JACKSON BROWNE - HAMBURG 1986 SOUNDBOARD(2CD) [ZION-240]

JACKSON BROWNE - HAMBURG 1986 SOUNDBOARD(2CD) [ZION-240]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Alsterdorfer Sporthalle, Hamburg, Germany 2nd November 1986

 1980年代が半ばに差しかかるとジャクソン・ブラウンは政治色の強い歌詞とシンセサイザーを取り入れた作風へとシフトチェンジ、その代表作と呼べるアルバムが『LIVES IN THE BALANCE』でした。彼からすれば大人のソングライターとしての側面と当時の流行を意識して作り上げた結果であり、従来のイメージからするとやや違和感が否めなかったのも事実。それでもイメチェンを踏まえたアルバムは好意的に受け取られて見事ゴールド・ディスクへと輝きます。
 とはいえクラシックな時期と呼べないのも事実で、この時期のライブを収めたCDアイテムというのは皆無に等しい。むしろツアー開始時に出演したドイツのテレビ番組『ROCKPALAST』のライブ映像こそこのツアーを代表するものだったと言っていいかもしれません。むしろ当時VHSでお世話になったマニアがたくさんおられることかと。
 しかし同番組への出演はツアー序盤であり、まだ『LIVES IN THE BALANCE』モードのジャクソンとバンドメンバーからすれば手探り状態に等しい。そんな中でバックバンドの要となったのは元キング・クリムゾンのイアン・ウォーレスでした。彼はアルバムだと二曲の参加に留まり、むしろ付き合いの長いラス・カンケルの比重が多かったのですが、ツアーメンバーとなることでむしろ『LIVES IN THE BALANCE』モードのストレートなロック・サウンドに貢献。それは『ROCKPALAST』でも見られた通りです。

 しかしツアーは一年を費やして行われ、年末には『JAPAN AID 1ST』で来日しただけでなく、バンドの代わりにデヴィッド・リンドレーとのデュオでの出演という今となっては貴重なフォーメーションでの出演となったのでした。
 この来日の前に86年のツアーは行程を終えており、その最終地となったのがドイツ。つまりこの年ジャクソンがバンドを率いて行ったツアーはドイツから始まってドイツで終わったというユニークなスケジュールで幕を閉じたのです。
この時期はというとジャケのデザインが最悪(笑)ながら当時としては非常に良好なオーディエンス録音で収録した二枚組LPの『IT WAS A WARM & TENDER NIGHT』がツアー終盤の様子を世界中のマニアに知らしめてくれており、ツアー序盤の『ROCKPALAST』映像がそうだったように、実際このLPもまたマニアに愛された存在だったのです。
 よってアナログLPの時代にはツアーを代表する名盤が存在した訳ですが、これがCDの時代になると状況は一変。最初に触れましたようにアイテムがまるっきり存在しない状況へと陥ってしまったのです。むしろ『LIVES IN THE BALANCE』ツアーは『ROCKPALAST』の映像しか知らない…というマニアの方が多いかもしれません。

 ところが今年に入って、そんな見過ごされたツアーからネット上に流出サウンドボードがひょっこり現れたものだから世界中のマニアを騒然とさせました。おまけに『IT WAS A WARM & TENDER NIGHT』は11月1日のベルリン公演を収録していたのに対し、今回は何と翌日のハンブルグ公演が完璧な音質のステレオ・サウンドボード録音で聞けるのだからマニアが騒然となったのも当然。
 また80年代半ばのPAサウンドボードらしくPCM録音のデジタルということもあり、マルチトラックかと錯覚しそうになるほどバランスも絶妙。PAサウンドボードにありがちなダイレクト感が目立ちすぎてライブのダイナミクスを殺すこともない。
 もっとも長年眠っていたカセット・マスターはピッチが相当に高くなってしまっていたのですが、今回はそこをしっかりとアジャスト。いよいよオフィシャル感覚で聞ける最高のサウンドボードアルバムとなっており、もはやマニアでなくとも安心して楽しめてしまうレベル。

 そしてアルバム同様にシンセも導入された『LIVES IN THE BALANCE』ツアーのサウンドは懐かしさがいっぱい。70年代のクラシックな時期もさることながら、このアルバムや『JAPAN AID』をリアタイで経験、あるいはLP『IT WAS A WARM & TENDER NIGHT』でこのツアーを聞き倒したマニアからすれば、今になってこれほどまで上質な音源が現れてくれたことに驚きを禁じ得ないでしょう。
 盟友スプリングスティーンの大成功を傍目に眺めて意識したともとれるストレートなロッカーぶりもこの時期のジャクソンの魅力ですが、それ故にライブ終盤にて「For A Rocker」が歌われるのもまたこの時期らしい。それに何と言っても『ROCKPALAST』から半年以上が経過したこともあり、俄然ストロングに進化したバンド・アンサンブルをこれまた極上の音質で楽しめる喜び。これは80年代のジャクソンを代表する新たなライブ音源のスタンダードだと胸を張って断言できる衝撃の新発掘サウンドボードです。限定プレスCDでのリリースは必然!



Disc 1 (62:30)
1. Boulevard
2. Tender Is The Night
3. That Girl Could Sing
4. In The Shape Of A Heart
5. For Everyman
6. Lawyers In Love
7. Soldier Of Plenty
8. Black And White
9. Late For The Sky
10. Rosie
11. Till I Go Down
12. MC
13. Lives In The Balance

Disc 2 (57:41)
1. Lawless Avenues
2. For America
3. The Pretender
4. Band Introductions
5. Running On Empty
6. Doctor My Eyes
7. Somebody's Baby
8. The Load-Out
9. Stay
10. For A Rocker
11. The Crow On The Cradle
12. I Am A Patriot

Jackson Browne - Vocals, Guitar, Piano
Kevin Dukes - Guitar
Doug Haywood - Vocals, Organ, Guitar, Saxophone
Scott Thurston - Keyboards
Ian Wallace - Drums
Bob Glaub - Bass

STEREO SOUNDBOARD RECORDRING



★★特別企画

★『LIVES IN THE BALANCE』時代の生演奏を脳みそに流し込んでくれる大傑作サウンドボード・アルバム『HAMBURG 1986 SOUNDBOARD』。同じ1986年を象徴するプロショットの最高峰マスター『ROCKPALAST 1986』が特別に付属致します。

JACKSON BROWNE - ROCKPALAST 1986(Bonus DVDR)
Live at Grugahalle, Essen, Germany 15th March 1986 PRO-SHOT
Digital Master Version of Rockpalast 1986

 本編プレス2CDは、『LIVES IN THE BALANCE』時代を代表して行くであろうサウンドボードの大傑作です。その解説でも触れましたが、1986年の最高峰と言えば、西ドイツの名物番組“ROCKPALAST”出演プロショットが有名、そこでサウンドボードの最高峰とプロショットの最高峰を一挙コレクトして頂くための豪華ボーナス付属が決定です。
 そんな本作が撮影されたのは「1986年3月15日エッセン」。“ROCKPALAST”に出演した際のマルチカメラ・プロショットです。本編プレス2CDも1986年の西ドイツ公演でしたが、時期的にはちょっと離れてもいる。その辺の状況を理解するためにも、まずは当時のツアー・スケジュールを振り返っておきましょう。

《2月18日『LIVES IN THE BALANCE』発売》
・3月1日ー4日:北米#1(3公演)
・3月15日:エッセン公演 ←★本作★
・4月5日:オークランド公演
・4月13日:サンタクルーズ公演
・5月14日ー8月23日:北米#2(36公演)
・9月26日ー10月5日:英国(8公演)
・10月7日ー11月7日:欧州(16公演)←※本編HAMBURG 1986
・11月22日ー12月5日:豪州(5公演)
・12月20日+21日:日本(2公演)

 これが1986年のジャクソン・ブラウン。欧州ツアーは秋になってから行われたのですが、本作はその約8ヶ月も前。アルバム発売直後のプロモーション的な特別パフォーマンスでした。
 “ROCKPALAST”と言えば、無数の超極上プロショットを残してきたロック史の有名番組。もちろん、この映像も長年の大定番だったわけですが、本作はその頂点に君臨するベスト・マスターです。ひと言で現せば「完全オフィシャル級」しかないわけですが、それだけだと本作の凄みは伝わらないかも知れません。実のところ、本作は2012年に登場したマスターなのですが、その際には「デジタル再放送版より綺麗じゃないか」「もしやオフィシャル商品化用のデジタル・マスター?」と話題になった。放送局「WDR(西部ドイツ放送)」のロゴもあるので何かしらの放送用とは思うのですが、実際に行われたデジタル再放送より綺麗というのは解せない……。
 何はともあれ、そんな究極クオリティで画かれるのは、本編プレス2CDとも似て非なるステージ。ここで比較しながらセットを整理してみましょう。

●ライヴズ・イン・ザ・バランス(7曲)
・In The Shape Of A Heart/Candy(★)/Soldier Of Plenty/Black And White/Lives In The Balance/Lawless Avenues/For America
●その他(10曲)
・愛の使者:Tender Is The Night/Downtown(★)/Lawyers In Love/For A Rocker
・その他:Boulevard/For Everyman/Late For The Sky/The Pretender/Running On Empty/Doctor, My Eyes
※注:「★」印は本編『HAMBURG 1986 SOUNDBOARD』で聴けない曲。

……と、このようになっています。あくまでTV放送を前提としたステージで約95分の枠に沿ったセット。曲数は本編プレス2CDには及ばないものの、そこでは聴けない「Candy」「Downtown」も披露してくれます。しかも、この2曲はこのツアーを最後に演奏されていないレパートリーでもある。そんな貴重曲を完全オフィシャル級のステレオ・サウンドボード&マルチカメラ・プロショットで楽しめてしまうのです。
 『LIVES IN THE BALANCE』時代を象徴する新名盤たる本編プレス2CDと、これまで象徴してきたプロショットである本作。まさにライヴアルバムと映像の最高峰セットです。どうぞ、併せてお腹いっぱいお楽しみください。

1. Opening
2. Boulevard
3. Tender Is The Night
4. In The Shape Of A Heart
5. Candy
6. Downtown
7. For Everyman
8. Lawyers In Love
9. Soldiers Of Plenty
10. Black And White
11. Late For The Sky
12. Lives In The Balance
13. Lawless Avenues
14. For America
15. The Pretender
16. Member Introduction
17. Running On Empty
18. Doctor My Eyes
19. For A Rocker

Jackson Browne - Vocals, Guitar, Piano
Kevin Dukes - Guitar
Doug Haywood - Vocals, Organ, Guitar, Saxophone
Scott Thurston - Keyboards
Ian Wallace - Drums
Bob Glaub - Bass

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 95min.