THE MICHAEL SCHENKER GROUP - READING ROCK '82(1CD) [ZODIAC 466]

THE MICHAEL SCHENKER GROUP - READING ROCK '82(1CD) [ZODIAC 466]

販売価格: 2,500(税込)

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商品詳細

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Richfield Avenue, Reading, UK 29th August 1982 STEREO SBD

 『HAMMERSMITH ODEON 1980』『OSAKA 1981 AFTERNOON SHOW / EVENING SHOW』に続く、超極上サウンドボード・アーカイヴのシリーズ最新弾。『黙示録』時代を象徴する名音源を永久保存する1枚がプレスCD出登場です。
 そんな本作に刻まれているのは「1982年8月29日レディング・フェスティバル公演」。そう、ゲイリー・バーデンによる「サプライズ、サプライズ!」も象徴的なステレオ・サウンドボード録音です。“ASSAULT ATTACK Tour”と言えば、初期MSGでも最も短期的として知られるわけですが、その要因は何と言っても伝説的なグラハム・ボネットの失踪事件。その辺の事情を理解するためにも、当時のスケジュールから紐解いてみましょう。

●1982年
・8月24日:シェフィールド大学(グラハム失踪)
《8月27日:ゲイリー・バーデンとリハーサル》
・8月29日:レディング・フェス出演 ←★本作★
・9月4日+5日:ゴールデン・サマーナイト(西独2公演)←※ボーナスCDR
《10月『ASSAULT ATTACK』発売》
・10月31日:ブリストル公演
・11月21日-12月13日:英国(14公演)
●1983年
・1月13日-20日:日本(6公演)←※GOD RETURNS
《『BUILT TO DESTROY』制作へ》

 これが『ASSAULT ATTACK』にまつわる活動概要。初期MSGは資料によって日付もあやふやだったり矛盾があったりと不確実なのですが、おおよその流れとスケール感はご理解いただけると思います。『黙示録』を完成させた彼らは大舞台レディング・フェスから大々的にツアーを開始しようと画策しますが、そのウォームアップ・ギグでまさかのグラハム失踪(グラハム本人による陳列罪的なエピソードも強烈ですが、その一方でクリス・グレンは「彼はパニックを起こしただけで、そんな事はしてなかった」とも語っています)。その後のゲイリー復帰は証言によってタイミングが異なるものの、最新のリサーチでは3日後には合流してリハを開始。5日後のレディング本番になんとか間に合わせた……という離れ業だったようです。そして、レディング本番ではグラハム登場を期待した観客の前にゲイリーが立ち、例の「サプライズ!」からスタートしたことで伝説となりました。
 ともあれ、そんなステージは有名フェスだけあってサウンドボードでも収録。ラジオ放送等で当時から大定番となってきたわけです。そして、本作はその中でも最長・最高峰と言われるマスター。FM放送のエアチェック物はサウンドに難がありましたし、90年代に『BBC RADIO ONE LIVE IN CONCERT』として公式化された際にも曲がカットされるなど、有名なわりに決定盤に恵まれませんでした。本作は、そんな欠点のないパーフェクト・サウンドボード。「Feels Like a Good Thing」も収録した全長は62分に及び、サウンドも鉄板・鉄壁。実のところ、2000年代にはオフィシャルBOXに完全版マスターが収録されたこともありましたが、それにもまったく負けていない完全無欠版なのです。
 クオリティ面では「オフィシャル名盤級」「究極板」以外に表現のしようがないわけですが、そのサウンドで描かれるショウの特別感も強烈。“ASSAULT ATTACK Tour”の最高峰と言えば、日本公演サウンドボード『GOD RETURNS DEFINITIVE MASTER(Langley Deluxe 015)』が君臨しておりますので、比較しながらセットを整理しておきましょう。

●神(帰ってきたフライングアロウ)
・Armed and Ready/Cry for the Nations/Bijou Pleasurette/Feels Like a Good Thing(★)/Lost Horizons
●神話
・Attack of the Mad Axeman/But I Want More(★)/Let Sleeping Dogs Lie
●その他
・Rock You to the Ground/Courvoisier Concerto/Doctor Doctor
※注:「★」印は『GOD RETURNS DEFINITIVE MASTER』では聴けない曲。

……と、このようになっています。新曲は「Heavy Blues」と紹介される「Rock You to the Ground」だけで、後はクラシックス。ツアー本編では演奏されなかった「Feels Like a Good Thing」「But I Want More」も披露されています。また、この2曲は後の『ROCK WILL NEVER DIE』でも聴けないレパートリーであり、テッド・マッケンナが叩くサウンドボードテイクは、本作が唯一無二だったりもするのです。
 また、そんなセット以上に聴きどころなのが当時の状況が透ける演奏そのもの。ゲイリーの「Rock You to the Ground」はかなり厳しい感じですし、マイケルも「Cry For The Nations」のソロ出だしてつまずいてしまう。各所から突貫ラインナップでの無理が見え隠れするのです。さらにMC。冒頭の伝説コール「サプライズ!」もありますが、「Cry for the Nations」の後ではしっかり「今夜グラハムは来ないよ」「シンガーのゲイリー・バーデンだ」と紹介もしているのです。
 グラハム・ボネット獲得でスケールアップするはずだったMSG。その思惑は返って「終わりの始まり」を招いてしまいました。そんな当時の状況を伝えてきた伝統サウンドボードの最長・最高峰盤。どうぞ、永久保存プレスCDで存分にご堪能ください。

★「1982年8月29日レディング・フェスティバル公演」の超極上ステレオ・サウンドボード録音。ラジオ放送版よりも遙かに音が良く、90年代の『BBC RADIO ONE LIVE IN CONCERT』ではカットされていた「Feels Like a Good Thing」も収録した最長・最高峰マスター。廃盤の公式ボックス版にも負けていない完全オフィシャル級クオリティです。グラハム・ボネット失踪に伴って急遽呼び戻されたゲイリー・バーデンの熱演と、緊急事態の事情が透けるMCも史上最高峰クオリティで楽しめます。

(61:59)
1. Intro
2. Armed and Ready
3. Cry for the Nations
4. MC ★「今夜グラハムは来ないよ」「シンガーのゲイリー・バーデンだ」
5. Attack of the Mad Axeman
6. But I Want More
7. Heavy Blues (Rock You to the Ground) 
8. Bijou Pleasurette
9. Feels Like a Good Thing
10. Band Introductions
11. Let Sleeping Dogs Lie
12. Courvoisier Concerto
13. Lost Horizons
14. Doctor Doctor

Michael Schenker - Guitars
Gary Barden - Vocals
Chris Glen - Bass
Ted McKenna - Drums
Andy Nye - Keyboards

STEREO SOUNDBOARD RECORDING