DIO - GOTHENBURG 1999(1CDR) [Shades 1487]

DIO - GOTHENBURG 1999(1CDR) [Shades 1487]

販売価格: 1,500(税込)

数量:

商品詳細

★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Lisebergshallen, Gothenburg, Sweden 16th November 1999 PERFECT SOUND

 ファンタジー回帰を決断しつつ、まだ『MAGICA』には至っていなかった1999年のDIO。マニアックな「スキマ」時代を極上体験できる新ライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に吹き込まれているのは「1999年11月16日ヨーテボリ公演」。その絶品オーディエンス録音です。1999年と言えば、トレイシーGからクレイグ・ゴールディに交代したターニング・ポイントですが、それ以外にも細かいメンバー・チェンジが多発。わずかな時期の違いでもメンバーが異なりますので、まずは当時のスケジュールを振り返ってショウのポジションを確かめてみましょう。

●1998年
《2月24日『INFERNO: LAST IN LIVE』発売》
・5月19日ー22日:北米#1(3公演)
《ヴィニー・アピス離脱→サイモン・ライト復帰》
・5月23日ー7月14日:北米#2(37公演)
・8月2日+3日:北米(2公演)
・9月20日ー10月22日:欧州#1(25公演)
《ラリー・デニソン離脱→ボブ・デイズリー交代》
・10月23日ー11月7日:欧州#2(12公演)
●1999年
《ボブ・デイズリー→ラリー・デニソン復帰》
・3月4日+5日:ロシア(2公演)
《トレイシーG→クレイグ・ゴールディ復帰》
・6月12日ー20日:欧州#3(7公演)
《ラリー・デニソン→ジミーベイン復帰》※ただしツアーはチャック・ギャリック
・11月9日ー30日:北欧(16公演) ←★ココ★

 これが1998年/1999年のDIO。実はこれ以前から激しいメンバーチェンジが繰り返されていたのですが、とりあえず1998年初めには一度『INFERNO』と同じメンバーに戻ったので、そこから整理してみました。重要な変化は1998年5月のヴィニー離脱と1999年春のトレイシー脱退。他の交代は「スケジュールの空いてる人間をツアーに連れて行く」というタイプのものでしたが、この2人は二度とDIOに戻ることはありませんでした。
 ともあれ、1999年6月にはクレイグ、9月にはジミー・ベインが復帰。『DREAM EVIL』チームでツアーに出発……というところで、ジミーがアメリカ以外でツアー出来ないという事態が発生。正式メンバーはジミーのまま、チャック・ギャリックをヘルプに迎えて北欧でのミニ・ツアーを実施しました(はぁ、ややこしい)。本作のヨーテボリ公演は、そんな激動の1999年の最終盤。「北欧」レッグの6公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、最近になって発掘された新録音。実は、今話題の「Barrhult」コレクションなのです。もうピンと来ている方もいらっしゃる事でしょう。そう、先週ご紹介して好評を賜っているMOTORHEADの傑作『GOTHENBURG 1999(Shades 1488)』と同日・同会場。同じ人物が続けざまに録音した姉妹作なのです。そして、サウンドも酷似している。出音の関係かMOTORHEADほど金属感丸出しではありませんが、端正な鳴りとそのド真ん中を貫く芯の力強さは同じ。もちろん、「Barrhult」史が録音した大元カセットから起こされた究極鮮度にダビング痕などあろうハズもなく、隅から隅まで歪みもヨレもない瑞々しいサウンドがたっぷりと味わえるのです。
 そんなナチュラル&リッチなサウンドで描かれるのは、80年代が甦ったような様式ヘヴィメタルの桃源郷。MOTORHEAD、MANOWAR、LION’S SHAREと4組で回るフェスツアーなためにショートセットではありますが、その中にもレア曲も織り交ぜられている、ここで整理してみましょう。

●DIO(9曲)
・ホーリィ・ダイヴァー:Straight Through The Heart/Don't Talk To Strangers/Holy Diver/Rainbow In The Dark
・ラスト・イン・ライン:I Speed At Night/The Last In Line
・セイクレッド・ハート:Rock 'N' Roll Children/King Of Rock And Roll
・ストレンジ・ハイウェイズ:Evilution
●その他(4曲)
・レインボー:Stargazer/Man On The Silver Mountain/Long Live Rock 'N' Roll
・サバス:Heaven And Hell

……と、このようになっています。80年代の名曲をズラリと並べ、久々の「Rock 'N' Roll Children」「King Of Rock And Roll」も復活。その黄金のレパートリーの中で異彩を放っているのは「Evilution」と「I Speed At Night」でしょう。前者は唯一残されたトレイシーの置き土産であり、クレイグが彼の曲を弾くのは後にも先にもこのツアーの「Evilution」だけです。それ以上に最大のポイントなのが「I Speed At Night」。トレイシー時代の末期から演奏されるようになったのですが、シャープに疾駆する曲に会っているのは間違いなくクレイグの方。オリジネイターのヴィヴィアンよりさらに滑らかなフレージングはカミソリのように鋭利でスパッと一戦切り裂くようなエッジが実に格好いいのです。
 このツアーでクレイグとの呼吸を思い出したDIOは、意欲作『MAGICA』に着手。本格的にファンタジー回帰を目指すことになりました。その“MAGICA Tour”では新作の再現ライヴが賛否を呼びもしましたが、本作はレア曲も交えながらも通常スタイルのショウ。美味しい代表曲とファンタジー回帰の勢いが瑞々しいのです。その現場を話題の新発掘マスターで現場体験できるライヴアルバム。どうぞ、存分にお楽しみください!


★「1999年11月16日ヨーテボリ公演」の絶品オーディエンス録音。今話題の「Barrhult」コレクションで、MOTORHEAD編『Shades 1488)』と同日・同会場・同録音家の姉妹作。端正な鳴りとそのド真ん中を貫く芯の力強さが素晴らしく、大元カセットから起こされた究極鮮度によって隅から隅まで歪みもヨレもない瑞々しい。久々の「Rock 'N' Roll Children」「King Of Rock And Roll」や貴重なクレイグ・バージョンの「Evilution」「I Speed At Night」も美味しいショウをフル体験できます。

(69:35)
01. Intro
02. Evilution
03. Straight Through The Heart
04. Don't Talk To Strangers
05. Holy Diver
06. Drum Solo
07. Heaven And Hell
08. Rock 'N' Roll Children
09. I Speed At Night
10. Stargazer (With Guitar Solo)
11. King Of Rock And Roll
12. The Last In Line
13. Rainbow In The Dark
14. Man On The Silver Mountain
15. Long Live Rock 'N' Roll / Man On The Silver Mountain (reprise)

Ronnie James Dio - Vocals
Craig Goldie - Guitar
Chuck Garric - Bass
Simon Wright - Drums
Scott Warren - Keyboards