GARY MOORE - LOST EPISODE: RARE STUDIO TRACKS 1978-2001(1CD) plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only [ZODIAC 546]
GARY MOORE - LOST EPISODE: RARE STUDIO TRACKS 1978-2001(1CD) plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only
[ZODIAC 546]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
あの名曲「パリの散歩道」を生み出した1978年から『BACK TO THE BLUES』の2011年まで。23年間に渡ってゲイリー・ムーアが遺したレア・トラックを一大集成! 伝説的コンピレーションの大名盤が装いも新たに復刻です。
そんな本作に刻まれているのは、計16曲・67分間に及ぶ秘宝たち。貴重なアルバム・アウトテイクやデモ/ラフミックスの最高峰マスターをかき集め、このまま公式リリースも可能な決定的仕様で永久保存したプレスCDです。レア・トラック集の優劣をご理解頂くには、1曲1曲の凄味を紹介するのが一番。本作の16トラックは大きく7種に分けられますので、それぞれ個別に見ていきましょう。
●1978年THIN LIZZYデモ(1曲)
・THIN LIZZYデモ:Bad Is Bad
まず最初に登場するのは、盟友フィル・ライノットのTHIN LIZZYに正式加入した1978年の未発表曲「Bad Is Bad」。ゲイリーのLIZZY加入は1974年/1977年/1978年の三度あったわけですが、前2回はサポート的な活動に終始。1978年はそれとは異なり、あの『BLACK ROSE』へと続く本格的な参画でもありました。
そんな加入直後に製作された「Bad Is Bad」は全米ツアー中のメンフィスで録音され、メンバーはフィル・ライノット,マーク・ナウシーフ,ヒューイ・ルイスら。軽妙なシャッフル・ナンバーで、フィルの個性的なヴォーカルとゲイリーのギター、そしてヒューイのブルースハープが最高なオープニング・ナンバーです。
●BACK ON THE STREETSセッション(4曲)
・BACK ON THE STREETSアウトテイク:Track Ten/Road To Pain
・ゲイリー・ヴォーカル・バージョン:Don't Believe A Word/Parisienne Walkways
THIN LIZZYに加入したゲイリーはツアーをこなしつつ、フィルの助力を得て1stソロ・アルバム『BACK ON THE STREETS』を発表。本作にはそのアウトテイク「Track Ten」「Road To Pain」と、ゲイリーがメインで歌う「Don't Believe A Word」「Parisienne Walkways」が収録されています。
インストのアウトテイク「Track Ten」は古くから知られていましたが、本作はアップグレード・マスターで収録。「Road To Pain」はゲイリーの歌入りでVirgin時代のバラードにも通じる情感溢れる隠れた名曲です。「Don't Believe A Word」「Parisienne Walkways」は『BACK ON THE STREET』のアメリカ初回アナログ盤収録のレア・トラックで、フィルではなくゲイリーがメインで歌うバージョン。どちらもミックスが異なる上に「Parisienne Walkways」は20秒以上長く、ゲイリーのギターもたっぷり堪能できます。
●SOLO IN SOHOデモ(1曲)
・Jamaican Rum
1978年/1979年でのフィルとのコラボレーションは極めてクリエイティヴで、名曲・名作を大量に遺しました。『BACK ON THE STREETS』『BLACK ROSE』が代表的ですが、忘れてはならないのがフィルの1stソロ・アルバム『SOLO IN SOHO』。そこに収録された「Jamaican Rum」も、黄金コンビ「フィル/ゲイリー」による秘宝なのです。本作に収録されているのは、1979年5月にナッソーで録音されたデモ・バージョンです。
●G-FORCEセッション(2曲)
・The Woman's In Love(デモ)/Trust Your Lovin'(シングルB面曲)
1979年7月にTHIN LIZZYを脱退したゲイリーは自身のバンドG-FORCEを結成します。本作には、デビュー・アルバム『G-FORCE』製作時のデモ・テイク「The Woman's In Love」とシングル『You』のB面曲だった「Trust Your Lovin'」を収録しています。
「The Woman's In Love」は完成版と異なり、ゲイリーがヴォーカルを務めている。なお、結成当初のG-FORCEに参画していたグレン・ヒューズとも「The Woman's In Love」のデモが遺されましたが、それとも異なるテイクです。一方の「Trust Your Lovin'」はシングルB面とは言っても公式トラック。完成度も高く、躍動感のあるベースも印象的なメロディアスでキャッチーな隠れ名曲です。
●VIRGINレーベル時代のレア・トラック(4曲)
・Don't Take Me For A Loser(ゲイリー・バーデン・デモ)/Teenage Idol(オリジナルMIX)/Don't Ever Give Your Heart Away(グレン・ヒューズ・デモ)/Wild Frontier(ラフMIX)
いよいよVIRGINに移籍し、ハードロック黄金時代がスタート。本作では『CORRIDORS OF POWER』『VICTIMS OF THE FUTURE』『RUN FOR COVER』『WILD FRONTIER』からのレア・トラックを1曲ずつ収録しています。
まず、1982年前半に収録された『CORRIDORS OF POWER』のデモ「Don't Take Me For A Loser」。ここで歌っているのは、あのゲイリー・バーデン! 当時のバーデンはMSGを解雇されており、1982年8月にマイケル・シェンカーに呼び戻されました。このテイクはその合間に製作されたと思われるもの。もしシェンカーがグラハム・ボネットと上手く行っていれば『大いなる野望』はムーアとバーデンという「ダブル・ゲイリー」による作品になったかも知れません。
続く「Teenage Idol」は『VICTIMS OF THE FUTURE』日本盤初回のみのバージョンで、現在流通のアルバムとはまったく異なるミックス。本作以前にはデジタル化された事がなかった貴重テイクで、特にギターソロの違いは必聴です。
『RUN FOR COVER』からはグレン・ヒューズとゲイリーが合流した際に収録されたデモ「Don't Ever Give Your Heart Away」。元々この曲はグレンとメル・ギャレーがTRAPEZE用に作った曲で、1987年にはメルがMGMとしても演奏していました(2010年にPHENOMENAの『BLIND FAITH』で公式化)。グレンがゲイリーとのプロジェクト用に提供したものの、ゲイリーのカラーに合わず、『RUN FOR COVER』への収録が見送られたのだと思われます。
そして、アイリッシュHRの名作『WILD FRONTIER』からもレア・トラックを収録。プロモ盤のみに収録されていた「Wild Frontier」のラフミックスで、ほぼ完成版に近い内容ながらギターのミックスが異なります。
●ブルース時代のレア・トラック(4曲)
・STILL GOT THE BLUESデモ:Still Got The Blues/Oh Pretty Woman/Midnight Blues
・BACK TO THE BLUESアウトテイク:Livin' With The Blues
90年代になるとゲイリーはハードロックからブルースへ一大転換。本作では1990年の『STILL GOT THE BLUES』デモ3曲と、2001年『BACK TO THE BLUES』のアウトテイク1曲を収録しています。
まず『STILL GOT THE BLUES』のデモですが、これはアドバンス・テープに収録されていたもの。「Still Got The Blues」は完成版より若干手前でフェイドアウトする程度ですが、残り2曲は完成版とは結構違う別ミックス。「Oh Pretty Woman」はイントロからゲイリーの印象的な掛け声が入っていますし、「Midnight Blues」は空間処理などのミックスが異なります。
最後は『BACK TO THE BLUES』のアウトテイク「Livin' With The Blues」で、アイルランドで限定発売されたチャリティ・アルバムのみに収録されたレア・ナンバー。いかにもゲイリー節といえる泣きのギター・トーンは「Picture Of The Moon」を思わせる名曲です。
以上、前16曲・約68分に及ぶ秘宝集です。それまでCD化されていなかった超貴重テイクから国内ではほとんど知られていなかったレア・テイクまで、全編が最高峰クオリティで集成した一大決定盤。初登場から10年以上が経った現在でもなお超える物のない伝説のスタジオ・アルバム。ここに堂々の復刻です!
★THIN LIZZYに加入した1978年から『BACK TO THE BLUES』の2011年まで、ゲイリー・ムーアが遺したレア・トラックを一大集成した伝説的コンピレーション。貴重なLIZZY時代のアウトテイクや「パリの散歩道」のゲイリー・ヴォーカル・バージョン、未発表曲。デモ、ラフミックス等々、全16曲の秘宝トラックを最高峰マスターで永久保存。このまま公式リリースも可能な決定盤です。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
1. Bad Is Bad (Thin Lizzy Demo 1978)
2. Track Ten (Back on the Streets Outtake)
3. Road To Pain (Back on the Streets Outtake)
4. Don't Believe A Word (Gary Moore Vocal)
5. Parisienne Walkways (Gary Moore Vocal)
6. Jamaican Rum (Phil Lynott Demo 1979)
7. The Woman's In Love (G-Force Demo)
8. Trust Your Lovin' (G-Force Single B-Side)
9. Don't Take Me For A Loser (Demo with Gary Barden)
10. Teenage Idol (Original Mix)
11. Don't Ever Give Your Heart Away (Glenn Hughes Demo 1985)
12. Wild Frontier (Rough Mix)
13. Still Got The Blues (Demo)
14. Oh Pretty Woman (Demo)
15. Midnight Blues (Demo)
16. Livin' With The Blues (Back to the Blues Outtake)
★★特別企画
★オフィシャル作品にも並ぶレア・トラックの最重要作品『LOST EPISODE: Rare Studio Tracks 1978-2001』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、ハードロック時代を貴重なプロショットで網羅した『HARD ROCK YEARS』が特別に付属致します。
GARY MOORE - HARD ROCK YEARS 1979-1989(Bonus DVDR)
Ultimate Compilation of Gary's Hard Rock Decade PRO-SHOT
本編プレスCDは、ゲイリー・ムーアのレア・トラックを一大集成した決定盤です。そのメインとなったのは、多彩なキャリアの中でも「ハードロック時代」でした。そこで、名盤復刻を祝うボーナスには「ハードロック時代のゲイリー」に拘ったレアなプロショット集をご用意しました。
そんな本作に収録しているのは、4時間40分に及ぶ秘宝映像。1979年から1989年の10年間、ゲイリー・ムーアがハードロック時代に積み重ねたプロショット映像の数々を、ライヴはもちろん各種のビデオクリップまで可能な限り詰め合わせた究極のコンピレーション。レア音源を集大成した本編プレスCD『LOST EPISODE: Rare Studio Tracks 1978-2001』と対を成す必携の映像篇です。
●CHAPTER 1(1979-1985)
そんな本作は「Chapter 1」「Chapter 2」に大別される。まず「Chapter 1」は、1979年から1985年前半までの映像で構成しています。
まずは初のソロ・アルバム『BACK ON THE STREETS』のプロモーション映像からスタート。ここでの「Back On The Streets」と「Don't Believe A Word」は、イギリスのTV番組“Old Grey Whisrle Test”に出演した際の模様で、ゲイリーとフィル・ライノット、そしてスコット・ゴーハムに加え、ドラムにコージー・パウエル、キーボードにドン・エイリーを迎えた「THIN LIZZY+RAINBOW」という超豪華ラインナップです。
続いては“CORRIDORS OF POWER Tour”から、1982年ドルトムント公演と1983年“ピンクポップ・フェスティバル”の映像を収録しています。初来日でも伝説のスーパー・バンド「ゲイリー/ドン/イアン・ペイス/ニール・マーレイ」をプロショットでじっくりと観られます。
ニール・カーターがバンドに加わった“VICTIMS OF THE FUTURE Tour”からは、音楽番組“Sight And Sound In Concert”の映像をメインに収録しています。このライヴは「1984年1月16日チッペンハム公演」を収めたもので、当時はまだ本格的なツアー開始前ながら、早くも「Victims Of The Future」や「Empty Rooms」だけでなく、メロディアスな名曲「Hold On To Love」まで、ファンからの支持が高い曲を網羅しています。
前半「Chapter 1」のラストに位置する1985年からは、名曲「Out In The Fields」の大特集。各種の貴重な映像を取り合わせて「これでもか!」と楽しませてくれます。イギリスだけでなくドイツ・オランダの番組からもセレクトされた合計6テイクが収録され、この曲にかけたゲイリーの思い入れの深さがひしひしと感じられる。また、フィル・ライノットをフィーチャーしたもうひとつの名曲「Military Man」も2種類を楽しめます。
●CHAPTER 2(1985-1989)
「Chapter 2」は1985年の後半から、ハードロック時代のラストを飾った1989年までをコンパイルしています。
まず登場する1985年9月のスタジオライヴを収めた“Old Grey Whisrle Test”では『RUN FOR COVER』からタイトル曲と「Reach For The Sky」の2曲を楽しめます。
続く“SELF AID”は、ゲイリーを中心とした再結成THIN LIZZYが出演したベネフィット・コンサート。コンピレーションCDにも「Don't Believe A Word」が収録されましたが、本作ではプロショット映像で「Don't Believe A Word」「Cowboy Song」「Whiskey In The Jar」の計3曲を楽しめます。
そして、極めつけのアイリッシュHR時代。“WILD FRONTIER Tour”からは、1987年7月の来日公演におけるワンシーンに加え、アイルランドなどのTV放送より「Over The Hills And Far Away」と「Wild Frontier」を楽しめます。ライヴ映像パートの最後には1989年の“AFTER THE WAR Tour”。定番として知られる3月9日のアイルランド・ベルファスト公演を上質な放送テイクで収録。オープニングの「After The War」から「Parisienne Walkways」までゲイリー流アイリッシュ・サウンドのエッセンスを凝縮した60分間なのです。
そしてそして本作のラストでは、アルバムプロモーション用に製作された貴重なビデオクリップ集をフィーチュアされています。G-FORCE時代の「Hot Gossip」はまだ20代のゲイリーが演技も交えて初々しさを見せる貴重映像ですし、定番とも言える「Always Gonna Love You」や「Empty Rooms」はもちろん、ひとつの映像としても個性的なムードを湛えた「Over The Hills And Far Away」「The Loner」も美味しい。さらにはゲイリーとコージーの共演がファンを喜ばせる「After The War」「Ready For Love」等々など。ライヴ本編にも負けない見応えで、映像版のベスト・アルバムでもあるのです。
ゲイリー・ムーアのキャリアでもとりわけ人気が高いハードロック時代の名場面を1本にまとめた超豪華映像集です。合計280分に及ぶ超大作であり、まさにプレスCD『LOST EPISODE: Rare Studio Tracks 1978-2001』の映像版。どうぞ、合わせて存分にお楽しみください。
Chapter 1: 1979-1985
Old Grey Whistle Test
BBC Studio, London, UK 9th January 1979
1. Back On The Streets 2. Don't Believe A Word
Rock Pop In Concert
Westfalenhalle, Dortmund, Germany 19th December 1982
3. I Can't Wait Until Tomorrow 4. Always Gonna Love You 5. Hurricane incl. Drums Solo
6. Rockin' And Rollin' 7. Parisienne Walkways
Pink Pop Festival
Sportpaark, Gelleen, Netherland 23rd May 1983 PRO-SHOT
8. Interview 9. Cold Hearted 10. Nuclear Attack
Sight & Sound In Concert
Golddiggers Club, Chippenham, UK 21st January 1984
11. Rockin' Every Night 12. Shapes Of Things 13. Hold On To Love 14. Victims Of The Future
15. Empty Rooms 16. White Knuckles 17. The End Of The World 18. Back On The Streets
TV Studio, The Tube, UK 17th February 1984
19. Shapes Of Things 20. Rockin' Every Night
TV Appearances 1985 (with Phil Lynott)
21. Out In The Fields (ETC, UK TV 10th May) 22. Military Man (ETC, UK TV 10th May)
23. Still In Love With You (Intro Only) (ETC, UK TV 10th May)
24. Military Man (Rockpop, Music Hall, German TV)
25. Out In The Fields (Rockpop, Music Hall, German TV)
26. Out In The Fields (Top Of The Pops, UK TV 23rd May)
27. Out In The Fields (Razzmatazz, UK TV 29th May)
28. Out In The Fields (Top Of The Pops, UK TV 6th June) 29. Out In The Fields (RTL Dutch TV)
Chapter 2: 1985-1989
Old Grey Whistle Test
BBC Studio, London, UK September 1985
1. Run For Cover 2. Reach For The Sky
Self Aid 1986
R.D.S. Arena, Dublin, Ireland 17th May 1986
3. Don't Believe A Word 4. Cowboy Song (with Bob Geldof) 5. Whiskey In The Jar (with All)
Nakano Sun-Plaza, Tokyo 14th July 1987
6. Over The Hills And Far Away
TV Appearances 1987
7. Over The Hills And Far Away(Late Late Show, Irish TV)
8. Wild Frontier(Saturday Night Live)
Kings Hall, Belfast, Northern Ireland 9th March 1989
9. After The War 10. Military Man 11. So Far Away 12. Empty Rooms 13. Blood Of Emeralds
14. Out In The Fields 15. Over The Hills And Far Away 16. Johnny Boy 17. Parisienne Walkways
Promo Video Clips
18. Hot Gossip 19. Always Gonna Love You 20. Shapes Of The Things 21. Empty Rooms
22. Out In The Fields 23. Over The Hills And Far Away 24. Wild Frontier 25. Friday On My Mind
26. The Loner 27. After The War 28. Ready For Love
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 280min.
Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "LOST EPISODE: RARE STUDIO TRACKS 1978-2001"(ZODIAC 546)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
あの名曲「パリの散歩道」を生み出した1978年から『BACK TO THE BLUES』の2011年まで。23年間に渡ってゲイリー・ムーアが遺したレア・トラックを一大集成! 伝説的コンピレーションの大名盤が装いも新たに復刻です。
そんな本作に刻まれているのは、計16曲・67分間に及ぶ秘宝たち。貴重なアルバム・アウトテイクやデモ/ラフミックスの最高峰マスターをかき集め、このまま公式リリースも可能な決定的仕様で永久保存したプレスCDです。レア・トラック集の優劣をご理解頂くには、1曲1曲の凄味を紹介するのが一番。本作の16トラックは大きく7種に分けられますので、それぞれ個別に見ていきましょう。
●1978年THIN LIZZYデモ(1曲)
・THIN LIZZYデモ:Bad Is Bad
まず最初に登場するのは、盟友フィル・ライノットのTHIN LIZZYに正式加入した1978年の未発表曲「Bad Is Bad」。ゲイリーのLIZZY加入は1974年/1977年/1978年の三度あったわけですが、前2回はサポート的な活動に終始。1978年はそれとは異なり、あの『BLACK ROSE』へと続く本格的な参画でもありました。
そんな加入直後に製作された「Bad Is Bad」は全米ツアー中のメンフィスで録音され、メンバーはフィル・ライノット,マーク・ナウシーフ,ヒューイ・ルイスら。軽妙なシャッフル・ナンバーで、フィルの個性的なヴォーカルとゲイリーのギター、そしてヒューイのブルースハープが最高なオープニング・ナンバーです。
●BACK ON THE STREETSセッション(4曲)
・BACK ON THE STREETSアウトテイク:Track Ten/Road To Pain
・ゲイリー・ヴォーカル・バージョン:Don't Believe A Word/Parisienne Walkways
THIN LIZZYに加入したゲイリーはツアーをこなしつつ、フィルの助力を得て1stソロ・アルバム『BACK ON THE STREETS』を発表。本作にはそのアウトテイク「Track Ten」「Road To Pain」と、ゲイリーがメインで歌う「Don't Believe A Word」「Parisienne Walkways」が収録されています。
インストのアウトテイク「Track Ten」は古くから知られていましたが、本作はアップグレード・マスターで収録。「Road To Pain」はゲイリーの歌入りでVirgin時代のバラードにも通じる情感溢れる隠れた名曲です。「Don't Believe A Word」「Parisienne Walkways」は『BACK ON THE STREET』のアメリカ初回アナログ盤収録のレア・トラックで、フィルではなくゲイリーがメインで歌うバージョン。どちらもミックスが異なる上に「Parisienne Walkways」は20秒以上長く、ゲイリーのギターもたっぷり堪能できます。
●SOLO IN SOHOデモ(1曲)
・Jamaican Rum
1978年/1979年でのフィルとのコラボレーションは極めてクリエイティヴで、名曲・名作を大量に遺しました。『BACK ON THE STREETS』『BLACK ROSE』が代表的ですが、忘れてはならないのがフィルの1stソロ・アルバム『SOLO IN SOHO』。そこに収録された「Jamaican Rum」も、黄金コンビ「フィル/ゲイリー」による秘宝なのです。本作に収録されているのは、1979年5月にナッソーで録音されたデモ・バージョンです。
●G-FORCEセッション(2曲)
・The Woman's In Love(デモ)/Trust Your Lovin'(シングルB面曲)
1979年7月にTHIN LIZZYを脱退したゲイリーは自身のバンドG-FORCEを結成します。本作には、デビュー・アルバム『G-FORCE』製作時のデモ・テイク「The Woman's In Love」とシングル『You』のB面曲だった「Trust Your Lovin'」を収録しています。
「The Woman's In Love」は完成版と異なり、ゲイリーがヴォーカルを務めている。なお、結成当初のG-FORCEに参画していたグレン・ヒューズとも「The Woman's In Love」のデモが遺されましたが、それとも異なるテイクです。一方の「Trust Your Lovin'」はシングルB面とは言っても公式トラック。完成度も高く、躍動感のあるベースも印象的なメロディアスでキャッチーな隠れ名曲です。
●VIRGINレーベル時代のレア・トラック(4曲)
・Don't Take Me For A Loser(ゲイリー・バーデン・デモ)/Teenage Idol(オリジナルMIX)/Don't Ever Give Your Heart Away(グレン・ヒューズ・デモ)/Wild Frontier(ラフMIX)
いよいよVIRGINに移籍し、ハードロック黄金時代がスタート。本作では『CORRIDORS OF POWER』『VICTIMS OF THE FUTURE』『RUN FOR COVER』『WILD FRONTIER』からのレア・トラックを1曲ずつ収録しています。
まず、1982年前半に収録された『CORRIDORS OF POWER』のデモ「Don't Take Me For A Loser」。ここで歌っているのは、あのゲイリー・バーデン! 当時のバーデンはMSGを解雇されており、1982年8月にマイケル・シェンカーに呼び戻されました。このテイクはその合間に製作されたと思われるもの。もしシェンカーがグラハム・ボネットと上手く行っていれば『大いなる野望』はムーアとバーデンという「ダブル・ゲイリー」による作品になったかも知れません。
続く「Teenage Idol」は『VICTIMS OF THE FUTURE』日本盤初回のみのバージョンで、現在流通のアルバムとはまったく異なるミックス。本作以前にはデジタル化された事がなかった貴重テイクで、特にギターソロの違いは必聴です。
『RUN FOR COVER』からはグレン・ヒューズとゲイリーが合流した際に収録されたデモ「Don't Ever Give Your Heart Away」。元々この曲はグレンとメル・ギャレーがTRAPEZE用に作った曲で、1987年にはメルがMGMとしても演奏していました(2010年にPHENOMENAの『BLIND FAITH』で公式化)。グレンがゲイリーとのプロジェクト用に提供したものの、ゲイリーのカラーに合わず、『RUN FOR COVER』への収録が見送られたのだと思われます。
そして、アイリッシュHRの名作『WILD FRONTIER』からもレア・トラックを収録。プロモ盤のみに収録されていた「Wild Frontier」のラフミックスで、ほぼ完成版に近い内容ながらギターのミックスが異なります。
●ブルース時代のレア・トラック(4曲)
・STILL GOT THE BLUESデモ:Still Got The Blues/Oh Pretty Woman/Midnight Blues
・BACK TO THE BLUESアウトテイク:Livin' With The Blues
90年代になるとゲイリーはハードロックからブルースへ一大転換。本作では1990年の『STILL GOT THE BLUES』デモ3曲と、2001年『BACK TO THE BLUES』のアウトテイク1曲を収録しています。
まず『STILL GOT THE BLUES』のデモですが、これはアドバンス・テープに収録されていたもの。「Still Got The Blues」は完成版より若干手前でフェイドアウトする程度ですが、残り2曲は完成版とは結構違う別ミックス。「Oh Pretty Woman」はイントロからゲイリーの印象的な掛け声が入っていますし、「Midnight Blues」は空間処理などのミックスが異なります。
最後は『BACK TO THE BLUES』のアウトテイク「Livin' With The Blues」で、アイルランドで限定発売されたチャリティ・アルバムのみに収録されたレア・ナンバー。いかにもゲイリー節といえる泣きのギター・トーンは「Picture Of The Moon」を思わせる名曲です。
以上、前16曲・約68分に及ぶ秘宝集です。それまでCD化されていなかった超貴重テイクから国内ではほとんど知られていなかったレア・テイクまで、全編が最高峰クオリティで集成した一大決定盤。初登場から10年以上が経った現在でもなお超える物のない伝説のスタジオ・アルバム。ここに堂々の復刻です!
★THIN LIZZYに加入した1978年から『BACK TO THE BLUES』の2011年まで、ゲイリー・ムーアが遺したレア・トラックを一大集成した伝説的コンピレーション。貴重なLIZZY時代のアウトテイクや「パリの散歩道」のゲイリー・ヴォーカル・バージョン、未発表曲。デモ、ラフミックス等々、全16曲の秘宝トラックを最高峰マスターで永久保存。このまま公式リリースも可能な決定盤です。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
1. Bad Is Bad (Thin Lizzy Demo 1978)
2. Track Ten (Back on the Streets Outtake)
3. Road To Pain (Back on the Streets Outtake)
4. Don't Believe A Word (Gary Moore Vocal)
5. Parisienne Walkways (Gary Moore Vocal)
6. Jamaican Rum (Phil Lynott Demo 1979)
7. The Woman's In Love (G-Force Demo)
8. Trust Your Lovin' (G-Force Single B-Side)
9. Don't Take Me For A Loser (Demo with Gary Barden)
10. Teenage Idol (Original Mix)
11. Don't Ever Give Your Heart Away (Glenn Hughes Demo 1985)
12. Wild Frontier (Rough Mix)
13. Still Got The Blues (Demo)
14. Oh Pretty Woman (Demo)
15. Midnight Blues (Demo)
16. Livin' With The Blues (Back to the Blues Outtake)
★★特別企画
★オフィシャル作品にも並ぶレア・トラックの最重要作品『LOST EPISODE: Rare Studio Tracks 1978-2001』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、ハードロック時代を貴重なプロショットで網羅した『HARD ROCK YEARS』が特別に付属致します。
GARY MOORE - HARD ROCK YEARS 1979-1989(Bonus DVDR)
Ultimate Compilation of Gary's Hard Rock Decade PRO-SHOT
本編プレスCDは、ゲイリー・ムーアのレア・トラックを一大集成した決定盤です。そのメインとなったのは、多彩なキャリアの中でも「ハードロック時代」でした。そこで、名盤復刻を祝うボーナスには「ハードロック時代のゲイリー」に拘ったレアなプロショット集をご用意しました。
そんな本作に収録しているのは、4時間40分に及ぶ秘宝映像。1979年から1989年の10年間、ゲイリー・ムーアがハードロック時代に積み重ねたプロショット映像の数々を、ライヴはもちろん各種のビデオクリップまで可能な限り詰め合わせた究極のコンピレーション。レア音源を集大成した本編プレスCD『LOST EPISODE: Rare Studio Tracks 1978-2001』と対を成す必携の映像篇です。
●CHAPTER 1(1979-1985)
そんな本作は「Chapter 1」「Chapter 2」に大別される。まず「Chapter 1」は、1979年から1985年前半までの映像で構成しています。
まずは初のソロ・アルバム『BACK ON THE STREETS』のプロモーション映像からスタート。ここでの「Back On The Streets」と「Don't Believe A Word」は、イギリスのTV番組“Old Grey Whisrle Test”に出演した際の模様で、ゲイリーとフィル・ライノット、そしてスコット・ゴーハムに加え、ドラムにコージー・パウエル、キーボードにドン・エイリーを迎えた「THIN LIZZY+RAINBOW」という超豪華ラインナップです。
続いては“CORRIDORS OF POWER Tour”から、1982年ドルトムント公演と1983年“ピンクポップ・フェスティバル”の映像を収録しています。初来日でも伝説のスーパー・バンド「ゲイリー/ドン/イアン・ペイス/ニール・マーレイ」をプロショットでじっくりと観られます。
ニール・カーターがバンドに加わった“VICTIMS OF THE FUTURE Tour”からは、音楽番組“Sight And Sound In Concert”の映像をメインに収録しています。このライヴは「1984年1月16日チッペンハム公演」を収めたもので、当時はまだ本格的なツアー開始前ながら、早くも「Victims Of The Future」や「Empty Rooms」だけでなく、メロディアスな名曲「Hold On To Love」まで、ファンからの支持が高い曲を網羅しています。
前半「Chapter 1」のラストに位置する1985年からは、名曲「Out In The Fields」の大特集。各種の貴重な映像を取り合わせて「これでもか!」と楽しませてくれます。イギリスだけでなくドイツ・オランダの番組からもセレクトされた合計6テイクが収録され、この曲にかけたゲイリーの思い入れの深さがひしひしと感じられる。また、フィル・ライノットをフィーチャーしたもうひとつの名曲「Military Man」も2種類を楽しめます。
●CHAPTER 2(1985-1989)
「Chapter 2」は1985年の後半から、ハードロック時代のラストを飾った1989年までをコンパイルしています。
まず登場する1985年9月のスタジオライヴを収めた“Old Grey Whisrle Test”では『RUN FOR COVER』からタイトル曲と「Reach For The Sky」の2曲を楽しめます。
続く“SELF AID”は、ゲイリーを中心とした再結成THIN LIZZYが出演したベネフィット・コンサート。コンピレーションCDにも「Don't Believe A Word」が収録されましたが、本作ではプロショット映像で「Don't Believe A Word」「Cowboy Song」「Whiskey In The Jar」の計3曲を楽しめます。
そして、極めつけのアイリッシュHR時代。“WILD FRONTIER Tour”からは、1987年7月の来日公演におけるワンシーンに加え、アイルランドなどのTV放送より「Over The Hills And Far Away」と「Wild Frontier」を楽しめます。ライヴ映像パートの最後には1989年の“AFTER THE WAR Tour”。定番として知られる3月9日のアイルランド・ベルファスト公演を上質な放送テイクで収録。オープニングの「After The War」から「Parisienne Walkways」までゲイリー流アイリッシュ・サウンドのエッセンスを凝縮した60分間なのです。
そしてそして本作のラストでは、アルバムプロモーション用に製作された貴重なビデオクリップ集をフィーチュアされています。G-FORCE時代の「Hot Gossip」はまだ20代のゲイリーが演技も交えて初々しさを見せる貴重映像ですし、定番とも言える「Always Gonna Love You」や「Empty Rooms」はもちろん、ひとつの映像としても個性的なムードを湛えた「Over The Hills And Far Away」「The Loner」も美味しい。さらにはゲイリーとコージーの共演がファンを喜ばせる「After The War」「Ready For Love」等々など。ライヴ本編にも負けない見応えで、映像版のベスト・アルバムでもあるのです。
ゲイリー・ムーアのキャリアでもとりわけ人気が高いハードロック時代の名場面を1本にまとめた超豪華映像集です。合計280分に及ぶ超大作であり、まさにプレスCD『LOST EPISODE: Rare Studio Tracks 1978-2001』の映像版。どうぞ、合わせて存分にお楽しみください。
Chapter 1: 1979-1985
Old Grey Whistle Test
BBC Studio, London, UK 9th January 1979
1. Back On The Streets 2. Don't Believe A Word
Rock Pop In Concert
Westfalenhalle, Dortmund, Germany 19th December 1982
3. I Can't Wait Until Tomorrow 4. Always Gonna Love You 5. Hurricane incl. Drums Solo
6. Rockin' And Rollin' 7. Parisienne Walkways
Pink Pop Festival
Sportpaark, Gelleen, Netherland 23rd May 1983 PRO-SHOT
8. Interview 9. Cold Hearted 10. Nuclear Attack
Sight & Sound In Concert
Golddiggers Club, Chippenham, UK 21st January 1984
11. Rockin' Every Night 12. Shapes Of Things 13. Hold On To Love 14. Victims Of The Future
15. Empty Rooms 16. White Knuckles 17. The End Of The World 18. Back On The Streets
TV Studio, The Tube, UK 17th February 1984
19. Shapes Of Things 20. Rockin' Every Night
TV Appearances 1985 (with Phil Lynott)
21. Out In The Fields (ETC, UK TV 10th May) 22. Military Man (ETC, UK TV 10th May)
23. Still In Love With You (Intro Only) (ETC, UK TV 10th May)
24. Military Man (Rockpop, Music Hall, German TV)
25. Out In The Fields (Rockpop, Music Hall, German TV)
26. Out In The Fields (Top Of The Pops, UK TV 23rd May)
27. Out In The Fields (Razzmatazz, UK TV 29th May)
28. Out In The Fields (Top Of The Pops, UK TV 6th June) 29. Out In The Fields (RTL Dutch TV)
Chapter 2: 1985-1989
Old Grey Whistle Test
BBC Studio, London, UK September 1985
1. Run For Cover 2. Reach For The Sky
Self Aid 1986
R.D.S. Arena, Dublin, Ireland 17th May 1986
3. Don't Believe A Word 4. Cowboy Song (with Bob Geldof) 5. Whiskey In The Jar (with All)
Nakano Sun-Plaza, Tokyo 14th July 1987
6. Over The Hills And Far Away
TV Appearances 1987
7. Over The Hills And Far Away(Late Late Show, Irish TV)
8. Wild Frontier(Saturday Night Live)
Kings Hall, Belfast, Northern Ireland 9th March 1989
9. After The War 10. Military Man 11. So Far Away 12. Empty Rooms 13. Blood Of Emeralds
14. Out In The Fields 15. Over The Hills And Far Away 16. Johnny Boy 17. Parisienne Walkways
Promo Video Clips
18. Hot Gossip 19. Always Gonna Love You 20. Shapes Of The Things 21. Empty Rooms
22. Out In The Fields 23. Over The Hills And Far Away 24. Wild Frontier 25. Friday On My Mind
26. The Loner 27. After The War 28. Ready For Love
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 280min.
Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "LOST EPISODE: RARE STUDIO TRACKS 1978-2001"(ZODIAC 546)