DEEP PURPLE - DEFINITIVE KARLSHAMN 1994(2CD) [Darker Than Blue 285/286]

DEEP PURPLE - DEFINITIVE KARLSHAMN 1994(2CD) [Darker Than Blue 285/286]

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商品詳細

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Live at Sommarfeshualen, Karlshamn, Sweden 10th June 1994 TRULY PERFECT/ULTIMATE SOUND

 公式に「1つの時代」と認められながら、オフィシャル作品を残さなかったジョー・サトリアーニDEEP PURPLE。その最高傑作となる新発掘ライヴアルバムが登場です。

【サトリアーニDP最大の晴れ舞台】
 そんな本作に封じられているのは「1994年6月10日カールスハムン公演」。ヨーロッパ屈指のフェスとして名高い“Sweden Rock Festival”の前身“Sommarfestivalen”に出演した際の超絶級オーディエンス録音です。サトリアーニDPはリッチー脱退に伴って誕生し、約1年間に渡って活動。まずは、その歩みを振り返り、本作のポジションを確かめてみましょう。

●1993年
*2月1日-3月18日:欧州(サトリアーニ30公演)
《7月2日『紫の聖戦』発売》
・9月21日-11月17日:欧州#1a(15公演)
《10月13日『TIME MACHINE』発売》
・9月21日-11月17日:欧州#1b(23公演)
《ブラックモア脱退→サトリアーニ合流》
・12月2日-8日:日本(6公演)
*12月28日-30日:北米(サトリアーニ3公演)
●1994年
*2月26日-3月13日:北米(サトリアーニ8公演)
・6月2日-7月6日:欧州#2(26公演)←★ココ★
《11月:スティーヴ・モーズ加入》
※注:「・」印はDEEP PURPLE公演、「*」印はサトリアーニのソロ公演。

 これが1993年/1994年のDEEP PURPLEとサトリアーニ。パープル側からすると『紫の聖戦』ツアー中の11月にリッチーが脱退を表明。サトリアーニ側から見ると『TIME MACHINE』のリリース以降、年末のライヴを前にした空き時間にオファーを受けて加入が決定。両者の合体は1993年12月の「日本」ツアーと1994年夏の「欧州#2」の2つが実現しました。その中で本作のカールスハムン公演は後者。「欧州#2」の7公演目にあたるコンサートでした。また、このショウはサトリアーニDP最大の大舞台でもありました。「日本」にしても「欧州#2」にしても会場の大きさに多少の差はあっても基本的には屋内のホール・ツアー。その中にあって“Sommarfestivalen”はBAD COMPANYやデヴィッド・リー・ロス、MOUNTAINなど、2日間にわたって総勢23組が出演する野外フェス。サトリアーニDPは、その初日トリを務めたのです。

【最高傑作の理由:極上サウンドと完全収録】
 そんな大舞台で記録された本作は現在、世界のコレクター間で「これぞサトリアーニDPの最高傑作!」と衝撃を振りまいている極上マスター。「傑作」に「最高」が付く以上は、他に並ぶものがないわけですが、その理由は大きく4つ。まず第一に何はさておいてもサウンド。これがもう、本当に凄い。生々しい喝采も吸い込んでいるのでオーディエンス録音なのでしょうが、肝心の演奏音やヴォーカルに客録っぽさがない。芯は極太・ディテールは超繊細・セパレートもバリッバリ。そして、ヘッドフォンで耳を澄ませても反響成分が感じ取れない超タイトなゼロ距離感。これは恐らく(というか絶対に)現場のPA塔へ真っ直ぐマイクを向けて録っているのでしょう。野外だからこそ音の反射もなく、PAから吐き出されたまんまのサウンドボードの出音をキッチリ吸い込んでいる。厳密には(野外だけに)ステレオ感が微妙に変わったりもするのですが、FMサウンドボード録音さえ問題外となる超・極上サウンドなのです。
 そして、最高傑作2つめの証は完全収録。いかにサウンドボード的とは言っても、サトリアーニDPにはバイロイト公演(ドイツ)やザンクト・ガレン公演(スイス)といった本物のサウンドボードも存在します。しかし、そうしたサウンドボード録音は放送枠の編集や録音漏れなどがあって完全収録ではなく、テープ劣化などもあって「もうチョットなんだけどな……あるだけマシか」と自分を納得させながら聴くタイプでした。それに対し、本作は一気貫通。テープチェンジのカットも3カ所ありましたがすべて拍手シーンであり、本作ではそれも気づかないほど自然に接続。貴重なサトリアーニDPのフルショウを1音の欠けもなく極上体験できるのです。

【最高傑作の理由:進化した演奏と豪華ゲスト】
 録音クオリティ以上に重要なのは、もちろん演奏そのもの。本作はこの点でも最高傑作と呼ぶに相応しいのです。前述の通りサトリアーニDPの晴れ舞台なわけですが、それが演奏の熱量にもアリアリと現れている。しかも、単に熱演なのではなく「完成度」も伴っているから凄い。例えば、私たちにとってのサトリアーニDPは1993年の日本公演が思い出深いわけですが、あれはリハーサルの時間もなく、ほとんどぶっつけ本番。それでもリッチー不在を払拭する素晴らしさだったわけですが、1994年の「欧州#2」は半年の期間を経てしっかりリハを重ねて臨んでいる。手探りアンサンブルのスリルも捨てがたいとは言え、「どこでどう弾くか」を事前に練り込んだからこそ個性的なフレーズもビッシビシとハマり、呼吸感も互いの長所を引き出す次元にまで至っているのです。そして、セットも日本公演とは微妙に異なる。比較しながら整理してみましょう。

●クラシックス(12曲+α)
・イン・ロック:Child In Time
・ファイアボール:Fireball(★)/Anyone's Daughter
・マシン・ヘッド:Highway Star/Maybe I'm A Leo/Pictures Of Home/Lazy/Smoke On The Water
・その他:When A Blind Man Cries/Satch Boogie(★)/メドレー(Space Truckin’/Woman From Tokyo/Paint It Black)/Hush/Black Night
●再編時代(6曲)
・パーフェクト・ストレンジャーズ:Perfect Strangers/Knocking At Your Back Door
・紫の聖戦:Ramshackle Man/Anya/The Battle Rages On
※注:「★」印はサウンドボード・アルバム『THE BATTLE RAGES ON FIREBALL』でも聴けない曲。

……と、このようになっています。サトリアーニの十八番「Satch Boogie」や22年ぶりに復活した「Fireball」も美味しいですが、やはりそれ以上に1曲1曲の進化が強烈。お約束のキレも鋭く、迷いなく適材適所に差し込まれるフラッシーなフレーズも美味しく、アドリブの応酬も苛烈。もちろん互いに飽きが来るほどの場数ではなく、上昇気流に乗った名演中の名演がブチかまされるのです。そして、その中でも特別なのが大ラスの「Smoke On The Water」。ここでは翌日の準トリを務めることになっていたMOUNTAINの故レスリー・ウェストが登場。貴重な豪華共演を聴かせてくれるのです。
 ぶっつけ本番でも日本のファンを唸らせたジョー・サトリアーニ&DEEP PURPLE。そんな彼らが万全を期して望んだ大舞台を超絶級のサウンドでフル体験できるライヴアルバムです。サトリアーニDPの公式作品が残されなかったのは残念ではありますが、もう乾きに苛まれることはありません。これからは本作を聴けばいい。それほどまに決定的な幻時代の最高傑作。どうぞ、永久保存プレス2CDでいつでも、いつまでも存分にお楽しみください!

★ジョー・サトリアーニ時代の最高傑作。「1994年6月10日カールスハムン公演」の超絶級オーディエンス録音です。話題沸騰の新発掘マスターなのですが、反響ゼロな野外の旨みを最大限に活かしたゼロ距離感サウンドは絶大で、各種サウンドボードでは望めなかった完全収録を実現。さらに日本公演よりも遙かに深化したアレンジ/アンサンブル、大ラス「Smoke On The Water」でのレスリー・ウェストとのゲスト共演などなど……あらゆるポイントでスキなし。オーディエンスにも関わらず「サトリアーニ時代の公式代わり」を務める最高峰です。



Disc 1 (74:57)
1. Intro
2. Highway Star
3. Ramshackle Man
4. Maybe I'm A Leo
5. Fireball
6. Perfect Strangers
7. Pictures Of Home
8. Keyboard Solo
9. Knocking At Your Back Door
10. Anyone's Daughter
11. Child In Time
12. Anya

Disc 2 (57:04)
1. The Battle Rages On
2. When A Blind Man Cries
3. Lazy
4. Ian Paice Drum Solo
5. Satch Boogie
6. Space Truckin'
7. Woman From Tokyo
8. Paint It Black
9. Hush
10. Black Night
11. Smoke On The Water (★with Leslie West)

Ian Gillan - Vocal
Joe Satriani - Guitar
Jon Lord - Keyboards
Roger Glover - Bass
Ian Paice - Drums