THE ROLLING STONES - BUFFALO 1981 (2CD)★ [IMPORT TITLE]

THE ROLLING STONES - BUFFALO 1981 (2CD)★ [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。


Live at Rich Stadium, Orchard Park, NY, USA 27th September 1981 TRULY PERFECT SOUND*UPGRADE

 無料ギフトCD-Rとしてリリースしたローリング・ストーンズ1981年のバッファローは大好評でして、出たそばから「本当に素晴らしい音源。是非プレスCDで出し直してほしい」という声が後を絶たず、お定まりの流れではございますが限定プレスCDで出さない訳にはゆきません。そもそも本音源はPAアウトのサウンドボードが発掘されている日ですし、今ではそちらがスタンダードと化している感があったことから敢えてギフト扱いとなった訳ですが、一方で81年ツアーのオーディエンス録音としては非常に上質な部類に入るもの。
 またPAアウトのサウンドボード録音の方は当時発掘ラッシュの一環として登場し、DACレーベルから「BUFFALO'S ROCK ‘N' ROLL ANIMALS」としてリリースされています。ところが一連の81年流出SBDの中では特に粗い音質であり、それでもなおマニアを喜ばせたのは貴重な曲を演奏している貴重なツアー序盤ということが大きかった。またリリースに際して補填された本オーディエンス録音がモノ化されて使われていたことからも、SBDパートの音の粗さとの格差を無くすための処理であったと推測されます。
 一方このショーそのものの初リリース・タイトルであり、現在に至るまでオーディエンス録音の方だけを収録した唯一のタイトルでもあるDANDELIONレーベル(後のヨーロッパ・ブランドとは別のレーベル)「BUFFALO ‘81」の方はピッチが非常に高く、しかも「Brown Sugar」までの不完全収録という問題を抱えていました。それに30年近く前のリリースであり、今やそのアイテムを所有している人自体が少ないかと。
そうした要因が重なって今月になってネット上に現れたバッファロー81のマスターカセット&コンプリート・バージョンの登場はよっぽどのマニアでない限り見過ごしていたであろう、隠れた名オーディエンスに思わぬ日の目が当たるきっかけとなりました。

とにかく驚くほどオンな音像であり、広がりのある臨場感や鮮度も素晴らしい。特に臨場感は先のPAアウト音源で一番犠牲になっていた部分であり、午後の陽光が降り注ぐ中で行われたスタジアム・ショーの雰囲気がしっかり伝ってくるという点でも非常に楽しめる音源でしょう。古の「BUFFALO ‘81」もピッチが高すぎるという問題があったものの、それでも音源の鮮度自体は素晴らしく、当時からCDでリリースするに十分価値のある音源であったということを再認識させられます。
こうして音源は当初からかなりのレベルだったのですが、テーパーがポジションを変えたのか、あるいは会場の出音が上向いたからか、「When The Whip Comes Down」の途中からさらに見通しが良くなっていよいよ聞きやすくなる。今回のプレスCD昇格リリースに際しては元から秀でた録音に若干のピッチ調整を始めとしたアジャストを微調整ながら施しました。

それにしてもこの日のストーンズはユルい。無料ギフトリリース時でそれを実感された方も多数おられることでしょうが、いくらツアー序盤だとは言えスタジアムでコンサートを開くビッグなグループがここまでドタバタした演奏を披露していたということに驚かされるばかり。100歩譲って81年ツアー最初の地であるフィラデルフィアであのような演奏を繰り広げていた(好評発売中「PHILADELPHIA 1981 DAY 1」でどうぞ!)のは仕方ないとしても、ツアー三日目のステージでも相変わらずのユルさ。おまけに音質がイイものだから、なおさらドタバタした演奏ぶりが際立っている。
そもそもオープニングのビル・グレアムによるバンドコールが終わってもすぐに「Under My Thumb」始まらずに妙な間が空いているというのがまた何とも。この場面だけでもオフィシャルのハンプトンとはまるで別のバンドにおもえるほどもたついたオープニング。そこから始まった演奏自体も勢いがない。それと比べて前のツアーのレパートリーだった「When The Whip Comes Down」はずっと勢いがあるのですが、今度は演奏の後半でギターの音が鳴らなくなってしまうというトラブルが。これはバンドだけでなくスタッフもまだツアーに慣れていなかったということでしょう。
極めつけは81年ツアーのレア・レパートリーであった「Down The Road Apiece」。まだステージでキースやロニーがミスるのは諦めがつくとして(笑)、ここではチャーリーが大きなミスをやらかしているのがおかしい。彼はイントロからして入るタイミングを間違えてますし、挙句の果てに曲の構成を間違えて一人だけエンディングに向かおうとしたから大変。皆が得意とするはずのチャック・ベリーの曲ですらヨレヨレ。

さらにライブの構成自体がまだ定まっておらず「She's So Cold」と「Let Me Go」の位置が正反対となっている上どちらも演奏がおぼつかない。このことからも解るように、このツアーから投入された曲は基本的にヨレヨレ(苦笑)。だからこそ前回のツアーで演奏経験のある「Just My Imagination」や「Miss You」になると途端に落ち着きを払った雰囲気で演奏されており、その落差がまた面白い。
これまたツアー序盤だけのレアな演奏だった「Tops」にしてもミックが一人で気を吐いている感が否めず、ロニーなど乗り切れないままリードを外してしまう場面まで。さらに81年のストーンズの象徴と言えた「Start Me Up」ですら演奏の途中で迷走。
そして既発「BUFFALO ‘81」では聞かれなかったオーディエンス録音によるライブ終盤ですが、この時点ではまだ「Satisfaction」と「Street Fighting Man」どちらで締めくくるかを決めあぐねていた様子で、この日は後者を演奏。この頃になると演奏も随分と凛々しくなっており、つくづくエンジンのかかりが遅い一日だったなと(笑)。もちろん、そのドタバタ感こそがバッファロー81最大の魅力な訳ですが、今回のアッパー版オーディエンスによってなおさら捧腹絶倒ツアー序盤の傑作ドキュメント。さっそく皆様の声にお応えした限定プレスCDリリースです!

(リマスター・メモ)
★ピッチ0.6%程度上げ
★位相修正若干です。
さほど違いはありませんが、Miss You終盤くらいから右寄り気味だったものが若干補正されてます。

★僅かにEQ掛け。ヒスが増えないように極少々のみです。殆ど変わりないと思いますが、若干明るめに。10khzより上は上げてません。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (51:10)
1. Introduction
2. Under My Thumb
3. When The Whip Comes Down
4. Let's Spend The Night Together
5. Shattered
6. Neighbours
7. Black Limousine
8. Down The Road Apiece ★2:25(演奏後)曲間カット
9. Just My Imagination
10. Twenty Flight Rock
11. She's So Cold
12. Time Is On My Side ★3:16(演奏後)曲間カット
13. Beast Of Burden ★5:26(演奏後)若干レベルダウン

Disc 2 (70:45)
1. Band Introductions
2. Let It Bleed
3. You Can't Always Get What You Want
4. Tops
5. Tumbling Dice
6. Little T&A
7. Let Me Go
8. Hang Fire
9. Start Me Up ★4:06(演奏後)曲間カット
10. Miss You
11. Honky Tonk Women
12. All Down The Line
13. Brown Sugar
14. Jumping Jack Flash ★6:35(演奏後)曲間カット
15. Street Fighting Man
16. Fireworks