ERIC CLAPTON - LAGUNA HILLS 1988: MIKE MILLARD MASTER TAPES (2CDR) [Uxbridge 1538]

ERIC CLAPTON - LAGUNA HILLS 1988: MIKE MILLARD MASTER TAPES (2CDR) [Uxbridge 1538]

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商品詳細

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Live at Irvine Meadows Amphitheater, Laguna Hills, CA, USA 23rd September 1988 TRULY PERFECT SOUND(UPGRADE)

【あのミラード音源がグレードアップして再登場!】
 2021年1月に当店がリリースしました、エリック・クラプトンの1988年9月23日のラグナ・ヒルズ公演のマイク・ミラード音源「Laguna Hills 1988: Mike Millard 1st Generation Cassettes(2CDR)」ですが、このたび、ネット上にはさらに高音質でマスターから録り直したバージョンがアップされました!前回盤ももちろんファースト・ジェネレーションのカセットマスターからJEMSがトランスファーしたもので、ミラードテープならではの高音質を誇っていたわけですが、それをさらに上回るバージョンとなっています。恐らくマスターのカセットから何段階かを経るデジタルトランスファー工程においてアップグレードが実現できたということなのでしょう。しかしながらミラードのマスターに起因する、カセットをA面からB面に入れ替える際、また2本目のカセットに入れ替える際に発生した欠損箇所はそのままですので、前回盤同様、当店の専属エンジニアが既発のBeano盤より音圧を揃えて補填し、ハイ落ち箇所も見事に修正して違和感のない完全版を実現致しています(ソングリスト中★の部分)。そのため、ネットまんまの状態よりも良好な状態で聴き通せる、はるかに優れたバージョンに仕上がっています。この点において、本盤のアドヴァンテージは明らかかと思います。
 
【デビュー25周年のセレブレートツアーの代表的音源】
 さて、この日の公演についてですが、改めてこの年行われたデビュー25周年記念ツアーの中でどこに位置していたのかを見てみましょう。

・1988年1月22日〜2月7日:ロイヤル・アルバート・ホール9連続公演を含むイギリスツアー実施(マーク・ノップラーが参加)
≪1988年4月18日:アンソロジー・ボックスセット「CROSSROADS」リリース≫
・1988年6月5日〜6日:ロイヤル・アルバート・ホールで開催された「プリンシズ・トラスト・コンサート」に自分のバンドで出演(エルトン・ジョンが参加) 
・1988年6月8日〜9日:ブリクストン・アカデミーでダイアー・ストレイツとリハーサル
・1988年6月11日:「ネルソン・マンデラ70歳生誕記念コンサート」にダイアー・ストレイツに参加する形で出演
・1988年7月2日:イギリス、サリー州で行われたチャリティ・イベント「ピクニック・コンサート」に出演
・1988年9月1日〜10月8日:全米ツアー ←★ココ★
・1988年10月11日:ニューヨークのクラブ、ボトムラインで行われたジャック・ブルースのコンサートに飛入り参加 
・1988年10月31日〜11月5日:ジャパンツアー
・1988年11月28日:ロンドンのハードロック・カフェで行われたチャリティ・イベントに出演。ジェフ・ベック、ミッチ・ミッチェルらとステージ演奏をする
・1988年12月23日:イギリス、サリー州ダンズフォールドで行われたゲイリー・ブルッカーのスティレット・シューズのギグに飛入り参加

 デビュー25周年を自ら祝い、アンソロジー作品のリリースと共に長年サポートしてくれたファンに感謝する意味で実施された大規模なワールドツアーでしたが、RAH連続公演をメインに据えた序盤のイギリス公演、ゲスト・ミュージシャンを迎えて行われた終盤の日本公演と、トピックはいろいろありましたが、中でも本格的なロードとなったこの全米ツアーは最も長期に渡るこの年のメインイベントでした。本盤の公演日はその中盤に当たっていました。この日のクラプトンは絶好調。のっけから弾き捲りますが、特にネイザン・イーストをフィーチャーしたCan't Find My Way Homeが明けてのBadge以降は凄まじいプレイの連続です。完全にスイッチが入ったような印象を受けます。特筆すべきは、このツアーにはダイアー・ストレイツのリーダー兼ギタリスト、マーク・ノップラーが友情参加していたことです。彼独自の哀愁と憂いを含んだオブリガートが聴けるWhite Room、I Shot The Sheriff、Badgeも素晴らしい上に、彼のバンド最大のヒット曲Money For Nothingをクラプトンバンドのバッキングで聴けるという旨味もあります。セットリストは25年のキャリアを代表する名曲群で構成されていました。ジャパンツアー時にはセット落ちしたリメイク・アレンジの強固なグルーブで演奏されるAfter Midnightでは抜群の安定度を感じることが出来、サスティーン&ベントを多用したソロで妖艶な雰囲気さえも醸し出す長尺のオリジナルブルースSame Old Bluesでのクラプトンのプレイは鳥肌ものです。またノップラーにあの7連フレーズを弾かせるという贅沢なLaylaでのクラプトンのソロは、近年では及びもつかないほど長い!そして熱い!のです。全編でこのバンドのポテンシャルが存分に発揮されています。この時期のLaylaのプロローグには、ウェザー・リポートのジョー・ザビヌルが盟友故ジャコ・パストリアスに贈ったA Remark You Madeが組み込まれていたことも注目です。これはジャコをリスペクトするベースのネイザンの意向によって実現したものです。後のジャパンツアーと異なる点は、この時のパーカッションは後にレギュラーメンバーとなった元エルトン・ジョンバンドのレイ・クーパーではなく、ブリティッシュ女性パーカショニストの第一人者ジョディ・リンスコットが参加していたことでした(彼女はピート・タウンゼンドに請われ、翌年のザ・フー再結成ツアーにも参加しました)。数限りないアーティストをサポートしてきた彼女がクラプトンをサポートしたのは、このツアーのみでした。クーパーよりもさらに多くのパーカッションを多彩に操る彼女とスティーヴ・フェローンとの絡み具合もリスニングの一つのポイントと言えるでしょう。
 88年セレブレート全米ツアーの代表的な公演の一つだったと断言できるラグナ・ヒルズ。既発盤も素晴らしい音質でしたが、さらにグレードアップしたミラード氏のマスターを是非本盤でお楽しみいただきたいと思います。どうぞこの機会に本音源のベター・バージョンをご入手ください。

Disc 1 (55:49)
1. Intro
2. Crossroads
3. White Room ★3:27 - 3:46 バランスがコロコロ変わる (前回盤は補填入替え)
4. I Shot The Sheriff
5. Lay Down Sally
6. Wonderful Tonight
7. Tearing Us Apart ★7:03 - 7:10までプレスCD(別音源)補填
8. After Midnight★5:40で少し切れてるが歓声なのでそのまま。切れてる意図不明。
9. Can't Find My Way Home

Disc 2 (59:55)
1. Badge
2. Same Old Blues ★14:46からモノラルになる。★14:57 - 最後までプレスCD(別音源)補填
3. Member Introduction ★0:00 - 0:05 プレスCD(別音源)補填
4. Cocaine
5. A Remark You Made
6. Layla
7. Money For Nothing ★0:00 一時停止で欠落。既発も欠落なので補填無し。
8. Sunshine Of Your Love

Eric Clapton - guitar / vocals
Mark Knopfler - guitar / vocals
Alan Clark - keyboards
Nathan East - bass
Steve Ferrone - drums
Jody Linscott - percussion
Katie Kissoon - backing vocals
Tessa Niles - backing vocals