YNGWIE MALMSTEEN - NAGOYA 1998 DAT MASTER(2CD) plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only [ZODIAC 540]
YNGWIE MALMSTEEN - NAGOYA 1998 DAT MASTER(2CD) plus Bonus DVDR* Numbered Stickered Edition Only
[ZODIAC 540]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Aichi Koseinenkin Kaikan, Nagoya, Japan 17th April 1998 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)★完全初登場ソース。
凛として厳格な名作『FACING THE ANIMAL』を引っさげて日本に戻ってきた1998年のイングヴェイ・マルムスティーン。その現場を極上体験できる新発掘録音が全世界初公開。オリジナルDATマスターの輝くサウンドを永久保存するプレス2CDで登場です。
今週は“INSPIRATION Tour”・“FACING THE ANIMAL Tour”のオリジナル録音が4作も初登場しますが、本作は後者の最高傑作。「隠れた最高実力者」とも囁かれる達人シンガー:マッツ・レヴィンを従えた「1998年4月17日:愛知厚生年金会館」の超絶級オーディエンス録音です。マッツ時代と言えば、公式ライヴアルバム『LIVE!!』が有名でもありますので、まずはツアー全体像から互いの位置関係を整理してみましょう。
●1997年
・6月7日:アビレス公演
《6月14日ー16日『新世紀(オケ)』録音》
・8月7日:サンパウロ公演
《9月3日『FACING THE ANIMAL』発売》
《9月15日ー21日『新世紀(ギター)』録音》
●1998年
・3月27日+29日:北米(2公演)
《4月5日:コージー・パウエル死去》
・4月5日ー24日:日本(14公演) ←★ココ★
・5月1日ー7日:南米(6公演) ←※公式LIVE!!
・5月16日ー6月14日:欧州(12公演)
・7月10日:アッパーダービー公演
これが1997年/1998年のイングヴェイ。当時はオーケストラとの共演プロジェクト『新世紀』への期待が高まっていたわけですが、その製作の合間を縫うようにして『FACING THE ANIMAL』も発表。コージー・パウエルの参加に加え、威厳のある曲想やヒロイックなマッツの歌声も素晴らしく、いかに当時のイングヴェイが才気走っていたかを物語る名作でした。コージーはツアーには不参加だったわけですが、日本公演は奇しくもそのコージーの命日に始まるという悲運。本作の名古屋公演はその9公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウを真空パックした本作は、まさに「超」つきの極上録音。独自ルートでもたらされた初登場マスターなのですが、もうとんでもない。芯は極太だわ、距離感はまったくないわ、ディテールは超鮮明だわ……。熱狂があまりにもリアル(右側の客がちょっとウザい)なだけにサウンドボードと間違えたりはしませんが、演奏音もヴォーカルも完全オフィシャル級………と言いますか、エフェクトでエコー感を出している公式盤『LIVE!!』の方が音が遠いくらいです。
それほどの極太ダイレクト・サウンドで描かれるのは、マッツのヒロイック・ヴォイスで彩られたネオクラシカル・メタルの桃源郷。本作のライバルは公式盤『LIVE!!』しかあり得ませんので、ここでセットも勝負させておきましょう。
●フェイシング・ジ・アニマル(5曲)
・My Resurrection/Facing the Animal/Like An Angel (For April)/Braveheart/Alone In Paradise
●その他(10曲+α)
・ライジング・フォース:Far Beyond the Sun/Black Star
・トリロジー:Trilogy Suite Opus 5 (incl. Red House, Badinerie)/You Don't Remember, I'll Never Forget(★)
・オデッセイ:Rising Force/Heaven Tonight(★)
・セヴンス・サイン:Seventh Sign/Never Die
・その他:I'll See The Light Tonight/Bedroom Eyes
※注:「★」印は硬式ライヴアルバム『LIVE!!』で聴けない曲。
……と、このようになっています。『LIVE!!』では「Gates of Babylon」「Pictures of Home」を演奏していましたが、日本ではそうしたカバー曲ではなく「You Don't Remember, I'll Never Forget」や「Heaven Tonight」といった名曲群を披露しているのです。
もちろん、この方が断然イイ。何しろ、マッツの歌が素晴らしいのなんの。ハスキーな声質のせいか純ネオクラ派からのウケは今イチだったりしますが、誰の曲でも難なく歌いこなす歌唱力は歴代屈指。いや実際、ここまで完璧に歌いきったのはマーク・ボールズとマッツだけではないでしょうか。しかも、その歌いっぷりは凛としてパワフル。現在的に言うなら、まるでロニー・ロメロのようでもあります。
「オペラティックなマーク・ボールズ」に対して「メタリックなマッツ・レヴィン」。ネオクラ感で言えばNo.1シンガーはマークなのでしょうが、ポップ曲までヒロイックに歌いこなす万能感ではマッツこそがNo.1でしょう。本作、そんな陰の実力者によって染め変えられた名曲群をオフィシャル級サウンドで楽しめてしまう脅威の新発掘ライヴアルバムです。私たちに日本人にとって特別な想い出でもありますが、それ以上に世界に誇れる日本発の傑作アルバム。どうぞ、永久保存プレス2CDで存分にお楽しみください!
★「1998年4月17日:愛知厚生年金会館」の超極上オーディエンス録音。独自ルートでもたらされた初登場マスターで、芯は極太だわ、距離感はまったくないわ、ディテールは超鮮明だわ……。エフェクトでエコー感を出している公式盤『LIVE!!』よりも音が近いくらいの超ダイレクト録音です。その『LIVE!!』でも聴けない「You Don't Remember, I'll Never Forget」や「Heaven Tonight」もマッツ・レヴィンが見事に歌いこなす。世界に誇れる日本発の新発掘アルバムです。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc 1 (60:27)
1. Intro
2. My Resurrection
3. Facing the Animal
4. Rising Force
5. Bedroom Eyes
6. Far Beyond the Sun
7. Like an Angel (For April)
8. Braveheart
9. Band Introductions
10. Seventh Sign
Disc 2 (64:11)
1. Trilogy Suite Op: 5
2. Guitar Solo
3. Red House
4. Badinerie / Guitar Solo
5. Alone in Paradise
6. Keyboard Solo
7. You Don't Remember, I'll Never Forget
8. Never Die
9. Acoustic Guitar Solo
10. Black Star
11. Heaven Tonight
12. I'll See the Light Tonight
Yngwie Malmsteen - guitars, vocals
Mats Leven - vocals
Mats Olausson - keyboards, backing vocals
Barry Dunaway - bass
Jonas Ostman - drums
★★特別企画
★マッツ・レヴィン時代の最高傑作とも言える驚異の新発掘アルバム『NAGOYA 1998 DAT MASTER』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、同じジャパン・ツアーを目撃できる貴重映像『FACING THE ANIMAL IN TOKYO』が特別に付属致します。
YNGWIE MALMSTEEN - FACING THE ANIMAL IN TOKYO(Bonus DVDR)
Live at NHK Hall, Tokyo, Japan 10th April 1998 AMAZING SHOT!!!
本編プレス2CDは、隠れた名シンガー:マッツ・レヴィンとの来日を極上体験できる新名盤。その内容が素晴らしければ素晴らしいほど、その“向こう側”に広がる光景を見たくなるのが人情です。そこで、同じツアーで撮影された貴重映像のボーナス付属も決定いたしました。
そんな本作が撮影されたのは「1998年4月10日:NHKホール」公演。そのオーディエンス・ショットです。今週は“FACING THE ANIMAL Tour”来日の新作『OSAKA 1998 2ND NIGHT DAT MASTER(Shades 1621)』も同時リリースとなりますし、ここで日程でそれぞれのポジションを確かめておきましょう。
・4月5日:渋谷公会堂
・4月6日+7日:赤坂BLITZ
・4月9日:神奈川県民ホール
・4月10日:NHKホール ←★本作★
・4月12日:川口総合文化センター
・4月13日:宮城県民会館
・4月15日:Zepp Sapporo
・4月17日:愛知厚生年金会館 ←※本編プレス2CD
・4月18日:倉敷市民会館
・4月20日:大阪厚生年金会館
・4月21日『OSAKA 1998 2ND NIGHT DAT MASTER』
・4月22日:梅田HEAT BEAT
・4月24日:福岡市民会館
以上、全14公演。東京だけでも4公演が組まれ、本作はその最終日でした。そんな現場を真空パックした本作は、非常に素晴らしいオーディエンス・ショット。ステージ左寄りから撮影されているのですが、2階スタンド最前の手すりを三脚代わりにしているのか、画面下に影が入るものの、その代わりに前列の影もなく遮蔽物ナシでステージだけが直接目に入る。そのポジションを固めるか、1曲目の「Braveheart」ではフレームアウトすることもあるものの、一度固まってしまえば果敢なズームでも手ブレなしの安定感でたっぷりと楽しめるのです。
そして、その強力なズームが素晴らしい。イングヴェイのウェスト・アップにまでグイッと迫るのですが、安定感の上に鮮やかなマスター鮮度によってやけに美しい。もちろん、アナログ撮影ですのでデジタル画質はいきませんが、最接近するとアコースティック・ギターの弦1から揺れる長髪に至るまで鮮明に見えるのです。ただし惜しむらくは完全映像ではないこと。アンコール前に3曲+鍵盤ソロがカットされているのです。では、本作で期待できる曲はどんなものか。ここで整理してみましょう。
●フェイシング・ジ・アニマル(4曲)
・Braveheart/Facing the Animal/Like An Angel (For April)/My Resurrection
●その他(8曲+α)
・ライジング・フォース:Far Beyond the Sun/Black Star
・オデッセイ:Rising Force/Heaven Tonight(★)
・その他:I'll See The Light Tonight/Bedroom Eyes/Seventh Sign/Red House
※注:「★」印は映像版『LIVE!!』で観られなかった曲。
……と、このようになっています。本編プレス2CDで聴けないような日替わり曲はないものの、今となっては貴重な『FACING THE ANIMAL』や『LIVE!!』で観られなかった「Heaven Tonight」が押さえられるのは嬉しい。特に「Heaven Tonight」は貴重度だけでなく中身も最高で、ポップな名曲をタフでワイルドなロックナンバーに仕上げてみせる歌声は、ロニーロメロか、スティーヴ・リー時代のGOTTHARDのようですらある。イングヴェイの歴史では異色のタイプではありましたが、それだけに他にはない輝きを見せつけてくれます。
返す返す、3曲分の撮影漏れが悔やまれる。それほどまでに本作の基本クオリティが素晴らしく、無視するには惜しい傑作ショットなのです。ルーツやコンツェルトを経験し、同郷スウェーデンのシンガーを迎えて勇壮な新世界を拓いた1998年のイングヴェイ。そのライヴ・イン・ジャパンを極上体験できる豪華セット。どうぞ、合わせてたっぷりとお楽しみください。
(89:31)
1. Intro
2. Braveheart
3. Facing the Animal
4. Rising Force
5. Bedroom Eyes
6. Guitar Solo
7. Guitar Intro.
8. Far Beyond The Sun
9. Like An Angel (For April)
10. My Resurrection
11. Seventh Sign
12. Guitar Solo
13. Red House
14. Acoustic Guitar Solo
15. Black Star
16. Heaven Tonight
17. I'll See the Light, Tonight
COLOUR NTSC Approx.90min.
Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "NAGOYA 1998 DAT MASTER"(ZODIAC 540)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Aichi Koseinenkin Kaikan, Nagoya, Japan 17th April 1998 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)★完全初登場ソース。
凛として厳格な名作『FACING THE ANIMAL』を引っさげて日本に戻ってきた1998年のイングヴェイ・マルムスティーン。その現場を極上体験できる新発掘録音が全世界初公開。オリジナルDATマスターの輝くサウンドを永久保存するプレス2CDで登場です。
今週は“INSPIRATION Tour”・“FACING THE ANIMAL Tour”のオリジナル録音が4作も初登場しますが、本作は後者の最高傑作。「隠れた最高実力者」とも囁かれる達人シンガー:マッツ・レヴィンを従えた「1998年4月17日:愛知厚生年金会館」の超絶級オーディエンス録音です。マッツ時代と言えば、公式ライヴアルバム『LIVE!!』が有名でもありますので、まずはツアー全体像から互いの位置関係を整理してみましょう。
●1997年
・6月7日:アビレス公演
《6月14日ー16日『新世紀(オケ)』録音》
・8月7日:サンパウロ公演
《9月3日『FACING THE ANIMAL』発売》
《9月15日ー21日『新世紀(ギター)』録音》
●1998年
・3月27日+29日:北米(2公演)
《4月5日:コージー・パウエル死去》
・4月5日ー24日:日本(14公演) ←★ココ★
・5月1日ー7日:南米(6公演) ←※公式LIVE!!
・5月16日ー6月14日:欧州(12公演)
・7月10日:アッパーダービー公演
これが1997年/1998年のイングヴェイ。当時はオーケストラとの共演プロジェクト『新世紀』への期待が高まっていたわけですが、その製作の合間を縫うようにして『FACING THE ANIMAL』も発表。コージー・パウエルの参加に加え、威厳のある曲想やヒロイックなマッツの歌声も素晴らしく、いかに当時のイングヴェイが才気走っていたかを物語る名作でした。コージーはツアーには不参加だったわけですが、日本公演は奇しくもそのコージーの命日に始まるという悲運。本作の名古屋公演はその9公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウを真空パックした本作は、まさに「超」つきの極上録音。独自ルートでもたらされた初登場マスターなのですが、もうとんでもない。芯は極太だわ、距離感はまったくないわ、ディテールは超鮮明だわ……。熱狂があまりにもリアル(右側の客がちょっとウザい)なだけにサウンドボードと間違えたりはしませんが、演奏音もヴォーカルも完全オフィシャル級………と言いますか、エフェクトでエコー感を出している公式盤『LIVE!!』の方が音が遠いくらいです。
それほどの極太ダイレクト・サウンドで描かれるのは、マッツのヒロイック・ヴォイスで彩られたネオクラシカル・メタルの桃源郷。本作のライバルは公式盤『LIVE!!』しかあり得ませんので、ここでセットも勝負させておきましょう。
●フェイシング・ジ・アニマル(5曲)
・My Resurrection/Facing the Animal/Like An Angel (For April)/Braveheart/Alone In Paradise
●その他(10曲+α)
・ライジング・フォース:Far Beyond the Sun/Black Star
・トリロジー:Trilogy Suite Opus 5 (incl. Red House, Badinerie)/You Don't Remember, I'll Never Forget(★)
・オデッセイ:Rising Force/Heaven Tonight(★)
・セヴンス・サイン:Seventh Sign/Never Die
・その他:I'll See The Light Tonight/Bedroom Eyes
※注:「★」印は硬式ライヴアルバム『LIVE!!』で聴けない曲。
……と、このようになっています。『LIVE!!』では「Gates of Babylon」「Pictures of Home」を演奏していましたが、日本ではそうしたカバー曲ではなく「You Don't Remember, I'll Never Forget」や「Heaven Tonight」といった名曲群を披露しているのです。
もちろん、この方が断然イイ。何しろ、マッツの歌が素晴らしいのなんの。ハスキーな声質のせいか純ネオクラ派からのウケは今イチだったりしますが、誰の曲でも難なく歌いこなす歌唱力は歴代屈指。いや実際、ここまで完璧に歌いきったのはマーク・ボールズとマッツだけではないでしょうか。しかも、その歌いっぷりは凛としてパワフル。現在的に言うなら、まるでロニー・ロメロのようでもあります。
「オペラティックなマーク・ボールズ」に対して「メタリックなマッツ・レヴィン」。ネオクラ感で言えばNo.1シンガーはマークなのでしょうが、ポップ曲までヒロイックに歌いこなす万能感ではマッツこそがNo.1でしょう。本作、そんな陰の実力者によって染め変えられた名曲群をオフィシャル級サウンドで楽しめてしまう脅威の新発掘ライヴアルバムです。私たちに日本人にとって特別な想い出でもありますが、それ以上に世界に誇れる日本発の傑作アルバム。どうぞ、永久保存プレス2CDで存分にお楽しみください!
★「1998年4月17日:愛知厚生年金会館」の超極上オーディエンス録音。独自ルートでもたらされた初登場マスターで、芯は極太だわ、距離感はまったくないわ、ディテールは超鮮明だわ……。エフェクトでエコー感を出している公式盤『LIVE!!』よりも音が近いくらいの超ダイレクト録音です。その『LIVE!!』でも聴けない「You Don't Remember, I'll Never Forget」や「Heaven Tonight」もマッツ・レヴィンが見事に歌いこなす。世界に誇れる日本発の新発掘アルバムです。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
Disc 1 (60:27)
1. Intro
2. My Resurrection
3. Facing the Animal
4. Rising Force
5. Bedroom Eyes
6. Far Beyond the Sun
7. Like an Angel (For April)
8. Braveheart
9. Band Introductions
10. Seventh Sign
Disc 2 (64:11)
1. Trilogy Suite Op: 5
2. Guitar Solo
3. Red House
4. Badinerie / Guitar Solo
5. Alone in Paradise
6. Keyboard Solo
7. You Don't Remember, I'll Never Forget
8. Never Die
9. Acoustic Guitar Solo
10. Black Star
11. Heaven Tonight
12. I'll See the Light Tonight
Yngwie Malmsteen - guitars, vocals
Mats Leven - vocals
Mats Olausson - keyboards, backing vocals
Barry Dunaway - bass
Jonas Ostman - drums
★★特別企画
★マッツ・レヴィン時代の最高傑作とも言える驚異の新発掘アルバム『NAGOYA 1998 DAT MASTER』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、同じジャパン・ツアーを目撃できる貴重映像『FACING THE ANIMAL IN TOKYO』が特別に付属致します。
YNGWIE MALMSTEEN - FACING THE ANIMAL IN TOKYO(Bonus DVDR)
Live at NHK Hall, Tokyo, Japan 10th April 1998 AMAZING SHOT!!!
本編プレス2CDは、隠れた名シンガー:マッツ・レヴィンとの来日を極上体験できる新名盤。その内容が素晴らしければ素晴らしいほど、その“向こう側”に広がる光景を見たくなるのが人情です。そこで、同じツアーで撮影された貴重映像のボーナス付属も決定いたしました。
そんな本作が撮影されたのは「1998年4月10日:NHKホール」公演。そのオーディエンス・ショットです。今週は“FACING THE ANIMAL Tour”来日の新作『OSAKA 1998 2ND NIGHT DAT MASTER(Shades 1621)』も同時リリースとなりますし、ここで日程でそれぞれのポジションを確かめておきましょう。
・4月5日:渋谷公会堂
・4月6日+7日:赤坂BLITZ
・4月9日:神奈川県民ホール
・4月10日:NHKホール ←★本作★
・4月12日:川口総合文化センター
・4月13日:宮城県民会館
・4月15日:Zepp Sapporo
・4月17日:愛知厚生年金会館 ←※本編プレス2CD
・4月18日:倉敷市民会館
・4月20日:大阪厚生年金会館
・4月21日『OSAKA 1998 2ND NIGHT DAT MASTER』
・4月22日:梅田HEAT BEAT
・4月24日:福岡市民会館
以上、全14公演。東京だけでも4公演が組まれ、本作はその最終日でした。そんな現場を真空パックした本作は、非常に素晴らしいオーディエンス・ショット。ステージ左寄りから撮影されているのですが、2階スタンド最前の手すりを三脚代わりにしているのか、画面下に影が入るものの、その代わりに前列の影もなく遮蔽物ナシでステージだけが直接目に入る。そのポジションを固めるか、1曲目の「Braveheart」ではフレームアウトすることもあるものの、一度固まってしまえば果敢なズームでも手ブレなしの安定感でたっぷりと楽しめるのです。
そして、その強力なズームが素晴らしい。イングヴェイのウェスト・アップにまでグイッと迫るのですが、安定感の上に鮮やかなマスター鮮度によってやけに美しい。もちろん、アナログ撮影ですのでデジタル画質はいきませんが、最接近するとアコースティック・ギターの弦1から揺れる長髪に至るまで鮮明に見えるのです。ただし惜しむらくは完全映像ではないこと。アンコール前に3曲+鍵盤ソロがカットされているのです。では、本作で期待できる曲はどんなものか。ここで整理してみましょう。
●フェイシング・ジ・アニマル(4曲)
・Braveheart/Facing the Animal/Like An Angel (For April)/My Resurrection
●その他(8曲+α)
・ライジング・フォース:Far Beyond the Sun/Black Star
・オデッセイ:Rising Force/Heaven Tonight(★)
・その他:I'll See The Light Tonight/Bedroom Eyes/Seventh Sign/Red House
※注:「★」印は映像版『LIVE!!』で観られなかった曲。
……と、このようになっています。本編プレス2CDで聴けないような日替わり曲はないものの、今となっては貴重な『FACING THE ANIMAL』や『LIVE!!』で観られなかった「Heaven Tonight」が押さえられるのは嬉しい。特に「Heaven Tonight」は貴重度だけでなく中身も最高で、ポップな名曲をタフでワイルドなロックナンバーに仕上げてみせる歌声は、ロニーロメロか、スティーヴ・リー時代のGOTTHARDのようですらある。イングヴェイの歴史では異色のタイプではありましたが、それだけに他にはない輝きを見せつけてくれます。
返す返す、3曲分の撮影漏れが悔やまれる。それほどまでに本作の基本クオリティが素晴らしく、無視するには惜しい傑作ショットなのです。ルーツやコンツェルトを経験し、同郷スウェーデンのシンガーを迎えて勇壮な新世界を拓いた1998年のイングヴェイ。そのライヴ・イン・ジャパンを極上体験できる豪華セット。どうぞ、合わせてたっぷりとお楽しみください。
(89:31)
1. Intro
2. Braveheart
3. Facing the Animal
4. Rising Force
5. Bedroom Eyes
6. Guitar Solo
7. Guitar Intro.
8. Far Beyond The Sun
9. Like An Angel (For April)
10. My Resurrection
11. Seventh Sign
12. Guitar Solo
13. Red House
14. Acoustic Guitar Solo
15. Black Star
16. Heaven Tonight
17. I'll See the Light, Tonight
COLOUR NTSC Approx.90min.
Special Bonus DVDR for limited numbered stickered edition of "NAGOYA 1998 DAT MASTER"(ZODIAC 540)