GEORGE HARRISON WITH ERIC CLAPTON AND HIS BAND - COMPLETE NAGOYA 1991(2CD) [Tricone 207/208]

GEORGE HARRISON WITH ERIC CLAPTON AND HIS BAND - COMPLETE NAGOYA 1991(2CD) [Tricone 207/208]

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商品詳細

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Live at Nagoya International Exhibition Hall, Nagoya, Japan 5th December 1991 ULTIMATE SOUND(from Original Masters)

【ジョージ・ハリスン&エリック・クラプトン、91年12月5日名古屋公演の決定版完成!】

 ジョージ・ハリスンとエリック・クラプトンの固い友情を証明したスーパーイベントとして、もはや日本の洋楽ロック史上の伝説となっている91年の「GEORGE HARRISON WITH ERIC CLAPTON AND HIS BAND」ジャパン・ツアー。それだけにジョージ、クラプトンそれぞれのファンの注目度は当時からMAXであり、92年以降全公演のオーディエンスソースがリリースされてきました。玉石混合のクオリティにあって、中でも4公演目の名古屋の音源は、まず「FOURTH NIGHT LIVE」(PLATYPUS RECORDS) のタイトルでリリースされ、後の2003年に「ONE MOMENT IN TIME 2」(misterclaudel)が、そして当店が17年「NAGOYA 1991」をリリースしました。いずれにも使用されたマスターが、当時としてはまだ珍しかった最初期のDATによる録音として超高音質を誇った同一のテーパーのものでした。但し、先の2作はDATからカセットテープにコピーしたセカンドジェネレーションマスターを使用したため、ヒスノイズが全体に亘っているという欠点がありました。

当店リリースの後者は、大元のDATマスターを直接借り受けて製作したため、前二者よりもワンランク上の高音質を実現できていました。しかしながらこの大元のDATマスター、まだバッテリー容量の少ない仕様の初期DATであったため、コンサート終盤のDevil's Radioの途中からバッテリー切れによりピッチがみるみる低くなり、聴けたものではない状態になっていました。そのため、「FOURTH NIGHT LIVE」は、Devil's Radioの途中以降を音質のかなり悪い17日の東京公演のソースで繋ぎ、「ONE MOMENT IN TIME 2」は、同じ名古屋公演のソースながらメインのDATマスターからはかなり音質が劣る上に、オーディエンス録音としてもアベレージ以下の低レベルな別ソースを繋いでおり、両者とも違和感が際立つ仕上がりになっていました。当店リリースの「NAGOYA 1991」は、音質の良い大阪公演のソースで補填しており、違和感はかなり緩和されていたのですが、名古屋公演ではないソースということで残念な部分が残りました。大元のDATマスターはもはやその状態から如何ともしがたいものですが、このたび、当店は名古屋公演の、初登場となる完全収録の優良別マスターを入手致しました!それにより、Devil's Radioまでを大元の超高音質DATマスターで、Devil's Radioは途中からこの別ソースにクロスフェード処理することでスムーズにマスター移行し、極力違和感を解消、さらにノーカットのアンコール曲間も含み、最後まで正真正銘の名古屋公演のコンプリートバージョンを完成させたのです!補填に使用した今回の初登場マスターは、DATの超高音質には及ばないまでも、十分な高音質でステレオ録音されていました。もちろん「ONE MOMENT IN TIME 2」の補填ソースとも違います。若干の音質の変化はやむを得ませんが、初めて違和感なく聴き通せる、これが名古屋公演の完全なるドキュメントです!メインとなっているDATマスターにはヒスノイズなどまったくなく、ピッチも正常な上、さらに録音開始は「FOURTH NIGHT LIVE」の収録スタート時点から遡ること約6分間もプレショウのイントロ部分が存在していました。そこには開演直前のドラムのアタック音に「びびった!」と発言する録音者近くのオーディエンスの声も入っていて微笑ましいものでした。補填に使用した今回の別マスターは、単独で聴いてもサウンドがバランス良く捉えられた、ドラムのサウンドもしっかり入っている優れたマスターですので、どうぞご期待ください。これでとてもスムーズに名古屋公演の全貌を楽しんでいただけると思います。名実共に名古屋公演の決定版が本作です!

【ジャパン・ツアー実現の裏に秘められた二人の友情!】

 さてここで、このジャパン・ツアーが伝説と化した意味合いを当時のツアー・スケジュールから見ていきましょう。
・1991年1月21日〜29日:アイルランド、ダブリンのザ・ポイントにてツアー・リハーサル
・1991年1月31日、2月2日:ザ・ポイントでのウォームアップ公演
・1991年2月5日〜3月9日:ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホールで24日間連続公演
・1991年9月4日:ロサンゼルス、ロキシーでのバディ・ガイのギグに飛入り。
・1991年9月26日:ハリウッド、ザ・パレスで収録されたネイザン・イーストがハウスバンド・リーダーを務めるコメディショウに出演。この模様は29日の日曜にFOXチャンネルで放映された。

・1991年12月1日〜12月17日:ジョージ・ハリスンのジャパン・ツアーを自らのバンドと全面バックアップ

   12月1日:横浜アリーナ公演(追加公演)
   12月2日、3日:大阪城ホール公演
   12月5日:名古屋国際見本市ホール公演  ←★本作★
   12月6日:広島サンプラザ公演
   12月9日:福岡国際会館公演
   12月10日、11日、12日:大阪城ホール公演
   12月14日、15日、17日:東京ドーム公演

3月9日から9月までオフだったことがお分かりでしょう。クラプトンは、前年の「ジャーニーマン・ワールドツアー」と2年続いてこなしたハードなロイヤル・アルバート・ホール連続公演が終了すれば、完全休養に入り、4歳になった幼い息子コナー君との生活をエンジョイするつもりだったそうです。ところが、その矢先の3月20日、あの事件が起こってしまいました。そこからクラプトンは、ご本人の言葉を借りれば「石のように」なってしまいました。幼い息子を失ったショックから、誰とも接触せず、自宅に引き篭もる生活が続きました。キース・リチャーズ、エルトン・ジョンに混じり、ジョージ・ハリスンからもすぐにクラプトンを気遣い慰める手紙が届けられました。クラプトンは友人ミュージシャンたちからの温かい言葉に励まされ、アルコール中毒匿名の会のミーティングに参加しながら、マネージャーのクルーザーで海に出るなど、何とか精神を正常に保ち続けました。そんな折、ジョージに会った際、クラプトンは前年にツアーで回った南米でファンにジョージの近況ばかりを尋ねられたと伝えたのです。ステージ復帰してもいいんじゃないか?というクラプトンの言葉をジョージは一笑に付し、この話を忘れることにしたのですが、ある日、ジョージははたと気づきました。「もし僕がツアー復帰するから手伝ってくれと言えば、エリックはその実行作業に追われ、あの辛い出来事から立ち直ってくれるのではないか?」そしてジョージはその気がなかったにもかかわらず、クラプトンにライブ復帰を伝え、協力を要請したのです。クラプトンはジョージの決断に驚いたものの、協力を惜しみませんでした。自らのバンドを招集し、ジョージのレパートリーからのセットリスト決定、パートの楽器分担とサード・ギタリストの人選、リハーサル会場の手配、スケジュールのすべてを取り仕切りました。そうしてクラプトンはジョージのライブ復帰の準備に忙殺され、傷心を紛らわすことができたのです。しかしリハーサル中もジョージは「やっぱり復帰はやめる」と何度も言い出したそうです。74年の全米ツアーでマスコミから叩かれたことがトラウマになっていたとのこと。本当はライブ復帰などしたくはなかったのです。そこでクラプトンは、温かく、そして真剣に音楽を聴いてくれる日本をツアー場所に推薦し、ジョージを納得させました。そして遂にジャパン・ツアーが実現したというわけです。クラプトンを立ち直らせるために、真意を悟られぬようにしながら気乗りのしないライブに身を投じたジョージ。せっかく決意したジョージのライブ復帰のために身を粉にして準備に奔走したクラプトン。このジャパン・ツアーは、言わばジョージとクラプトンの生涯に亘った友情を目の当たりに示してくれたものだったのです。前述のように、このツアーからは全公演の音源がリリースされていますが、時系列で聴いていくと、日を追うごとに緊張が解け、本来の調子を取り戻していくジョージの姿が分かります。それはこの名古屋で完全なものとなりました。MCの量も多くなって打ち解けている様子が分かります。そして遂にdevil's Radio以降も名古屋公演のライブテイクを聴くことができるのです。

★★【高音質で聴けるからこそ判ったこの日の特別なプレイ!】★★

 この高音質で聴くと、これまできちんとした形で聴くことが叶わなかったパート、まずDevil's Radioでの中間のクラプトンのソロに驚きます。他公演ではなかった、「ほぼワンノートを引っ張ったフレージング」のソロなのです。こんなパターンでソロをとったのはこの名古屋だけでしょう。そしてさらに嬉しいのが、アンコールのWhile My Guitar Gently Weeps。ここでのコーラス後のクラプトンのソロ。泣いて泣いて泣き捲ってます!鬼のようなハンドビブラートが炸裂し、リスナーの心を揺さぶります!ここまでギターを泣かせたという点では、10日の大阪公演と双璧ではないかと思います。皆さんには是非ともこの2曲を大音量で聴いていただきたい。本作が、91年ジョージのジャパン・ツアーで最高音質を極めた名古屋公演のDATマスターを最高の形で収録し、最も違和感のない形で同名古屋公演の優良別マスターを繋いだ決定版です!どうぞ「伝説」のステージを聴き通してください。二人の厚き友情を確かめてください。初回のみのステッカー付限定プレスCDでのリリースとなっておりますので、どうぞお早めのオーダーをお願いします。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (77:35)
1. Opening
2. I Want To Tell You
3. Old Brown Shoe
4. Taxman
5. Give Me Love
6. If I Needed Someone
7. Something
8. What Is Life
9. Dark Horse
10. Piggies
11. Pretending
12. Old Love
13. Badge
14. Wonderful Tonight

Disc 2 (62:05)
1. Got My Mind Set On You
2. Cloud Nine
3. Here Comes The Sun
4. My Sweet Lord
5. All Those Years Ago
6. Cheer Down
7. Devil's Radio ★1:07 辺りで長めにクロスフェードで別音源に移行。
8. Isn't It A Pity
9. While My Guitar Gently Weeps
10. Roll Over Beethoven

George Harrison - guitar / vocals
Eric Clapton - guitar / vocals
Andy Fairweather Low - guitar
Chuck Leavell - keyboards
Greg Phillinganes - keyboards
Nathan East - bass / vocals
Steve Ferrone - drums
Ray Cooper - percussion
Katie Kissoon - backing vocals
Tessa Niles - backing vocals