DAVID BOWIE - ROTTERDAM 1976(2CD)*2nd Press [Wardour-186]

DAVID BOWIE - ROTTERDAM 1976(2CD)*2nd Press [Wardour-186]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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Live at the Ahoy, Rotterdam, The Netherlands 13th May 1976 STEREO SBD

 公式化も実現したナッソー公演と並び、“ISOLAR - 1976 Tour”を象徴してきたサウンドボード・アルバムが復刻。永久保存プレス2CDで登場です。
 そんな本作に刻まれているのは「1976年5月13日ロッテルダム公演」。そのステレオ・サウンドボード録音です。前述のように、“ISOLAR - 1976 Tour”と言えば現在では公式盤『LIVE NASSAU COLISEUM '76』こそが基準。まずは、当時のスケジュールを俯瞰して互いの距離感をイメージしてみましょう。

《1月23日『STATION TO STATION』発売》
・2月2日-3月26日:北米(40公演)←※LIVE NASSAU COLISEUM '76
・4月7日-17日:欧州#1(8公演)
・4月24日-5月18日:欧州#2(16公演)←★ココ★
《9月『LOW』制作開始》

 これが1976年のボウイ。ツアーはざっくり北米編と欧州編に二分されており、『LIVE NASSAU COLISEUM '76』は序盤の北米編を代表するライヴアルバム。それに対し、本作のロッテルダム公演はツアー末期となる「欧州#2」の13公演目。アメリカ/ヨーロッパだけでなく、ツアー序盤/末期も対比的なライヴアルバムなのです。
 そんなショウは以前からファンクラブ向けの傑作サウンドボード録音が残された事でも知られ、ナッソー公演よりも長く聴けることで人気でした。それだけにいくつかの既発もありましたが、ボウイの訃報を期に曲数の多いマスターが発掘。ほとんどの既発ではカットされてきた「Life On Mars?」「Five Years」「Panic In Detroit」を収録しており、「Queen Bitch」以外(どうやら録音自体されなかったようです)の全曲が聴けるマスターが登場したのです。
 本作もそんな最長マスターなのですが、既発のコピーでもリマスターでもありません。長尺マスターが初登場した際に話題になったのは派手にイコライジングされた加工サウンドだったのですが、当店では2016年に大元マスターの入手に成功。ナチュラル・サウンドたっぷりのマスター・クオリティ・バージョンなのです。当店では海外のボウイ研究の権威に監修を受けてさまざまな名作をお届けしてきましたが、本作のマスターを提供してくださったのも、その研究家。「音の悪いマスターが出回っているのはガマンできない。本当はもっと良いものなんだ。それを知って欲しい」との言葉と共にご提供くださったものなのです。
 実際、そのナチュラル・サウンドは実に実に素晴らしい。当然のことながら(長尺・短尺に関係なく)あらゆる既発群マスターよりも遙かに鮮度が良く、クリアさも段違い。こもった感じがまったくなくなり、卓直結サウンドボードならではの直結音は、キラキラと輝くようです。オリジナル・マスターにはピッチやステレオ感に狂いがあったので“一切手を付けない”というわけにもいきませんでしたが、マスタリングにも細心の注意を払い、オリジナル・マスターが持っている自然な鳴りを大切に仕上げられました。
 そうして完成した本作のサウンドは、卓直結サウンドボードならではの“耳元感”が一層鮮やか。既発からしてゼロ距離感覚ではありましたが、本作のナチュラル感はさらに時間まで飛び越えてボウイに密着。「オフィシャル級」と呼ぶには荒っぽいミックスでもあるのですが、だからこその生々しさも極上で、左右へ派手にパンされるステレオ感、耳に流し込まれるボウイの歌声の生々しさったらない! 優しく耳元で囁かれたかと思うと、情熱たっぷりの叫びが頭の中に飛び込んでくる。卓直結サウンドボードを紹介する際、「耳にプラグを突っ込んだかのような」と書くことがありますが、本作はまるで自分自身がマイクになったかのように歌いかけられる感覚なのです。
 そのクオリティで描かれる“ISOLAR - 1976 Tour”の素晴らしさ。ソウルに憧れていた時代の歌声は全編にわたって最高ですが、特に聴きものなのは、11分に及ぶ「Panic In Detroit」でしょうか。このツアーの目玉であり続けたアドリブがえらくスリリングで、イントロの躍動感もさることながら、中盤から終盤にかけての盛り上がりっぷりは最高です。このライヴの5日後にツアーを終えたボウイは、ベルリンに移住。9月からは『LOW』の制作に突入するわけですが、いわゆる“ベルリン時代”に入る直前の彼が到達した“ひとつの結論”ともいえるスキャットが耳元で炸裂するのです。

 録音漏れの「Queen Bitch」こそありませんが、“ISOLAR - 1976 Tour”を卓直結サウンドボードでたっぷりと味わえる歴史的名作です。黒人音楽に憧れつつ、自身の限界を知って「自分にできる黒人音楽」を追求していた、当時のボウイ。そして、すでにドイツ公演を終え、心の中に“ベルリン”が灯っていたかも知れないヨーロッパツアーの最終盤。そんな時代の歌声に、脳内再生されるかのごとく最接近できるライヴアルバムです。
 2016年の初登場した際には、あまりの素晴らしさに瞬く間に完売・廃盤。長らく入手困難となってきました。そんな名作を精緻に復刻した2ndプレス。あらゆる既発を超えたマスター・クオリティ、ぜひこの機会にご体験ください。

★「1976年5月13日ロッテルダム公演」のステレオ・サウンドボード録音。独自ルートで入手した大元マスターで、既発ではカットされてきた「Life On Mars?」「Five Years」「Panic In Detroit」を収録した長尺版です。大元ならではのナチュラル・サウンドが瑞々しく、遙かに鮮度が良ければ、クリアさも段違い。こもった感じがまったくなく、卓直結サウンドボードならではの直結音は、キラキラと輝くよう。公式化されたナッソー公演と並ぶ“ISOLAR - 1976 Tour”の象徴盤です。


Disc 1 (55:49)
1. Station To Station
2. Suffragette City
3. Fame
4. Word On A Wing
5. Stay
6. Waiting For The Man
7. Life On Mars?
8. Five Years
9. Panic In Detroit

Disc 2 (28:19)
1. Member Introduction
2. Changes
3. TVC 15
4. Diamond Dogs
5. Rebel Rebel
6. The Jean Genie

David Bowie - Vocals
Carlos Alomar - Guitar
Stacy Heydon - Guitar
Dennis Davis - Drums
Tony Kaye - Keyboards
George Murray - Bass

STEREO SOUNDBOARD RECORDING