BILLY JOEL - BROOKVILLE 1977(2CD) [ZION-202]

BILLY JOEL - BROOKVILLE 1977(2CD) [ZION-202]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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C.W. Post Campus, Long Island University, Brookville, NY, USA 6th May 1977 STEREO SBD(UPGRADE)

 アルバム「THE STRANGER」でブレイクを果たす前のビリー・ジョエルは自身のライブを積極的にラジオで放送させていたものです。彼に限らず70年代にデビューしたアメリカのアーティストは概してラジオで好んでライブを放送させ、それをプロモーションの一環と捉えていました。ビリーに関しては76年から77年のステージが積極的にラジオで放送されており、例えば76年のボトム・ラインや「THE STRANGER」リリース後に実現したナッソー・コロシアムの放送などは、どちらもこの時代のビリーを代表するライブ音源の地位を築きました。
 同じ77年でも先のアルバムのレコーディングが始まる直前という重要な時期のステージもまたラジオから放送されており、ビリーの地元であるロング・アイランドのブルックビルにある大学の講堂でのライブが電波に乗りました。もちろんステレオ・サウンドボード録音ということから過去にもTRIALレーベルからCD-R「GREENVALE 1977」としてリリースされたことがありましたし、権利関係のあいまいなラジオ音源ということから「GREENVALE NEW YORK (MAY 6TH 1977 CW POST UNIVERSITY)」というグレーゾーンCDまでリリースされているのが現状。
 今回はそのグレーゾーン・タイトルを凌ぐベストマスターであった「GREENVALE 1977」を元にZIONレーベルからの限定プレスCD昇格リリースが実現。地名に関しては今回のリサーチによってブルックビルが正解となりました。

 ビリーが「THE STRANGER」のレコーディングに入る前に行われたツアーに関してはオフィシャルでも同アルバムのレガシーエディションの中で6月のカーネギー・ホールがリリースされましたが、そちらはCD一枚に収めるべくいくつかの曲がカットされており、なおかつカーネギー・ホールという由緒ある会場でのステージだったことからオーケストラを参加させた特殊な一日でもありました。
 その点ブルックビルは当日の全曲が放送されたというのはもちろん、歴史的名盤のリリースを控えてこの上なく士気の高まったビリーのバンドだけの通常ステージを最高の音質で捉えていたことから、今も価値がまったく色褪せていない。むしろプレスCDでのリリースが渇望されていたと言っていいかもしれません。
 
オフィシャルのカーネギー・ホールは21世紀を迎えて最新技術でリミックスとリマスターが施された優等生的な音質でありましたが、同じステレオ・サウンドボードでもリアタイで放送され、何よりラジオならではの生々しい質感に溢れた音質が魅力的。当時ノリにノッていたビリーとバンドの勢い溢れたサウンドを余すところなく捉えてくれているという点では、オフィシャルのカーネギー・ホールすら凌駕するレベル。放送時にアナウンスが入ってしまったと推測される「Travelin' Prayer」の間奏におけるフェイドイン・アウトは今回も変わりませんが、それが微塵なことに思えてくるほど魅力的な音質と演奏。
しかもカーネギー・ホールと同様、既にレコーディング前の新曲二曲が演奏されている訳ですが、まず「Scenes from an Italian Restaurant」はビリーが触れたように何とライブ初演。既に目まぐるしく曲調の変わる展開が完成しています。さらにクラシック「素顔のままで」に関してはカーネギー・ホールと同様に「THE STRANGER」のバージョンとはリズムが違うアレンジ完成前の状態で演奏されており、なおかつカーネギー・ホールと違ってオーケストラのないバンドだけのシンプルな演奏が新鮮。
これら二曲がリリースどころか録音される前という状況ながらも電波に乗せられた点が非常に貴重ですし、それでいて素晴らしいステレオ・サウンドボードで楽しめる。
この時期のビリーのライブのさらなる魅力は、何と言っても「THE STRANGER」以前の彼の曲を畳みかけるように演奏してみせるライブ後半。ビリー・バンドの立役者であったドラマーのリバティー・デヴィートを中心としたキレのいい演奏がこれまた最高の音質で堪能できる。中でも「Worse Comes to Worst」は音源として残されている数少ないライブ演奏であり、その出来がまた素晴らしい。この曲や「Weekend Song」といった初期のビリーらしいワイルドなロックが冴えわたる曲の雪崩れ込むよう展開と、一方で洗練された「THE STRANGER」の足音が聞こえる、ブレイク直前ならでは…というこの時期しかありえない最高の内容。永遠の名曲「素顔のままで」の素顔がステレオ・サウンドボードで記された名音源!


★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (60:54)
1. Miami 2017
2. Somewhere Along the Line
3. Summer, Highland Falls
4. Piano Man
5. Scenes From an Italian Restaurant
6. James
7. Angry Young Man
8. NY State of Mind
9. Traveling Prayer
10. Just the Way You Are
11. The Entertainer
12. You Are My Home

Disc 2 (44:22)
1. MC
2. Root Beer Rag
3. She's Got A Way
4. The Ballad Of Billy The Kid
5. I've Loved These Days
6. Captain Jack
7. Worse Comes to Worse
8. Ain't No Crime
9. Say Goodbye to Hollywood
10. Weekend Song
11. Souvenir
12. DJ Outro

STEREO SOUNDBOARD RECORDING

Billy Joel - Vocal & Piano
Russell Javors - Guitars
Doug Stegmeyer - Bass
Liberty Devitto - Drums
Richie Cannata - Saxophone