THE ROLLING STONES - ATLANTA 1975(2CD) [IMPORT TITLE]

THE ROLLING STONES - ATLANTA 1975(2CD) [IMPORT TITLE]

販売価格: 3,800(税込)

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商品詳細

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The Omni Coliseum, Atlanta, Georgia, USA 30th July 1975

 ストーンズがもっともワイルドでダーティーでジャンキー(笑)だった1975年アメリカ・ツアー。夜通しの騒ぎから眠らずの移動なんて当たり前、キースとロニーに至っては移動中に逮捕される始末。それでもツアーは滞りなく行われたというのだから凄まじい。今やオフィシャルのアーカイブとしてリリースされたLA公演の映像や音源が証明していたように、中でも7月のストーンズは本当にワイルド。オフ・ステージだけでなく、オン・ステージでも暴走していたところがこのツアーの凄いところ。それを率先していたのがミックであったこともまたLAの映像を見れば一目瞭然というもの。
 そんなLA公演を始めとして、1975年アメリカ・ツアーの中でも名演や名音源が多いのが7月。マイク・ミラードが録音した一連のLA公演だけでなく、カウ・パレスやシアトルなども素晴らしい音質のオーディエンス録音が存在しています。7月のストーンズはエンジン全開を通り越して、まるで暴走機関車のようなステージを連日に渡って繰り広げていたものです。

 あまりにも激しすぎた1975年ツアー7月の行程を締めくくったのが7月30日のアトランタ公演。音源は以前から存在しながらも、最近までアイテムがリリースされなかった日。よって現在はアイテムが存在する訳ですが、元々のテープの粗を少しでも緩和させようとしたのか、かなり激しいイコライズが加えられた状態となっていたのです。確かに「Honky Tonk Women」や「Brown Sugar」で発生するテープの強烈なヨレやカットなどは無視できるものではない。それにリスニング上において深刻なストレスを感じさせるウィーク・ポイントであることも間違いないでしょう。
 しかしこの音源、そうした数か所のカットやテープ・トラブルに目をつぶりさえすれば、非常にアナログチックな音質と、全体に渡ってオンな音質の録音状態に驚かされるのではないでしょうか。それだけに、むしろイコライズを施すよりも、原音のナチュラルさを生かした状態でのCD化の方が聴き込めてしまうように思えます。それもこれも、一重に演奏を近くに捉えたオンな音像が成せる技かと。
 テーパーのマイクが下を向いていたのか、ショーの序盤こそこもった音質ではあるものの、曲が進むにつれてこもりは解消、オンな音像の迫力が際立ちます。LA行程が終わった後のシアトルなどもモノラル録音ながら音像のバランスに優れた音源でしたが、今回限定のプレスCDにてリリースされるアトランタの迫力もまた素晴らしい。そこでリリースに当たっては、演奏のクリアネスを際立たせるイコライズを不自然さを感じさせないレベルで施しています。
 さらに大幅な変動がリスニング上においてさらなるストレスと化していたピッチの極端な狂いもできる限りアジャスト。これで一気に聴きやすくなったことは間違いありません。そしてとどめはライブが盛り上がる後半で目立っていた周囲の拍手をピンポイントで削除。その個所たるや、何と300発には軽く及んでしまうほど。そうした入念なアジャストによって、元の状態と比べたらかなりのアッパーな状態が実感できること間違いなし。

 それに何と言ってもミックを始めとした75年型ストーンズのワイルドさは暴走の7月を締めくくるに相応しいもの。「All Down The Line」からしてさっそくグループのワイルダネスはレッド・ゾーンに到達、そこから「If You Can't Rock Me/Get Off Of My Cloud」ではカウ・パレス初日を彷彿とさせるようなハイパー・テンション。それにこの曲を始めとしてチャーリーのドラムの暴走ぶりが際立っているのが何とも7月らしいところ。彼のドラムが随所でキレのあるシンバル・ワークを聴かせるところなどは、この音源の聴きどころといっても過言ではありません。
 ただしヤクが切れてきたのか(?)ショーが中盤に差し掛かるとややダウナーな雰囲気に。いつもなら走り気味の演奏が多い「Fingerprint File」がやけにスローな調子で演奏されているのが変わっています。しかしダウナーさが功を奏したかもしれないのが次の「Wild Horses」。ミック渾身の熱唱ぶりは75年ツアーの中でもベスト3に入るのではないかと思われるほど。おまけにこのスローな曲で録音状態が落ち着いてくれていることから、なおさら演奏の素晴らしさが際立ちます。
 残念ながらショーの後半は「Brown Sugar」でのカットや、以降で周期的に起きてしまう音質の下降など、問題は少なくありません。しかしストーンズは再び暴走パフォーマンスのスイッチがオン。正に75年アメリカらしいワイルドすぎるパフォーマンスがこの日も輝きを放っています。特にピッチの安定感が大幅に増したことで、この日の激しすぎるストーンズを実感できること請け合い。どこまでもワイルドなストーンズをお楽しみください!

★今回はカセット・マスターからとのことで、確かに音質は素晴らしく、聴きやすいサウンドです。

★ナンバリング入りステッカー付でのリリースとなります。

Disc 1 (63:43)
1. Fanfare For The Common Man 2. Honky Tonk Women 3. All Down The Line
4. If You Can't Rock Me/Get Off Of My Cloud 5. Star Star 6. Gimme Shelter
7. Ain't Too Proud To Beg 8. You Gotta Move 9. You Can't Always Get What You Want 
10. Happy 11. Tumbling Dice 12. It's Only Rock 'n Roll

Disc 2 (56:38)
1. Band Introductions 2. Fingerprint File 3. Wild Horses 4. That's Life 5. Outa Space
6. Brown Sugar 7. Midnight Rambler 8. Rip This Joint 9. Street Fighting Man 10. Jumping Jack Flash