RORY GALLAGHER - BBC LIVE 1971-1972(2CD)plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only [Wardour-333]

RORY GALLAGHER - BBC LIVE 1971-1972(2CD)plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only [Wardour-333]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Paris Theatre, London, UK 12th August 1971 & 13th July 1972 STEREO SBD

 TASTEを解散させ、ソロに転身した70年代初頭のロリー・ギャラガー。その超極上ステレオサウンドボード・アルバムが登場です。
 本作に収められているライヴは4種。大定番となるBBCサウンドボードの最高峰版2種をメインに、超貴重なオーディエンス録音2種をボーナス収録した決定盤です。最大のポイントは、何と言ってもBBCセッション。オフィシャルでも『BBC SESSIONS』がリリースされていますが、それと被るのは1曲のみ。しかも、クオリティが究極。完全オフィシャル級の超絶クオリティなのです。何はともあれ、各音源を個別にご紹介していきましょう。

【ディスク1:BBCサウンドボード(1972年7月13日)】
 まず登場するのは、1972年のBBC出演。『LIVE IN EUROPE』リリースの約2ヶ月後となる「7月13日」に収録されたステレオ・サウンドボードです。幾多のエアチェック・タイトルを生み出してきた大定番音源ですが、本作のクオリティは完全に別次元。「超」を3つも4つも並べたい極上品なのです。それもそのはず、本作は大元となるBBCのトランスクリプション・ディスク『CN1597/S』そのものから直接デジタル化されているのです。
 しかも、ただの原盤起こしでもない。なんと所有していたのは当時の関係者。もちろん放送未使用であり、厳重に保管されていたために状態も超・極上なのです。そんな奇跡の原盤だけに、デジタル化の工程も精緻を極めている。ざっくばらんに言って、プロがデジタル化。カートリッジ、アンプ、ケーブル等々の機材もハイエンドのプロ仕様ですし、エンジニアもプロ。アナログ起こしの宿命となる針パチさえ1つもない艶やかな再生音が実現しているのです。通常、アナログ起こしはデジタル化してからノイズ処理を行うものですが、本作は再生音そのままでノイズレス。その超美麗サウンドを、そのまま真空パックしているのです。
 そのサウンドで描かれるのは「もう1つのLIVE IN EUROPE」とでも言える素晴らしさ。8曲が演奏されますが、そのうち公式『BBC SESSIONS』に採用されたのは「Tore Down」のみ。特に「Used To Be」「The Cuckoo」は『LIVE IN EUROPE』でも聴けない美味しいレパートリーです。そして何より、演奏ぶり。のっけからピッキング・ハーモニクスを決めまくり、スライド、ドブロ、アコースティックと変幻自在のプレイを聴かせる。『LIVE IN EUROPE』が全英チャート9位をマークしたブレイクの刹那だったわけですが、その勢いがたっぷりと吸い込まれているのです。

【ディスク2:BBCサウンドボード(1971年8月12日)】
 代わってのディスク2は1971年出演のテイク。こちらはデビュー作『RORY GALLAGHER』リリースの約3ヶ月後となる「7月13日」のステレオ・サウンドボードです。こちらのクオリティも超絶&極上。ディスク1と同じく、関係者保管のトランスクリプション・ディスク『CN1509/S』からプロがデジタル化したものです。
 鉄壁すぎるサウンドについて繰り返すのは避けますが、ショウはさらに美味しい。こちらは4曲だけの短い放送だったものの、公式『BBC SESSIONS』には一切収録されていないのです。さらに内容も美味しい。やはり『LIVE IN EUROPE』では聴けない『DEUCE』の「Maybe I Will」「Crest Of A Wave」が披露され、ディスク1の1972年録音とも曲の被りがない。事実としてはディスク1と本作は約1年の隔たりがあるわけですが、メンバーが同じということもあって、ひと続きの2枚組ライヴアルバムとして聴いても違和感がない。もちろん、演奏ぶりも熱い。ディスク1がブレイクスルーの充実感だとすれば、こちらはソロデビュー直後の覇気がスピーカーから吹き出してくる。ディスク1と続けて聴くと「もう1つのLIVE IN EUROPE」を超える。さらに拡充させたような超名盤なのです。

【ディスク2:貴重なボーナス・トラック】
 そんな超極上ステレオ・サウンドボード2種の後は、マニア向けのボーナス・トラックも2種収録しています。1つは「1972年6月24日ロンドン公演」のオーディエンス録音。約26分間(4曲)の短い録音ですが、現場となった“Kings Cross Cinema”は映画館で、映画の上映後にオールナイトで開催されたコンサートに出演した際の記録なのです。そのため雰囲気は独特と言いますか、ちょっっと異例な感じもするのですが、演奏の熱気はBBCや『LIVE IN EUROPE』にも匹敵する。この録音自体が非常に貴重なものの、中身もマニアックに激レアな極上録音なのです。
 最後は、さらに貴重。TASTE末期となる「1970年デュッセルドルフ公演」で記録された「Same Old Story」のオーディエンス録音です。これのみ極上とは言い難いクオリティですが、TASTEのオーディエンス録音は、存在そのものが貴重。日付は不明なものの、ワイト島で5回もアンコールを求められたと言われる1970年TASTEの底力を本生体験できるのです。

 とにかく関係者が保管していたBBC原盤から引き出された史上最高峰・究極サウンドが圧倒的。あの歴史的名盤『LIVE IN EUROPE』に匹敵するどころか、さらに上回ってしまう超名盤です。もはや公式/非公式の別を超え、英国ロックの文化遺産となる2枚組。その輝きがいつまでも色あせないプレス2CDで永久保存決定です。



Disc 1(58:07)
Live at Paris Theatre, London, UK 13th July 1972
Taken from the original BBC transcription services disc(CN1597/S)

1. Tore Down 2. Used To Be 3. Hoodoo Man 4. Pistol Slapper Blues 5. The Cuckoo
6. Goin' To My Hometown 7. In Your Town 8. Bullfrog Blues

Disc 2(58:07)
Live at Paris Theatre, London, UK 12th August 1971
Taken from the original BBC transcription services disc(CN1509/S)

1. Maybe I Will 2. I Could've Had Religion 3. Crest Of A Wave
4. Member Introduction 5. Messin' With The Kid

Bonus Tracks: Original Audience Recording

Live at Kings Cross Cinema, London, UK 24th June 1972
Taken from the original master cassette

6. I Could've Had Religion 7. Pistol Slapper Blues 8. Messin' With The Kid
9. Bullfrog Blues

TASTE
Live in Dusseldorf, Germany 1970
Taken from the original master cassette

10. Same Old Story


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★★特別企画

★関係者が保管していたトランスクリプション・ディスクから甦った超極上ステレオサウンドボード・アルバム『BBC LIVE 1971-1972』。当時のロリー・ギャラガーをマルチカメラ・プロショットで目撃できる映像作品『IRISH TOUR 1974: JAPANESE BROADCAST EDITION』が特別に付属致します。

RORY GALLAGHER - IRISH TOUR 1974: JAPANESE BROADCAST EDITION(Special Bonus DVDR)★今週より本タイトルに変更となります。
The film documents Rory Gallagher's tour of Ireland in 1974

 本編プレス2CDは「もう1つのLIVE IN EUROPE」とも言える超極上のステレオ・サウンドボード録音。もちろん、本来であればボーナスなど不要の文化遺産アルバムなのですが、いかに素晴らしくともライヴアルバムに“光景”はない。そこで、「目で観るLIVE IN EUROPE」とも言える大定番プロショットをご用意しました。

 アイルランドの英雄にして欧州ホワイトブルースの傑人、ロリー・ギャラガー。彼の全盛期を切り取った音楽映画の大傑作。その傑作映画とは『IRISH TOUR 1974』。CREAMの映画『フェアウェル・コンサート』を撮ったトニー・パーマーが監督を務め、サントラの同名ライヴアルバムがロリーの代表作ともなっている名作中の名作です。当時、ヨーロッパ各国で劇場公開された伝説のロック映画ですが、ロリーの没後にDVD化。現在に至るまで愛されています。もちろん、本作はそんな公式品のコピー。。。ではありません。2011年に某衛星放送局の名物番組”洋楽ライブ伝説”で特集された日本放送バージョンです。
 当店では国内記録マニアによる極上マスターで数々の名番組をアーカイヴしておりますが、そのチェック・ポイントは3つ「画質・音質」「番組独自の演出」「映像そのものの内容」に集約されます。まず「画質・音質」ですが、これはもうパーフェクト。2011年だけあってデジタル放送をデジタル録画しており、放送局が所有しているマスターから劣化ナシにDVDまで映し込まれている。しかも、2011年と言えば『IRISH TOUR 1974』のデジタル・リマスター盤がリリースされた年。番組自体が新装盤の宣伝も兼ねており、ブラッシュ・アップされたクオリティを見せつけるような極上放送だったのです。
 そして2つめの「番組独自の演出」。これも申し分なし。そもそも”洋楽ライブ伝説”は冒頭にクリス・ペ○ラー氏の解説コーナーが設けられるのが定番化しており、本作も例に漏れない。アーティストによっては芸能人の頓珍漢トークが面白いケースもありますが、ロリーの場合は存在自体がいぶし銀ですのであまり脱線されても笑えない。ダンディで過不足ないペプ○ー氏の解説がピタッとハマり、映像本編へのムードを高めてくれるのです。そして、もう1つの演出と言えば日本語字幕。後述もしますが、『IRISH TOUR 1974』はコンサートをフィーチュアしつつも、本質はドキュメンタリー。インタビューやコメントのリアリティが肝心であり、それを違和感ない自然な日本語でビビッドに感じ取る事ができるわけです。
 さてさて、それでは一番大事なポイント「映像そのものの内容」について。これこそが素晴らしい。この映画の舞台となっているのは、タイトル通り母国アイルランドでのツアー。1973年末の“12月28日”から1974年始“1月5日”まで、3都市(ベルファスト・ダブリン・コーク)8公演をテーマにしています。ちなみに、このアイルランド・ツアーの次公演は“1月23日:東京郵便貯金会館”……そう、伝説の初来日直前でもありました。
 何よりも素晴らしいのは、そんなロリーのパフォーマンス。サントラ盤『IRISH TOUR '74』とは曲目が違ったりもしますので、比較しながら整理しておきましょう。

・ブループリント:Walk On Hot Coals/Hands Off(★)
・タトゥー:Tattoo'd Lady/Who's That Coming?/A Million Miles Away/Cradle Rock
・その他:Going To My Hometown(★)/As The Crow Flies/Bullfrog Blues(★)
※注:「★」印はライヴアルバム版『IRISH TOUR '74』では聴けない曲。

……と、このようになっています。名盤ライヴアルバムのアウトテイクだけでも美味しすぎますが、映画の肝はむしろ合間のドキュメント・シーン。バックステージやサウンドチェック、ショウの打ち上げパーティ、故国の街中で過ごすオフ等々。普段は触れられないロリーの素顔がたっぷりと見られるのです。
 そして、その素顔は愛すべき「音楽バカ」。バックステージでは愛用ストラトキャスターの塗装が剥げた理由を語り、嬉しそうにギターの弾き方をレクチャー。アコギとエレキの違いや薬ビンとスティールの使い分け、チューニング、弦の堅さ、ピックとサムピックの弾き方などなど。もちろん、教則ビデオではないのですが、ギターの話になると止まらなくなる人柄が丸出しになるのです。
 そんな表情はポーズではないから常に変わらない。ふらっと楽器屋に立ち寄ってはギターを手にしながら「トップ20に入る曲も書けるかもしれない。でも重要だと思わない。成功を楽しむのも悪くはない。でも成功に合わせて生活や思考を変えたくない」と話し、故国アイルランドの素朴な魅力を語る。ショウが終わった後のバックステージでも自分でギターの掃除をしたり、ストラップをたたんだり。
 さらには全力のショウが終わった後の打ち上げパーティでも、ほろ酔いになりながらギターを手に取って客と肩を組みながら弾き、歌う。熱狂のステージ・ライヴの映像と切り替わっても、ロリーのあの嬉しそうな表情は何も違わない。いつでもどこでも音楽しか興味がなく、音楽に浸かって生きている。そんな彼の生き様がアリアリと映し出されているのです。

 「ブルースマン」という言葉は単に「ブルースを演奏する人」という意味を超え、生き方まで指し示すと言われます。ですから黒人であっても「自分はブルースも歌うがブルースマンではない」と言う人もいますし、まして白人を指すことはほとんどない。しかし、もし「ホワイト・ブルースマン」なる言葉を許される人がいるとしたら、それはロリー・ギャラガーではなかったでしょうか。そんな彼の生き様を描き、伝説の初来日さえ浮かんでくる名作映画『IRISH TOUR 1974』。どうぞ、この機会にじっくりと味わってください。

(85:54)
1. Intro
2. Walk On Hot Coals
3. Backstage Interviews
4. Tattoo'd Lady
5. Demonstrates slide guitar techniques
6. Who's That Coming
7. Gallagher in his home town
8. A Million Miles Away
9. Going To My Home Town
10. Interviews
11. Cradle Rock
12. Turkish March / Jam Session
13. Demonstrates blues guitar techniques
14. As The Crow Flies
15. Hands Up
16. Backstage
17. Jamming in the pub
18. Bullfrog Blues

Rory Gallagher - Guitars, Vocals  
Gerry McAvoy - Bass
Rod De'ath - Drums
Lou Martin - Keyboards

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.86min.