BLACK SABBATH - HEADLESS EUROPEANS(3CDR) [Shades 277]

BLACK SABBATH - HEADLESS EUROPEANS(3CDR) [Shades 277]

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商品詳細

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Live at K.B. Hallen, Copenhagen, Denmark 15th September 1989 TRULY AMAZING SOUND
Live at Tivoli Hall, Ljubljana, Slovenia 27th September 1989 TRULY AMAZING SOUND

 コージー・パウエルを迎えて新生したBLACK SABBATHの「HEADLESS CROSS」リリースに伴うヨーロッパツアーより、音質・内容共に極上のオーディエンス音源を2公演分パックした、ファン大注目の一本が登場です!この「HEADLESS CROSS」ツアーからは、サウンドボード音源の大定番「HEADLESS IN VIENNA」(Langley)を筆頭に、ジャパンツアーの川崎公演を破格の音質で捉えた「SABBAT」(Power Gate)など各種ライヴ音源の他にも、今年になってプロショット映像である「HEADLESS IN RUSSIA」が決定版として再登場するなど、音源の環境は比較的恵まれています。しかし本作はそれらの中にあっても特筆すべきメモリアルな特徴と、上記プレスCDアイテムに勝るとも劣らない高品位な録音をもって、新たな定番と位置づけるに相応しい内容を誇っています。

 Disc1とDisc2に収録された'89年9月15日のデンマーク・コペンハーゲン公演は、過去の既発タイトル「MARTIN YEARS」にショウの一部が断片的に収録されていました。そこで聴けるアンコール部分には当時DEEP PURPLEを脱退していたイアン・ギランが飛び入り参加している事で有名で、ファンからは「ぜひ完全版で聴きたい」という熱烈なラブコールが送られていたショウです。既発はノイジーで音質的にもう一歩でしたが、本音源はマスターよりダイレクトに音を起こし、さらに丁寧な補修作業を施して、ファンの期待を120パーセント満たす最高のライヴ音源へと昇華させました。ショウの幕開けを告げる「Ave Satani」から、ワイドに広がるサウンドの見通しと、会場の空気を丸ごと収めたような臨場感は絶品で、コージーのドラムがハードに轟き渡る「Headless Cross」のイントロは聴き手に最高の緊張感と高揚感を味わわせてくれます。ヘヴィで荘厳な立ち上がりからメドレーのように流れ込む「Neon Knights」のスピード感はロニーが在籍していた'80年ライヴの構成にも通じるもので、これこそ格式高いSABBATHライヴの醍醐味でしょう。ここから「Children Of The Sea」そして「Die Young」と連発される「HEAVEN AND HELL」のクラシック連発は絶品の展開です。トニー・マーティンの歌を中央に捉え、トニー・アイオミのギターがチャンネル右側から会場全体に響き渡るというサウンド配分に加え、ボトムを支えるコージーとニール・マーレイのリズムセクション、空間へ染み込むようなジェフ・ニコルズのキーボードも全てが明瞭なセパレートで聴き分けられており、目を閉じれば聴き手がまるでライヴ会場にいるような錯覚を楽しめます。 「HEADLESS IN VIENNA」では残念ながらノイズ気味だった「The Shining」がこれほどのサウンドで楽しめるのは本当に嬉しいです。最高のプレイヤーを得た名曲の姿は、曲名の通りダイヤモンドのように輝いています!ショウ後半も、このライヴの直後にセット落ちしてしまう「Devil And Daughter」や、一部トレーダー間に存在する音源では欠落していた「Children Of The Grave」などを楽しめ、マスターダイレクトの強みを感じさせます。そして最高の聴き所がアンコールの「Smoke On The Water」と「Paranoid」です。既発の同日音源では聴き取りづらい音像でしたが、本音源では素晴らしい見通しとクリアネスで極上のひと時を満喫できます。 特にデュエットになった「Paranoid」でマーティンを圧倒する大物ぶりを振り撒くギランの格好よさは尋常ではなく、前半で聴かせるキャラクター全開のシャウトは聴き手も心震わされること必至です! (ショウエンドも既発より長く収録しています。)歴史的にも娯楽的にも'89年ツアー中最重要と認められる本音源を見逃してしまっては、ファンとして一生モノの不覚になるかもしれません!

 Disc3にはデンマークでのショウから約2週間後に当たる、'89年9月27日のスロベニア・リュブリャナ公演を、不完全版ながらメインのデンマーク公演にも劣らない素晴らしいサウンドで収録しています。SABBATHはこの'89年ツアーでは東ヨーロッパも積極的にサーキットしていましたが、当時まだユーゴスラビアの一部だったスロベニアでのショウもこのような極上のコンディションで記録されていたとは、驚くほかありません。コペンハーゲンでの音源と比べて楽器のバランスや分離感はほぼ互角ですが、全体的にやや丸みを帯び、よりふくよかさを湛えた音像は大変聴き易く、中音域から低音にかけてパワーを得たサウンドはSABBATH本来の重厚な楽音を味わう上でも興味深いです。(特にニール・マーレイのベースは水を得た魚のように生き生きと聴こえます。ニールファン必聴!)曲冒頭に静かなパートを持つ「Children Of The Sea」や「When Death Calls」におけるサウンドの広がりと立体感はほとんどライン音源のような聴き応えで、ヘヴィな音像が曲想に映える「War Pigs」は聴き手もオーディエンスと同じくバンドの演奏へ引き込まれてしまうでしょう。どの曲においてもマーティンの瑞々しい歌唱は絶品の一言です。「SAKUNTALA」で聴けた'87年当時の超人的な声からやや変化を見せ始めているものの、ハイトーンでの透明感を維持しつつ個性的なハスキーさや中音域での魅力といった、彼ならではの独自性も切り開きつつあります。この'89年ツアーのマーティンを"キャリア中でもベスト"と評価するファンは多いですが、それも納得させられるパフォーマンスです。リュブリャナ公演の音源はマスターの都合から、残念ながら「Black Sabbath」中盤までで録音が終了していました。これ以降はボーナストラックとして、'89年当時の貴重なテイクを3つ収録しています。
 まずはじめの2トラックは、'89年ツアーのラストを飾った11月の旧ソ連ツアー・モスクワ公演より、「Heaven And Hell」と「Paranoid」を最高級のステレオ・サウンドボード音源で収めています。 上記したプロショット映像「HEADLESS IN RUSSIA」における"AFTERNOON SHOW"と演奏は同一ながら、ミックスも音質も大きく異なり、本作中でも大きな聴き所になっています。これらのテイクは'90年のシングル「FEELS GOOD TO ME」のほか、今や伝説のコンピレーション音源「REINCARNATION」にも収録されていましたが、どちらも現在では入手が大変難しく、今まで聴けずにいたファンには朗報です。そしてラストには「HEADLESS CROSS」のアウトテイクである「Cloak And Dagger」を収録!現在使用可能な音源中で最高コンディションのマスターを元としており、過去に出回った同曲とは一線を画する素晴らしい音質で、コージーのドラムが存在感を発揮するこのヘヴィブルース曲を楽しめます。 この曲は10年以上昔に登場した「DEATH CALLED '89」というタイトルにも収録されていましたが、最近ほとんど見かけなくなっているだけに貴重です。 

 数ある「HEADLESS CROSS」ツアーのライヴ音源の中でも、本作ほどクオリティと「この日限り」・「レアテイク収録」の魅力を兼ね備えたものも、ちょっと見当たらないと言えるでしょう。臨場感たっぷりの優れた音質で、燃え上がるような熱いライヴをどうぞご堪能ください。プレスCD作品をも超える極上の内容をパッケージした、ファン必携必聴のスーパータイトルが満を持して堂々のリリースです!これを見逃す事は出来ません!

★beatleg誌 vol.127(2011年2月号)のレビュー要約です。ご参考まで。

 1989年、アルバム『HEADLESS CROSS』のプロモーションにともなうヨーロッパ・ツアーから、アンコールでDEEP PURPLE(ex BLACK SABBATH!)のイアン・ギランがゲストで歌った、9月15日、デンマーク-コペンハーゲンでのステージと、9月27日、スロヴェニア-リュブリャナでのステージをメインに良好な音質のオーディエンス録音で収録。
 まず、Disc-1&2のデンマーク-コペンハーゲンのステージは、ヘヴィなコージーのドラムから「Headless Cross」をオープニングにプレイ。トニー・マーティンの堂々たるヴォーカルとトニー・アイオミのギターが絶妙なハーモニーを奏でるが如くステージは進行し、序盤でロニー時代の名曲を立て続けにプレイすると観客は既に最高の盛り上がりを見せる。特に「Die Young」のイントロでのアイオミの抒情的なギター・ソロには曲への期待がいやが上にも盛り上がらざるを得ないといった感じだ。ステージ後半ではツアーを経てセットからカットされてしまう「Devil And Daughter」がプレイされるが、リフは王道ながら、ある意味、SABBATHらしくないとも言えるようなメロディ・ラインにアイオミが違和感を感じたのだろうか。アンコールではゲストのイアン・ギランが、SABBATH在籍時を彷彿とさせるように「Smoke On The Water」で余裕のヴォーカルを聴かせて観客の熱い歓声を浴びる。そして「Paranoid」ではイアンがマーティンとヴォーカルを分け合うが、ゲストのイアンにマーティンが完全に喰われてしまっており、格の違いをまざまざと見せつけられてしまう。
 Disc-3のスロヴェニア-リュブリャナでのステージは、全曲収録ではないもののバンドのパフォーマンスを素晴らしく、観客の反応も熱い。この日の「Die Young」のイントロでのアイオミのギター・ソロはコペンハーゲンのステージに勝るとも劣らない熱いもので、エンディングまでの疾走感も最高レベルだ。
 ボーナス・トラック的に収録されているのは、1989年11月に行なわれたロシア-モスクワでのステージからの2曲を最高の音質のサウンドボード録音で、最後の1曲はアルバム『HEADLESS CROSS』の貴重なアウト・テイクを収録しているのはコアなファンには見逃せないだろう。

Live at K.B. Hallen, Copenhagen, Denmark 15th September 1989

Disc 1
1. Ave Satani/The Gates Of Hell 2. Headless Cross 3. Neon Knights 4. Children Of The Sea
5. Die Young 6. When Death Calls 7. War Pigs 8. The Shining

Disc 2
1. The Mob Rules 2. Black Sabbath 3. Devil And Daughter 4. Iron Man 5. Children Of The Grave
Encore
6. Heaven And Hell 7. Smoke On The Water (With Ian Gillan) 8. Paranoid (With Ian Gillan)

Disc 3
Live at Tivoli Hall, Ljubljana, Slovenia 27th September 1989

1. Ave Satani/The Gates Of Hell 2. Headless Cross 3. Neon Knights 4. Children Of The Sea
5. Die Young 6. When Death Calls 7. War Pigs 8. The Shining 9. The Mob Rules 10. Black Sabbath

Live at The Olympisky Hall, Moscow, Russia November 1989 STEREO SBD

11. Heaven And Hell 12. Paranoid

13. Cloak & Dagger(Studio Track)

Tony Iommi - Guitar Tony Martin - Vocal Cozy Powell - Drums Neil Murray - Bass
Geoff Nicholls - Keyboards