YNGWIE MALMSTEEN'S RISING FORCE - UNIONDALE 1985: JOE MALONEY MASTER(1CDR) [Shades 1506]

YNGWIE MALMSTEEN'S RISING FORCE - UNIONDALE 1985: JOE MALONEY MASTER(1CDR) [Shades 1506]

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商品詳細

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Nassau Coliseum, Uniondale, New York, USA 21st November 1985 TRULY PERFECT SOUND
 
 問答無用の歴代No.1シンガー:マーク・ボールズと出会い、ネオ・クラシカルの理想を極めようとしていた1985年のイングヴェイ・マルムスティーン。その輝くステージを極上体験できるライヴアルバムが新発掘です!
 そんな本作に吹き込まれているのは「1985年11月21日ユニオンデール公演」。その絶品オーディエンス録音です。当時は『MARCHING OUT』時代にあたるわけですが、ツアーの最中にジェフ・スコット・ソートからマークへチェンジ。最高傑作『TRILOGY』へ向かう下地が完成した時期でもありました。それだけに細かいタイミングで音源の意味も大きく異なる。まずは、当時のスケジュールを振り返り、そのポジションを確かめてみましょう。

・1月7日ー11日:北米#1(3公演)
・1月22日ー27日:日本(5公演)
《2月-3月『RISING FORCE』発売(欧米)》
・5月10日ー18日:北米#2(6公演)
・5月23日ー6月3日:欧州(8公演)
・6月7日ー7月19日:北米#3(26公演)
《8月1日『MARCHING OUT』発売(日本)》
《ジェフ離脱→マーク・ボールズ参加》
・8月31日ー11月24日:北米#4(60公演)←★ココ★
・12月28日ー31日:北米#5(3公演)

 これが1985年のイングヴェイ。本作のユニオンデール公演は「北米#4」の最終盤58公演目にあたるコンサートでした。上記では、この「北米#4」からマークが歌っているようにまとめてありますが、実は話はそう簡単でもない。この時期の録音にはマークが歌っている物とジェフの物が混在しているのです。単純に間違った日付のテープが混乱を呼んでいるのかも知れませんし、実際に何らかの事情でジェフが何度か歌った可能性もある。イングヴェイは知名度に反して世界的にオーディエンス録音の検証が進んでおらず、未だに確実なタイムラインが完成していない。その結果、1985年録音は実際に聴いて判断するしかないのが実情なのです。
 実際、この録音も「ヴォーカルはジェフ」として公開されていました。これは恐らく録音者(実は伝説名手ジョー・マロニー氏)も、公開者(実は名門Krw_co)も、イングヴェイに注目していないのが原因。それもそのはず。この日はAC/DCの前座であり、マロニーもKrw_coもAC/DCが目当てだったのです。もうピンと来た方もいらっしゃると思います。そう、本作は今週同時リリースのAC/DC篇『Shades 1507』の姉妹作なのです。
 そのサウンドは、端正にしてシャープ。芯の力強く、輪郭も非常に鮮やか。イングヴェイの速射フレーズも1粒1粒がくっきりとしていていかに加速しようと潰れず、マークのヴィヴラートも振れ幅の変化まで見事に活写されているのです。さらに驚くべき事に、AC/DC篇『Shades 1507』よりも明らかに音が良い。同一人物による連続録音なのですが……。これはあくまでも推測ですが、恐らく前座ゆえに現場音量が抑えられていた事が奏功したのではないでしょうか。パワーサウンドでグルーヴ押しのAC/DCは最大音圧のドラムにフォーカスされてしまい、それ以外の楽器が引っ込み気味。その結果、中高音に距離感が生まれているのです。それに対し、イングヴェイはギターやヴォーカルと言った上物が最大フォーカス。そのためメロディがクッキリと浮き立ちつつ、下支えのビートにもスカスカ感が生まれず、アンサンブル全体をオンに捉えているのです。
 さらに加えて、前座ゆえに観客もうるさくない。現場のイングヴェイにとって良い事ではないのかも知れませんが、これによってぶっとギターの機微が極めて鮮明に伝わってくるのです。
 そんなダイレクト・サウンドで描かれるのは、マークのヴォーカルによってビルドアップされた『MARCHING OUT』の名曲たち。持ち時間はLP1枚分(約46分)に初期2枚のエッセンスが濃縮されています。ここでカンタンに整理してみましょう。

●ライジング・フォース(2曲)
・Far Beyond The Sun/Black Star
●マーチング・アウト(5曲)
・I'll See The Light Tonight/On The Run Again/Don't Let It End/Soldier Without Faith(★)/Disciples Of Hell
※注:「★」印は日本公演の公式映像『CHASING YNGWIE』で聴けなかった曲。

……と、このようになっています。必殺のインスト2曲も若きイングヴェイによるキレッキレのギターが素晴らしいのですが、やはり耳を惹くのはマークの絶唱が輝く『MARCHING OUT』のヴォーカル曲。この時期ならではのレア曲「Soldier Without Faith」だけでなく、5曲全部が情念と気品のハイノートで完全に生まれ変わっている。正直に申しましてシンガーとしては熱いジェフの歌いっぷりを愛しているのですが、イングヴェイ曲との相性となるとやはりマークこそが最適解。この声とギターと曲のマッチングは、天が与えた奇跡としか思えません。
 絶頂のイングヴェイとマーク。後年には来日も実現したコンビですが、この時期にこそ来て欲しかった……。そんな35年以上前の怨み言まで頭をかすめてしまう見事すぎるライヴを、名手ジョー・マロニーが記録しきっていた新名盤。どうぞ、存分にお楽しみください!

★マーク・ボールズ加入直後となる「1985年11月21日ユニオンデール公演」の絶品オーディエンス録音。名手ジョー・マロニーの大元マスターから名門「Krw_co」がトランスファーした銘品中の銘品で、そのサウンドは、端正にしてシャープ。芯の力強く、輪郭も非常に鮮やか。イングヴェイの速射フレーズも1粒1粒がくっきりとしていていかに加速しようと潰れず、マークのヴィヴラートも振れ幅の変化まで見事。マークの歌声によってビルドアップされた『MARCHING OUT』の名曲群が楽しめます。

(45:57)
1. Tune-Up / Intro
2. Intro Jam
3. I'll See The Light Tonight
4. On The Run Again
5. Far Beyond The Sun
6. Don't Let It End
7. Drum Solo
8. Soldier Without Faith
9. Guitar Solo
10. Black Star
11. Disciples Of Hell

Yngwie J. Malmsteen - Guitar
Mark Boals - Vocals
Jens Johansson - Keyboards
Marcel Jacob - Bass
Anders Johansson - Drums