【近日入荷】DAVID BOWIE - TOKYO 1973 FINAL NIGHT(1CD)*2nd press plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only [Wardour-175]
【近日入荷】DAVID BOWIE - TOKYO 1973 FINAL NIGHT(1CD)*2nd press plus Bonus CDR* Numbered Stickered Edition Only
[Wardour-175]
販売価格: 2,500円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 20th April 1973 TRULY PERFECT SOUND
“ZIGGY STARDUST時代のボウイ”を届けてくれた伝説の初来日公演。その象徴ともなる超名盤が復刻リリース。永久保存プレスCDで登場です。
そんな本作に刻まれているのは「1973年4月20日:渋谷公会堂」公演。その極上オーディエンス録音です。ボウイの初来日と言えば、日本洋楽史の一大事件。もちろん、当店でもさまざまなライヴアルバムでアーカイヴして参りました。良い機会でもありますので、ここで日程を振り返り、コレクションを整理してみましょう。
・4月8日『TOKYO 1973 1ST NIGHT(厚生年金)』
*4月10日『TOKYO 1973 2ND NIGHT(厚生年金)』
・4月11日:東京厚生年金会館
・4月12日『NAGOYA 1973』
*4月14日『HIROSHIMA 1973』
・4月16日:神戸国際会館
・4月17日:大阪厚生年金会館 ←※ボーナスCDR
・4月18日:渋谷公会堂
*4月20日:渋谷公会堂 ←★本作★
※注:「*」印はプレスCDタイトル。各日とも代表作のみ。
以上、全9更衣。初来日公演を永久保存したプレスCDと言えば、頂点録音となる『TOKYO 1973 2ND NIGHT(Wardour-170)』や『HIROSHIMA 1973(Wardour-174)』が大好評。それに対し、本作はツアー最終日を真空パックしたライヴアルバムなのです。その『TOKYO 1973 2ND NIGHT』の解説で「日本だけでなく“ZIGGY STARDUST TOUR 1982-1973”全体でもトップを争うサウンド」とご紹介したのをご記憶の方もいらっしゃると思いますが、本作こそがまさにその「競争相手」。あの大傑作録音とトップを競い合っている1本なのです。
そのサウンドは『TOKYO 1973 2ND NIGHT』と甲乙付けがたい素晴らしいもの。クリアさ、楽音の美しさはほぼ互角で、「まるでサウンドボード」と言えるほどのダイレクト感に至っては本作の方に軍配が上がる。もちろん、それもこれも非常に高度な次元の話で、どちらがベストかは好みで判断していただくしかないレベルなわけですが、ライン録音に近いニュアンスの本作の方が、より広く好まれるかも知れません。
実際、この録音は海外のコアマニアの間でも愛されており、「ジギー時代の最高録音」「この“ziggy playyeeeeeeeed!!”がたまらないんだ!」と大絶賛されている。ただし、そんな大傑作録音であっても完全無欠マスターとはいかず、極わずかな劣化もありました。「Five Years」「Let's Spend The Night Together」にノイズや音飛びがあり、ピッチも半音の30%ほど高かったのです。もちろん、ボウイの日本公演史上はもちろん、“ジギー時代”全体でも特別な極上録音ですから、可能な限り完璧な形で残したい。本作では、そうした欠点を細心にチェックし、最新のノウハウで可能な限りリペア。現代で可能なベスト・バージョンに仕上げました。
そのサウンドで蘇る初来日の最終公演は、ツアーの進行と共にセットも様変わり。ここではもう1本の最高傑作『TOKYO 1973 2ND NIGHT』と比較しながら整理してみましょう。
●ジギー・スターダスト(7曲)
・Hang On To Yourself/Ziggy Stardust/Moonage Daydream/Five Years/Starman(★)/Suffragette City/Rock 'n' Roll Suicide
●アラジン・セイン(4曲)
・Watch That Man/The Jean Genie/Time(★)/Let's Spend The Night Together
●その他(3曲)
・Changes/John I'm only Dancing/Round And Round(★)
※注:「★」印は『TOKYO 1973 2ND NIGHT』では聴けない曲。
……と、このようになっています。「Width Of A Circle」「Space Oddity」が落ちた代わりに「Time」「Starman」を導入。本作は約2週間で各地を回り、東京に戻ってきたライヴだけに、本作から流れ出る歌声は日本独特の観客のノリにも慣れて戸惑いもなく、アジアの地で喝采を浴びてきた自信に満ちている。その充実感は演奏陣からも滲み、インプロヴィゼーションも増量して、勢いでグイグイと引っ張るショウになっているのです。そして、なんと言っても嬉しいのはアンコール・ラストに控えるチャック・ベリーのカバー「Around And Around」! 日本公演でも限られたライヴでしか演奏されず、『TOKYO 1973 2ND NIGHT』だけでなく『HIROSHIMA 1973』でも聴けなかったロックンロールの名曲。しかも、この1973年以降には記録がないレア・パフォーマンスでの大団円を超クリア・サウンドで味わえるのです。
初めてのジャパンツアーで全国を回り、喝采と成功を全身に浴びて戻ってきた東京公演。ツアー序盤にたゆたう初日本の緊張感とも違い、やり遂げた安堵と充実感に充ち満ちた“ライヴ・イン・ジャパン”が超・高音質でたっぷりと詰まった1枚です。最高傑作とも謳われた『TOKYO 1973 2ND NIGHT』に半歩も引かず、2大傑作の相棒アルバム。ここに堂々の復刻です。
★「1973年4月20日:渋谷公会堂」公演の極上オーディエンス録音。クリアさ、楽音の美しさは、最高傑作とも言われた『TOKYO 1973 2ND NIGHT(Wardour-170)』にも匹敵し、さらに「まるでサウンドボード」と言えるほどのダイレクト感。海外のコアマニアからも「ジギー時代の最高録音」と大絶賛。本作は、そんな超名録音をさらに磨き込み。「Five Years」「Let's Spend The Night Together」にわずかにあったノイズや音飛びも補修し、現代可能なベスト・バージョンに昇華。大名盤『TOKYO 1973 2ND NIGHT』にはない「Time」「Starman」も楽しめる初来日の最終日を極上体験できる文化遺産アルバムです。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
(64:42)
1. Ode To Joy Intro
2. Hang On To Yourself
3. Ziggy Stardust
4. Changes
5. Moonage Daydream
6. John I'm only Dancing
7. Watch That Man
8. The Jean Genie
9. Time
10. Five Years
11. Let's Spend The Night Together
12. Starman
13. Suffragette City
14. Rock 'n' Roll Suicide
15. Round And Round
David Bowie - vocals, guitar
Mick Ronson - guitar, vocals
Trevor Bolder - bass
Mick "Woody" Woodmansey - drums
Mike Garson - Keyboards
John Hutchinson - guitar
Geoffrey A. MacCormack - backing vocals, percussion
Ken Fordham - saxophone
Brian Wilshaw - saxophone
★★特別企画
★極上サウンドで初来日の最終日を体験できるライヴアルバム『TOKYO 1973 FINAL NIGHT』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、同じ初来日のコレクションを一掃充実させてくれる貴重なライヴアルバム『OSAKA 1973』が特別に付属いたします。
DAVID BOWIE - OSAKA 1973(Ltd Bonus CDR)
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 17th April 1973 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
“ZIGGY STARDUST時代”に実現した初来日は、幾多のボウイ・イン・ジャパンとはまるで違います。ロック史に輝くカリスマ“ジギー”の姿だけではなく、初めて日本各地のステージを巡るボウイの初々しさ。場数を踏むごとに日本の観客に慣れつつ、それでも各地ではまったく違う観客に対面していき、その都度自信を深めていく。だからこそ、この初来日は1公演も聴き逃せないのです。そんな記念すべきジャパンツアー最終日の大団円を極上サウンドで収めた本編プレスCDには、同じくツアー後半となる「1973年4月17日・大阪厚生年金会館」公演のオーディエンス録音をご用意しました。
本編プレスCDの解説でも触れたように、初来日は東京からスタートして各地を巡り、最後にもう一度東京へ戻るスケジュール。ツアー最後の渋谷公会堂だけは「一度成功した東京」に戻ってきたわけですが、それ以外は「初めての地」「初めての人々」という挑戦のショウばかりでした。本作の大阪公演は、そんな最後の挑戦地だったわけです。
そんな大阪公演は、以前からトレーダー間で取引されていましたが、本作のマスターはそれとは別。録音者から提供されたオリジナル・カセットを使用したもので、かつて『THE ZIGGY IN OSAKA』というタイトルで日の目を見たものです。実のところ、「The Jean Genie」から終演BGM「威風堂々」までのショウ後半だけの収録ですが、そのクオリティは絶品。最悪なサウンドのトレーダー・テープとはまるで違い、現場の空気を直接吸ったオリジナル・カセットだけが持つ鮮度も瑞々しく、ヴィンテージ感たっぷりながらクリアさ、ダイレクト感も素晴らしい。
しかも、本作はそのオリジナル・カセットから再デジタル化したバージョンで、さらに細心マスタリングで磨き込んだ最高峰盤。オリジナル・サウンドのナチュラルさを大切にしながらも、ボウイの歌声にグッとフォーカスを絞り、彼の息づかいまで感じられるようなリアル・サウンドに仕上げました。こうしたマスタリングの場合、声援や手拍子にも焦点が寄ってしまいがちなのですが、“初来日の初大阪”には、それもまた重要な要素。当時の熱狂を手触り感覚で味わえる仕上がりにいたしました。
さすがにショウ後半だけの録音だけに永久保存されて来なかったのですが、クオリティ的には文句なしにプレス級の名録音です。初めてボウイを目の当たりにした大阪の熱狂はもちろん、ここまでの地方公演で大喝采を浴び続け、東京へ凱旋する前の“最後の挑戦”に燃えるボウイの歌声も素晴らしい1枚。わずか32分ほどの短いライヴアルバムですが、二度はない瞬間を切り取った歴史的な記録なのです。ぜひ、大団円の感動作「TOKYO 1973 FINAL NIGHT」と合わせ、緊張から満喫へと変わってきたボウイの歌声をたっぷりとご堪能ください。
(31:42)
1. The Jean Genie
2. Time
3. Five Years
4. Let's Spend The Night Together
5. Suffragette City
6. Rock 'n' Roll Suicide
7. Land of Hope and Glory(Outro.)
Special Bonus CDR for limited numbered stickered edition of "TOKYO 1973 FINAL NIGHT"(Wardour-175)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Shibuya Kokaido, Tokyo, Japan 20th April 1973 TRULY PERFECT SOUND
“ZIGGY STARDUST時代のボウイ”を届けてくれた伝説の初来日公演。その象徴ともなる超名盤が復刻リリース。永久保存プレスCDで登場です。
そんな本作に刻まれているのは「1973年4月20日:渋谷公会堂」公演。その極上オーディエンス録音です。ボウイの初来日と言えば、日本洋楽史の一大事件。もちろん、当店でもさまざまなライヴアルバムでアーカイヴして参りました。良い機会でもありますので、ここで日程を振り返り、コレクションを整理してみましょう。
・4月8日『TOKYO 1973 1ST NIGHT(厚生年金)』
*4月10日『TOKYO 1973 2ND NIGHT(厚生年金)』
・4月11日:東京厚生年金会館
・4月12日『NAGOYA 1973』
*4月14日『HIROSHIMA 1973』
・4月16日:神戸国際会館
・4月17日:大阪厚生年金会館 ←※ボーナスCDR
・4月18日:渋谷公会堂
*4月20日:渋谷公会堂 ←★本作★
※注:「*」印はプレスCDタイトル。各日とも代表作のみ。
以上、全9更衣。初来日公演を永久保存したプレスCDと言えば、頂点録音となる『TOKYO 1973 2ND NIGHT(Wardour-170)』や『HIROSHIMA 1973(Wardour-174)』が大好評。それに対し、本作はツアー最終日を真空パックしたライヴアルバムなのです。その『TOKYO 1973 2ND NIGHT』の解説で「日本だけでなく“ZIGGY STARDUST TOUR 1982-1973”全体でもトップを争うサウンド」とご紹介したのをご記憶の方もいらっしゃると思いますが、本作こそがまさにその「競争相手」。あの大傑作録音とトップを競い合っている1本なのです。
そのサウンドは『TOKYO 1973 2ND NIGHT』と甲乙付けがたい素晴らしいもの。クリアさ、楽音の美しさはほぼ互角で、「まるでサウンドボード」と言えるほどのダイレクト感に至っては本作の方に軍配が上がる。もちろん、それもこれも非常に高度な次元の話で、どちらがベストかは好みで判断していただくしかないレベルなわけですが、ライン録音に近いニュアンスの本作の方が、より広く好まれるかも知れません。
実際、この録音は海外のコアマニアの間でも愛されており、「ジギー時代の最高録音」「この“ziggy playyeeeeeeeed!!”がたまらないんだ!」と大絶賛されている。ただし、そんな大傑作録音であっても完全無欠マスターとはいかず、極わずかな劣化もありました。「Five Years」「Let's Spend The Night Together」にノイズや音飛びがあり、ピッチも半音の30%ほど高かったのです。もちろん、ボウイの日本公演史上はもちろん、“ジギー時代”全体でも特別な極上録音ですから、可能な限り完璧な形で残したい。本作では、そうした欠点を細心にチェックし、最新のノウハウで可能な限りリペア。現代で可能なベスト・バージョンに仕上げました。
そのサウンドで蘇る初来日の最終公演は、ツアーの進行と共にセットも様変わり。ここではもう1本の最高傑作『TOKYO 1973 2ND NIGHT』と比較しながら整理してみましょう。
●ジギー・スターダスト(7曲)
・Hang On To Yourself/Ziggy Stardust/Moonage Daydream/Five Years/Starman(★)/Suffragette City/Rock 'n' Roll Suicide
●アラジン・セイン(4曲)
・Watch That Man/The Jean Genie/Time(★)/Let's Spend The Night Together
●その他(3曲)
・Changes/John I'm only Dancing/Round And Round(★)
※注:「★」印は『TOKYO 1973 2ND NIGHT』では聴けない曲。
……と、このようになっています。「Width Of A Circle」「Space Oddity」が落ちた代わりに「Time」「Starman」を導入。本作は約2週間で各地を回り、東京に戻ってきたライヴだけに、本作から流れ出る歌声は日本独特の観客のノリにも慣れて戸惑いもなく、アジアの地で喝采を浴びてきた自信に満ちている。その充実感は演奏陣からも滲み、インプロヴィゼーションも増量して、勢いでグイグイと引っ張るショウになっているのです。そして、なんと言っても嬉しいのはアンコール・ラストに控えるチャック・ベリーのカバー「Around And Around」! 日本公演でも限られたライヴでしか演奏されず、『TOKYO 1973 2ND NIGHT』だけでなく『HIROSHIMA 1973』でも聴けなかったロックンロールの名曲。しかも、この1973年以降には記録がないレア・パフォーマンスでの大団円を超クリア・サウンドで味わえるのです。
初めてのジャパンツアーで全国を回り、喝采と成功を全身に浴びて戻ってきた東京公演。ツアー序盤にたゆたう初日本の緊張感とも違い、やり遂げた安堵と充実感に充ち満ちた“ライヴ・イン・ジャパン”が超・高音質でたっぷりと詰まった1枚です。最高傑作とも謳われた『TOKYO 1973 2ND NIGHT』に半歩も引かず、2大傑作の相棒アルバム。ここに堂々の復刻です。
★「1973年4月20日:渋谷公会堂」公演の極上オーディエンス録音。クリアさ、楽音の美しさは、最高傑作とも言われた『TOKYO 1973 2ND NIGHT(Wardour-170)』にも匹敵し、さらに「まるでサウンドボード」と言えるほどのダイレクト感。海外のコアマニアからも「ジギー時代の最高録音」と大絶賛。本作は、そんな超名録音をさらに磨き込み。「Five Years」「Let's Spend The Night Together」にわずかにあったノイズや音飛びも補修し、現代可能なベスト・バージョンに昇華。大名盤『TOKYO 1973 2ND NIGHT』にはない「Time」「Starman」も楽しめる初来日の最終日を極上体験できる文化遺産アルバムです。
★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。
(64:42)
1. Ode To Joy Intro
2. Hang On To Yourself
3. Ziggy Stardust
4. Changes
5. Moonage Daydream
6. John I'm only Dancing
7. Watch That Man
8. The Jean Genie
9. Time
10. Five Years
11. Let's Spend The Night Together
12. Starman
13. Suffragette City
14. Rock 'n' Roll Suicide
15. Round And Round
David Bowie - vocals, guitar
Mick Ronson - guitar, vocals
Trevor Bolder - bass
Mick "Woody" Woodmansey - drums
Mike Garson - Keyboards
John Hutchinson - guitar
Geoffrey A. MacCormack - backing vocals, percussion
Ken Fordham - saxophone
Brian Wilshaw - saxophone
★★特別企画
★極上サウンドで初来日の最終日を体験できるライヴアルバム『TOKYO 1973 FINAL NIGHT』。その初回限定ナンバー入りステッカー付きに限り、同じ初来日のコレクションを一掃充実させてくれる貴重なライヴアルバム『OSAKA 1973』が特別に付属いたします。
DAVID BOWIE - OSAKA 1973(Ltd Bonus CDR)
Live at Koseinenkin Kaikan, Osaka, Japan 17th April 1973 TRULY AMAZING SOUND(from Original Masters)
“ZIGGY STARDUST時代”に実現した初来日は、幾多のボウイ・イン・ジャパンとはまるで違います。ロック史に輝くカリスマ“ジギー”の姿だけではなく、初めて日本各地のステージを巡るボウイの初々しさ。場数を踏むごとに日本の観客に慣れつつ、それでも各地ではまったく違う観客に対面していき、その都度自信を深めていく。だからこそ、この初来日は1公演も聴き逃せないのです。そんな記念すべきジャパンツアー最終日の大団円を極上サウンドで収めた本編プレスCDには、同じくツアー後半となる「1973年4月17日・大阪厚生年金会館」公演のオーディエンス録音をご用意しました。
本編プレスCDの解説でも触れたように、初来日は東京からスタートして各地を巡り、最後にもう一度東京へ戻るスケジュール。ツアー最後の渋谷公会堂だけは「一度成功した東京」に戻ってきたわけですが、それ以外は「初めての地」「初めての人々」という挑戦のショウばかりでした。本作の大阪公演は、そんな最後の挑戦地だったわけです。
そんな大阪公演は、以前からトレーダー間で取引されていましたが、本作のマスターはそれとは別。録音者から提供されたオリジナル・カセットを使用したもので、かつて『THE ZIGGY IN OSAKA』というタイトルで日の目を見たものです。実のところ、「The Jean Genie」から終演BGM「威風堂々」までのショウ後半だけの収録ですが、そのクオリティは絶品。最悪なサウンドのトレーダー・テープとはまるで違い、現場の空気を直接吸ったオリジナル・カセットだけが持つ鮮度も瑞々しく、ヴィンテージ感たっぷりながらクリアさ、ダイレクト感も素晴らしい。
しかも、本作はそのオリジナル・カセットから再デジタル化したバージョンで、さらに細心マスタリングで磨き込んだ最高峰盤。オリジナル・サウンドのナチュラルさを大切にしながらも、ボウイの歌声にグッとフォーカスを絞り、彼の息づかいまで感じられるようなリアル・サウンドに仕上げました。こうしたマスタリングの場合、声援や手拍子にも焦点が寄ってしまいがちなのですが、“初来日の初大阪”には、それもまた重要な要素。当時の熱狂を手触り感覚で味わえる仕上がりにいたしました。
さすがにショウ後半だけの録音だけに永久保存されて来なかったのですが、クオリティ的には文句なしにプレス級の名録音です。初めてボウイを目の当たりにした大阪の熱狂はもちろん、ここまでの地方公演で大喝采を浴び続け、東京へ凱旋する前の“最後の挑戦”に燃えるボウイの歌声も素晴らしい1枚。わずか32分ほどの短いライヴアルバムですが、二度はない瞬間を切り取った歴史的な記録なのです。ぜひ、大団円の感動作「TOKYO 1973 FINAL NIGHT」と合わせ、緊張から満喫へと変わってきたボウイの歌声をたっぷりとご堪能ください。
(31:42)
1. The Jean Genie
2. Time
3. Five Years
4. Let's Spend The Night Together
5. Suffragette City
6. Rock 'n' Roll Suicide
7. Land of Hope and Glory(Outro.)
Special Bonus CDR for limited numbered stickered edition of "TOKYO 1973 FINAL NIGHT"(Wardour-175)