BRYAN FERRY - BUDOKAN 1988(2CD) [Virtuoso 231/232]
BRYAN FERRY - BUDOKAN 1988(2CD)
[Virtuoso 231/232]
販売価格: 2,800円(税込)
商品詳細
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Live at Budokan, Tokyo, Japan 11th October 1988 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
88年10月11日の日本武道館におけるブライアン・フェリー・ソロ公演が奇跡の初登場です。録音者より譲り受けたオリジナル・マスターより、超高音質オーディエンス録音で完全収録したファン必聴・必携盤。
フェリーは84年ロキシー・ミュージック・アヴァロン・ツアー終了後、85年6月にソロ・アルバム『Boys & Girls』を発表したものの、その年はツアーを行わず目立ったライヴといえば唯一7月のライヴ・エイドの出演のみでした。翌々年の87年11月に次のソロ・アルバム『Bete Noire』を発表し、さらに翌年88年8月からようやくツアーを開始しました。日本には北米ツアー後の10月に来日。本音源はその日本公演初日である日本武道館における記念すべきソロ公演です。
本公演の曲目はソロ・アルバム『Boys & Girls』『Bete Noire』中心に構成され、ファンはアルバムで聞き込んだロキシーとはまた一味違ったダンス・ナンバーの数々をこの時初めてライヴで体験しました。当時『Boys & Girls』は『Avalon』のデラックス版とも言われ、リズムを強調したヘヴィーなサウンドで、一方『Bete Noire』は音の密度がさらに倍増した重厚で深淵なサウンドが特徴で、一体これら楽曲をライヴでどう再現するのかが聴きどころでした。
コンサートは、大きな皿にお香をもうもうと炊く演出から開始。ゆっくりと流れ出したイントロに続き1曲目は南国の強烈なダンスをイメージした「Limbo」、アルバム同様チョッパー奏法のベースを基調とした「The Chosen One」、ロキシー、ソロと2度にわたりカヴァーした「Casanova」、『Viva! Roxy Music』でのジョン・ウエットンのヘヴィーなベースが思い出される「The Bogus Man」「In Every Dream Home A Heartache」と、どちらかというと地味ながらヘヴィーなリズムが特徴の曲が次々と披露されています。またManifestoツアーではヒット・シングルながら何故かやらなかった「Dance Away」をついに演奏しています。冒頭の数曲は各楽器(特にドラムス)のバランスがやや不安定な感じがしますが、会場PAの調整の効果が表れ徐々に安定したサウンドになります。
バンド・メンバーは、ロキシー時代の華やかで個性的な面々に比べ地味なスタジオ・セッション・プレーヤーたちという印象でしたが、唯一目を引いたのがリード・ギターのJeff Thallでした。一昔まえなら女性ファンにアイドル的な人気が出たであろう長髪ブロンドで宝塚とも言えなくない今でいうヴィジュアル系ルックスで、結構大胆なHM的なギターを演奏しました。
この日は、フェリーがなぜかお約束のアンコール「Do The Strand」をなかなかやろうとせず、ドラムのアンディ・ニューマークがフェリーのところまで出てきて説得をし、さらにファンのアンコールの歓声に後押しされ、ようやく始めるというくだりがあり、この場面はDisc 2の31:00あたりで確認することができます。あの時から、既に25年以上の歳月が流れていることを思うと実に感慨深いものがあります。
本音源は、これまでストーンズやミック・ジャガー、クラプトン、スプリングスティーンなど一連の極上音源を提供してくれた名テーパーのオリジナル音源で、今回も今まで同様の見事な録音で必ずやご満足いただける内容となっております。限定プレスCDでのリリースです。
★beatleg誌 vol.177(2015年4月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
1988年と言えばアルバム『BETE NOIRE』(1987)のプロモーション・ツアー。本作に収められた来日公演は、ロキシー・ミュージックを除けばフェリー単独のものとしては今のところ最初で最後の武道館公演である。この時の東京公演はこの武道館とNHKホールの計2回であった。筆者は本ライヴを実際に観に行ったが、アルバム収録曲「LIMBO」の雰囲気そのままにヴードゥーの儀式っぽい舞台セットが組まれ、お香まで焚かれていたのを憶えている。このツアーは『NEW TOWN』という公式の映像作品になっているが、本作ではそちらには未収録にして日本では人気のある「Jealous Guy」やロキシーの「Dance Away」が聴けるところがうれしい。また、このレーベルの特徴だが、ジャケット・デザインがセンスよく、プレス盤である点も、パッケージとして持っていたいという気分にさせてくれる(これは意外と大事)。このツアーには、ロキシーの『AVALON』ツアーの頃から顕著になっていたバンドの大所帯化が引き継がれており、ギター2本、ドラム、ベース、キーボード、パーカッション、そしてバック・ヴォーカルが3人の計9人が出す厚みのあるバッキングでフェリーを支えている。『BETE NOIRE』がわりとラテン風味が練り込まれた出来だったのを反映して、このツアーのサウンドもインスト部分はファンキーなグルーヴがある。特にドラムはスライで活躍したアンディー・ニューマーク、パーカッションには『REMAIN IN LIGHT』時代のトーキング・ヘッズのツアーにも参加したスティーヴン・スケールズという布陣でファンク指数は高い。DISC ONEだとオープニングのLimboやDon't Stop The Dance。DISC 2のDance Away, Kiss And Tell, Avalonなどでかなりラテン&ファンクなリズムのノリが聴かれる。ライヴの構成は『BETE NOIRE』とその前作にあたる『BOYS AND GIRLS』を中心に、ときおりロキシーの曲が挟み込まれるというもの。バンド・アンサンブルで言うと、個人的な好みだが、ニール・ハヴァードのギターがライヴだとより際立ってくるところを高評価したい。もう一人のギタリスト、ジェフ・サールがブルージーで長く尾を引く粘着質なソロを弾いたりするフロイドのデイヴ・ギルモアのようなタイプなので、ニールのクリアーな音色とカチッとしたプレイはそれと対照的なスタイルで心地よく要所を引き締めている。ニールとドラムのアンディは、ロキシー・ミュージックが3人ユニットとなった『FLESH+ BLOOD』からフェリーのソロまで継続してレコーディングに参加しているお馴染みさんだ。このライヴでも「Don’t Stop The Dance」や「Windswept」といったスタジオ・レコーディングに参加した曲で本領を発揮している。録音はオーディエンスだが、特に聞き苦しい箇所はなく、数曲聴くとすっとライヴの世界に入っていける。そんな、問題なき音質だ。
Disc 1 (55:43)
1. Nimrod (Intro tape) 2. Limbo 3. The Chosen One 4. Casanova 5. Slave To Love
6. The Bogus Man 7. Ladytron 8. While My Heart Is Still Beating 9. Don't Stop The Dance
10. A Waste Land 11. Windswept 12. Jealous Guy
Disc 2 (36:32)
1. Dance Away 2. In Every Dream Home A Heartache 3. Kiss And Tell 4. Love Is The Drug
5. Avalon 6. Do The Strand
Bryan Ferry - Lead Vocals Neil Hubbard - Guitar Jeff Thall - Guitar Andy Newmark - Drums
Lucio Hopper - Bass Clifford Carter - Keyboards Steve Scales - Percussion
Michelle Cobbs - Backing Vocals Ednah Holt - Backing Vocals Yanick Etienne - Backing Vocals
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Budokan, Tokyo, Japan 11th October 1988 TRULY PERFECT SOUND(from Original Masters)
88年10月11日の日本武道館におけるブライアン・フェリー・ソロ公演が奇跡の初登場です。録音者より譲り受けたオリジナル・マスターより、超高音質オーディエンス録音で完全収録したファン必聴・必携盤。
フェリーは84年ロキシー・ミュージック・アヴァロン・ツアー終了後、85年6月にソロ・アルバム『Boys & Girls』を発表したものの、その年はツアーを行わず目立ったライヴといえば唯一7月のライヴ・エイドの出演のみでした。翌々年の87年11月に次のソロ・アルバム『Bete Noire』を発表し、さらに翌年88年8月からようやくツアーを開始しました。日本には北米ツアー後の10月に来日。本音源はその日本公演初日である日本武道館における記念すべきソロ公演です。
本公演の曲目はソロ・アルバム『Boys & Girls』『Bete Noire』中心に構成され、ファンはアルバムで聞き込んだロキシーとはまた一味違ったダンス・ナンバーの数々をこの時初めてライヴで体験しました。当時『Boys & Girls』は『Avalon』のデラックス版とも言われ、リズムを強調したヘヴィーなサウンドで、一方『Bete Noire』は音の密度がさらに倍増した重厚で深淵なサウンドが特徴で、一体これら楽曲をライヴでどう再現するのかが聴きどころでした。
コンサートは、大きな皿にお香をもうもうと炊く演出から開始。ゆっくりと流れ出したイントロに続き1曲目は南国の強烈なダンスをイメージした「Limbo」、アルバム同様チョッパー奏法のベースを基調とした「The Chosen One」、ロキシー、ソロと2度にわたりカヴァーした「Casanova」、『Viva! Roxy Music』でのジョン・ウエットンのヘヴィーなベースが思い出される「The Bogus Man」「In Every Dream Home A Heartache」と、どちらかというと地味ながらヘヴィーなリズムが特徴の曲が次々と披露されています。またManifestoツアーではヒット・シングルながら何故かやらなかった「Dance Away」をついに演奏しています。冒頭の数曲は各楽器(特にドラムス)のバランスがやや不安定な感じがしますが、会場PAの調整の効果が表れ徐々に安定したサウンドになります。
バンド・メンバーは、ロキシー時代の華やかで個性的な面々に比べ地味なスタジオ・セッション・プレーヤーたちという印象でしたが、唯一目を引いたのがリード・ギターのJeff Thallでした。一昔まえなら女性ファンにアイドル的な人気が出たであろう長髪ブロンドで宝塚とも言えなくない今でいうヴィジュアル系ルックスで、結構大胆なHM的なギターを演奏しました。
この日は、フェリーがなぜかお約束のアンコール「Do The Strand」をなかなかやろうとせず、ドラムのアンディ・ニューマークがフェリーのところまで出てきて説得をし、さらにファンのアンコールの歓声に後押しされ、ようやく始めるというくだりがあり、この場面はDisc 2の31:00あたりで確認することができます。あの時から、既に25年以上の歳月が流れていることを思うと実に感慨深いものがあります。
本音源は、これまでストーンズやミック・ジャガー、クラプトン、スプリングスティーンなど一連の極上音源を提供してくれた名テーパーのオリジナル音源で、今回も今まで同様の見事な録音で必ずやご満足いただける内容となっております。限定プレスCDでのリリースです。
★beatleg誌 vol.177(2015年4月号)のレビュー要約です。ご参考まで。
1988年と言えばアルバム『BETE NOIRE』(1987)のプロモーション・ツアー。本作に収められた来日公演は、ロキシー・ミュージックを除けばフェリー単独のものとしては今のところ最初で最後の武道館公演である。この時の東京公演はこの武道館とNHKホールの計2回であった。筆者は本ライヴを実際に観に行ったが、アルバム収録曲「LIMBO」の雰囲気そのままにヴードゥーの儀式っぽい舞台セットが組まれ、お香まで焚かれていたのを憶えている。このツアーは『NEW TOWN』という公式の映像作品になっているが、本作ではそちらには未収録にして日本では人気のある「Jealous Guy」やロキシーの「Dance Away」が聴けるところがうれしい。また、このレーベルの特徴だが、ジャケット・デザインがセンスよく、プレス盤である点も、パッケージとして持っていたいという気分にさせてくれる(これは意外と大事)。このツアーには、ロキシーの『AVALON』ツアーの頃から顕著になっていたバンドの大所帯化が引き継がれており、ギター2本、ドラム、ベース、キーボード、パーカッション、そしてバック・ヴォーカルが3人の計9人が出す厚みのあるバッキングでフェリーを支えている。『BETE NOIRE』がわりとラテン風味が練り込まれた出来だったのを反映して、このツアーのサウンドもインスト部分はファンキーなグルーヴがある。特にドラムはスライで活躍したアンディー・ニューマーク、パーカッションには『REMAIN IN LIGHT』時代のトーキング・ヘッズのツアーにも参加したスティーヴン・スケールズという布陣でファンク指数は高い。DISC ONEだとオープニングのLimboやDon't Stop The Dance。DISC 2のDance Away, Kiss And Tell, Avalonなどでかなりラテン&ファンクなリズムのノリが聴かれる。ライヴの構成は『BETE NOIRE』とその前作にあたる『BOYS AND GIRLS』を中心に、ときおりロキシーの曲が挟み込まれるというもの。バンド・アンサンブルで言うと、個人的な好みだが、ニール・ハヴァードのギターがライヴだとより際立ってくるところを高評価したい。もう一人のギタリスト、ジェフ・サールがブルージーで長く尾を引く粘着質なソロを弾いたりするフロイドのデイヴ・ギルモアのようなタイプなので、ニールのクリアーな音色とカチッとしたプレイはそれと対照的なスタイルで心地よく要所を引き締めている。ニールとドラムのアンディは、ロキシー・ミュージックが3人ユニットとなった『FLESH+ BLOOD』からフェリーのソロまで継続してレコーディングに参加しているお馴染みさんだ。このライヴでも「Don’t Stop The Dance」や「Windswept」といったスタジオ・レコーディングに参加した曲で本領を発揮している。録音はオーディエンスだが、特に聞き苦しい箇所はなく、数曲聴くとすっとライヴの世界に入っていける。そんな、問題なき音質だ。
Disc 1 (55:43)
1. Nimrod (Intro tape) 2. Limbo 3. The Chosen One 4. Casanova 5. Slave To Love
6. The Bogus Man 7. Ladytron 8. While My Heart Is Still Beating 9. Don't Stop The Dance
10. A Waste Land 11. Windswept 12. Jealous Guy
Disc 2 (36:32)
1. Dance Away 2. In Every Dream Home A Heartache 3. Kiss And Tell 4. Love Is The Drug
5. Avalon 6. Do The Strand
Bryan Ferry - Lead Vocals Neil Hubbard - Guitar Jeff Thall - Guitar Andy Newmark - Drums
Lucio Hopper - Bass Clifford Carter - Keyboards Steve Scales - Percussion
Michelle Cobbs - Backing Vocals Ednah Holt - Backing Vocals Yanick Etienne - Backing Vocals