BOB DYLAN - HOUSTON 1981 SOUNDBOARD(2CD) [ZION-236]
BOB DYLAN - HOUSTON 1981 SOUNDBOARD(2CD)
[ZION-236]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
The Summit, Houston, Texas, USA 12th November 1981 STEREO SBD(UPGRADE)
どのアーティストにしても1990年代初頭のCDアイテム黎明期にリリースされた音源のほとんどがアップグレードされた昨今ですが、ボブ・ディランに関しては未だに古のアイテムの価値が落ちていないという異例の音源が少なからず存在しています。その典型と呼べるのが1981年11月12日のヒューストン公演を収めたPAアウトのサウンドボード録音。その聞きやすさはもちろん、何よりもディランのあまりに絶好調な歌いっぷりがマニアの間では高い人気を誇った音源でもあったのです。
そんな流出サウンドボードは1980年代の半ばに「IN THE GARDEN」あるいは「COOKIE'S FAVOURITE」といった二枚組LPで初お目見え。非常に音質の良いサウンドボードであったことが話題となったのですが、それ以上に広くマニアの間で浸透するきっかけとなったのは古の名レーベル、シルバー・レアリティーズによってリリースされたCD「YOU CAN’T KILL AN IDEA」ではないでしょうか。
同盤がリリースされた1990年と言えば80年代前半のディランが軽視されがちだった時期。そんな中で登場したサウンドボード録音、おまけでディランが絶好調な日の記録と言うことから名盤の一つとされたのです。
ところが、驚いたことにシルバー・レアリティーズ(以下“SIRA盤”と称します)のリリース以降それを上回るアイテムというのが登場せず、むしろ新たなアイテムが登場しても、それらはSIRA盤からのコピーでしかなく、それどころか90年にリリースされたCDの価値が2022年になっても下がらないという驚異的な結果となってしまった。
そんな定番ヒューストン81サウンドボードですが、この秋ようやくのアッパー版が現れてくれたのです。それは「初のロウジェネレーション・カセットからのトランスファー」という触れ込みで。
無理もないことですが、先に挙げたCDやLPはカセットトレード時代の産物ですので、今となってはジェネ落ち感が否めない。中でも長年に渡って決定版とされたSIRA盤と今回のバージョンを聞き比べてみると、その差は歴然。SIRA盤はジェネ落ちに加えてヒスを当時のノイズリダクションにて抑えた感が明らかで、いまとなっては毛布をかぶってしまったかのような質感が気になる。今回のバージョンはその点が一気に晴れてクリアーかつ抜けの良さも抜群。
唯一、本音源のLP時代からの持病であったピッチの低さだけは今回も同様な状態でしたので、そこはしっかりとアジャスト。その圧巻のアッパー感だけでなく、定番ヒューストン81が初めて正確なピッチで楽しめるようになったというのも大きなアドバンテージかと。
今年は86年や84年のディラン・サウンドボードが発掘されてきましたが、それらと同様に今回もドラムがステレオで音の広がりがあるという独特の聞きやすさを持ったバランス。70年代アーティストのPAサウンドボードよりも音にメリハリを感じさせる聞きやすさは今回も健在。おまけに歌声が前面に押し出されるPAサウンドボードの利点がこれほど活かされたPAサウンドボードというのもないのでは。
おかげでディランがライブ開始の時点で明らかに上機嫌な様子が伝わってくるのですが、そこから「Man Gave Names To All The Animals」以降はエンジン全開。何でこんなに楽しそうなの?というくらいイキイキと歌い上げており、それがPAサウンドボードのおかげで耳へとダイレクトに流し込まれる。こんなに活気のあるディランの歌いっぷりを捉えた音源というのもそうそうあるものではなく、これこそヒューストン81を定番に至らしめている要因だったのです。
名義上はゴスペル時代と称されがちな時代の末期のステージを捉えた音源でもあるのですが、この頃になるとゴスペル的な要素がすっかり薄れてしまい、フツーにハードでR&B要素の混じったアツいロック・ショーといった感が強い。その強靭な演奏に乗ってご機嫌ディランが歌いまくるのです。あまりにもご機嫌なので、曲間も短めに演奏がサクサクと進み、ディランはボルテージが高まる一方。
「Watered-Down Love」辺りまでの畳みかけるような展開は爽快の一言ですし、アンコール「Blowin' In The Wind」の正にゴスペルチックなイントロに導かれた堂々たるディランの歌いっぷりがまた圧巻。 81年ツアーの最重要PAサウンドボードが30年近い歳月を経てようやく刷新されました。これぞ世界中のマニアが待ちに待った必聴のアッパー版!
(リマスター・メモ)
★半音の75%〜50%程度遅いピッチを修正のみ。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc:1 (51:47)
01. Introduction by Roland Grivelle
02. Gotta Serve Somebody
03. I Believe In You
04. Like A Rolling Stone
05. Lonesome Death Of Hattie Carroll
06. Man Gave Names To All The Animals
07. Maggie's Farm
08. Girl Of The North Country
09. Ballad Of A Thin Man
10. Simple Twist Of Fate
11. Heart Of Mine
12. All Along The Watchtower
13. I'll Be Your Baby Tonight**
14. Forever Young
Disc:2 (69:56)
01. Gamblin' Man*
02. The Times
03. Hard Rain
04. Watered-Down Love
05. Shot Of Love
06. Just Like A Woman
07. Solid Rock
08. Masters Of War
09. When You Gonna Wake Up
10. In The Garden
11. Blowin' In The Wind
12. It's Alright Ma (I'm Only Bleeding)
13. It Ain't Me Babe
14. Knockin' On Heaven's Door
Bob Dylan - vocals, guitar & harmonica
Fred Tackett - guitar
Steve Ripley - guitar
Al Kooper - keyboards
Tim Drummond - bass
Jim Keltner - drums
Arthur Rosato - drums
Clydie King, Regina Havis, Madelyn Quebec - background vocals
*Clydie King, Regina Havis, Madelyn Quebec - shared vocals
**Bob Dylan & Clydie King - shared vocals
STEREO SOUNDBOARD RECORDING
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
The Summit, Houston, Texas, USA 12th November 1981 STEREO SBD(UPGRADE)
どのアーティストにしても1990年代初頭のCDアイテム黎明期にリリースされた音源のほとんどがアップグレードされた昨今ですが、ボブ・ディランに関しては未だに古のアイテムの価値が落ちていないという異例の音源が少なからず存在しています。その典型と呼べるのが1981年11月12日のヒューストン公演を収めたPAアウトのサウンドボード録音。その聞きやすさはもちろん、何よりもディランのあまりに絶好調な歌いっぷりがマニアの間では高い人気を誇った音源でもあったのです。
そんな流出サウンドボードは1980年代の半ばに「IN THE GARDEN」あるいは「COOKIE'S FAVOURITE」といった二枚組LPで初お目見え。非常に音質の良いサウンドボードであったことが話題となったのですが、それ以上に広くマニアの間で浸透するきっかけとなったのは古の名レーベル、シルバー・レアリティーズによってリリースされたCD「YOU CAN’T KILL AN IDEA」ではないでしょうか。
同盤がリリースされた1990年と言えば80年代前半のディランが軽視されがちだった時期。そんな中で登場したサウンドボード録音、おまけでディランが絶好調な日の記録と言うことから名盤の一つとされたのです。
ところが、驚いたことにシルバー・レアリティーズ(以下“SIRA盤”と称します)のリリース以降それを上回るアイテムというのが登場せず、むしろ新たなアイテムが登場しても、それらはSIRA盤からのコピーでしかなく、それどころか90年にリリースされたCDの価値が2022年になっても下がらないという驚異的な結果となってしまった。
そんな定番ヒューストン81サウンドボードですが、この秋ようやくのアッパー版が現れてくれたのです。それは「初のロウジェネレーション・カセットからのトランスファー」という触れ込みで。
無理もないことですが、先に挙げたCDやLPはカセットトレード時代の産物ですので、今となってはジェネ落ち感が否めない。中でも長年に渡って決定版とされたSIRA盤と今回のバージョンを聞き比べてみると、その差は歴然。SIRA盤はジェネ落ちに加えてヒスを当時のノイズリダクションにて抑えた感が明らかで、いまとなっては毛布をかぶってしまったかのような質感が気になる。今回のバージョンはその点が一気に晴れてクリアーかつ抜けの良さも抜群。
唯一、本音源のLP時代からの持病であったピッチの低さだけは今回も同様な状態でしたので、そこはしっかりとアジャスト。その圧巻のアッパー感だけでなく、定番ヒューストン81が初めて正確なピッチで楽しめるようになったというのも大きなアドバンテージかと。
今年は86年や84年のディラン・サウンドボードが発掘されてきましたが、それらと同様に今回もドラムがステレオで音の広がりがあるという独特の聞きやすさを持ったバランス。70年代アーティストのPAサウンドボードよりも音にメリハリを感じさせる聞きやすさは今回も健在。おまけに歌声が前面に押し出されるPAサウンドボードの利点がこれほど活かされたPAサウンドボードというのもないのでは。
おかげでディランがライブ開始の時点で明らかに上機嫌な様子が伝わってくるのですが、そこから「Man Gave Names To All The Animals」以降はエンジン全開。何でこんなに楽しそうなの?というくらいイキイキと歌い上げており、それがPAサウンドボードのおかげで耳へとダイレクトに流し込まれる。こんなに活気のあるディランの歌いっぷりを捉えた音源というのもそうそうあるものではなく、これこそヒューストン81を定番に至らしめている要因だったのです。
名義上はゴスペル時代と称されがちな時代の末期のステージを捉えた音源でもあるのですが、この頃になるとゴスペル的な要素がすっかり薄れてしまい、フツーにハードでR&B要素の混じったアツいロック・ショーといった感が強い。その強靭な演奏に乗ってご機嫌ディランが歌いまくるのです。あまりにもご機嫌なので、曲間も短めに演奏がサクサクと進み、ディランはボルテージが高まる一方。
「Watered-Down Love」辺りまでの畳みかけるような展開は爽快の一言ですし、アンコール「Blowin' In The Wind」の正にゴスペルチックなイントロに導かれた堂々たるディランの歌いっぷりがまた圧巻。 81年ツアーの最重要PAサウンドボードが30年近い歳月を経てようやく刷新されました。これぞ世界中のマニアが待ちに待った必聴のアッパー版!
(リマスター・メモ)
★半音の75%〜50%程度遅いピッチを修正のみ。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc:1 (51:47)
01. Introduction by Roland Grivelle
02. Gotta Serve Somebody
03. I Believe In You
04. Like A Rolling Stone
05. Lonesome Death Of Hattie Carroll
06. Man Gave Names To All The Animals
07. Maggie's Farm
08. Girl Of The North Country
09. Ballad Of A Thin Man
10. Simple Twist Of Fate
11. Heart Of Mine
12. All Along The Watchtower
13. I'll Be Your Baby Tonight**
14. Forever Young
Disc:2 (69:56)
01. Gamblin' Man*
02. The Times
03. Hard Rain
04. Watered-Down Love
05. Shot Of Love
06. Just Like A Woman
07. Solid Rock
08. Masters Of War
09. When You Gonna Wake Up
10. In The Garden
11. Blowin' In The Wind
12. It's Alright Ma (I'm Only Bleeding)
13. It Ain't Me Babe
14. Knockin' On Heaven's Door
Bob Dylan - vocals, guitar & harmonica
Fred Tackett - guitar
Steve Ripley - guitar
Al Kooper - keyboards
Tim Drummond - bass
Jim Keltner - drums
Arthur Rosato - drums
Clydie King, Regina Havis, Madelyn Quebec - background vocals
*Clydie King, Regina Havis, Madelyn Quebec - shared vocals
**Bob Dylan & Clydie King - shared vocals
STEREO SOUNDBOARD RECORDING