THE ROLLING STONES - ENMORE THEATRE 2003(2CD) [IMPORT TITLE]

THE ROLLING STONES - ENMORE THEATRE 2003(2CD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Enmore Theatre, Sydney, Australia 18th February 2003 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND(UPGRADE)

 大好評『BOSTON ORPHEUM THEATRE 2002』が証明したように『LICKS』ツアーの各種シアター・ギグは今なおマニアの間で高い人気を誇ります。二年目である2003年は今やライブアルバムとしてリリースされた『LICKED LIVE IN NYC』のMSGショーなどの短期アメリカ行程から幕を開け、さらに日本のマニアには永遠の一夜となった武道館を含むファーイースト行程が敢行されました。
 その幕はシドニーでのエンモア・シアターにおけるギグから切って落とされたのですが、オープニングが何と「Midnight Rambler」であったことはリアタイでも相当な話題を呼んだものでした。それどころか現在に至るまで同曲で幕を開けたショーはこの日だけ。そこから『LICKS』シアター・モード特有のレア・レパートリーが矢継ぎ早に披露されたこともあり、2003年シアター・ギグの中でも特に高い人気を誇る一夜となっています。
 これほど魅力的な一夜は当時からアイテムが存在し、VGPが『LICKS DOWNUNDER』をリリースしています。そこは2003年のリリースらしいイコライズが施されており、かなり高域に寄った仕上がりが施されていました。しかし同タイトル(以下“既発盤”と称します)の仕上がりは悪くなく、奥行きのある録音から演奏の輪郭を浮き彫りにさせた点では20年が経過した今の耳でも十分に聞きやすく感じられるかもしれません。

 その点エンモア・シアターに関しては既発盤で十分に満足できたかと思われますが、このギグを録音したテーパー「Waz from Oz」が20周年を記念してDATマスターを改めて公開してくれたのです。これを前にすると改めて既発盤が巧みなイコライズを施していたと同時に、良くも悪くも原音とはかけ離れた仕上がりであったことが証明されました。今回のマスターを聞いて驚かされるのは、何よりそのウォーミーな質感。原音はこれほどまでにマイルドな状態であったということ。
 Waz from Oz本人は観客が密集しがちなギグを配慮し、普段使用していたショットガン・マイクの仕様を諦めて参戦したと今回証言していたのですが、いざ会場に入ってみればそのマイクを使えた環境であり、ショットガン・マイクにしなかったことを後悔したと証言しています。ところが皮肉なことに、いつもと違う機材を使用したことがかえって独特のウォーミーな音質で録音を可能としたのは不幸中の幸いでした。
 そのマスターの公開に際してリマスターを担当した「mjk5510」によってさらに独特な聞き心地のよさが磨き上げられました。確かに既発盤の仕上がりも悪くないのですが、聞き比べてみると今回のバージョンにあった音源本来の鮮度が既発盤から消え失せていたことがはっきり感じられるかと。このウォーミーなマスター本来の音が非常に魅力的。
ただしmjk5510はギグ前半において顕著だった周囲の盛り上がりが演奏にも食い込んでしまった状態を善しとせず、曲間どころか演奏中の叫びまで可能な限り削除するという念の入れよう。
 例えば「Tumbling Dice」が始まる際に飛んだ「I love you, Mick!...I love Keith!」という叫び声に関してはイントロに食い込んだ部分をカットしており、結果として「Keith!」の個所が切り落とされています(楽音は問題無し)。さらに「Live With Me」では演奏が始まって15秒あたりで飛び交う奇声に対しmjk5510はリフをコピペして葬り去っています。これらの処理によって一聴すると「別マスター?」と錯覚しそうなほどですが、何よりギグ特有の騒がしさが苦手な向きにこの処理は吉と出ることかと。

 そんなエンモア・シアターはオープニングを始めとしたレアな選曲ばかりに注目が集まりがちですが、Waz from Ozの証言によって当時のミックがオーストラリア訪問直前でインフルエンザにかかってしまったことを思い出させてくれました。なるほど「Midnight Rambler」は歌がないパートも多く、むしろ当時のミックのコンディションを配慮して生み出された特異なオープニングであったのでした(そしてオーストラリアでのミック不調は11年後に再び繰り返される…)。
 この甲斐あってミックはレア・レパートリーの数々を快調に歌い継いでくれます。唯一、病みあがりな様子を感じさせたのは「That’s How Strong My Love Is」。明らかに苦しそうになりながら、それでもなお懸命にシャウトしてくれる姿は感動的
 一方キースは非常に好調で、自身の「Slipping Away」ではこれでもかとリフを繰り返すギターソロを決めています。そしてこの日を境にゲスト参加が繰り返されることになるAC/DCアンガス兄弟の加わった「Rock Me Baby」になるとミックの声はいよいよ病み上がりを吹き飛ばした熱唱ぶり。もちろんボーナスには当時公開されたこの場面のサウンドボードに加え、さらにレアな地元でのニュース・レポート(日本から参戦した人物の声や少しだけギグのサウンドボードが流れされる)まで収録。当時から人気ギグの一つだったエンモア・シアターがマスターからの収録で本来の姿を現してくれました!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (67:17)
1. Intro
2. Midnight Rambler
3. Tumbling Dice
4. Live With Me
5. Dead Flowers
6. No Expectations
7. Neighbours
8. I Can't Turn You Loose
9. Everybody Needs Somebody To Love
10. That's How Strong My Love Is
11. Going To A Go Go
12. Band Introductions
13. Slipping Away
14. Happy

Disc 2 (42:33)
1. Start Me Up
2. Rock Me Baby (With Angus & Malcolm Young From AC/DC)
3. Honky Tonk Women
4. It's Only Rock'N Roll
5. Brown Sugar
6. Satisfaction

Bonus Tracks
7. Sydney TV Ch 9 Nightline Enmore Theatre Review Audio
8. Rock Me Baby (Soundboard Recording)