JEFF BECK GROUP - FILLMORE WEST DECEMBER 1968(2CD) [Wardour-537]

JEFF BECK GROUP - FILLMORE WEST DECEMBER 1968(2CD) [Wardour-537]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Fillmore West, San Francisco, CA, USA 7th December 1968 TRULY AMAZING SOUND(UPGRADE)

 JBG#1の三大極上オーディエンス・アルバムが昨年再発された『DALLAS 1968』と今回待望のブラッシュアップを果たした『DETROIT NOVEMBER 1968』、そして好評発売中の『DEFINITIVE BOSTON TAPES』であることに疑いの余地はありませんが、それら以前に彼らの68年ステージの全貌を知らしめてくれた名オーディエンスが12月のフィルモア・ウエスト。もちろんJBG#1のフィルモア・ウエストと言えば7月のサウンドボード『FILLMORE WEST 1968』がド定番な訳ですが、高音質であった一方で収録時間は30分足らず。何より演奏内容に関しては今回リリースされる12月のステージの方が圧倒的に充実していた。
 この音源はモノラル録音で今回同時リリースとなるデトロイトを少し荒くしたような質感なのですが、やはり程よい距離感と演奏の輪郭をしっかり捉えていたことで68年のオーディエンス録音としては非常に聞きやすい。それ故にCD黎明期からスコルピオの『EAST WEST』にて初お目見え、さらには懐かしのSCARECROW盤『WE LOVE YOU』といったアイテムを生み出してきていたのですが、21世紀を迎えて登場した『CLAMBAKE』はそれまでのカセットジェネ落ち感が否めなかったアイテムとは一線を画したアッパー版として専門誌などでも絶賛されたものでした。
 とはいえリリースから15年以上の歳月が経過し、何よりベックがこの世を去られた今こそ新たな決定版の登場が渇望されている68年定番音源でもある。このタイミングで世界中のマニアが待ち望んでいたであろうフィルモア12月オーディエンスのアッパー版を公開してくれたのがお馴染みKrw_co。これは「詳しいダビング回数は不明ながらも確実にロージェネ」という触れ込みで公開されたものでして、そこからは一聴して解るほどのアッパー感。もはや長年の決定版に君臨していた『CLAMBAKE』と比較にならないほどナチュラルでクリアーな状態。むしろ今回のバージョンを聞いてしまうと、いかにも『CLAMBAKE』がイコライズで音をシャープにしてあったかのように映るほど。
 
 そんな68年の名オーディエンスはピッチが非常に低いという問題を抱え続けたままリリースされていた不遇の音源であったのも事実。あれほど決定版だと絶賛されていた『CLAMBAKE』ですらピッチの低さはいかんともしがたく、おまけに不安定な変動までみられたのだからリスニング上のストレスは相当なものだった。この問題に関してはKrw_coのバージョンですらおざなりなままで公開されてしまっており、せっかくのアッパー版が台無しとなりかねない状態だったのです。
 そこで今回の限定プレスCDに際しては古くからの持病であった低すぎるピッチを徹底的にアジャスト。せっかくの良音源がピッチのせいでマニア向けレベルを脱せなかったという長年のジレンマが遂に解消されたのです。ダラスやデトロイトに負けじとJBG#1マニアには人気のあった12月のフィルモアがようやく安心して聞き込める状態に生まれ変わった…このアドバンテージはあまりに大きい。

 そして何と言っても古くから定評のあった抜群の演奏内容。秋からニッキー・ホプキンスが加わってレベルアップしたステージが遂に完成の域に到達。その上で11月のデトロイトと比べても演奏度がさらに自由度を増している。その最たる例が「Rice Pudding」。もっとも後の『BECK-OLA』でリリースされた同名のインストゥルメンタルとは別の曲で、この時点ではメンバー間のソロ回し用ジャムと言った趣。
 既にデトロイトの時点でニッキーはこのジャムの中で自身がイントロを弾いたローリング・ストーンズ「We Love You」のフレーズを盛り込んでいましたが、ここではジャムの展開の一部にまで進化、ベックまで彼のピアノに応酬します。それどころかニッキーは正にリリースされたばかりであった『BEGGARS BANQUET』の収録曲で、やはり自身がピアノを弾いていた「Salt Of The Earth」エンディングのフレーズを弾きだすなど、堂々たる存在感を見せつけてくれました。
 さらに毎晩のステージでベックの妙技の見せ場となっていた「Jeff's Boogie」までも各人のソロ回しにまで演奏が拡大。おまけに「Bye Bye Baby Bye Bye」ではロッドとベックがボーカルを分け合う大団円。ベックはもちろん、ニッキーの加入が触媒となってグループ自体が見事にまとまって強力なライブ・アクトへと成長を遂げていた時期を捉えた最高のビンテージ・オーディエンス。この名演&名録音が過去最高音質に正確なピッチでの収録とくれば鬼に金棒!

(リマスター・メモ)
★半音の40%前後遅かったので修正しました。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (45:01)
1 You Shook Me
2 Let Me Love You
3 The Sun Is Shining
4 Rice Pudding
5 Shapes Of Things
6 Jeff's Boogie

Disc 2 (38:45)
1 Blues De Luxe
2 Ain't Superstitious 
3 Bye Bye Baby Bye Bye
4 Rock My Plimsoul

Jeff Beck - guitars, vocals
Rod Stewart - vocals
Nicky Hopkins - piano, organ
Ronnie Wood - bass
Micky Waller - drums