SCORPIONS - LOVE AT FIRST STING: DEMOS & REHEARSALS(1CD + Bonus DVDR) [Shades 490]

SCORPIONS - LOVE AT FIRST STING: DEMOS & REHEARSALS(1CD + Bonus DVDR) [Shades 490]

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商品詳細

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Studio rehearsals for "Love At First Sting" album (with Jimmy Bain & Bobby Rondinelli) Best Sound Ever!!!!

 SCORPIONSの傑作と言えば「BLACKOUT」や「CRAZY WORLD」がまず思い浮かびますが、'80年代の彼らが人気を決定付けた作品は何と言っても「LOVE AT FIRST STING」。2008年に同作の製作風景を収めたリハーサル音源が初登場した際は、ファンの間で大きな話題となりました。
 それから4年を経た今、海外においてそのデモ・リハーサル音源が、何と既発やネット音源を完全に凌駕する最上級サウンドで新たに発掘されました! 一聴して「モノが違う」と聴き手に確信させるサウンド、ファン悲願のプレスCD化で、大定番アイテムの真打が登場です!

 '79年のマティアス・ヤプス加入以来、SCORPIONSはこのマティアスとクラウス・マイネ,ルドルフ・シェンカーの3人を中心として、フランシス・ブッホルツとハーマン・ラレベルのリズムセクション、そしてプロデューサーのディーター・ダークスの計6人が、固いチームワークでバンドを世界水準へと押し上げてきました。しかし「BLACKOUT」がバンドに起死回生といえる成功をもたらすとこの"絆"にも緩みが生じ、バンドとディーターの間には溝が広がり始めます。ディーターは特にフランシス,ハーマンのリズム隊とはプレイの質やプライベートな面で険悪な空気となり、'83年初夏にストックホルムの"ポーラー・スタジオ"で始まった新作の製作において、この両名を起用しないという事態にまで至りました。
 その"代役"としてディーターが白羽の矢を立てたのが、ジミー・ベインとボビー・ロンディネリという"RAINBOW卒業生"でした。ジミーは当時ロニー・ジェイムズ・ディオと新たにDIOを立ち上げ、デビュー・アルバムの「HOLY DIVER」をレコーディングした頃。ボビーはRAINBOWを離れたばかりという状況でした。クラウスやルドルフは(内心違和感を抱きつつも)彼らとの作業を開始します(ジミーにDIOでの仕事があった点を考えると、この時のリハーサルは'83年の6月から7月中旬あたりではないかと想像されます)。その作業で収録されたデモこそが本音源です。
 前述の通り、このデモは登場直後からファンに大きな衝撃を与えました。しかし今回発掘の本音源では、オープニングに位置する「Heartbreaker」からクロージングの「Still Loving You」まで、ほぼ私たちが知っている「LOVE AT FIRST STING」に揃えられており、前回登場したソースと較べて曲順が大きく異なっているのが判ります。
 そして曲順以上に違いを感じるのは音質。前回の時点で楽曲構成はほぼ定まっており、「Rock You Like A Hurricane」など一部を除いて歌詞・歌のメロディまで完成手前という印象でした。しかし今回はその既発と較べて音の明度やダイレクト感など、サウンドの迫力が段違いなのです。

 既発ではヴォーカルが遠く、いかにも適当にミックスしたような印象でしたが、今回はぐっと目だった配分で、「I'm Leaving You」や「Coming Home」・「The Same Thrill」などもクラウスの歌唱をしっかりと聴き取る事が出来ます。彼の歌は全体的に"仮歌"という段階で、細かい部分の歌いまわしを模索している様子ながら、メロディラインはほぼ出来上がっており、「知っているようで知らない」印象がファンの好奇心をくすぐります。特に面白いのが初期バージョンの「Bad Boys Running Wild」こと「Heartbreaker」。完成版と歌詞が全く異なりますが、このレアなバージョンもクラウスがどんな内容を歌っているのか、彼の歌に耳を傾ければきちんと理解できます。
 チャンネルの左右に振り分けられたマティアスとルドルフのプレイも、よりエッジの鋭い明瞭な輪郭で放たれており、未加工の生々しい歪みを湛えたギター・サウンドは、ガッチリと作り込まれた完成版とまるで異なる素材そのままのジューシーさを味わえるでしょう。
 そしてファンが気になるジミーとボビーのプレイも、彼ららしいパワフルなタイトなサウンドでバッチリ確認できます。ボリュームのある低音で浮かび上がるベースノートは歌うようなラインで紡がれ、キャッチーな楽曲でのプレイに定評のあるジミーらしさを感じます。SCORPIONSのメロディアスで親しみやすい音楽は、ジミーとも好相性だったのでしょう(後のインタビューで、ジミーは「アルバムの70パーセントに参加している」と述べています)。ボビーのプレイはさらに判りやすく、楽曲の隙間を埋めるように手数を叩き込む彼のドラムは、ハーマンの堅実な(正直に申し上げて地味な)プレイとは大きく異なる派手なもの。RAINBOWで彼に親しんでいるファンなら一聴した瞬間に理解できるでしょう。
 SCORPIONSの中核メンバー3人とジミー,ボビーのリズムが有機的に噛み合った「Coming Home」や「Big City Nights」は大きな聴き所。前者では導入の静かなパートが無く、ライヴ同様に最初から走っています。後者はボビーのドラムがパワフルで、ハーマンがプレイした完成版に馴染んでいる人ほど違いと驚きを覚えるであろう内容です。また「I'm Leaving You」などはジミーのベースがとりわけ目立ち、彼のプレイスタイルを知る上でも面白い素材になっています。
 完成版の「As Soon As The Good Times Roll」に代わる形で入っている未発表インスト「Pretty At Night」もキャッチーなリフとアップテンポな曲想が心地よく、これも聴き逃せません。それに対し作品の終盤に位置する「Crossfire」と「Still Loving You」はほぼ完成している印象。それでもボビーとハーマンのスタイルの違いから、よりアメリカナイズされたイメージを受けます。

 これらで聴ける成果にも関わらず、バンドはフランシスとハーマンを呼び戻してケルンの"ディター・スタジオ"へ入り、最終的な「LOVE AT FIRST STING」完成版を仕上げます。ジミーは再びDIOの活動へ復帰し、ボビーもアメリカでソロ活動に取り掛かり、後にレイ・ギランらを擁するRONDINELLIへと発展します。
 '83年の初夏に一瞬だけ実現したSCORPIONSミーツRAINBOW卒業生という、もうひとつの「LIVE AT FIRST STING」を浮き彫りにした本作は、SCORPIONSファンはもとより、RAINBOWファンも見逃せません。過去最良といえるサウンドでプレスCD化を実現したアイテム性はまさに永久保存版。全てのヘヴィメタル・ハードロックファン必携のマスト・タイトルがここに登場です!

1. Heartbreaker (Bad Boys Running Wild) 2. Rock You Like A Hurricane (Instrumental)
3. I'm Leaving You 4. Coming Home 5. The Same Thrill 6. Big City Nights
7. Pretty At Night (Instrumental) 8. Crossfire 9. Still Loving You

Klaus Meine - Vocal Rudolf Schenker - Guitar Matthias Jabs - Guitar
Jimmy Bain - Bass Bobby Rondinelli - Drums


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★スコーピオンズ「LOVE AT FIRST STING: DEMOS & REHEARSALS」初回納品分に、「LOVE AT FIRST STING」ツアーより、定番のひとつとして知られる1985年の"ROCK IN RIO"におけるプロショット映像の過去最高画質版が、ボーナス・タイトルで付属致します。

SCORPIONS - ROCK IN RIO 1985(Bonus DVDR)
Live at Rock In Rio Festival, Rio De Janeiro, Brazil 15th January 1985 PRO-SHOT

 SCORPIONSの「LOVE AT FIRST STING」ツアーより、定番のひとつとして知られる1985年の"Rock In Rio"におけるプロショット映像の過去最高画質版が、ボーナス・タイトルでリリース決定です。

 SCORPIONSは'84年に発表した傑作「LOVE AT FIRST STING」が大きな商業的成功を収めます。「BLACKOUT」に続く大ヒットを飛ばした事で、彼らはアメリカにおいても不動の人気を獲得。'84年8月に参加した日本での"SUPER ROCK '84"こそWHITESNAKEやM.S.G.に次ぐ3番手の扱いでしたが、単独でのツアーではすでにアリーナクラスの会場をソールドアウトにするほどの「大物バンド」に成長していました。
 その頃、アメリカで爆発的なブームとなったヘヴィメタルは世界的な盛り上がりを見せるようになり、欧米や日本に次いで、南米が新たな市場としてクローズアップされるようになっていました。その機運を受けて、ブラジル・リオデジャネイロでは'85年1月に南米初となる大規模なロックフェスティバル"Rock In Rio"が開催されます。これは1月11日から1月20日まで、実に10日間連続でショウが行われる非常に大掛かりなフェスティバルで、QUEENやROD STEWART、YESなどがヘッドライナーとして参加、ハードロック・ヘヴィメタルの分野に限ってもIRON MAIDEN、WHITESNAKEやOZZY OSBOURNE、さらにAC/DCなど錚々たる顔ぶれで、ここにSCORPIONSも「ドイツ代表」のような形で参加していました。
 ここに登場したバンドは10日間の開催期間中、2回出演する事になっていました。WHITESNAKEを例に挙げれば1月11日と1月19日の出演、といった具合で、SCORPIONSは1月15日と19日の出演が決まりました。本作ではSCORPIONSが最初に"Rock In Rio"のステージに上がった1月15日のライヴを、70分間にわたりTV放送用のプロショット映像で収めています。
 
 本作は従来から知られるVTRマスターのうち、現在入手できる中でも特に劣化が少なく状態の良い素材を用いてデジタル化しています。マスターに由来する画像の乱れも確かにありますが、26年以上前の素材としては充分に安定しています。またしっかりとした輪郭と確かな発色は、ダビングの少ない上位マスターである事を観る者に確信させるでしょう。以前からおなじみの映像なのでマニアは見覚えがあるでしょう。しかし本映像を持っていない人や、マニアでも「手元にあるのはVTRのみ」という人には、今回のDVD化は嬉しいはずです。
 「Coming Home」から「Blackout」そして「Bad Boys Running Wild」へと流れるセットリストは公式ライヴ作品「WORLD WIDE LIVE」とほぼ同じで、当時のライヴの王道とも言える内容ですが、本作から伝わるヤケドしそうな熱気と溢れんばかりのパッションは、編集された作品では楽しめない生の迫力でいっぱいです。押しまくる前半でオーディエンスをまずノックアウトし、中盤は「Make It Real」や「Big City Nights」で聴き込ませ、さらに「Holiday」・「Still Loving You」とバラードで共感を分かち合うというSCORPIONSお得意のライヴ戦法は、判っていてもついつい引き込まれてしまいます。
 暑い南米の熱気に汗だくになりながら、それでもステージを縦横に駆け巡るルドルフやクラウスのプロフェッショナリズムには、驚くと同時に感動をも覚えます。会場を埋め尽くした10万人単位の大観衆が、バンドの演奏に合わせて唸りを挙げる「Coast To Coast」のスペクタクルは壮絶! 「Dynamite」のラストでルドルフがフライングVを振り回して高々と掲げる場面、クラウスがドラムセットの上に駆け上がり、オーディエンスを煽りまくる「Can't Get Enough」は、映像だからこそ楽しめる大きな見せ場です。クラウスがルドルフのギターを狂ったようにかきむしり、ルドルフとマティアスがシンバルを叩きまくる壮絶なラストシーンは、観ていて訳が判らない(失礼!)ながらも圧倒されてしまうでしょう。

 この当時ヨーロッパ・日本・アメリカそして南米と、世界の主要なフェスティバルを制した彼らのステージングは火を吹くようにエネルギッシュで、煮えたぎるエネルギーを放っています! 情熱的なブラジルのオーディエンスをも圧倒するようなハイテンション・パフォーマンスは、この'85年こそSCORPIONSにとってひとつの絶頂期であったと言って間違いないでしょう。「SCORPIONSのライヴを観るならどの時期が良い?」と聞かれた時、'80年代ならばまずこのライヴと自信を持って推薦できる絶品のステージです。今回の大傑作プレスCDタイトル「LOVE AT FIRST STING: DEMOS & REHEARSALS」が、アルバム「LOVE AT FIRST STING」収録曲の超初期のヴァージョンを最高音質で収録しているのに対して、このライブ映像では、ダイナミックに変貌した新曲の最高のライヴヴァージョンが楽しむことができます。SCORPIONS史の重要な1ページを、オリジナル・メニュー付きの安定したプロショット映像で、この機会にどうぞお楽しみください!

1. Intro. 2. Coming Home 3. Blackout 4. Bad Boys Running Wild 5. Make It Real
6. Big City Nights 7. Coast To Coast 8. Holiday 9. Still Loving You 10. Rock You Like A Hurricane
11. Can't Live Without You 12. Drum Solo 13. Dynamite 14. The Zoo 15. Can't Get Enough

PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx. 70min.

Klaus Meine - Vocals Rudolf Schenker - Rhythm Guitars Matthias Jabs - Lead Guitars
Francis Buchholz - Bass Herman Rarebell - Drums

Special Bonus DVDR for 1st set of "LOVE AT FIRST STING: DEMOS & REHEARSALS"(Shades 490)