BECK, BOGERT & APPICE - FRANKFURT 1972(1CD) [Wardour-554]

BECK, BOGERT & APPICE - FRANKFURT 1972(1CD) [Wardour-554]

販売価格: 2,500(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Jahrhunderthalle Hochst, Frankfurt, West Germany 8th October 1972 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)★サウンドボードみたいな高音質です。

 BB&A最初期の定番ライブ音源として昔からマニアに親しまれてきた1972年10月8日のフランクフルト。モノラルながら非常に聞きやすいオーディエンス録音のおかげでいくつのもタイトルが生み出されてきたものですが、恐らく同音源のもっともポピュラーなタイトルがHEARTBREKERSの『WHY SHOULD I CARE』ではないでしょうか。トリオが本格始動した場面を同タイトルで知ったマニアは少なくないかと。
 ところがフランクフルトには別のオーディエンス録音も存在します。ライブのフィナーレ「Why Should I Care」が未収録など収録時間がモノ・ソースより短いことが仇となり、従来のモノと比べると影の薄い感が否めなかったのですが、音質自体はド迫力で、モノ・ソースを圧倒する驚異的な音質を誇ります。中でもベックのギターの近さたるや「まるでサウンドボード」どころか「サウンドボードそのもの」でして、もはやオーディエンス録音というよりも1972年当時にドイツのAMラジオで放送されていたのか?と錯覚してしまいそうなビンテージ感を兼ね備えた音像の近さ。
 そのクオリティゆえCD黎明期に懐かしのOH BOY!が『LET ME LOVE YOU』というタイトルで出したりもしていたのですが、近年はBBAの72年フランクフルトと言えば完全にモノ・ソースが主流となっていた感がありました。
 こうした状況に一石を投じたのは、バンド終焉を間近に控えた伝説の一夜を捉えた名盤『RAINBOW 1974 1ST SHOW』リリース時に付属したギフトCD-R『FRANKFURT 1972』。HEARTBREKERS盤のモノ・ソースに慣れ親しんだであろう近年のマニアにまるで別次元のステレオ・マスターが存在していたことを知らしめたのです。あの大ベストセラーを記録したご本尊『RAINBOW 1974 1ST SHOW』も今や『DEFINITIVE RAINBOW 1974 1ST SHOW』として生まれ変わり、今度はフランクフルトのステレオ・ソースが堂々と限定プレスCDにてリリースされる番がやってきました。

 となれば『DEFINITIVE RAINBOW〜』同様リリースに際してプロデュースを「GRAF ZEPPELIN」が担うのは当然の事。今回のリリースに際してメインにステレオ・ソースを据えることを迷わず選択。何故ならば「GRAF ZEPPELIN」ブラッシュアップの十八番である位相修正をステレオ・ソースに施すことが可能だからです。そもそも近年出回っているステレオ・ソースは旧来の同音源とは比較にならないほど状態が良く、これまでプレスCDがリリースされなかったのが不思議なほど。
 モノにステレオにしろ、この日の音源を聞くとトリオの演奏が相当な音量で鳴り響いていたのだと推測され、モノの方は特にボガートを中心としたボーカル・パートが追いやられ気味でした。その点ステレオの方が解像度も上がった分ボーカルが聞きやすいというのも大きなアドバンテージ。
 そこで欠損個所にモノ・ソースをアジャストすることで文字通り二種類の音源のいいとこどりをしたベスト・バージョンが誕生することに相成りました。モノとステレオ二種類の音源が使われておきながら、聞いていて意外なほど違和感を覚えないのは先の理由から録音バランスが似ているということが大きく、それを「GRAF ZEPPELIN」は実に鮮やかにまとめてくれたのです。

 そしてトリオとして本格的なライブ活動を初めてまだ一か月も経過していないステージの記録という事だけあって、彼らの絶頂を捉えた翌年の武道館、あるいは終演間近かつトリオの到達点を捉えたレインボーといった音源と比べると、まるで違う初々しい演奏ぶりが新鮮。何しろ彼らが残した唯一のスタジオ・アルバムの録音前というタイミングであり、それ故に楽曲が揃っていない中で敢行されたステージなのだからなおさら面白い。
 オープニングの「Superstition」からして後のようなパワー・トリオの爆裂感は希薄で、むしろ三人がお互いに手探りするかのように渡り合う演奏がこれまた面白い。当然「Black Cat Moan」のカバーもこの時点にはなく、代わりにベックは「Tonight I'll Be Staying Here With You」でボガートとアピスの間に入って三声コーラスを頑張るなど活動初期ならではの光景が見られると同時に、音質が非常に良いのでしっかり聞き分けられる。
 そして「Lady」や「Why Should I Care」といった新曲はまだ練られておらず、それぞれがトリオの駆け引き控えめにあっさりと演奏されているのはこの時期ならでは。代わりに従来のベックの見せ場である「Jeff's Boogie」が引き延ばされるなど、全体的にはベック主導で他の二人はまだ様子見レベルな場面が多いのも活動初期らしい。それ故にベックの音が凄まじい近さで捉えられたというのはあまりに魅力的であり、従来のモノ・ソース・タイトルを一蹴する文字通りの決定版が「GRAF ZEPPELIN」によって生み出されました。
絶頂の武道館、終焉のレインボーといったBB&Aそれぞれの時期の代表盤の峰に、活動初期のフランクフルトという新たな定番が加わります!

---------------------------------------------------

REMASTERED BY GRAF ZEPPELIN

★2種類(ステレオ、モノラル)のAudソースで全曲完全収録を実現
(2種の音に演奏の距離感などの「感触差」があるが)

★メインソース:ステレオAud / サブソース:モノラルAud
★ステレオソースは位相修正

---------------------------------------------------

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

(75:36)
01. Intro ★丸ごと別ソース
02. Superstition ★0:00-0:06別ソース
03. Livin' Alone
04. Tonight I'll Be Staying Here With You
05. People Get Ready
06. Lady
07. Morning Dew
08. Drum Solo ★0:13-4:13 別ソースで補填
09. Plynth
10. Shotgun
11. Instrumental Jam 1
12. Instrumental Jam 2
13. Plynth (reprise)
14. Let Me Love You
15. Jeff's Boogie ★4:41以降別ソース
16. Why Should I Care ★丸ごと別ソース

Jeff Beck - guitar, vocals
Tim Bogert - bass, vocals
Carmine Appice - drums, vocals