【お取り寄せ】DAVID BOWIE - BIRMINGHAM 2003(4CD) [Wardour-181]

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The NEC, Birmingham, UK 19th & 20th November 2003 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)

 ボウイ最後のワールドツアー“A REALITY TOUR 2003”の極上録音2公演を完全収録したオーディエンス・セットが登場です。本作が録音されたのは「2003年11月19日・20日」。“バーミンガムNEC”2日連続公演を同一録音家の手による作品でパックした4枚組です。その録音家とは、英国在住で常に本場イギリス録音を提供してくださる方で、当店でも“いつもの巨匠”としてお馴染み。巨匠の録音というと最新イギリス録音が多いのですが、彼は大のボウイ・ファンでもある。本作は、そんな彼の秘蔵コレクションの1つで「ぜひ、日本のファンに聴いてほしい」と送られてきたもの。オリジナル・マスターの現物からダイレクトにCD化した逸品です。
 ボウイ・ファンの巨匠自らがセレクトし、「ぜひ、これを」と言ってきただけあって、本作のサウンドは彼のコレクションでもズバ抜けた素晴らしさ。クリアな楽音と現場感覚の両立に長けたテーパーなのですが、いつも通りの旨みがたっぷりと活きていながら、いつもよりクリアさにグッと寄ったサウンドがキラキラと輝くよう。ギターはピッキングのニュアンスまで伝わり、ドラムの1打1打、ベースの1音1音がハネる躍動感も瑞々しい。そしてもちろん、ボウイのヴォーカルの生々しさこそが最高。しっかりと会場の空間感覚があるのに、マイクに流し込まれる息づかいまで伝わってくるようなクリアに透き通った歌声。サウンドボードのように詳細に分かるのに、白々しさがない。この絶妙で不思議なサウンドこそ、巨匠の巨匠たるゆえん。このサウンドを愛し、たとえ大して興味のないバンドだとしても「彼の作品なら」とお求めくださるお客様もいらっしゃる。それだけ個性的でハイクオリティなサウンドなのです。
 今回は“バーミンガムNEC”の2日連続公演のうち、初日「11月19日」をディスク1・2、2日目「11月20日」をディスク3・4に配しましたが、どちらも巨匠の作だけあって素晴らしいサウンドでありながら、それぞれに個性的なのも嬉しい。「初日」の凄味は、その生々しさ。冒頭から盛り上がりが凄まじい。ボウイが登場するやいなや猛烈な熱狂が渦巻き、「Rebel Rebel」のイントロと共にえらい騒ぎになる。野郎は「Come on!!」と野太く叫び、女性は絹を切り裂く悲鳴を上げる。それが遠くで起こったかと思えば、間近で炸裂し、口笛や歌詞があちこちを飛び交う。ライヴアルバムですから視覚はないわけですが、ボウイ登場の瞬間やステージ上からどこを指さしているのかでもが見えるかのようです。こう書くと、猛烈な大歓声にすべてがかき消されたサウンドが思い浮かぶかも知れませんが、もちろんそうではない。その大歓声の上をクールでダンディな歌声が支配するのです。また、そうした熱狂が全編を覆い尽くしているのかというと、やはりそうでもない。猛烈に燃え上がった観客たちも「Reality」に差し掛かる頃から落ち着きはじめ、今度はクリアさたっぷりな演奏と歌声がグッと前に出た見事な生演奏サウンドになる。こうなると巨匠サウンドの美しさ全開で、熱く燃えるバンドとボウイがすべてを埋め尽くしてくれるのです。
 また、「初日」は選曲も美味しい。このツアーはオフィシャルのライヴ盤「A REALITY TOUR」も残されていますが、その収録日は“11月22日・23日”。本作は、そのすぐ直前のコンサートにあたるため、セットリストもかなり近い。実際のところ、「2日目」のほぼ全曲が「A REALITY TOUR」と被っていますが、この「初日」は、公式盤にはない「Jean Genie」「Fashion」「Suffragette City」も聴くことができるのです。
 さて、代わってのディスク3・4は「2日目」。こちらの旨みは「初日」をも超える極上のサウンド。「初日」は冒頭に猛烈な熱狂が爆発しましたが、「2日目」は、スタート時点から見目麗しい巨匠サウンドの旨みがこれでもか!と溢れ出す。しかも、低音の艶やかさやクリアさは「初日」の半歩上を行き、さらにゴージャス。それこそ、堂々と「まるでサウンドボード」と呼びたいほど。当初、この「2日目」だけをプレスし、「初日」をボーナスCDRにする案も検討されたほど。結果的には「初日」のリアリティも捨てがたく4枚組に落ち着いたわけですが、それほど、この「2日目」のサウンドは素晴らしい。もし、あなたが音質重視派であるなら、先にディスク3・4から聴かれた方が良いかもしれません。
 そのサウンドで繰り広げられる熱演もまた、すこぶる良い。「初日」に比べると「A REALITY TOUR」に近いセットリストではあるものの、編集された公式盤とは違う1公演の統一感、一発勝負の客席録音ならではの自然な流れは公式盤では味わえないもの。いっそ「本生100%バージョンの『A REALITY TOUR』」とでも呼んでしまいたいほどの充実感が全編を貫いている。さらに、ゲイル・アン・ドーシーの誕生日でもあり、「Under Pressure」の後に心暖まるバースデイ・ソングも聴けます。

 ボウイの熱狂的なファンである巨匠が、日本のボウイ・ファンへ「ぜひに」と薦める名録音中の名録音。公式ライヴアルバムの本生100%バージョンとして聴いても良し、本国ならではの熱狂に混ざって熱くなるのも良し。ボウイを心から愛しているからこそ、音楽や音響も熟知しているし、「良く録りたい」という気持ちも滲み出す。巨匠の想いがクオリティに姿を変えた逸品です。「ボウイ、最高だよね」の気持ちが大洋を越えてスピーカーから流れ出る4枚組。巨匠に代わって、もう一度申します。「ぜひ、あなたに!」


The NEC, Birmingham, UK 19th November 2003

Disc 1 (71:42)
1. Intro. 2. Rebel Rebel 3. New Killer Star 4. Reality 5. Jean Genie 6. Fame 7. Cactus
8. China Girl 9. Afraid 10. Fashion 11. Loneliest Guy 12. Man Who Sold World
13. Hello Spaceboy 14. Sunday 15. Member Introduction 16. Under Pressure 17. Life On Mars

Disc 2 (73:38)
1. Ashes To Ashes 2. The Motel 3. Loving The Alien 4. Never Get Old 5. Changes
6. I'm Afraid Of Americans 7. Heroes 8. Bring Me Disco King 9. Slip Away
10. Heathen 11. Five Years 12. Suffragette City 13. Ziggy Stardust

The NEC, Birmingham, UK 20th November 2003

Disc 3 (72:06)
1. Intro. 2. Rebel Rebel 3. New Killer Star 4. Sister Midnight 5. Reality 6. Fame
7. Cactus 8. Fall Dog Bombs The Moon 9. China Girl 10. All The Young Dudes
11. Loneliest Guy 12. Man Who Sold World 13. Hello Spaceboy 14. Sunday
15. Member Introduction 16. Under Pressure 17. Happy Birthday Gail Ann Dorsey 18. Life On Mars

Disc 4 (63:36)
1. Ashes To Ashes 2. Battle For Britain 3. Loving The Alien 4. Days 5. Never Get Old 6. Changes
7. I'm Afraid Of Americans 8. Heroes 9. Fantastic Voyage 10. Heathen 11. Five Years
12. Hang On To Yourself 13. Ziggy Stardust