BLUE MURDER - RITZ 1989(1CDR) [Shades 1518]

BLUE MURDER - RITZ 1989(1CDR) [Shades 1518]

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商品詳細

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The Ritz, New York, NY, USA 28th November 1989 TRULY AMAZING/PERFECT SOUND

 天才ギタリスト:ジョン・サイクスの完全開花であり、80年代ハードロック最強のトリオでもあったBLUE MURDER。衝撃デビューの現場を極上体験できるライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1989年11月28日ニューヨーク公演」。伝説クラブ“The Ritz”で記録された絶品オーディエンス録音です。BLUE MURDER/SYKESと言えば、ビッグ・イン・ジャパンの代名詞のようでもありましたが、デビュー時代はアメリカも積極的にツアー。『SERPENS ALBUS』を作ったのは俺だと言わんばかりに全米攻略に勤しんでいました。良い機会でもありますので、そんな当時のスケジュールから振り返ってみましょう。

《4月24日『BLUE MURDER』発売》
・7月10日ー29日:北米#1(15公演)
・8月20日ー27日:日本(7公演)
・9月12日ー10月7日:北米#2(13公演)
・10月22日ー12月2日:北米#3(12公演)←★ココ★

 これが1989年のBLUE MURDER。彼らの資料は限られているので上記で全部なのかは断言しかねるのですが、後年とは違って北米がメインだったのは確実。本作のニューヨーク公演はその最終盤となる「北米#3」の11公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、瑞々しくもリアルな傑作オーディエンス。音色的にサウンドボードと間違えるタイプではありませんが、だからと言って遠さも感じない。オンで極太な芯がグイグイと迫り、クラブ規模の密室感とも相まって「すぐ目の前」に感じる。
 特に強烈なのはギター。ベースもヴォーカルも押しのけるように轟くブラック・ビューティの艶やかで力強いこと! 幅広ヴィヴラートも剛力チョーキングも弦の上げ具合が分かるほどに繊細で、グリッサンドもハーモニクスも事細かにすべてが分かる。しかも、美しい。そこまでギターがフォーカスされるとピークが歪んだり、ノイズが発生してもおかしくないのですが、本作は例外。鋭い立ち上がりから1音が消えゆく端の端まで綺麗に描かれ、マシンガンピッキングの速射が炸裂しても潰れない。実のところ、ギター(とニック・グリーンのキーボード)に偏ったバランスは均整の美とは言いがたかったりもするのですが、だからこそ強烈な「ギター・アルバム」でもあるのです。
 そんな極太ダイレクト・サウンドで描かれるのは、全米制覇を目指していた最強トリオによる熱演。この日はビリー・スクワイアのオープニングでもあったのでショート・セットなのですが、だからこそ特濃。初来日ではレパートリー不足を補う為にロッド・スチュワートやTHE FIRM、ジミヘンのカバーなどで増量していましたが、本作ではそうした贅肉は一切削除されている。約50分の持ち時間に大名盤『BLUE MURDER』の代表曲をズラリと並べたオーダーは、1stアルバムの生演奏版であり、濃縮版の様相。しかも、そのド真ん中には必殺の「Still Of The Night」が鎮座しているのです。
 そして、そのセットを綴る演奏こそが強烈無比。あまりも今さらですが、サイクス/カーマイン/フランクリンのトリオはやはり凄い。サイクスのギターが極太・ド派手に押しまくり、カーマインはその圧力を真っ向から押し返しつつ、パーカッシヴな歌心まで聴かせる。そして、そんな両者のガチンコの合間を煽り、からかうように舞い踊るフランクリンのフレットレス。三者三様に勝手気ままなようでいて、その緊張感がキッチリと作り込まれた楽曲にドラマティシズムを注ぎ込んでいる。しかも、短いからこそ全編全力疾走するような集中力・爆発力も一層凄まじいのです。
 後のメンドーサ/オースティン時代やSYKES改名後も各人の演奏力は申し分ありませんでしたし、名曲の素晴らしさは十分に味わえました。しかし、この神々しいまでの緊迫感は、オリジナルBLUE MURDERだけのもの。本作は、その奇跡の現場を極上体験できるライヴアルバムなのです。

 『SERPENS ALBUS』以上に威厳に充ち満ちた最高傑作『BLUE MURDER』。あの超名盤を生み出した3人のバンド・ポテンシャルが爆発する衝撃のライヴアルバムです。天才ギタリストの頂点であり、英国ハードロック史上の最強トリオを間近体験できる1枚。泡沫で終わってしまった奇跡の現場、どうぞ本作でじっくりとご体験ください。

★「1989年11月28日ザ・リッツ公演」の絶品オーディエンス録音。オンで極太な芯がグイグイと迫り、クラブ規模の密室感とも相まって「すぐ目の前」に感じる。特にギターが強烈で、幅広ヴィヴラートも剛力チョーキングも弦の上げ具合が分かるほどに繊細で、グリッサンドもハーモニクスも事細かにすべてが分かる。前座だけにショート・セットながら来日公演のようなカバーがなく、全編途切れない集中力は強力無比。大名盤『BLUE MURDER』の代表曲+「Still Of The Night」を極上体験できる特濃ライヴアルバムです。

(51:00)
1. Riot
2. Valley Of The Kings
3. Still Of The Night
4. Billy
5. Jelly Roll
6. Blue Murder
7. Tony Franklin Clarinet Jam

John Sykes - Vocals, Guitar
Tony Franklin - Bass
Carmine Appice - Drums
Nick Green - Keyboards