DAVID BOWIE - BOSTON NOVEMBER 1974: JOE MALONEY MASTER(2CD) [Wardour-284]

DAVID BOWIE - BOSTON NOVEMBER 1974: JOE MALONEY MASTER(2CD) [Wardour-284]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Live at Boston Music Hall, Boston, MA. USA 14th November 1974 PERFECT SOUND

Taken from master tapes recorded by Joe Maloney

 盟友カルロス・アルマーと出会い、ソウル・ミュージックに急接近していった1974年のボウイ。その刹那を伝説的な名テーパー:ジョン・マロニーが記録した極上の銘品が永久保存盤プレス2CDでリリース決定です。
 そんな本作に刻まれているのは「1974年11月14日ボストン公演」。今週は同じ1974年のマロニー録音『BOSTON JULY 1974: JOE MALONEY MASTER(Wardour-283)』も同時リリースとなりますが、タイトル通り完全な別ショウで、本作は約4ヶ月後の11月録音です。違うのは日付だけでなく、実はツアーも異なる。まずは、本作のショウがいかなるポジションなのか、1974年の歩みの中で確認してみましょう。

《5月『DIAMOND DOGS』リリース》
“DIAMOND DOGS TOUR”
・6月14日-7月20日:北米#1(32公演)
《8月『YOUNG AMERICANS』制作開始》
・9月2日-16日:北米#2(12公演)

“THE SOUL/PHILLY DOGS TOUR”
・10月5日-12月1日:北米#3(34公演)←★ココ★

 『DIAMOND DOGS』を発表したボウイは3回に分けて全米を回りますが、その中で『BOSTON JULY 1974』や公式盤『DAVID LIVE』は序盤「北米#1」のライヴアルバムでした。それに対し、本作のボストン公演は「北米#3」の25公演目にあたるコンサートなのです。この「北米#3」は、別名“THE SOUL/PHILLY DOGS TOUR”とも呼ばれており、「北米#1&2」とは様変わりしている。制作を始めた『YOUNG AMERICANS』の新曲が披露されるだけでなく、ソウル・ミュージックを意識したアレンジを大量に導入。メンバーも異なり、先述のカルロスに加えてリズム隊はウィリー・ウィークスやデニス・デイビスに交代。バックヴォーカルにも当時の恋人アヴァ・チェリーやロビン・クラーク、ルーサー・ヴァンドロスなど、『YOUNG AMERICANS』メンバーが大挙参加。総勢14名に及ぶ大所帯で臨んでいるのです。
 まさにターニング・ポイントとなった“THE SOUL TOUR”ですが、本作はその現場体験に最高の極上ライヴアルバム。『BOSTON JULY 1974』と同じく伝説的名手マロニーのマスターから起こされており、やはり同じく海外のボウイ研究家が選定した最高峰版。何よりも素晴らしいのはクリスタルグラスのように輝くクリアさ。サウンドボードと間違えるようなタイプではなく、距離もないわけではない。しかし、その空気感がとにかく透明に透き通っており、濁りやこもりがまったく感じられない。カルロス&アール・スリックのギターは真っ直ぐに空間を突き抜け、6人ものバッキング・ヴォーカルがいるにも関わらずボウイの歌声も逞しく届く。この時期はプレスCDの大傑作『PHILADELPHIA 1974(Wardour-234)』もありますが、本作はそれよりもグッと長く、開演を告げる「Memory Of A Free Festival」からしっかりと堪能できる。記録自体が貴重な“THE SOUL TOUR”にあって、その代表となるに相応しい名録音なのです。
 そのサウンドで描かれるショウこそが大注目。セットは“DIAMOND DOGS TOUR”を基本にしつつも『YOUNG AMERICANS』の新曲「Can You Hear Me」「Young Americans」「Somebody Up There Likes Me」が取り上げられ、さらに『Pin Ups』の「Sorrow」や「John, I'm Only Dancing (Again)」、THE FLARESのカバー「Footstompin’」も導入。それ以上に生まれ変わっているのが演奏ぶり。「John, I'm Only Dancing (Again)」も「1984」もファンキーなリズムで攻め立てますし、「Rock 'n' Roll With Me」「Can You Hear Me」「Somebody Up There Likes Me」等もこの時期ならではのアレンジ。暗さと落ち着いた流れがたっぷりと感じられ、カバーも自作曲も大胆な換骨奪胎ぶりを聴かせてくれるのです。

 同時リリースとなる『BOSTON JULY 1974: JOE MALONEY MASTER』と本作。それぞれがツアーを代表する極上品ではありますが、ぜひ併せてお楽しみ頂きたい姉妹作でもあります。同じ1974年、同じボストン・ミュージック・ホール、そして同じくマロニー・マスターによる極上サウンド。これだけ条件が揃っていながら、まるで違う表情を見せるのです。カメレオンのように変化していったボウイではありますが、1974年はまさにターニング・ポイント。その刹那を類い希なる極上クオリティの現場感覚で定点観測できる貴重な姉妹作です。どうぞ、永久保存プレス2CDでご体験ください。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (44:15)
1. Memory Of A Free Festival 2. Rebel Rebel 3. John, I'm Only Dancing (Again)
4. Sorrow 5. Changes 6. Young Americans 7. 1984 8. Foot Stomping
9. Rock 'n' Roll With Me 10. Love Me Do / The Jean Genie

Disc 2 (35:11)
1. Moonage Daydream 2. Can You Hear Me 3. Somebody Up There Likes Me
4. Suffragette City 5. Rock 'n' Roll Suicide 6. Diamond Dogs

David Bowie - Vocals, Guitar Earl Slick - Lead Guitar Carlos Alomar - Rhythm Guitar
Mike Garson - Piano, Mellotron David Sanborn - Alto Saxophone, Flute
Emir Kassan - Bass Dennis Davis - Drums Pablo Rosario - Percussion
Warren Peace - Backing Vocals Ava Cherry - Backing Vocals
Robin Clark - Backing Vocals Anthony Hinton - Backing Vocals
Diane Sumler - Backing Vocals Luther Vandross - Backing Vocals