DARYL HALL & JOHN OATES - BOSTON 1980 FM BROADCAST(2CDR) [Uxbridge 1835]

DARYL HALL & JOHN OATES - BOSTON 1980 FM BROADCAST(2CDR) [Uxbridge 1835]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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Orpheum Theater, Boston, MA, USA 19th August 1980 STEREO SBD

 アルバム『VOICES』をリリースしつつ、シングル『Kiss on My List』の大ヒットには至っていない。そんな全盛前夜のフルショウを味わえるサウンドボード・アルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1980年8月19日ボストン公演」のサウンドボード録音です。1980年と言えば、“X-STATIC Tour”と“VOICES Tour”が交錯する時期であり、当店でもさまざまな名作デーかイヴ。良い機会でもありますので、まずは当時の活動全景を振り返り、当店のサウンドボード・コレクションと照らし合わせながら本作のポジションも確かめてみましょう。

●1980年
・1月25日ー27日:英国#1(6公演)
・2月1日ー6日:日本#1(5公演)
・5月3日:アルバカーキ公演
・6月22日ー7月28日:北米#1(15公演)
《7月29日『VOICES』発売》
・7月31日ー8月23日:北米#2(19公演)←★ココ★
・9月11日ー24日:英国#2(12公演)
・9月29日ー10月9日:日本#2(7公演)
・10月14日ー20日:オセアニア(4公演)←※SYDNEY 1980
《11月:シングル『Kiss on My List』発売》
・11月7日ー12月14日:北米#3(4公演)
●1981年
・4月11日ー5月11日:北米#4(19公演)
・6月13日+14日:Mountain Aire出演
《9月1日『PRIVATE EYES』発売》
・9月13日ー11月23日:北米#5(35公演)←※ON STAGE TONIGHT他

 これが1980年/1981年のホール&オーツ。“VOICES Tour”は両年に跨がって実施されたわけですが、本作のボストン公演はその中でも序盤。アルバム発売から約3週間という「北米#2」の15公演目にあたる。「北米#2」と言えば、当店の『SWEET SOUL VOICES(Trial-288)』も古くからの定番ですが、本作はその3日前でもありました。
 そんなショウはラジオ放送されたことでも知られ、定番の1つとなってきました。本作は、そのベストマスターを磨き直した最高峰盤なのです。そのクオリティは「放送らしさ」が前面に出たFMサウンドボード。そもそもFM放送は家庭用オーディオでの再生が前提となっており、もっとも公式ライヴアルバムに近い存在。しかし、その一方で放送局や番組の事情が反映されやすく、個性のバラ付きも大きい。本作の場合、オフィシャル作品のような完成度よりラフな生々しさが際立つタイプでして(実際の放送形態は分かりませんが)生放送っぽい感じなのです。
 例えば、歓声やヴォーカルのミックス。放送でもライヴアルバムでも曲が始まると拍手の音量が下がり、歌入りのタイミングでマイクの音量が上がったりするものですが、これはエンジニアが操作するもの。ライヴ後に整えられた放送の場合は公式ライヴアルバム同様に綺麗に仕上がっていますが、生放送では音量調整が遅れたり、急に大きくしすぎたりといったミスが起きやすい。本作にはそんな「ミックス作業のライヴ感」まで宿っているのです。
 そんなリアル・サウンドボードで画かれるのは、歴史的ブレイク前夜のフルショウ。80年代ホール&オーツのライヴと言えば、伝統作『GREATEST HITS LIVE』が象徴。ここで比較しながらセットを整理してみましょう。

●モダン・ヴォイス(5曲)
・How Does It Feel to Be Back/Big Kids(★★)/You Make My Dreams/You've Lost That Lovin' Feelin'/United State
●その他(8曲)
・ロックン・ソウル:Rich Girl(★)/Do What You Want, Be What You Are(★)/Room to Breathe(★)
・その他:She's Gone/Sara Smile(★)/Wait For Me/NYCNY(★★)/Sweet Soul Music(★)
※注:「★」印はオフィシャル発掘盤『GREATEST HITS LIVE』にない曲。特に「★★」印は『SYDNEY 1980』でも聴けなかった曲。

……と、このようになっています。さすがに3日語の『SWEET SOUL VOICES』と同一セットだったりもするのですが、その後の『SYDNEY 1980(Uxbridge 982)』とは結構異なる。特に「Big Kids」「NYCNY」は『GREATEST HITS LIVE』『SYDNEY 1980』を合わせても聴けない。もっと言うなら「日本#2」のプレス名盤『TOKYO 1980 FINAL NIGHT: DEFINITIVE MASTER(Zion-189)』にもない美味しいレパートリーだったりします。
 さらに特徴的なのが「Kiss on My List」がないこと。本作の時点ではシングルカットが決まっていなかったのか、「United State」や激レア曲「Big Kids」の方が優先されている。どれが代表曲になるか決まっていない、アルバム発売直後だからこそのムードがたっぷりと味わえるわけです。
 永遠の代表曲を作り上げながら、まだ本人たちがその価値に気づいていない刹那。そんな微妙なタイミングの生演奏を脳みそに流し込んでくれるサウンドボード・アルバムです。『SWEET SOUL VOICES』も素晴らしいですが、本作はさらに生々しさの増した直前の姉作。他のどの時期とも異なるフルショウ、どうぞ本作で存分にご堪能ください。

★「1980年8月19日ボストン公演」のサウンドボード録音。歓声やヴォーカルのミックスも生々しい生放送っぽい感じのFMサウンドボードで、ベスト・マスターを磨き直した最高峰盤。「Big Kids」「NYCNY」など、伝統作『GREATEST HITS LIVE』や当店の定番『SYDNEY 1980』でも聴けないレパートリーも美味しいツアー初期のフルショウを楽しめます。

Disc 1(63:59)
1. Introduction
2. How Does It Feel To Be Back
3, Big Kids
4. Rich Girl
5. She's Gone
7. Sweet Soul Music (with Band Introductions)
8. Sara Smile
9. Wait For Me
10. You Make My Dreams
11. Be What You Are
12. You've Lost That Lovin' Feeling

Disc 2(18:03)
1. Announcer Encore Break 1
2. United State
3. Announcer Encore Break 2
4. Room to Breathe
5. Announcer Encore Break 3
6. NYCNY
7. Announcer Outro

Daryl Hall: guitar, keyboards and vocals
John Oates: guitar and vocals
Jeff Southworth: guitar and vocals
Charles DeChant: keys and vocals
John Siegler: bass
Chuck Purdie: drums