WHITESNAKE - OFFENBACH 1983(2CD) plus Bonus DVDR [ZODIAC 440]
WHITESNAKE - OFFENBACH 1983(2CD) plus Bonus DVDR
[ZODIAC 440]
販売価格: 3,800円(税込)
商品詳細
★在庫切れの場合取り寄せ(1週間で入荷)
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Stadthalle, Offenbach, Germany 20th January 1983 TRULY PERFECT SOUND
コージー・パウエル&メル・ギャレイ、コリン・ホジキンソンを迎えてパワフルに脱皮した1983年のWHITESNAKE。マニア受けという意味では歴代No.1な時期を極上体験しつつ、ちょっとしたトラブルも面白い新名盤が永久保存決定です。
そんな本作に刻まれているのは「1983年1月20日オッフェンバッハ公演」。その極上オーディエンス録音です。1983年のWHITESNAKEと言えば、お馴染みの公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』を筆頭に“3大プロ記録”が存在します。良い機会でもありますので、それらも併せてツアー・スケジュールからポジションを確認してみましょう。
●1982年
《11月25日『SAINTS & SINNERS』発売》
・12月10日-31日:欧州#1a(14公演)
●1983年
・1月1日-31日:欧州#1b(18公演)←★ココ★
・2月7日-23日:日本(10公演)←DEFINITIVE BUDOKAN 1983
・3月19日:西ドイツTV出演 ←LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE
《4月『SLIDE IT IN』製作開始》
・8月14日-9月6日:欧州#2(11公演)←※公式MONSTERS OF ROCK 1983
【サウンドボードだけでは聴けないツアー初期の新名盤】
これが1982年/1983年のWHITESNAKE。“3大プロ記録”とは日本公演サウンドボードの『DEFINITIVE BUDOKAN 1983(Zodiac 318)』、西ドイツのTVプロショット『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』、公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』の3つ。各レッグの代表作として君臨していますが、本作はそうした決定サウンドボードが存在しない「欧州#1」の代表作とも言えるもの。年の改まった「欧州#1b」10公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウで記録された本作は、まさに極上の銘品。何しろ、本作は世界中のHR/HMコレクターにとって2021年最大の話題となっている「G.Mann」コレクション。当店でもゲイリー・ムーアやACCEPTのMONSTERS OF ROCK録音がプレス化されて大好評を賜っていますが、本作もあの達人の名声をさらに高めるであろう最新作なのです。ただし「G.Mann」だからと言って必ずしも傑作とは限らず、すべてがプレス化されるわけではありません。すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、前日同会場のオジー・オズボーン篇『OFFENBACH 1983(Shades 1293)』はCDRリリースでした。それだけにWHITESNAKE篇も……と思いきや、本作はまるで次元は違う! どうやらポジションが大きく異なっていたらしく、骨太な芯が距離感もなく超ダイレクト。このツアーは公式作や準公式プロショットもあるので「オフィシャル級」とは言えませんが、比較対象がなかったらシレッと言っていたであろう、オーディエンス離れした極上サウンドなのです。
それだけのクオリティだけに世界中のコレクターが色めき立っているわけですが、本作はその新発掘マスターさらにブラッシュアップした最高峰盤。大幅に遅くなっていたピッチを正確に整え、全体のヌケも向上。サウンドボード感を一層高めました。さらに大きいのがテープチェンジによるカット部。このショウは別録音が存在しないのですが、2カ所(Lovehunterのリプライズ部15秒とThank You Blues冒頭の29秒)の録音漏れを直近のローザンヌ録音(1月22日)で補完。フルショウをシームレスで楽しめるように仕上げているのです。
【美味しいアレンジやトラブルも面白いライヴアルバム】
そんな本作だけのベスト・クオリティで描かれるのは、“3大プロ記録”とはひと味違うフルショウ。3本の中でも一番有名なのは公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』ですので、比較しながら整理してみましょう。
●クラシック・スネイク
・LOVEHUNTER(2曲):Walking in the Shadow of the Blues/Lovehunter
・READY AN' WILLING(2曲):Ready an' Willing/Fool For Your Loving
・COME AN' GET IT(2曲):Don't Break My Heart Again(★)/Wine, Women an' Song(★)
・SAINTS & SINNERS(3曲):Rough an' Ready/Here I Go Again/Crying in the Rain(★)
●その他
・You Shook Me(★)/Soldier Of Fortune/Ain't No Love in the Heart of the City/Thank You Blues
※注:「★」印は公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』では聴けない曲。
……と、このようになっています。フェスでは簡略化されていた名曲の数々も美味しいのですが、ひと際耳を惹くのが「You Shook Me」。1979年に何度か歌っていましたが、この時期には「Lovehunter」のエンディングでミッキーとカヴァデールだけで軽く、しかし思いっきりムーディに披露。エルモア丸出しなミッキーのスライドが一瞬にして雰囲気をシカゴに変え、カヴァデールのウェット・ヴォイスはあくまで英国風の矜持で吠える。初期WHITESNAKEの魂を濃縮したアレンジが最高なのです。
また、本作だけの聴きどころと言ったら中盤トラブル。通常であれば「Crying in the Rain/Soldier of Fortune」の後でジョン・ロード→コージー・パウエルと2大ソロタイムが続くのですが、ここで何かが起きた模様。カヴァデールがMCで「ここで2人の親友を紹介するよ。まず最初は……」とジョン・ロードを紹介しそうになって「ん? どうした? なんてこった。ゴメンよ、まぁいいや。ドラマーのコージー・パウエルだ」と切り替えるのです。恐らくはオルガンに不調があったのでしょうが、カヴァデールの状況判断も素早ければ、その言葉から間髪入れずに「633 Squadron」のテープを流すスタッフの機転がとにかく見事。現場の客も、本来はキーボード・ソロが予定されていたとは気づかなかったのではないでしょうか。
また、話は前後しますがコージーと言えば「Here I Go Again」後のMCも面白い。ここでカヴァデールが(なぜか)コージーを紹介しようとするのですが、名前も言わず「新しいドラマー」と言っただけで凄まじい「コージー!」コールが巻き起こる。コージー人気の世界一は日本だと思っていましたが、もしかしたら負けたかも知れません。
パワフルに甦ったクラシック・スネイクの名曲群やコージー&コリン・ホジキンソンだからこそのリズムの面白さなど、このラインナップの旨みは何度も書いてきたので省略しますが、本作はそんなアンサンブルがフレッシュだったツアー前半を極上サウンドでフル体験できるライヴアルバムの大傑作です。“3大プロ記録”で押さえきれない「欧州#1」の代表作にして、併せて「四天王」と呼びたい新名盤。ここに堂々の永久保存決定です!
★「1983年1月20日オッフェンバッハ公演」の極上オーディエンス録音。骨太な芯が距離感もなく迫る超ダイレクト・サウンドで、ネットの原音では狂っていたピッチも正確に整え、テープチェンジの欠けも部UT公演でパッチし、フルショウをシームレスに楽しめるように仕上げました。パワフルに甦ったクラシックス群はもちろん、ツアー序盤だけの「You Shook Me」やジョンのソロが素早くコージーに素早くスイッチする機材トラブルなど、貴重シーンの数々も極上サウンドでフル体験できます。
Disc 1 (43:27)
1. Intro
2. Walking in the Shadow of the Blues
3. Rough an' Ready
4. Ready an' Willing
5. Don't Break My Heart Again
6. Here I Go Again
7. Lovehunter
8. Micky Moody & Colin Hodgkinson Solo
9. Lovehunter (Reprise) / You Shook Me
Disc 2 (43:14)
1. Crying in the Rain feat. Mel Galley Solo
2. Soldier of Fortune
★機材トラブル→ジョン・ロードのソロ無し(珍しい)
3. Cozy Powell Solo feat. 633 Squadron & 1812 Overture
4. Ain't No Love in the Heart of the City
5. Fool for Your Loving
6. Thank You Blues
7. Wine, Women an' Song
8. We Wish You Well
David Coverdale - Vocals
Micky Moody - Guitar
Mel Galley - Guitar
Jon Lord - Keyboards
Cozy Powell - Drums
Colin Hodgkinson - Bass
★★特別企画
★コージー・パウエルやメル・ギャレイを迎え、パワフルに甦った“1983年型WHITESNAKE”の新名盤『OFFENBACH 1983』。「1983年の王」として君臨しているフル・プロショットの最高峰マスター『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』が特別に付属いたします。
WHITESNAKE - LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE(Ltd Bonus DVDR)
Live at Friedrich Ebert Halle, Ludwigshafen, Germany 19th March 1983 PRO-SHOT
本編プレス2CDは、サウンドボードにも匹敵する新発掘マスターによる衝撃作。1983年を象徴してきた“3大プロ記録”にも並ぶ新名盤です。そのボーナスには「フルショウの光景」こそが相応しい。“3大プロ記録”の一角を占め、数あるWHITESNAKEタイトル群の中でもダントツのNo.1人気を誇った大ヒット映像が特別ボーナス付属決定です。
そんな本作に収められているのは、「1983年3月19日ルートヴィヒスハーフェン公演(西ドイツ)」。そう、大ヒット作『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』のプロショット映像です。すでに完売して久しいプレス盤『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』は、極上ステレオサウンドボードとプロショットの3枚組でしたが、本作は、そのうちプロショット映像編をDVDRに封じ込めた1枚です。
この時代には、“MONSTERS OF ROCK 1983”出演時のオフィシャル映像『WHITESNAKE LIVE!』がありますが、この西ドイツ公演は収録時間もパフォーマンスも「MONSTERS OF ROCK以上!」と世界中のマニアから大絶賛されたライヴでした。その模様はテレビとラジオの双方で放送され、長年さまざまなタイトルを生んできたWHITESNAKE史上でも大定番中の大定番なのです。時代時代でジェネの若いマストアーが発掘されてきましたが、その頂点として君臨し、今なお超えるものがない超決定盤が『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』だったのです(タイトルの「ライン河の西岸」は、ルートヴィヒスハーフェンのこと)。
歪みのないプロショットの映像美も衝撃的でしたが、本作が“WHITESNAKE王”の座を譲らないのは、サウンドにあります。先ほど「ラジオでも放送」と書きましたが、テレビとラジオでは音声が違った。「テレビ放送=モノラル」「ラジオ=ステレオ」放送だったのです。本作は、そのステレオ放送でも放送原盤に由来するマスターを使用し、史上最高のサウンドを実現。それを、現存する最高のテレビ映像にシンクロさせている。つまり、幾多の同ライヴタイトルはもとより、テレビの本放送でも味わえないステレオの超・美麗サウンドで楽しめるのです!
しかし、いかなハイクオリティであっても、ライヴそのものがダメでは意味がありません。その点でも本作は“WHITESNAKE王”の名にふさわしい。当時のWHITESNAKEはツアーを終えており、名盤『SLIDE IT IN (UK MIX)』制作のためにドイツへ赴いていた。今まさに名盤を作ろうという寸前に、テレビ局のオファーでこの特別ライヴを行ったのです。『SLIDE IT IN (UK MIX)』の制作中にバンドの中に不協和音が生まれてしまいますが、本作ではまだその予兆すらない。長い“SAINTS & SINNERS TOUR”で醸成されたバンドのコンビネーション、名盤を生み出す情熱とポテンシャルだけが美味しく詰まっているのです。
本編プレス2CDのオッフェンバッハ公演では中止になったジョン・ロードのソロもフルスケールで観られますし、さらに強烈なのが、コージーのソロタイム! 本作は、彼のドラムソロが完璧なマルチカメラのプロショットで見られる、超貴重な1本でもある。もちろん、RAINBOWのミュンヘンやWHITESNAKEのスーパーロック’84などのプロショットもありますが、そちらは「1812年」だけだったり、「火星」をテーマに使ったもの。本作で観られるのは、彼のキャリアでもっとも豪華だった「633騎兵隊+1812年」バージョンであり、9分半にも及ぶ大スペクタクル・バージョンの完全版なのです! “MONSTERS OF ROCK 1983”出演時には、ヘリコプターを飛ばすほどの究極パフォーマンスを行いましたが、残念ながら残された映像は暗くて分かりづらいもの。本作こそがベスト映像なのは間違いありません。
パワフルに脱皮しつつも“ヘヴィメタル”寸前で踏み止まり、あくまでも熱く、力強いブルースロックを奏でていた1983年型WHITESNAKE。その新名盤と王者プロショットの豪華セットです。目と耳からたっぷりと味わえる2公演。どうぞ、心ゆくまでお楽しみください。
1. Intro.
2. Walking In The Shadow Of The Blues
3. Rough An' Ready
4. Ready An' Willing
5. Don't Break My Heart Again
6. Here I Go Again
7. Lovehunter
8. Colin Hodgkinson & Micky Moody Solo
9. Micky Moody Solo
10. Lovehunter(reprise)
11. Crying In The Rain
12. Mel Galley Guitar Solo
13. Crying In The Rain(reprise)
14. Soldier Of Fortune
15. Jon Lord Solo
16. Cozy Powell Solo feat. 633 Squadron & 1812 Overture
17. (Ain't No Love) In The Heart Of The City
18. Fool For Your Loving
19. Thank You
20. Wine, Women An' Song
21. We Wish You Well
with 2 different audio masters to be selected *Hyper Stereo/Monoral Sound
David Coverdale - Vocals Mel Galley - Guitar, Vocals Micky Moody - Guitar, Vocals
Jon Lord - Keyboards Colin Hodgkinson - Bass Cozy Powell - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.83min.
Special Bonus DVDR
★ギフト・タイトル(一部レーベル限定)の対象品です。
Live at Stadthalle, Offenbach, Germany 20th January 1983 TRULY PERFECT SOUND
コージー・パウエル&メル・ギャレイ、コリン・ホジキンソンを迎えてパワフルに脱皮した1983年のWHITESNAKE。マニア受けという意味では歴代No.1な時期を極上体験しつつ、ちょっとしたトラブルも面白い新名盤が永久保存決定です。
そんな本作に刻まれているのは「1983年1月20日オッフェンバッハ公演」。その極上オーディエンス録音です。1983年のWHITESNAKEと言えば、お馴染みの公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』を筆頭に“3大プロ記録”が存在します。良い機会でもありますので、それらも併せてツアー・スケジュールからポジションを確認してみましょう。
●1982年
《11月25日『SAINTS & SINNERS』発売》
・12月10日-31日:欧州#1a(14公演)
●1983年
・1月1日-31日:欧州#1b(18公演)←★ココ★
・2月7日-23日:日本(10公演)←DEFINITIVE BUDOKAN 1983
・3月19日:西ドイツTV出演 ←LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE
《4月『SLIDE IT IN』製作開始》
・8月14日-9月6日:欧州#2(11公演)←※公式MONSTERS OF ROCK 1983
【サウンドボードだけでは聴けないツアー初期の新名盤】
これが1982年/1983年のWHITESNAKE。“3大プロ記録”とは日本公演サウンドボードの『DEFINITIVE BUDOKAN 1983(Zodiac 318)』、西ドイツのTVプロショット『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』、公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』の3つ。各レッグの代表作として君臨していますが、本作はそうした決定サウンドボードが存在しない「欧州#1」の代表作とも言えるもの。年の改まった「欧州#1b」10公演目にあたるコンサートでした。
そんなショウで記録された本作は、まさに極上の銘品。何しろ、本作は世界中のHR/HMコレクターにとって2021年最大の話題となっている「G.Mann」コレクション。当店でもゲイリー・ムーアやACCEPTのMONSTERS OF ROCK録音がプレス化されて大好評を賜っていますが、本作もあの達人の名声をさらに高めるであろう最新作なのです。ただし「G.Mann」だからと言って必ずしも傑作とは限らず、すべてがプレス化されるわけではありません。すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、前日同会場のオジー・オズボーン篇『OFFENBACH 1983(Shades 1293)』はCDRリリースでした。それだけにWHITESNAKE篇も……と思いきや、本作はまるで次元は違う! どうやらポジションが大きく異なっていたらしく、骨太な芯が距離感もなく超ダイレクト。このツアーは公式作や準公式プロショットもあるので「オフィシャル級」とは言えませんが、比較対象がなかったらシレッと言っていたであろう、オーディエンス離れした極上サウンドなのです。
それだけのクオリティだけに世界中のコレクターが色めき立っているわけですが、本作はその新発掘マスターさらにブラッシュアップした最高峰盤。大幅に遅くなっていたピッチを正確に整え、全体のヌケも向上。サウンドボード感を一層高めました。さらに大きいのがテープチェンジによるカット部。このショウは別録音が存在しないのですが、2カ所(Lovehunterのリプライズ部15秒とThank You Blues冒頭の29秒)の録音漏れを直近のローザンヌ録音(1月22日)で補完。フルショウをシームレスで楽しめるように仕上げているのです。
【美味しいアレンジやトラブルも面白いライヴアルバム】
そんな本作だけのベスト・クオリティで描かれるのは、“3大プロ記録”とはひと味違うフルショウ。3本の中でも一番有名なのは公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』ですので、比較しながら整理してみましょう。
●クラシック・スネイク
・LOVEHUNTER(2曲):Walking in the Shadow of the Blues/Lovehunter
・READY AN' WILLING(2曲):Ready an' Willing/Fool For Your Loving
・COME AN' GET IT(2曲):Don't Break My Heart Again(★)/Wine, Women an' Song(★)
・SAINTS & SINNERS(3曲):Rough an' Ready/Here I Go Again/Crying in the Rain(★)
●その他
・You Shook Me(★)/Soldier Of Fortune/Ain't No Love in the Heart of the City/Thank You Blues
※注:「★」印は公式映像『MONSTERS OF ROCK 1983』では聴けない曲。
……と、このようになっています。フェスでは簡略化されていた名曲の数々も美味しいのですが、ひと際耳を惹くのが「You Shook Me」。1979年に何度か歌っていましたが、この時期には「Lovehunter」のエンディングでミッキーとカヴァデールだけで軽く、しかし思いっきりムーディに披露。エルモア丸出しなミッキーのスライドが一瞬にして雰囲気をシカゴに変え、カヴァデールのウェット・ヴォイスはあくまで英国風の矜持で吠える。初期WHITESNAKEの魂を濃縮したアレンジが最高なのです。
また、本作だけの聴きどころと言ったら中盤トラブル。通常であれば「Crying in the Rain/Soldier of Fortune」の後でジョン・ロード→コージー・パウエルと2大ソロタイムが続くのですが、ここで何かが起きた模様。カヴァデールがMCで「ここで2人の親友を紹介するよ。まず最初は……」とジョン・ロードを紹介しそうになって「ん? どうした? なんてこった。ゴメンよ、まぁいいや。ドラマーのコージー・パウエルだ」と切り替えるのです。恐らくはオルガンに不調があったのでしょうが、カヴァデールの状況判断も素早ければ、その言葉から間髪入れずに「633 Squadron」のテープを流すスタッフの機転がとにかく見事。現場の客も、本来はキーボード・ソロが予定されていたとは気づかなかったのではないでしょうか。
また、話は前後しますがコージーと言えば「Here I Go Again」後のMCも面白い。ここでカヴァデールが(なぜか)コージーを紹介しようとするのですが、名前も言わず「新しいドラマー」と言っただけで凄まじい「コージー!」コールが巻き起こる。コージー人気の世界一は日本だと思っていましたが、もしかしたら負けたかも知れません。
パワフルに甦ったクラシック・スネイクの名曲群やコージー&コリン・ホジキンソンだからこそのリズムの面白さなど、このラインナップの旨みは何度も書いてきたので省略しますが、本作はそんなアンサンブルがフレッシュだったツアー前半を極上サウンドでフル体験できるライヴアルバムの大傑作です。“3大プロ記録”で押さえきれない「欧州#1」の代表作にして、併せて「四天王」と呼びたい新名盤。ここに堂々の永久保存決定です!
★「1983年1月20日オッフェンバッハ公演」の極上オーディエンス録音。骨太な芯が距離感もなく迫る超ダイレクト・サウンドで、ネットの原音では狂っていたピッチも正確に整え、テープチェンジの欠けも部UT公演でパッチし、フルショウをシームレスに楽しめるように仕上げました。パワフルに甦ったクラシックス群はもちろん、ツアー序盤だけの「You Shook Me」やジョンのソロが素早くコージーに素早くスイッチする機材トラブルなど、貴重シーンの数々も極上サウンドでフル体験できます。
Disc 1 (43:27)
1. Intro
2. Walking in the Shadow of the Blues
3. Rough an' Ready
4. Ready an' Willing
5. Don't Break My Heart Again
6. Here I Go Again
7. Lovehunter
8. Micky Moody & Colin Hodgkinson Solo
9. Lovehunter (Reprise) / You Shook Me
Disc 2 (43:14)
1. Crying in the Rain feat. Mel Galley Solo
2. Soldier of Fortune
★機材トラブル→ジョン・ロードのソロ無し(珍しい)
3. Cozy Powell Solo feat. 633 Squadron & 1812 Overture
4. Ain't No Love in the Heart of the City
5. Fool for Your Loving
6. Thank You Blues
7. Wine, Women an' Song
8. We Wish You Well
David Coverdale - Vocals
Micky Moody - Guitar
Mel Galley - Guitar
Jon Lord - Keyboards
Cozy Powell - Drums
Colin Hodgkinson - Bass
★★特別企画
★コージー・パウエルやメル・ギャレイを迎え、パワフルに甦った“1983年型WHITESNAKE”の新名盤『OFFENBACH 1983』。「1983年の王」として君臨しているフル・プロショットの最高峰マスター『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』が特別に付属いたします。
WHITESNAKE - LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE(Ltd Bonus DVDR)
Live at Friedrich Ebert Halle, Ludwigshafen, Germany 19th March 1983 PRO-SHOT
本編プレス2CDは、サウンドボードにも匹敵する新発掘マスターによる衝撃作。1983年を象徴してきた“3大プロ記録”にも並ぶ新名盤です。そのボーナスには「フルショウの光景」こそが相応しい。“3大プロ記録”の一角を占め、数あるWHITESNAKEタイトル群の中でもダントツのNo.1人気を誇った大ヒット映像が特別ボーナス付属決定です。
そんな本作に収められているのは、「1983年3月19日ルートヴィヒスハーフェン公演(西ドイツ)」。そう、大ヒット作『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』のプロショット映像です。すでに完売して久しいプレス盤『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』は、極上ステレオサウンドボードとプロショットの3枚組でしたが、本作は、そのうちプロショット映像編をDVDRに封じ込めた1枚です。
この時代には、“MONSTERS OF ROCK 1983”出演時のオフィシャル映像『WHITESNAKE LIVE!』がありますが、この西ドイツ公演は収録時間もパフォーマンスも「MONSTERS OF ROCK以上!」と世界中のマニアから大絶賛されたライヴでした。その模様はテレビとラジオの双方で放送され、長年さまざまなタイトルを生んできたWHITESNAKE史上でも大定番中の大定番なのです。時代時代でジェネの若いマストアーが発掘されてきましたが、その頂点として君臨し、今なお超えるものがない超決定盤が『LIVE... IN THE WEST OF THE RHINE』だったのです(タイトルの「ライン河の西岸」は、ルートヴィヒスハーフェンのこと)。
歪みのないプロショットの映像美も衝撃的でしたが、本作が“WHITESNAKE王”の座を譲らないのは、サウンドにあります。先ほど「ラジオでも放送」と書きましたが、テレビとラジオでは音声が違った。「テレビ放送=モノラル」「ラジオ=ステレオ」放送だったのです。本作は、そのステレオ放送でも放送原盤に由来するマスターを使用し、史上最高のサウンドを実現。それを、現存する最高のテレビ映像にシンクロさせている。つまり、幾多の同ライヴタイトルはもとより、テレビの本放送でも味わえないステレオの超・美麗サウンドで楽しめるのです!
しかし、いかなハイクオリティであっても、ライヴそのものがダメでは意味がありません。その点でも本作は“WHITESNAKE王”の名にふさわしい。当時のWHITESNAKEはツアーを終えており、名盤『SLIDE IT IN (UK MIX)』制作のためにドイツへ赴いていた。今まさに名盤を作ろうという寸前に、テレビ局のオファーでこの特別ライヴを行ったのです。『SLIDE IT IN (UK MIX)』の制作中にバンドの中に不協和音が生まれてしまいますが、本作ではまだその予兆すらない。長い“SAINTS & SINNERS TOUR”で醸成されたバンドのコンビネーション、名盤を生み出す情熱とポテンシャルだけが美味しく詰まっているのです。
本編プレス2CDのオッフェンバッハ公演では中止になったジョン・ロードのソロもフルスケールで観られますし、さらに強烈なのが、コージーのソロタイム! 本作は、彼のドラムソロが完璧なマルチカメラのプロショットで見られる、超貴重な1本でもある。もちろん、RAINBOWのミュンヘンやWHITESNAKEのスーパーロック’84などのプロショットもありますが、そちらは「1812年」だけだったり、「火星」をテーマに使ったもの。本作で観られるのは、彼のキャリアでもっとも豪華だった「633騎兵隊+1812年」バージョンであり、9分半にも及ぶ大スペクタクル・バージョンの完全版なのです! “MONSTERS OF ROCK 1983”出演時には、ヘリコプターを飛ばすほどの究極パフォーマンスを行いましたが、残念ながら残された映像は暗くて分かりづらいもの。本作こそがベスト映像なのは間違いありません。
パワフルに脱皮しつつも“ヘヴィメタル”寸前で踏み止まり、あくまでも熱く、力強いブルースロックを奏でていた1983年型WHITESNAKE。その新名盤と王者プロショットの豪華セットです。目と耳からたっぷりと味わえる2公演。どうぞ、心ゆくまでお楽しみください。
1. Intro.
2. Walking In The Shadow Of The Blues
3. Rough An' Ready
4. Ready An' Willing
5. Don't Break My Heart Again
6. Here I Go Again
7. Lovehunter
8. Colin Hodgkinson & Micky Moody Solo
9. Micky Moody Solo
10. Lovehunter(reprise)
11. Crying In The Rain
12. Mel Galley Guitar Solo
13. Crying In The Rain(reprise)
14. Soldier Of Fortune
15. Jon Lord Solo
16. Cozy Powell Solo feat. 633 Squadron & 1812 Overture
17. (Ain't No Love) In The Heart Of The City
18. Fool For Your Loving
19. Thank You
20. Wine, Women An' Song
21. We Wish You Well
with 2 different audio masters to be selected *Hyper Stereo/Monoral Sound
David Coverdale - Vocals Mel Galley - Guitar, Vocals Micky Moody - Guitar, Vocals
Jon Lord - Keyboards Colin Hodgkinson - Bass Cozy Powell - Drums
PRO-SHOT COLOUR NTSC Approx.83min.
Special Bonus DVDR