BLACK SABBATH - HANNOVER 1990(2CDR) [Shades 1746]

BLACK SABBATH - HANNOVER 1990(2CDR) [Shades 1746]

販売価格: 2,500(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Music Hall, Hannover, Germany 5th November 1990 PERFECT SOUND(UPGRADE)

 ドラマティックHRの至宝『TYR』を生み出した1990年のBLACK SABBATH。その新たなマスター・ピースが誕生です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1990年11月5日ハノーファー公演」。その強力オーディエンス録音です。『TYR』時代はサバス自身が音楽的な絶頂を迎える一方、シーンの方はオルタナ/グランジが席巻。その素晴らしさとは不釣り合いな活動を強いられてしまいました。もちろん、当店ではその真価を後世に伝えるべく数々の名作群でアーカイヴしてきました。タイトル数も多くなってきましたので、まずは当時の活動歴と照らしながらコレクションを整理してみましょう。

《8月6日『TYR』発売》
・9月1日ー13日:英国(10公演)
・9月25日ー11月9日:欧州#1(32公演)←★ココ★
・11月24日ー28日:欧州#2(4公演)
《12月:ギーザー・バトラー復帰》

 これが1990年のBLACK SABBATH。来日が実現しなかったばかりか、豪州・北米・南米もなし。ツアーが実現したのは、主戦場のヨーロッパのみでした。その中でも応援数/録音数の両面でメインだったのが「欧州#1」。それでは、日程をさらにズームして当店コレクションをチェックしてみましょう。

●欧州#1の詳細
・9月25日ー29日(4公演)
*10月1日『MILAN 1990』
・10月2日ー8日(5公演)
*10月9日『INNSBRUCK 1990』
*10月10日『SENDEN 1990』
・10月12日ー18日(6公演)
*10月20日『DEFINITIVE ST. WENDEL 1990』
*10月21日『DUSSELDORF 1990』
*10月22日『OSNABRUCK 1990』
・10月24日ー11月3日(7公演)
*11月5日:ハノーファー公演 ←★本作★
・11月7+9日(2公演)

……と、このようになっています。本作のハノーファー公演は後期も後期の後ろから3公演目。全世界的にも「欧州#2」の録音は発掘されておらず、“TYR Tour”最末期の記録でもあります。
 そんなショウを真空パックした本作は、図太い芯のダイレクト感がたまらない。従来から名録音が残された事でも知られていたのですが、本作はごく最近になって公開された1stジェネ・マスターです。ただし! ここで「あぁ、アレね」と思われた方は早合点しないでいただきたい。実のところ、今回の1stジェネ・マスターはコレクター間でちょっと微妙な評価が下されている。その要因は仕上げ。若ジェネ・サウンド自体は素晴らしいものの、ピッチが大幅に狂っており、トラック割りもいい加減。しっかり聴き込まずに「まあまあ録音だね」と言われてしまっているのです。
 もちろん、当店では独自に細心リマスターを実施。前述したウィーク・ポイントをことごとく修正したのです。そうして甦ったサウンドは「まるで別物級」。正直にぶっちゃけますと音質自体にはほとんど手を加えていないのですが、ピッチやノイズなどを正すだけでまったく違って聞こえる。そのアップグレードぶりは、ネット音源で見くびられた方ほど驚かれるでしょう。
 そうして甦ったサウンドの力強さ、オンな芯の目の前感は絶大。実際、そのダイレクト感は直近のプレス名盤『DEFINITIVE ST. WENDEL 1990(Zodiac 370)』『OSNABRUCK 1990(Zodiac 319)』にも負けない。実のところ、大気の透明感で半歩譲るのでShadesレーベルからのご紹介となりましたが、プレス化も検討されたほどなのです(1stジェネを上回る大元マスターの発掘に期待したい!)。
 さて、そんなダイレクト・サウンドで画かれるのは、様式美パラダイス“TYR Tour”のフルショウ。コージー・パウエル時代と言えば、1つ前の“HEADLESS CROSS Tour”に膨大な名録音が残されたわけですが、やはりツアーが違うとセットも雰囲気も異なる。ここでは比較しながらセットを整理しておきましょう。

●マーティン時代(5曲)
・ヘッドレス・クロス:Headless Cross/When Death Calls
・ティール:The Sabbath Stones(★★)/The Law Maker(★★)/Anno Mundi(★)
●クラシックス(7曲+α)
・オジー時代:Iron Man/Children Of The Grave/Black Sabbath/Paranoid
・ロニー時代:Neon Knights/Die Young/Heaven And Hell
・その他:Heart Like A Wheel(★)
※注:「★」印は“HEADLESS CROSS Tour”で演奏しなかった曲。特に「★★」はこのツアーだけの限定曲。

 珍しいニール・マーレイのベースソロやその中に組み込まれるスタイルで『SEVENTH STAR』の「Heart Like A Wheel」も披露されていますが、やはり注目は『TYR』の至宝曲。コージーを得たことで実現したドラマティシズムの極北「The Sabbath Stones」に、サバス流ファストの最高傑作「The Law Maker」……あぁ、なんて素晴らしい。これほどの超名曲がなぜ、なぜ“TYR Tour”限定なのか。また「Anno Mundi」「Heart Like A Wheel」は他ツアーでも演奏されはしますが、「コージーが叩く」が付くと、やはり“TYR Tour”だけになってしまいます。
 あまりにも素晴らしい“TYR Tour”の世界。この至福のショウ、本稿に目を留められた方のようにオーディエンス録音も集める熱心なマニアしか知らないのです。歯がゆさも感じますが、だからこそ音源マニアが独占できる醍醐味でもある。思わずほくそ笑んでしまう1stジェネの新名盤。どうぞ、細心マスタリングで整えた本作で存分に御堪能ください。

★「1990年11月5日ハノーファー公演」の強力オーディエンス録音。新発掘の1stジェネ・マスターをさらに独自マスタリングで磨き込んだ最高峰盤。トラック割りもいい加減でピッチが大幅に狂っていたネット音源とは「まるで別物」級に生まれ変わっています。特にオンな芯のダイレクト感が絶大で、コージー&マーティンが揃ったアンサンブルが目の前に迫る。超名曲「The Sabbath Stones」「The Law Maker」も美味しい至福の“TYR Tour”を現場体験できる新名盤です。

Disc 1(71:45)
1. Ave Satani / The Gates Of Hell
2. Neon Knights
3. Iron Man
4. Children Of The Grave
5. Die Young
6. The Sabbath Stones
7. Bass Solo
8. Heart Like A Wheel
9. Guitar Solo
10. Headless Cross
11. When Death Calls
12. The Law Maker
13. Anno Mundi

Disc 2(28:46)
1. Black Sabbath
2. Heaven And Hell
3. Paranoid / Heaven And Hell (Reprise)

Tony Martin - Vocals
Tony Iommi - Guitar
Neil Murray - Bass
Cozy Powell - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards