THE ROLLING STONES - BOSTON 1975 2ND NIGHT: JOE MALONEY MASTER(2CD) [IMPORT TITLE]

THE ROLLING STONES - BOSTON 1975 2ND NIGHT: JOE MALONEY MASTER(2CD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Boston Garden, Boston, MA, USA 12th June 1975

 1975年アメリカ・ツアーならではのミックの激しさや奔放な歌いっぷりという点で絶頂に達していたボストン連続公演ですが、その二日目に関してもジョー・マロニーが録音を敢行し、なおかつKrw_coが最新技術でトランスファーしてくれています。この日はステレオ・オーディンス録音がLP「TO KNOW THEM IS TO LOVE THEM」で数曲が古くから日の目を見ており、CD時代になってからはVGPの「BOSTON TEA PARTY」、SCREAMERの「A FANFARE FOR THE COMMON MAN」といったアッパー版がリリースされていました。マニアにはそれなりに知られた存在でこれが「recorder 1」となり、前日の「recorder 2」を録音したテーパーによるものでした。
 よって今回のマロニーによるオーディンス録音は初登場の「recorder 2」となるのですが、「recorder 1」は同じテーパーでも前日と違ってなかなかの音像とステレオ音質で捉えているのが魅力でした。その点マロニーの音源はこちらもモノラル録音な訳ですが、こちらもミックのボーカルを中心として十分に音像がオンで素晴らしく、なおかつモノラルらしいソリッドな音質で聞かれるのがこれまた魅力。さらには「recorder 1」よりも周囲の音を拾っていないというのも大きなアドバンテージでしょう。そして前日と同様に2019年の最新技術でトランスファーされたテープの鮮度も素晴らしくて実にナチュラル。
 また前日のマロニー音源にも当てはまった問題だったのですが、音源全体を通してピッチが10%から30%ほど高くなっており、しかも不安定な状態で公開されていたのです。そこで今回の限定プレスCDリリースに際してこの問題を徹底的にアジャスト。既に元音源をネット経由で入手されていたマニアなどは、この点だけでも格段に聞きやすく感じられるかと。ちなみに「recorder 1」ほどではありませんが、この音源も低音が響きがちな状態に関しては緩和させ、前日同様に演奏の輪郭を浮き立たせる処理を適度に施しています。

 そして前日に負けず劣らずハイパーに飛ばしまくるミック。前日はオープニングからでしたが、二日目は「All Down The Line」から彼のスイッチがオン。この曲と続いた「If You Can't Rock Me / Get Off My Cloud」のミックはハイパーすぎる歌で会場を圧倒してくれます。ここでもドラッグでブーストされたボルテージが全開といった感じですが、あまりにワイルドで奔放な歌いっぷりは気持ちよくも映る(実際にミックは気持ちよくぶっ飛んでいたでしょうが笑)ほど。これぞ75年というべき場面がライブ序盤から炸裂してくれているのです。
 しかし二日連続で通り飛ばしまくるミックを前に、バンドがちょっとついていけないかのように聞こえるのが「Star Star」。この曲もまた75年のミックにはキレキレ・ソングの一つであり、この日はいつにもましてキレッキレでワイルドに歌ってくれます。そんなミックに対し、バンドの演奏がいつもよりちょっともたついているというのが面白い。遂には勢い余ってしまったのか、「Tumbling Dice」ではミックが歌の構成を間違えてしまうといったハプニングが起きてしまいます。これぞ飛ばしまくりな果ての場面でしょう。
 この二日間だけでなく、75年ツアー前半と言えば「Luxury」が演奏されているのも大きな魅力。ツアー開始からしばらくはレギュラー扱いのレパートリーだったのですが、ツアーがマディソン・スクエア・ガーデンに到達する前で演奏されなくなるという悲運な当時の新曲でした。ここボストンでの演奏はその後期に属するもので、どちらの演奏も素晴らしい出来を示していましたが、特にここでの演奏は出色の出来栄え。演奏の後半でミックが連呼する、いかにも75年らしい奇声もよく合っています。この後のMSGやLAフォーラムでは取り上げられなかったせいでマニアにしか知られてない存在な感が強いレパートリーですが、それが二日間通して楽しめる点もボストン音源の魅力。
 そしてボストン二日目で極めつけのハイパー・ミックが楽しめるのは、意外にもショー中盤で演奏される二曲のスロー・ナンバー。「Angie」と「Wild Horses」のどちらでもミックはいつもよりもかなりの激しさで歌い上げており、中でも前者の歌いっぷりはここでもワイルドすぎ。そもそも前日からしてミックはハイパーな勢いに乗って「Angie」をレコードと同じメロディで果敢に攻めていましたが、この日は声を振り絞ってまで全編をそのメロディで歌い上げるという凄まじさ。ライブ序盤の激しい演奏だけでなく、スロー・ナンバーまでキレッキレ。前日共々、ジョー・マロニーならではのモノラル録音のソリッドな質感でこの日も絶好調のミックを心ゆくまでお楽しみください。さすがはマロニーならではの録音!

(リマスターメモ)
★半音の 20% - 35% 高いピッチを修正
★低音寄りの音質なのでバランス調整して全体を鮮明にしました。

★ジョー・マロニー・マスター。初登場の高音質ソース。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (62:16)
1. Intro
2. Honky Tonk Women
3. All Down The Line
4. If You Can't Rock Me
5. Get Off Of My Cloud
6. Star Star
7. Gimme Shelter
8. Ain't Too Proud To Beg
9. You Gotta Move
10. You Can't Always Get What You Want
11. Band Introductions
12. Happy
13. Tumbling Dice
14. Luxury

Disc 2 (64:38)
1. Doo Doo Doo Doo Doo
2. Fingerprint File
3. Angie
4. Wild Horses
5. That's Life
6. Outa Space
7. Brown Sugar
8. Midnight Rambler
9. It's Only Rock 'n Roll
10. Rip This Joint
11. Street Fighting Man
12. Jumping Jack Flash
13. Closing

Mick Jagger - lead vocals, harmonica
Keith Richards - guitar, lead and backing vocals
Charlie Watts - drums
Ronnie Wood - guitar, backing vocals
Bill Wyman - bass guitar
Billy Preston - keyboards backing vocals
Ollie E. Brown - percusion backing vocals