BLACK SABBATH - PHILADELPHIA 1978(2CDR) [Shades 1626]
BLACK SABBATH - PHILADELPHIA 1978(2CDR)
[Shades 1626]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
The Spectrum, Philadelphia, PA, USA 29th August 1978 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
結成10周年を迎え、黄金の70年代を総括するツアーに乗り出した1978年のBLACK SABBATH。その現場を極上体験できる伝説の名録音が登場です。
そんな本作に吹き込まれているのは「1978年8月29日フィラデルフィア公演」。そのフル・オーディエンス録音です。“NEVER SAY DIE Tour”と言えば、ハマースミス・オデオン公演の公式プロショットが象徴として君臨していますので、まずは当時のツアー全景を俯瞰し、併せてポジションを確かめてみましょう。
・1月6日:デイヴ・ウォーカーとBBC出演
《1月:デイヴ脱退→オジー・オズボーン復帰》
・5月16日ー6月19日:英国(26公演)←※公式映像
・8月22日ー9月27日:北米#1a(27公演)←★ココ★
《9月28日『NEVER SAY DIE!』発売》
・9月28日ー30日:北米#1b(3公演)
・10月9日ー22日:欧州(10公演)
・11月3日ー12月11日:北米#2(31公演)
これが1978年のBLACK SABBATH。前年9月にオジー・オズボーンから元SAVOY BROWN/FLEETWOOD MACのデイヴ・ウォーカーに交代していましたが、BBCのラジオ出演1回だけでオジーが復帰。『NEVER SAY DIE!』製作へと進みました。公式プロショット映像はツアー冒頭の「英国」レッグで撮影されましたが、本作のフィラデルフィア公演はその約2ヶ月後。「北米#1」の7公演目にあたるコンサートでした。
そんな現場を真空パックした本作は、かねてより“NEVER SAY DIE Tour”屈指として知られる名録音。この時代の最高位傑作オーディエンスと言えばプレス名盤『SABBATH IN FRESNO』ですし、本作はその域には及ばない。しかし、あの超傑作は70年代の全オーディエンス録音の頂点に立つ異常作。その域に届かないのは当たり前でして、本作自体も70年代オーディエンス基準でみれば十二分に客録離れしている。
その要は、何と言っても極太の芯と距離感のない鮮やかさ。PAと繋がっているんじゃないかと思うほど空間感覚がなく、超タイト&超ダイレクト。アンサンブル全体のバランスからするとスネアがやや軽い気もしますが、それも顕微鏡的に聴き込んでオーディエンスの証拠を探した場合の話。普通にスピーカーで聴いていると客録という事実を忘れ、70年代のヴィンテージ感覚に酔いしれてしまうのです。
そんなリアル・サウンドで描かれるのは、「黄金の70年代」を濃縮したフルショウ。前述の通り、このツアーの象徴と言えばハマースミス・オデオン公演の公式プロショットとなるわけですが、あれはあくまで(当時の)商品基準に沿って短縮した編集作。それに対して本作は終始一貫のフル録音で、公式映像にはない名曲も披露されています。ここで比較しながらセットを整理しておきましょう。
●初期三部作(7曲)
・パラノイド:War Pigs/Electric Funeral/Iron Man(★)/Fairies Wear Boots(★)/Paranoid
・その他:Black Sabbath/Children Of The Grave
●中期以降(5曲)
・テクニカル・エクスタシー:Dirty Women/Rock 'N' Roll Doctor
・その他:Snowblind/Symptom Of The Universe/Never Say Die
※注:「★」印はハマースミスの公式プロショットでは聴けない曲。
……と、このようになっています。「Iron Man」「Fairies Wear Boots」も曲間も通しで70年代の現場を体感できる。特に久々に復活した「Fairies Wear Boots」は最高傑作オーディエンス『SABBATH IN FRESNO』でも聴けない美味しい1曲だったりします。
さらに面白いのは、実は不調ぶり。これが結構珍しい。冒頭の「Supertzar」からしてテープが鳴っている最中に音出しを始めてしまい、それが妙に長引いて「Symptom Of The Universe」がグダグダなままスタート。続く「War Pigs」では機材トラブルなのかギターがオフになってしまい締まりのない出来になってしまう。その後も余波は続き、キメが決まらかったり、キレが悪かったり。北米ツアー初期でまだ調子が掴めなかったのか。あるいは単に酔っぱらっていたのか。何にせよ、70年代でも希に見るグダグダさ加減が極上クオリティで炙り出されているのです。
ショウ内容的にややマニアックではありますが、サウンド・クオリティはプレス級。そんな個性ゆえにShadesレーベルからのご紹介になりましたが、だからこそ極めて面白いフル・ライヴアルバムでもあります。異形ながら希に見るクオリティと聴き応えの両立盤。どうぞ、存分にお楽しみください。
★「1978年8月29日フィラデルフィア公演」のフル・オーディエンス録音。かねてよりNEVER SAY DIE Tour屈指として知られる名録音で、極太の芯と距離感のない鮮やかさが素晴らしい。PAと繋がっているんじゃないかと思うほど空間感覚がなく、超タイト&超ダイレクトです。音出しが妙に長引いてグダグダになってしまう「Symptom Of The Universe」や機材トラブルなのかギターがオフになってしまう「War Pigs」等、微妙にダメな出来なのも面白い貴重なライヴアルバムです。
Disc 1(43:24)
1. Supertzar
2. Symptom Of The Universe
3. War Pigs
4. Snowblind
5. Never Say Die
6. Black Sabbath
7. Dirty Women
Disc 2(43:46)
1. Rock 'N' Roll Doctor
2. Drum Solo
3. Guitar Solo I
4. Guitar Solo II
5. Electric Funeral
6. Iron Man
7. Fairies Wear Boots
8. Children Of The Grave
9. Paranoid
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
The Spectrum, Philadelphia, PA, USA 29th August 1978 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND
結成10周年を迎え、黄金の70年代を総括するツアーに乗り出した1978年のBLACK SABBATH。その現場を極上体験できる伝説の名録音が登場です。
そんな本作に吹き込まれているのは「1978年8月29日フィラデルフィア公演」。そのフル・オーディエンス録音です。“NEVER SAY DIE Tour”と言えば、ハマースミス・オデオン公演の公式プロショットが象徴として君臨していますので、まずは当時のツアー全景を俯瞰し、併せてポジションを確かめてみましょう。
・1月6日:デイヴ・ウォーカーとBBC出演
《1月:デイヴ脱退→オジー・オズボーン復帰》
・5月16日ー6月19日:英国(26公演)←※公式映像
・8月22日ー9月27日:北米#1a(27公演)←★ココ★
《9月28日『NEVER SAY DIE!』発売》
・9月28日ー30日:北米#1b(3公演)
・10月9日ー22日:欧州(10公演)
・11月3日ー12月11日:北米#2(31公演)
これが1978年のBLACK SABBATH。前年9月にオジー・オズボーンから元SAVOY BROWN/FLEETWOOD MACのデイヴ・ウォーカーに交代していましたが、BBCのラジオ出演1回だけでオジーが復帰。『NEVER SAY DIE!』製作へと進みました。公式プロショット映像はツアー冒頭の「英国」レッグで撮影されましたが、本作のフィラデルフィア公演はその約2ヶ月後。「北米#1」の7公演目にあたるコンサートでした。
そんな現場を真空パックした本作は、かねてより“NEVER SAY DIE Tour”屈指として知られる名録音。この時代の最高位傑作オーディエンスと言えばプレス名盤『SABBATH IN FRESNO』ですし、本作はその域には及ばない。しかし、あの超傑作は70年代の全オーディエンス録音の頂点に立つ異常作。その域に届かないのは当たり前でして、本作自体も70年代オーディエンス基準でみれば十二分に客録離れしている。
その要は、何と言っても極太の芯と距離感のない鮮やかさ。PAと繋がっているんじゃないかと思うほど空間感覚がなく、超タイト&超ダイレクト。アンサンブル全体のバランスからするとスネアがやや軽い気もしますが、それも顕微鏡的に聴き込んでオーディエンスの証拠を探した場合の話。普通にスピーカーで聴いていると客録という事実を忘れ、70年代のヴィンテージ感覚に酔いしれてしまうのです。
そんなリアル・サウンドで描かれるのは、「黄金の70年代」を濃縮したフルショウ。前述の通り、このツアーの象徴と言えばハマースミス・オデオン公演の公式プロショットとなるわけですが、あれはあくまで(当時の)商品基準に沿って短縮した編集作。それに対して本作は終始一貫のフル録音で、公式映像にはない名曲も披露されています。ここで比較しながらセットを整理しておきましょう。
●初期三部作(7曲)
・パラノイド:War Pigs/Electric Funeral/Iron Man(★)/Fairies Wear Boots(★)/Paranoid
・その他:Black Sabbath/Children Of The Grave
●中期以降(5曲)
・テクニカル・エクスタシー:Dirty Women/Rock 'N' Roll Doctor
・その他:Snowblind/Symptom Of The Universe/Never Say Die
※注:「★」印はハマースミスの公式プロショットでは聴けない曲。
……と、このようになっています。「Iron Man」「Fairies Wear Boots」も曲間も通しで70年代の現場を体感できる。特に久々に復活した「Fairies Wear Boots」は最高傑作オーディエンス『SABBATH IN FRESNO』でも聴けない美味しい1曲だったりします。
さらに面白いのは、実は不調ぶり。これが結構珍しい。冒頭の「Supertzar」からしてテープが鳴っている最中に音出しを始めてしまい、それが妙に長引いて「Symptom Of The Universe」がグダグダなままスタート。続く「War Pigs」では機材トラブルなのかギターがオフになってしまい締まりのない出来になってしまう。その後も余波は続き、キメが決まらかったり、キレが悪かったり。北米ツアー初期でまだ調子が掴めなかったのか。あるいは単に酔っぱらっていたのか。何にせよ、70年代でも希に見るグダグダさ加減が極上クオリティで炙り出されているのです。
ショウ内容的にややマニアックではありますが、サウンド・クオリティはプレス級。そんな個性ゆえにShadesレーベルからのご紹介になりましたが、だからこそ極めて面白いフル・ライヴアルバムでもあります。異形ながら希に見るクオリティと聴き応えの両立盤。どうぞ、存分にお楽しみください。
★「1978年8月29日フィラデルフィア公演」のフル・オーディエンス録音。かねてよりNEVER SAY DIE Tour屈指として知られる名録音で、極太の芯と距離感のない鮮やかさが素晴らしい。PAと繋がっているんじゃないかと思うほど空間感覚がなく、超タイト&超ダイレクトです。音出しが妙に長引いてグダグダになってしまう「Symptom Of The Universe」や機材トラブルなのかギターがオフになってしまう「War Pigs」等、微妙にダメな出来なのも面白い貴重なライヴアルバムです。
Disc 1(43:24)
1. Supertzar
2. Symptom Of The Universe
3. War Pigs
4. Snowblind
5. Never Say Die
6. Black Sabbath
7. Dirty Women
Disc 2(43:46)
1. Rock 'N' Roll Doctor
2. Drum Solo
3. Guitar Solo I
4. Guitar Solo II
5. Electric Funeral
6. Iron Man
7. Fairies Wear Boots
8. Children Of The Grave
9. Paranoid