BAD COMPANY - WILKES-BARRE 1989(2CDR) [Uxbridge 1449]

BAD COMPANY - WILKES-BARRE 1989(2CDR) [Uxbridge 1449]

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商品詳細

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Live at Kirby Center, Wilkes-Barre, PA, USA 24th June 1989 TRULY PERFECT SOUND

 昨年急逝したブライアン・ハウを迎え、新たな黄金時代を築こうとしていた1989年のBAD COMPANY。再ブレイク目前の熱いフルショウを楽しめるライヴアルバムが登場です。
 そんな本作に収められているのは「1989年6月24日ウィルクス・バリ公演」。その極上オーディエンス録音です。当時は再始動第二弾となる『DANGEROUS AGE』がゴールド・ディスクに輝き、再ブレイクの兆しが見えてきた頃。まずは、そんな当時のスケジュールを振り返り、ショウのポジションを確かめてみましょう。

●1988年
《8月23日『DANGEROUS AGE』発売》
・11月11日-12月8日:北米#1(12公演)
●1989年
・3月9日-23日:北米#2(5公演)
・4月4日-5月28日:北米#3(40公演)
・6月9日-25日:北米#4(7公演) ←★ココ★

 これが1988年/1989年のBAD COMPANY。”FAME AND FORTUNE Tour”や”HOLY WATER Tour”では欧州ツアーも実現しましたが、『DANGEROUS AGE』時代は北米のみでした。本作のウィルクス・バリ公演は、その中でも最終盤。ラスト「北米#4」の最後から2公演目にあたるコンサートでした。
 そんなショウで記録された本作は、今話題の新発掘マスター。何が話題かと言えば、取りも直さず「超」付きの極上サウンドです。何しろ、本作は傑作連発の発掘プロジェクトから出てきたもの。そのプロジェクトとは録音家「luvsufo」の大元マスターを名門「Krw_co」がトランスファーするシリーズでして、当店でもRAINBOWの『HARRISBURG 1982(Black Box 029)』やGUNS N' ROSESの『ALLENTOWN 1987(Zodiac 399)』、オジーの『BETHLEHEM 1984(Zodiac 434)』など、プレス名盤を多数ご紹介してきました。本作は、そんな必勝コレクションの最新弾なのです。
 実際、本作のサウンドはその名声を一層高めるもの。リアルな拍手や遠く広がる大歓声からしてサウンドボードと間違えたりはしませんが、演奏音や歌声のクリアさは思わず間違えてしまいそう。ホール鳴りも拾ってはいるものの、それがキラキラと輝いており、ディテールを隠すどころか一層クリアに感じられる。もちろん、距離など感じられず、力強く真っ直ぐ伸びる芯と艶やかな鳴りに全身がトロけそう。ひと口に「まるでFMサウンドボード」と言い切る事もできますが、むしろそこに潜む「オーディエンスならではの美しさ」に注目していただきたい美学のサウンドなのです。
 そんな極めつけの美音で描かれるのは、ブルースロックの渋味とFOREIGNER的なポップ感が並び立つフルショウ。ハウ時代のライヴと言えば、何よりも伝統の公式盤『WHAT YOU HEAR IS WHAT YOU GET』が有名ですので、比較しながらセットを整理してみましょう。

●ポール・ロジャース時代(6曲)
・バッド・カンパニー:Ready For Love/Movin' On/Can't Get Enough/Bad Company
・ストレート・シューター:Feel Like Makin' Love
・ディソレーション・エンジェル:Rock 'n' Roll Fantasy
●ブライアン・ハウ時代(6曲)
・フェイム・アンド・フォーチュン:Tell It Like It Is(★)
・デインジャラス・エイジ:Excited(★)/One Night(★)/Shake It up(★)/Dangerous Age(★)/No Smoke Without A Fire
※注:「★」印は公式盤『WHAT YOU HEAR IS WHAT YOU GET』で聴けない曲。

……と、このようになっています。ロジャース時代のクラシックスも取り揃えつつ、貴重なのはむしろハウ時代のレパートリー。「No Smoke Without A Fire」だけは『WHAT YOU HEAR IS WHAT YOU GET』でも聴けましたが、それ以外はすべて被らないのです。
 そして、そうしたナンバーで改めて実感するのはハウの巧さ。ブルースというよりはソウルに根ざした発声、どこまでも伸びる張り、鋭くエッジの効いたシャウト……どれをとっても超一流。ロジャース時代のクラシックスでは深いヴァイヴも聴かせつつ、あくまで若々しい躍動感が先に立つ。三代目シンガー:ロバート・ハートは「ロジャース瓜二つ」と話題になりましたが、ハウはむしろルー・グラムに酷似している。声質や唱法だけでなく、ステージでの自在な巧さも同レベルです(かつてジョー・リン・ターナーがルー・グラム系の代表のように言われていましたが、断然ハウの方が肉薄しています)。
 本作の後1公演をこなして“DANGEROUS AGE Tour”は終了。次作『HOLY WATER』がプラチナ・アルバムに輝くヒットとなり、BAD COMPANYは第二次黄金期を迎える事になります。本作は、その寸前。「ロジャースがいないバドカン」というガラスの天井を今まさに破ろうとしていた刹那であり、再ブレイクを控えた人気ぶりもリアルに感じ取れるのです。ある種、懐メロ的な活動に終始しているロジャース復帰後よりも瑞々しかったブライアン・ハウ時代。見逃されがちな時代を極上体験させてくれる貴重な新発掘ライヴアルバム。どうぞ、心ゆくまで存分にお楽しみください。

★「1989年6月24日ウィルクス・バリ公演」の極上オーディエンス録音。名作を連発している「luvsufo録音+Krw_co発掘」の黄金シリーズで、距離感なしに強く真っ直ぐ伸びる芯と艶やかでキラキラとした鳴りに心がトロける。ひと口に「まるでFMサウンドボード」と言い切る事もできますが、むしろ「オーディエンスならではの美」に注目していただきたい名録音です。「Tell It Like It Is」「Excited」「One Night」「Shake It up」「Dangerous Age」など、公式盤『WHAT YOU HEAR IS WHAT YOU GET』では聴けない名曲もたっぷり極上体験できます。

Disc 1(43:38)
1. Excited
2. One Night
3. Rock And Roll Fantasy
4. Shake It up
5. Ready For Love
6. Dangerous Age
7. Movin on
8. No Smoke Without Fire

Disc 2(37:32)
1. MC
2. Feel Like Makin Love
3. Tell It Like It Is
4. Drum Solo
5. Can't Get Enough
6. Bad Company

Brian Howe - lead vocals
Mick Ralphs - guitar, keyboards, backing vocals
Simon Kirke - drums, backing vocals
Steve Price- bass, backing vocals
Larry Oakes - keyboards, rhythm guitar backing vocals