (54:56)
01. Introduction
02. Immigrant Song※イントロカット部補填(=移民、初の完成版での収録)
03. Heartbreaker
(※曲間部分差し替えで既発にあったデジタル臭を解消)
04. Since I've Been Loving You
05. Black Dog
06. Dazed and Confused
07. Stairway To Heaven※カット部の音ヨレ(ピッチの乱れ)は可能な範囲で修正

Disc 2 (70:24)※大々的にニュートランスファーバージョンを採用し音質大幅改善
01. MC
(曲間のカットイン部分に若干初登場あり)
02. Going To California
(初の曲間ノーカット)
03. That's the Way
(曲間カットは既発同様)
04. Celebration Day ※既発で見られる序盤の音の乱れも殆どなし。
(曲間カット)
※この辺り既発のようなダビングによるハムノイズなく良好。
05. What Is and What Should Never Be
06. Whole Lotta Love※既発でカットのあるメドレー中のRamble Onは音の乱れがかなり解消され、既発で聞けないパートも含む初のノーカット収録。
(曲間カットありますが、初登場部分あり、既発より収録時間が長い)
07. Weekend ※既存のソース使用

Extra Trax
Live at Vigorelli Velodrome, Milan, Italy 5th July 1971
08. Since I've Been Loving You※カットあり
09. Black Dog※カウント若干収録。
10. Dazed And Confused ※カットイン。終盤では断続的にカットあり