LED ZEPPELIN - BATH FESTIVAL OF BLUES & PROGRESSIVE MUSIC '70(2CD) [IMPORT TITLE]

LED ZEPPELIN - BATH FESTIVAL OF BLUES & PROGRESSIVE MUSIC '70(2CD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

Bath & West Showground, Shepton Mallet, Somerset, UK 28th June 1970

 レッド・ツェッペリン1970年バス・フェスティバルの音源アッパー版が登場して早くも10年近くが経とうとしています。彼らの歴史上において非常に重要なステージでありながら、長いこと音質の悪いオーディエンス録音で聞くことを強いられていたライブ音源。その内容面の貴重度からCDはもちろん、それ以前にアセテートという形でリリースされ、なおさら敷居の高い存在となってしまったライブ音源でもある。中でもアセテートは海外の研究書において「ゾッとするほど音が悪い」とまで言わしめたほど。それでも多くのマニアが粗くて歪んだ音質の悪さにめげず挑戦していたのは、一重にZEPのライブ・キャリアにおける歴史的な一日であったからに他なりません。それが先のアセテート「KNOCK ONESELF OUT VOL.1&2」、あるいはCDの「BATH 1970」といったアイテムに収録されていたバス・フェスティバルの「recorder 1」。
 一方「recorder 2」も貴重なクリシュナ・レーベルの「BATH 1970」というメガレアLPだけで聞けた貴重なオーディエンス録音というだけでなく、何より「recorder 1」よりはるかに聞きやすい音質であったという大きなアドバンテージがありました。ところが「BATH 1970」はフェスティバル全体を一枚のLPにまとめたダイジェスト編集だったことから、ZEPは二曲のみの収録だったのが痛い。それでもライブ初演となった「The Boy Next Door」こと「That’s The Way」を「recorder 1」よりもずっと良好な音質で聞けたことから、こちらのロング・バージョンは存在しないのか…というマニアの見果てぬ夢となっていたものです。このLPのリリースから40年もの歳月が経過した2010年になって突如「recorder 2」のロング・バージョンが出現。例のLPよりも音質が良く、なおかつショー全体をほぼ収録していたものだから世界中のマニアが色めき立ちました。

 そうした驚異の発掘音源、おまけにバス・フェスティバルのアッパー版音源ということもあり、2010年当時にいくつものアイテムが競合する状態となったのは当然でした。そんな中でマニアや専門誌上から「ベスト」と評されたのが「THE BOY NEXT DOOR: BATH FESTIVAL 1970」。遂に出土したビンテージ・オーディエンスのピッチを緻密にアジャスト、さらに「recorder 1」にて欠損部を補填した編集の滑らかさなど、トータルの仕上がりがマニアの間から「ベスト・バージョン」と評されました。当然ながら本タイトルは2010年の時点ですぐにSold Out。そこで再リリースが熱望されていましたが、当初は白黒写真だったアートワークをカラー写真で作り直したセカンド・プレスが2015年に待望のリリース。ところが、これもまたすぐにSold Outとなってしまったのです。その再発は比較的記憶に新しいものでしたが、それですら4年前。
 そこで今回、2度目の再入荷が実現します。ライブ本編に関してはもはや手を加える様な箇所が一切なく、今回も2010年から変わっていません。ただし今回はボーナストラックとして先のメガレアLP「BATH 1970」に収録されていた2曲を追加収録されています。前回の再発時にはこれら2曲を収録したギフトタイトルが登場しましたが、今回はそれらも限定プレスCDの中に収録されます。とはいっても元は同じ「recorder 2」ですので、それら2曲は「マスタリング違い」という範疇に入るでしょう。こうして聞き比べてみると状態の良さは元音源たる2010年版の圧勝なのですが、1970年当時に封じ込まれたビンテージ感丸出しな2曲の質感も味わい深い。特に「The Boy Next Door」はプライベート・プレスのビニールでは原音を捉え切れなかったのか、歪みが生じているのがむしろビンテージ・アイテム感をリアルに伝えてくれます。

 あの粗く歪みまくった「recorder 1」に代わって「recorder 2」アッパー版が伝えてくれたのは、この日の独特なZEPのパフォーマンス。フェスティバル出演というのに一曲目はリリース前どころか、まだレコーディングすら終えていなかった新曲「Immigrant Song」。このオープニングが物語っているように、この日のライブの途中まではクリエイティブな攻めをステージ上で実践するZEPの姿勢が際立っており、最初に触れた「The Boy Next Door」も同様です。バス・フェスティバル前からステージ上で演奏され続けてアレンジを固めていた「Since I've Been Loving You」ですらリリース前。
 さらにプラントのスクリーム・ボイスが当たり前な時代ですので、他の3人の演奏に自身の声で切り込む彼の存在感が強烈。それが頂点を極めたのが「How Many More Times」。演奏の途中から、プラントは様々な曲の一節を展開に合わせて当てはめていくのが凄い。「Mr. Soul」に「Down By The River」というニール・ヤングの2曲から始まって「Sweet Home Chicago」、「Need Your Love Tonight」といった具合に、とにかくプラントの脳内から様々名曲のフレーズが吐き出され、それが他の三人とがっぷり四つに組み合う。これが1970年のZEPというもの。ちなみに「How Many〜」と「Whole Lotta Love」に加え「Immigrant Song」という3曲が同居するステージというのはZEPのライブ史上においても希少ですので、その点においても歴史的な価値が高い。
 そして極めつけは「How Many〜」と「Whole Lotta Love」のどちらにも組み込まれず、ロックンロール・メドレー「だけ」を演奏して締めくくってみせたスペシャル・フィナーレがまた貴重。ここでもプラントのスクリーミング・ボイスがすべてをリードした圧巻の演奏。基本的に演奏レベルが高い1970年、ロイヤル・アルバート・ホールやブルーベリー・ヒルと並ぶ歴史的なステージを収録したタイトルの決定版が三度登場します、今までこの音源を聞いたことがない方は今度こそお見逃しなく!

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。

Disc 1(65:53)
1. Intro 2. Immigrant Song 3. Heartbreaker 4. Dazed And Confused 5. Bring It On Home
6. Since I've Been Loving You 7. Organ Solo 8. Thank You
9. The Boy Next Door(That's The Way) 10. What Is And What Should Never Be

Disc 2(76:48)
1. Moby Dick 2. How Many More Times 3. Whole Lotta Love 4. Communication Breakdown
5. Rock Medley incl. Long Tall Sally/Say Mama/Johnny B. Goode/That's Alright Mama/Bye Bye Johnny

Bonus Tracks
Taken from the original compilation LP "Bath 70"(Krishna Records)

6. Heartbreaker 7. The Boy Next Door (That's The Way)